プロローグは一応この話で終わりにする予定です。それでは、
魔法少女リリカルなのは~蒼穹の救世主~始まります
アーチャーside
アーチャー「残念だったな。そういう訳だ、今回の聖杯は諦めろ…凛 」
かつての俺の恩人であり今の私のマスターであった少女にそう答える
凛「…」
アーチャー「ふっ…」
そんな彼女の姿が可笑しくて私は笑った
凛「な、何よ!こんな時だってのに笑う事はないじゃない!」
アーチャー「いや失礼、君の姿があんまりにもアレなものでね。お互いよくも此処までボロボロになったものだと呆れたんだ」
凛「アーチャー…もう一度私と契約して」
アーチャー「それは出来ない私にそんな権利は無いだろう…それにもう目的が無い、私の戦いは此処で終わりだ」
衞宮士朗を殺す事も出来ずその過程で私は彼女を一度裏切った。
そんな私に彼女と契約等結ぶ事は出来ない
凛「けどっ、けどそれじゃあんたは何時まで経っても救われ…」
アーチャー「っ!参ったな…」
本当に彼女は魔術師として優秀だが優し過ぎる
アーチャー「凛、私を頼む。知っての通り頼り無い奴だからな君が支えてやってくれ」
凛「アーチャー…うんわかってる。私、頑張るから!あんたみたいにひねくれた奴にならないように頑張るから!きっとあいつが自分を好きになれるように頑張るから!だからあんたも…」
士朗「答えは得た…大丈夫だよ遠坂。俺もこれから頑張っていくから…」
遠坂の言葉に俺は確信した、きっとこの世界の衞宮士朗は俺のようにならないだろうと…
╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱
少年は言った
死んでいく人を見たくない助けられるものなら苦しむ全ての人々を助ける事は出来ないかと
少年が切り伏せようとしていたのは自分自身、信じていくものの為に剣を振るった
戦いは終わり引き返す道は最早存在しない
ただ答えは得た
後悔はある、やり直し等何度望んだか分からない
この結末を未来永劫エミヤは呪い続けるだろう
だがそれでも俺は間違えてはいなかった
╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱
遠坂と別れ座に戻ったと思ったらまた呼び出される感覚を感じたがいつものと違い英霊の分霊ではなく本体が引っ張られた
途中で次の召喚場所の知識と知らない誰かの記憶が頭に入って来た
イレギュラーに戸惑いつつも俺は遠坂と約束したように薄れる意識の中頑張ろうと思った
╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱╱
時雨side
次に意識が戻ったらどこかの家のリビングと思う場所のソファーで寝ていた
時雨「ここは?」
起き上がると後ろから魔力反応を感じ振り向くと召喚陣見たいなのから人が現れた
アーチャー「サーヴァントアーチャー、召喚に応じ参上した。」
時雨「え?どういう事?」
混乱しているとテーブルに手紙とチェーンを通した指輪が置いてあった
手紙を呼んで見ると以下の事が書かれていた
時雨さんへ
この手紙を見ているという事は転生出来たようですね
まずは謝らして下さい。転生させる際の術式が間違えたのかあなたの性別が男になってしまいました。申し訳ありません。
お詫びにそちらにあなたと何かしらの縁もしくは共通点がある英霊と時雨さんのデバイスとなるパートナーを送ります。
デバイスはインテリジェントで人型になれるようになっています。特典については時雨さんの生前持っていた魔力、気、霊力の量はそのままですが存在が安定するまで制限させて頂きます。神器も同様です。魔力はリンカーコアによるものと前の世界のものと分けて使う事が出来ますが魔力量は二つ含めてなので注意して下さいね。
次にそちらの時間は原作開始の六年前です。
名前は椎名空 10月19日生まれ原作主人公達と同い年でアーチャーさんは従兄弟で両親は亡くなられているという設定です
最後に制限をかけているとはいえ元の能力や神器の使用に気をつけて下さい
葵
一通り読み終えたのでとりあえずアーチャーと自己紹介する事にした
時雨「私は雨宮時雨、今世では椎名空。よろしく」
アーチャー「改めて私はアーチャー衞宮士朗だ。こちらこそよろしく頼むマスター。」
空「マスターじゃなくて空ね、これからは家族だから。」
士朗「了解した、ところでデバイスに名前は決めなくて良いのか?」
士朗に言われデバイスに名前をつける事にした。
空「えっと君の名前は…アルマ、アルマティオス」
名前を告げたらデバイスが光り少女が現れた
アルマ「マスター認証椎名空、個体名称アルマティオス。よろしくです空!」
こうして彼、椎名空の転生生活が始まった。
次回に設定を設けてそこから話を進めていこうと思います。まだ至らないところもありますが暖かい目で見守ってくれるとありがたいです。誤字、脱字があったら遠慮なく言って下さい!