短い話を3話ほどまとめた短編集的なオマケ要素たっぷりの補足的な蛇足話です。
●『男子会』は3話後春休み中の出来事です。
●『部活内容』『妹は心配です』は6話後編の本編と同じ時期のお話です。
●男子会
―北岡市のとあるラーメン屋―
由良
「それにしても徹隆の妹たちがあんな美人だったとはな~。「サンマーメンお待ち!」…お、来た来た」
ディル
「そんなに美人だったのか?と言うか由良、貴様性懲りもなく今度は徹隆の妹を口説く気か?「もやしラーメンお待ち!」…む」
真悟
「口説く気どころか昨日速攻で交際申請してたぞ、こいつ。「味噌担々麺お待ち!」…あ、はーい」
景友
「まったくもって節操なさ過ぎだな。「味噌ラーメンお待ち!」…お、どうも」
蓮太郎
「ある意味すげーよな。「チャーシュー麺お待ち!」…ありがとうございます」
徹隆
「俺的には、友人の息の根を止めたくはないんだけどな~。「スタミナラーメンお待ち!」…いただきます」
由良
「ブッ…ゴホッゴホッ…ヤベッ気管に入った」
徹隆
「何やってんだよ?」
由良
「ゴホッ、いや…ゴホッ徹隆が変なこと言うからだろゴホッ…あ~苦しかった」
真悟
「何を今更、…ズルズル」
ディル
「よくあることではないか…スゥ」
景友
「驚くことじゃないだろ?…モグモグ」
由良
「……前から思ってたけどお前ら友達にもうちょっと優しくしない?」
徹隆
「お前がもう少しまともになったらな。………んー、足らんな。追加頼むか」
蓮太郎
「リアルでハーレム作ろうとしてるヤツにはこれくらいで十分だろ?………飯もの頼まね?」
由良
「ハーレムは男の夢だ!てかそれなら、ディルも対象だろ。………じゃあ、大盛り二品頼んで皆で分けね?」
ディル
「う!?それを言われると俺は何も言えぬな………あ、餃子も一緒に良いか?」
景友
「ディルの場合は告白
真悟
「一応全員ちゃんとフッてるしな………三品くらい?」
蓮太郎
「青椒肉絲が食いたいな」
由良
「レバニラ」
徹隆
「麻婆豆腐」
景友
「飯ものは炒飯だな」
真悟
「天津飯が食いてぇ」
景友
「それらで良いか?………そういや、ディルは告白してきた娘の中に気になった娘とか居なかったのか?」
ディル
「んー。あの中でか………」
徹隆
「すいませーん、追加注文で、炒飯と天津飯それぞれ大盛りで!後、青椒肉絲とレバニラ、麻婆豆腐、餃子1つずつお願いします。「あいよ!」………景友、多分それは無い、と言うかディル自身イヤだと思うぞ?」
景友
「なんで?」
徹隆
「ディルに告白してきた娘たち全員、ディルに告白したその当時付き合ってるヤツがいたんだと」
由良・真悟・景友
「「「はあ!?」」」
由良
「付き合ってるヤツがいながらディルに告白したのかよ!」
景友
「うへ~、それはまた」
真悟
「てか徹、なんで知ってんだよ?」
徹隆
「ディルから部活中に聞いた。なんでも全員が付き合っていた彼氏に不満を抱えていたらしい」
蓮太郎
「俺も聞いてる。ちなみに情報提供者は
景友
「あー、『アーカイブ』なら納得」
由良
「あいつは将来、諜報機関にでも所属する気か?」
ディル
「さあな?まあ、あいつのお陰で当時は助かったがな。「あいよ!餃子お待ち!」…む、来たか。蓮太郎、タレ取ってくれ」
蓮太郎
「あいよ。それにしてもディルも日本に慣れてきたな~」
ディル
「すまんな。そうか?……モグモグ」
真悟
「日本に慣れたと言うより、俺らに染まった感じじゃね?」
由良
「北欧系の美形がラーメンと餃子食ってる姿はなんかシュールだよな。もう慣れたけど。てか、ディルを最初にラーメン屋に連れてきたの誰だよ?」
徹隆
「真悟と景友。ラーメンはこいつらの好物だし。「炒飯と天津飯、大盛りお待ち!後、取り皿!使うだろ?」…お、大将あんがとー。じゃあ、分けちまうぞ」
由良
「サンキュー。お前らがディル誘ったのってディルが転入して直ぐの放課後か?」
景友
「確か、そうだったと思うぞ?何でだ?」
由良
「いや、ウチの部長が初めて描いたディル本の相手がお前らだったから」
真悟
「Oh……」
景友
「そういや、徹は何冊目になったんだ?」
徹隆
「28。あの先輩、俺のファンクラブの会長か副会長やってるって話だし」
真悟
「Oh……」
徹隆
「妹たちにバレなきゃ良いが。いっそう、副部長に妹たち売って、バレないように協力して貰うか?」
真悟
「おい!?」
由良
「副部長に売るってことはやっぱりあの娘らは
徹隆
「ああ」
景友
「素晴らしい」
真悟
「…………そういや、景友の妹も今期入学すんだろ?」
景友
「ああ」
蓮太郎
「そんなこと言ってたな~。あ、妹と言えば会長の妹も今期入学するって木更さんが言ってたぞ。「青椒肉絲に麻婆豆腐、レバニラお待ち!ほんで、水餃子!サービスだ!」…お!やったー!ありがとう大将!」
徹隆
「アレの妹か~。まともだと良いんだが」
真悟
「アレの妹と言う時点で望み薄じゃね?」
蓮太郎
「いや、なんでもまともな娘らしいぞ?…フー、アチッ!ホフホフ、水餃子アッツ!」
由良
「会長自身からの情報じゃ、ホントかどうか。…モグモグ」
蓮太郎
「副会長からの情報らしいぞ。…モグモグ」
徹隆
「副会長……あー、鹿島先輩か~。そういやあの2人幼馴染みだっけ。…モグモグ」
真悟
「まともならまともでウチの学校じゃあ大変なんじゃないのか?紅緒信者が7割を占めてるぞ?…モグモグ」
景友
「あ~、そうか。こりゃ紅緒信者じゃない風紀委員と協力体制にしないとマズイかな~?…モグモグ」
ディル
「徹隆、はやてに話しておくべきではないか?…モグモグ」
徹隆
「そうするか。…モグモグ、ふー、ごちそうさん。………んじゃ、行くか」
全員
「「「「「「大将、ごちそうさま」」」」」」
大将
「おう!また来いよ!」
???
「ふふふ、良いネタと写真が撮れましたよ~。………さて、私も行きますか。大将、お勘定」
大将
「ん?君の分のお代ならアイツらが払って行ったよ?」
???
「へ?」
大将
「あ、それとこれもアイツらから」
『何かあったら協力よろしく(^-^)/
報酬は
~by徹隆』
???
「嘘!?バレてました!?」
徹隆
「河原のヤツあれでバレてないと思ってたのかね~」
ディル
「気配の消し方が甘い。由良にも気付かれていたな」
由良
「女子の気配なら」
由良以外
「「「「「流石『色欲姫』」」」」」
由良
「……じゃないと、貞操と命が危ないから(遠い目)」
由良以外
「「「「「………流石『色欲姫』」」」」」
●部活内容
黒板の前に立った兄さんが私たち新入部員に部活内容を説明してくれる。
「文芸部の主な活動は作品を書いてコンクール等に応募することだ。夏休み後と冬休み後の2つの学生対象のコンクールには1人最低でも1作品は発表して貰う。これが文芸部の活動評価になるから、皆入賞目指して頑張って欲しい。後は各出版社のコンクールに参加することだ。こっちは必ず発表しなくてもいいが、発表したいって言えば文芸部が全面的に協力する。部活中に書きたかったらコンピューター室を使用させることが出来るし、他にも資料集めなんかを手伝うから、応募したい時は気兼ねなく言ってくれ。後、こっちに作品を発表する時は学生コンクールの方を免除する場合もあるから、コンクールの為に2作品書くのが大変だって感じたら相談してくれ。コンクールに関してはこんな感じだな。なんか質問あるか?」
「はい」
有馬君が挙手し質問する。
「学生コンクールの方はジャンルの指定とかあるんですか?」
「指定は特に無いな。感想文、論文、小説、なんでも良い」
「他の学校の生徒やけど反省文を発表した人もおったそうやで」
「反省文!?受理されたんですか?」
「どうだろうか?噂で聞いただけだから真偽が解らん。ただ、面白かったら受理されるのではないか?」
「まあ、特に指定は無いから。ただ、反省文は提出したらコンクールに送られる前に先生方にふざけるなって怒られるかも知れないけど」
「なるほど。ありがとうございます」
有馬君がお礼を述べて着席する。
「他に質問あるか?」
「良いですか?」
今度は小紅ちゃんが質問した。
「コンクール用の作品を書く以外に活動は無いんですか?」
「ああ、そのことに関しては今から説明するから。その前に、コンクールに関して他に質問あるか?………じゃあ、夜ノ森の質問の答えだが、今日は無いが明日から部活動毎、皆にはショートショートのような三題噺を書いて貰う」
「三題噺?」
「ほら、あそこに箱があるやろ?」
はやてさんの指差す方向には上に丸い穴が開いている段ボール箱が鎮座していた。
「あん中に単語が1つずつ書いてある紙が入っとんねん。で、あん中から3つ紙を引いて、そこに書いてあるお題で簡単なストーリーを作るんや」
なるほど、3つのお題で作る噺だから三題噺ね。
「まあ、文を書くことに慣れてもらうことと頭の準備運動みたいなものだな。俺が思うに小説なんかを書くのに大切なのは、表現力、語彙力、妄想力、努力の4つだ。表現力は人と話して、語彙力は色んな本を読んで、妄想力は人生経験で培われる。そして、努力は文をどの位書いたかだ。頭の中で考えるのと文面にまとめるのとでは全然違うからな。天才じゃなければ何度も何度も繰り返し書くしかない。って訳で部活の始めには三題噺を書くからな」
へー、以外にまともな部活になっているのね。
「また変な題目が当たらないことを祈るばかりだな」
「今までで1番ひどかったお題ってなんやったっけ?」
「確か、『ダンディー』『亀甲縛り』『魔法少女』ですねぇ」
「…………あれは、ひどかった……」
前言撤回。全然まともじゃなかったわ。
●妹は心配です
「ねえ、チカちゃん、何で明希ちゃんに
ユウちゃんが訪ねてきた。今私たちは兄さん、明希さんと別れて皆が先に行って待っている昇降口に向かっている。
「何でと言われても、家族に思うところがあったからかな」
「いや、
私は、先ほど明希さんに言った家族に関して一家言あると言ったことだと思ったのだけど、どうやら違ったらしい。と言うことは、明希さんの耳元で囁いた言葉の方か。
「ユウちゃん、聞こえてたの?」
「あの明希ちゃんの顔見ればだいたい解るよ。お兄ちゃんは解ってないと思うけど」
まあ、かなり狼狽えていたものね。と言うか明希さん『なんでバレたの!?』みたいな顔してたけど、あの人自分が
「そうね、強いて言うなら罰かしら。明希さん自身そのまま許されるのに否定的だったから」
「ふふふ、随分可愛らしい罰だね」
「そうかしら?」
「そうだよ。それで、もしそのまま上手くいったら応援するの?」
「もちろん。妹としては兄さんが行き遅れないかが1番心配だったんだから。ユウキさんやひふみさんは兄さんを友達としてしか見てないようだし」
「お兄ちゃんなら何とかなったんじゃない?」
「甘いわよユウちゃん。兄さんの鈍感さはどこかのラノベ主人公並よ」
と言うより兄さんは自己評価がかなり低いのよ。自分がモテるなんてことをこれっぽっちも思ってない。
「よく考えてみて。さっきユウちゃんが言った通り明希さんがあんなに解りやすい狼狽え方をしたのに気付いて無いのよ?」
「でも、それはそもそも明希ちゃんの気持ち自体に気付いて無いからじゃない?」
「まあ、そうなんだけど。本当、兄さんって恋愛ごと以外もだけど自分のこととなると基本鈍いのよね~」
「他人のことは有り得ない程鋭いのにね~」
そうよ。と言うか、兄さんが結婚して焔家の血を残してもらわないと、私がユウちゃんと結婚する時にお母さんたちへの説得材料に出来ないじゃない!
本当に、妹に心配させる困った兄である。
明日から年末年始
もしかしたら何か投稿するかも知れません。
まあ、リアルの状況次第ですが。