【ボロス編】ONE PUNCH MAN〜ハゲ抜き転生者マシマシで〜【開始】   作:Nyarlan

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転生者たちの奮闘記
第四話 - 闇の地底人(HARD)


 平日の朝。

 静かな住宅街の道端で爆発音とともに地面が爆ぜた。

 

『ふはははは! 地上は我々地底人がいただいた!』

『地上人には死んでもらう!』

 

 爆ぜた地面より、土塊のような肉体に土偶の様な歪な頭部を持った異形の怪物たちが這い出してくる。

 地底人と名乗る彼らは無人の大通りを埋め尽くすように広がると、思い思いに進軍を開始した。

 

『まずはこの地に城を築き侵略の拠点としてくれよう!』

 

 高らかに宣言した怪物――地底人の背中に一本の矢が突き刺さる。しかしその矢は硬く厚い表皮に阻まれ、痛みを与えるに至らない。

 周りと比べやや大柄なその地底人はその矢を掴み、引き抜く。

 そして苦もなく片手でへし折って呵々大笑した。

 

『ふははははっ、早くも地上人の抵抗か。しかしなんだこの貧弱な攻撃は、我々の皮膚すら貫けぬではないか!!』

『やはり地上の下等生物では我々の相手にはならんらしいなぁ! 警戒すべきは天空族と海人族のみ、早急に地上を支配し奴等への対策を……!!』

 

 ピー、という甲高い電子音が辺りに響き渡る。

 怪物が音の出処……たった今握り締めている矢の残骸へ目をやった瞬間、怪物の視界は閃光に包まれた。

 

『な、なんだ、何が起こった!?』

 

 側に立っていた別の地底人はのそりと身を起こし、周囲を見渡して目をむく。矢を受けた地底人の右腕は見るも無残に吹き飛び、痛みと衝撃から昏倒している。周囲に居た他の者も負傷していた。

 

『な、なんという……!?』

 

 彼が茫然自失とした次の瞬間、風を切る音と共に先程の矢が雨あられと降り注いでくる。

 

『たっ、退避ィ――!!』

 

 その声が早いか、地底人たちは身を伏せ、アスファルトを砕きむき出しになった地面に素早く身を潜り込ませる。

 次の瞬間には降り注いだ矢が爆発を起こし、退避が間に合わなかった者たちを傷つけた。

 

『ぐっ……小癪な! 爆発は厄介だが死ぬほどではない!』

 

 絨毯爆撃が終わると、地底人たちは身を起こす。その姿はボロボロではあるものの未だ死者は出ていなかった。

 

『我々よりヤワな地上人の事、近付けばこの兵器は使えまい!』

『舐めた真似をしてくれた地上人へ鉄槌を!』

 

 鬨の声を上げる怪物たちの群れの前に彼らより一回りは小さい人間たちの軍勢が現れる。地底人は怒りのままに咆哮した。

 

「市街戦用の爆弾矢では効果が薄い……か。ならば1番隊、前へ!」

 

 男が腕を振ると、背後に整列していた男たちがざっと前へ出る。

 

「パワーアシスト起動、抜刀!」

 

 機械の駆動音が鳴り響くのを確認して、彼らは己の得物を抜く。尖端が二又になった槍、黒い刀身の短剣を持つもの、そして……。

 

『愚かな! 貧弱な貴様らが白兵戦で我らに敵うと思うか!』

『身の丈に合わぬ得物で強がるか、下等生物らしい考えだ』

 

 先頭に立つ、集団の中で一際大柄な男が溜めるようにゆっくりと背にした得物を抜き放つ。白いプロテクターのような物を身に着けた集団の中で一人黒い中世風の甲冑を身に着けたその男の得物は、一際異彩を放つ物であった。

 

 

 

――それは剣というにはあまりにも大きすぎた

 

   大きく

 

    分厚く

 

      重く

 

そして大雑把すぎた

 

それは正に鉄塊だった――

 

 

 

 男が凶悪な笑みを浮かべて鉄塊を正眼に構えると、怪物たちの中のいくらかはその威容にたじろぐ。

 それと同時に指揮者が再び号令を出す。

 

「1番隊、突撃!」

『者共、迎え討て――っな!!?』

 

 次の瞬間には、戦場を黒い風が駆け抜けていた。

 ――否、それは風ではない。鉄塊を携えた戦士が黒い外套を翻し、風のように怪物たちに斬り込んだのだ。

 

『うぎゃああああ!!』

『囲め、囲んで叩け! ぐあっ!?』

 

 戦士が得物を一振りする毎に怪物の身が斬り裂かれる。

 

『馬鹿な、岩の装甲を持つ我らが!』

 

「討ち漏らしを囲んで倒せ! あいつの剣に巻き込まれるなよ!」

「「「応ッ!!」」」

 

「少しくらい手柄回してくださいよ、ガッツ隊長ォ!」

「バァカ、手柄は自分で取りやがれ! ほぉら後ろ来てんぞ!」

 

 ガッツと呼ばれた戦士は部下の軽口に応えながらも、自身に迫っていた怪物の一匹を真っ二つに斬り伏せる。

 部下たちも忍び寄っていた地底人の腕を危なげなく斬り裂いた。

 

『ガッ……! そんなチャチな剣で我らの装甲を!?』

「科学舐めんな、ウスノロの怪物め!」

 

 科学の産物たる黒い短剣は、耳に障る甲高い音を立てながら返す刀で怪物の胸を装甲ごと深く抉って見せた。

 

『カハッ……この、虫ケラどもがぁ!』

 

 地底人が残る力を振り絞り目の前の男を叩き潰さんと振り上げた、その腕の付け根へ二股の槍が突き刺さる。

 

『ギャッ!?』

 

 バチリという音と共に怪物の体が痙攣する、その隙に黒い短剣が無防備な首を切り裂く。怪物がどうと倒れると、彼らは他の獲物を探して駆け出した。

 

『くっ……引けぇ! 引けぇ! 地底王様にこの事を……っ!!?』

 

 踵を返し始めた地底人の胸に、赤い槍が突き刺さる。

 槍の尖端は内部を蹂躙するように鋭い棘が広がり、怪物を瞬く間に絶命させる。

 

「撤退なんてさせるかっての」

 

 そう言いながら怪物に刺さった槍の石突を捻ると棘が収納され、青い鎧の戦士はそれを勢いよく引き抜くと同時に再度投擲する。

 

『馬鹿な、後ろからだと――があッ!』

「2番隊隊長、セタンタ登場ってな。――アクセル、こっちに大物はいねーがそっちはどうだ!」

 

 青い鎧の戦士、セタンタが耳に付けたインカム越しにそう言うと、部隊に指揮を出していた男、アクセルがそれに応える。

 

「こちらアクセル、こちらでも未発見だ。捜索を続けろ」

 

 アクセルは倒れ伏した怪物から剣を抜くと、周囲を見渡す。

 道を埋め尽くす程だった地底人たちの姿はすっかり数を減らし、見る間に追い詰められてゆく。

 周囲を警戒していた彼のインカムに通信が入る。

 

〘こちらガッツ。ほぼ片付けたがまだボスは見つかんねぇのか?〙

 

「こちらアクセル、未だ確認していない。……3番隊はどうだ?」

 

〘こちら3番隊イチロウ、発見できていない〙〘こちらサブロウ、同じく未発見だ〙〘こちらジロウ同じく――〙

 

 注意深く周囲を見渡しながらアクセルが尋ねる。隊員たちが口々に未発見であることを告げると彼はその報告に首をひねった。

 

「本当にボスとやらは居るのか……?」

 

「そいつは間違いねぇ、雑魚どもが地底王がどうのと喚いてたぜ」

「――ガッツか。残党狩りはいいのか?」

 

 いつの間にか近くに来ていたガッツにアクセルが挑発的な笑みを浮かべると、彼は鼻で笑った。

 

「ああ、十分狩ったしあとはアイツらでも十分さ。報酬は弾めよ」

「考えておこう、まあボスを狩った者が一番の――」

 

〘こちらシロウ! ガッツ、アクセル、左へ飛べッ!〙

 

 耳をつんざく悲鳴のような通信を耳にしたガッツはとっさにアクセルを突き飛ばす。そして次の瞬間、ガッツの足元から音もなく伸びた腕がその大柄な体を風船のように弾き飛ばした。

 

ガアッ――!?

 

 ガッツの体はビルの側面へ激しく叩きつけられ、まるでボールのようにはずんで地面へと叩きつけられる。

 

「ッ、ガッツ!!」

 

 突き飛ばされ、立ち上がり駆け寄ろうとするアクセルの目の前に他の地底人の二倍はあろうかという巨躯が地面から湧き出すように立ち上がった。

 四つの腕を持つ巨大な怪物の出現に、彼は立ち止まる。

 

『息子たちが随分と世話になったようだな』

 

 見上げる巨躯の怪物に、アクセルは思わず後退る。その周囲では、地底人たちが歓喜の声を上げている。

 

『地底王様っ!』『おお、我らが王よ!』『王よ、我らに力を!』

 

『……ふむ、地上人も思ったよりはやるらしい。だが、これまでだ』

 

 地底王は周囲を見渡すと、全身を眩く発光させた。

 

『我が名は地底王! 真なる地球の民にして支配者たる地底人の王。地上人よ、貴様らには絶滅してもらおう!』

 

 赤く発光する四本の剣を掲げると、地底人の残党が咆哮した。

 

「なにっ……ぐあっ!」

「さっきまでとは全然……がはっ!」

 

 先程まで劣勢だった地底人が隊員達をなぎ倒す。怪物たちは明らかに先程までを凌駕する力を発揮していた。

 

『ふはは、これが地底王様により賜った大地の力だ!』

『もはや我らに敵無し!』

 

 拳を振り上げ、倒れた隊員を叩き潰そうとする地底人の頭に再び矢が飛来する。硬質な音に弾かれたそれは空中で爆発した。

 

『無駄だ! もはやそんなもの我らには効かぬ!』

「ちっ、さっきより硬くなってやがる……だが!」

 

『があアッ!?』

 

 赤い槍が地底人の脇へと深く突き刺さり、内部を棘でズタズタに引裂くとセタンタはそれを引き抜き次の敵へ対峙する。

 

「関節は柔らけぇままだ。お前ら狙うべき場所は分かったな!」

「さすがは兄貴! さあハンターズの意地の見せ所だ、やるぞ!」

 

 応という掛け声とともに、隊員たちが再び怪物とぶつかった。

 その様子を横目で見ながら、地底王はアクセルに向き直る。

 

『さて、貴様が首領だな? 我々も始めようではないか』

 

 四本の剣を構える地底王に、彼はじわりと冷や汗をかきながらも静かにインカムを起動した。

 

「こちらアクセル、3番隊に二号の使用を許可する。……巻き込みを注意しつつ期を見てやれ――ッ!?」

 

『私を前におしゃべりとはいい度胸だな』

 

 地底王の剣の一振りがアクセルの立っていた地面を切り裂くと、その威力によって大地が爆ぜた。

 

「……まともに斬り合うのは無理だな」

『今のを避けるか。だが、四本の剣を避けきれるかな――!?』

 

 四つの剣を振りかぶった地底王が不意によろめいた。アクセルはその隙に地底王から距離を取る。

 

『貴様、まだ生きていたか』

「こちとらしぶとさがウリでね、この程度じゃくたばらねぇさ」

 

 頭と口から血を流しながらも両足でしっかりと立ち、鉄塊を構えるガッツ。しかしその重心はやや不安定で、ダメージの深刻さが見て取れる。だが、彼は引かない。

 

「オレが前に出る。援護は頼んだぞ」

「……無茶はするな」

 

『相談は終わったか!』

 

 地底王の四つの剣を鉄塊が受け止める。激しい剣戟が鳴り響き、空気が震えた。

 

『オ゙オォ――ッ!』

「シイッ――!」

 

 鉄塊が二本の剣を弾き上げる。続けざまに放たれた残りの二本を返す刀で撃ち落とし、振り下ろされた追撃を下がって躱す。

 

 そして一歩踏み込んだ地底王の眼前突如現れた黒い塊が爆ぜた。

 

『ぬおっ!?』

「俺を忘れてもらっちゃ困るな」

 

 アクセルの手榴弾だ。無傷ではあるものの、視界を遮られた事に苛立つ地底王が剣の一本をアクセルへ投擲する。

 彼は短剣を盾にし軌道を反らしながら辛うじて躱した。短剣は砕けて飛散し、握っていた手の指があらぬ方向へ曲がる。

 

 着地に失敗し転がる彼に、地底王の憎悪の視線が突き刺さる。

 

『猪口才な――ッ!?』

「おおおおおおおおっ!」

 

 しかし、その隙を逃すガッツではなかった。手榴弾の煙を掻き分け地底王へ迫った彼が鉄塊を力いっぱいに突き出した。

 

『ぐあッ!!』

 

 その渾身の一撃は地底王の脇腹の装甲を砕き、浅いながらも大きな傷跡を残す事に成功した。

 

『このッ……虫ケラめがアッ!』

「があっ!!」

 

 がむしゃらに振るわれた二本の腕はガッツの体を中心に捉え、再びその体を弾き飛ばす。地面に倒れ血を吐く彼に、容赦ない蹴りが追撃として襲った。

 

「がっ――!」

 

 サッカーボールのように蹴り上げられた彼の体はビルの壁へと叩きつけられ、地面へと崩れ落ちる。

 

『地海空を統べる王の中でも最硬を誇る我が肉体に傷を付けるとは、地上人にしてやるではないか』

 

 悠然と歩み寄る地底王。対するガッツは鉄塊を杖に立ち上がろうとするも、その場に力なく膝をつく。

 

「……クソッタレ」

『だが終わりのようだな、この地底王が手ずから終わらせてやる。光栄に思いながら、死ぬがよい』

 

 そう言って、地底王は一振りの剣を天高く振り上げた。

 

「避けろガッツ!!」「ガッツ……!」「隊長ッ!」「ガッツ隊長ォ!」

 

 最後の地底人にトドメを刺したセタンタが、血を流しながら立ち上がったアクセルが、周囲を取り巻く隊員たちが叫ぶ。

 

〘剣を盾にしろ〙

 

 走馬灯であろうかスローモーションのように振り下ろされる剣を見据えながら歯を食いしばっていた彼は、とっさにその声に従った。

 

 

――トッ。何かが硬いものに刺さるような小さな音。

 

 

 次の瞬間、巨大な爆発が地底王の脇腹から吹き上がった。

 

「がっ……!」「くっ……!」

 

 爆風によってガッツとアクセルは吹き飛ばされ、遠巻きに見ていた隊員たちも吹き飛ばされまいと足を踏ん張った。

 

 爆風が吹き抜け黒煙が晴れると、上半身の消し飛んだ地底王と、呻きながら転がるガッツの姿が残った。

 

「二人とも無事か!」

「俺は無事だ、ガッツは――」

 

 駆け寄ってきたセタンタが自力で立ち上がったアクセルとともにガッツを助け起こす。助け起こされた彼は、痛みから低く唸る。

 

「……あのアホを減給してくれ」

「――無事みたいだな」

 

 悪態をつくガッツに、二人はホッと胸をなでおろした。

そこへ、赤い外套の弓使いが歩み寄ってくる。

 

「助けてやったのに酷い言い様だな」

 

 そう言って気障に肩をすくめて見せる男に、ガッツは恨みがましい視線を浴びせる。

 

「アホか、オレごと吹っ飛ぶところだったわ」

「生憎だが二号の使用命令はそこの団長から出ている、文句があるならそちらに言ってくれないかね?」

 

「俺は使用許可こそ出したが使えとは言っていないぞ、シロウ。……まあ、あれくらいでなくては倒せなかったろうがな」

 

 シロウと呼ばれた3番隊の隊長がニヒルな笑みを浮かべ言うと、アクセルは呆れたように訂正する。

 

「ははっ、まぁ今回も腕無くさずに済んだんだからいいじゃねーか。――おおい、お前らも全員無事か!」 

 

 セタンタが隊員たちに声をかけると、各々へたり込むように休んでいた隊員たちがぞろぞろと集まってくる。

 そして、担架で運ばれてきた隊員に、四人は目を見開く。

 

「お前……」

「はは、やられちまいましたよ」

 

 その隊員は、右足の膝から下を欠損していた。止血こそされているが、血がにじみ出る傷口に彼らは言葉を失う。

 

「すみません、俺はこれで引退になりそうです」

「……いや、これまでご苦労だった。サイボーグ医療を受けられる程度の手当は付けられるはずだから、とにかく今は安静にしろ」

「はい、ありがとうございました……」

 

 担架で運ばれる彼の姿を見送り、アクセルは深く溜息をつく。

 

「これで残り58人、先月に引き続き今年二人目の引退者か」

「怪人災害の頻度は加速的に上がってやがる、おまけに強さもだ」

 

 やってらんないね、とぼやくセタンタ。

 

「だが、こうして戦わねば市民にも犠牲が出る。我々のような人間(ふくしゅうしゃ)は少ないほうがいいからな」

「わあってるよ」

 

 シロウが言うと、彼は肩をすくめて溜息をつく。

 

「……とにかく、怪人の死骸を引き渡して今日はしまいにしようぜ。こないだの傷がようやく治ったってのにまたこのザマだ」

「お前はいつもボロボロだよな、ったく俺を見習えっての」

「うっせ、スティンガーのパチモンが」

「あ゙あ゙っ!? テメェ言っちゃなんねぇ事を……!!」

 

 バチバチと火花を散らす二人に、シロウは肩をすくめる。

 

「……全く、怪我してるなら大人しくしておけばいいモノを。ほら、今日は奢ってやるから機嫌を直せ」

 

「あん? 何だ妙に気前いいじゃねーか」

「なに、ボスの討伐でボーナスが出るからな」

「は? オレが付けた傷がなけりゃ刺さりもしない矢が何だって?」

「ほう? 命の恩人に対して随分な物言いだな」

 

「……お前ら喧嘩するな鬱陶しい」

 

 やかましく言い争う三馬鹿にアクセルは呆れたように天を仰いだ。

 




・ハンターズ
怪人に身内を殺された人が中心となって集まった私設戦闘部隊。
原作では怪人協会編で5人の犠牲を出しながらも怪人レベル:鬼を討伐したとされるなかなかの手練。転生者三名抱えている。
戦闘スタイル等は全部捏造。高周波ブレードと電殺槍、パワーアシスト付きプロテクターが標準装備だが転生者は使ってない。
1番隊が斬り込み隊、2番隊が奇襲メイン、3番隊が後方火力。
ヒーローマンション編まで行く予定など(ry
最初から出す予定のガッツの所属先としてめっちゃ好都合だった。
急に生えてきたバウンティハンター設定も活かせて良い事ずくめ。

・ガッツの転生者
主人公枠にするには力不足ながら一番思い入れある原作の転生者。
死体から生まれてないし、掘られてないし、蝕も超えてない、腕も目も健在な黒い剣士。ハンターズ1番隊隊長。
ついでに言うとドラゴンころしも鉄じゃなくて、より軽くて頑丈なスーパー合金製。鎧も同じく。
原作ガッツ程の修羅場を超えてないし、ガッツが足りないことを自覚してる。御本人とミラーマッチしたら確実に負ける系転生者。
後者二人とはよくつるむ。

・セタンタ(クー・フーリン)の転生者
にわか知識で出したキャラ枠。スティンガーのパチモンと呼ぶとキレる。この世界じゃスティンガーのが知名度高いから仕方ない。
サーヴァントでもなければ半神でもない、御本人とミラーマッチしたら確実に負ける系転生者。ハンターズ2番隊隊長。
ゲイ・ボルグもどきは機械式で刺すと針が飛び出し、石突をひねると針が引っ込む、あとスーパー合金製で硬い。それだけ。
因果逆転もなければ必中でもなく投げても分裂しないし、ホーミングもしない。回復阻害もしない。ついでにいうとルーンも使えない、矢も避けなきゃ多分当たる。
この世界で父親が神とかややこしいから仕方ないね。
ガッツらと同格の範囲内に収まっている。

・衛宮士郎の転生者
にわか知識で出したキャラ枠。
ホントはアーチャーになりたかった系転生者。髪は赤毛のまま。
教えられる人がいないので魔術使えないし固有結界とか何それ美味しいの? ……誰か使い方教えて?(切実)
英霊じゃなくて生身の□□士郎として転生して普通に育ってきたので魔術頑張ってもたぶん無限の剣製は使えない。
でも弓はめっちゃ頑張った。ハンターズ3番隊隊長。
実は干将・莫耶モドキ(特殊効果なし)も持ってるがあまり使わない。
爆弾矢一号(市街戦用)とは別に爆弾矢二号(対鬼想定)の装備を常時許可されている。

・イチロウ/ジロウ/サブロウ
ハンターズ3番隊のモブ隊員。
シロウをモブ隊員と誤認させようと試みる為だけの名ありモブ。
……すぐ気付けた?

・アクセル(ワンパンマン原作キャラ)
誤解が多いようなので補足すると、one版106話で本格的に出てくるキャラです。その後出てこないまま原作更新が止まってます……
村田版のネームや霊幻スピンオフ、各種アニメ化で忙しいから仕方ないね

・地底人&地底王
原作では侵略開始位置の悪さで即死即降伏した運の悪いやつら。
でも深海王や天空王と同格なんだからこれぐらい強くなくちゃね。
演出をサイタマの夢寄りに、強さは王は鬼で部下は虎まで。
能力不明なので、味方バフと天然由来の土や岩なら自在に透過移動できる能力を付与した。
後者は地上戦ではあまり意味がない、なぜ地上で戦ったし。

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