この息が止まるその日まで   作:りんごあめ

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はじめまして、初めての小説投稿なのでクオリティの高い面白いものにはなっていないかもしれませんが少しでも楽しんでいただけるような作品を作れるようできる限り頑張っていきます!

応援よろしくお願いしますm(_ _)m


第0話 「あの日の記憶」

なんとなくあの日のことを思い出してみる。

 

 

俺は陸上部だった。

だからあの日もいつも通り練習をしていた。

 

休憩時間に遠くで悲鳴が聞こえ、何かと思って見てみると人が人を襲っていた。

 

 

何が起きているのかわからなかった。

 

すぐに陸上部の方からも悲鳴が聞こえた。

その光景は映画とかでよく見るゾンビそのものだった。

うめき声をあげ、ふらふらと歩き人に噛み付いてくる。陸上部の人達も襲われて噛みつかれていた。

 

 

(このままじゃ自分も襲われる、逃げなきゃ…!)

 

そう思い逃げられそうな所を考えた。

 

校門の方を見ると、既にやつらがたくさんいてとても学校の外には出られそうになかった。それなら校舎内に逃げたほうがいいかもしれない思い走りだした。

 

すると途中で陸上部の先輩の肩を担いで逃げようとしていた同じ陸上部の恵飛須沢胡桃をみつけた。

 

すぐに自分も先輩の肩を担いで校舎内へと逃げこむ。

校舎内にもやつらがまだ数は少なかったが入り込んでいて生徒や教師に襲いかかっていた。そのため俺たちは運良く襲われることはなかった。

 

屋上なら安全かもしれないと思ったから屋上へと向かった。扉を叩いて少しすると扉が開かれた。

 

 

そこにいたのは知らない女子生徒2人と佐倉慈先生だった。

ぐったりとしている先輩を見て保健室へ連れて行こうと言ってきたので下はもう駄目だと伝え先輩をそっと降ろす。

 

その後すぐまた扉を叩く音が聞こえた。

 

 

(よかった、まだ生きてる人がいたんだ)

 

そう思い扉を開けようしたがガラスが割れる音がしてうめき声と共にたくさんの手が伸びてきた。すぐに佐倉先生と園芸部のロッカーで扉の前をふさぐ。思っていたよりも力が強くこじ開けられそうになったが手で押して必死におさえた。

 

うめき声がきこえたのは扉の向こうからだけでなく自分の背を向けている方からもだった。

 

後ろをふりかえってみるとと先輩がゆらゆらと立ち上がり胡桃の前に立ち塞がっていた。胡桃がバランスを崩し倒れるとそのまま襲いかかった。

 

 

グシャッ!

 

 

嫌な音がした。落ちていたシャベルを胡桃が思い切り振り回し先輩の首へ突き刺さった。血を吹きだし先輩が倒れた。死んだのだとすぐにわかった。

 

しばらくすると屋上の扉をこじ開けようとしていたやつらも諦めたのか去っていった。

屋上にいた女子生徒はどうすればいいのかわからずその場にへたり込む。俺もしばらくその場で立ちすくんでいだ。

 

 

当たり前だと思っていた日常は一瞬にして当たり前ではなくなってしまった。

いままで当たり前だと思っていたものは何もかも奪われてしまった

 

 

これからどう生きていけばいいのか、俺たちは5人どうすることもできず数日間屋上から出ることが出来なかった。

 

街の方を見渡しても救助が行われているような様子はない。

 

校庭にはたくさんのやつらがいる、学校の外に出ることはできそうにないし電話も繋がらないから助けを求めることもできない。

 

完全に学校に取り残されてしまった。

 

 

もうこんな世界じゃ生きてるいける自信がない生きる意味も感じられない…

 

 

 

(…これならもう死んだ方が楽だ、死にたい)

 

 

俺、明日野 (あすの) (ひかる)はそう思うようになった。




読んでいただきありがとうございました。
こんな感じで今回はプロローグとして主人公の一人称視点で書きましたが基本的には三人称視点で書いていこうと思っています。
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