Inferior Stratos   作:ユキ (旧 rain time)

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 最近ドはまりしたVTuberさんの企画を彼らにやらせました。本編とは一切の関係はありません
 メタネタもあるので苦手な方は見なかったことにしてください



Coffee break2
pt.2 誰が一番持っている?


 

 いつもの日常。いつもの放課後。そんな中、雪広・一夏・鈴・簪・シャルの5人は楯無に呼ばれ生徒会室に向かっていた。

 

「にしてもなんだろうな。自分たちを呼ぶなんて」

「何かヤバいことが起きたとか?」

「でもあたしたち皆が予定無くてよかったわね」

「確かに。期末試験もあって大変だったからね」

「・・・」

 

 駄弁りながら歩を進める5人。しかしいつもは饒舌な簪は何か考えているのか、閉口したままだ

 

「どうしたのよ、簪。元気ないわね」

「ううん、そうじゃないよ。なんかお姉ちゃんの碌でもないことに付き合わされる気がして・・・」

「え?そうなの?なんか神妙な顔して今日用事がないか聞きに来たから・・・」

「あの顔は絶っ対くだらないことだよ。自信あるもん」

 

 仲が悪い時があったとはいえほとんどを同じ空間で過ごした姉妹だからこそ、くだらないことをやろうとしていると簪は感じ取っていた。そうこう言っている間に生徒会室に着く。雪広がノックをして扉を開ける

 5人が見たもの、それは机の上の皿にある15個の小さめのシュークリーム。その隣に楯無さんが腕を組んで立っていた。

 

「来たわね!皆!今日は皆にやってもらいたい企画があるのよ」

 

 有無を言わせない畳みかけにはあ、と気の抜けた返事しかできない5人。それでもお構いなしに楯無は続ける

 

「第一回!『誰が持ってるか選手権』!!」

「「「・・・」」」

「いや、誰か盛り上げてよ!!」

「何の説明も無しに言われても」

「あのね、ISに乗っている以上、不運だと困るでしょ?だから運試しが必要だと思ったのよ」

 

 それっぽいことを理由に言いくるめる気満々で楯無は語る。だが、簪が核心に迫る

 

「お姉ちゃん、本当は?」

「M○Mの企画が面白そうだったから皆にやってもらおうと」

「皆、帰ろ~」

「ちょ、ちょっと待って!皆!!」

 

 雪広の一声に生徒会から去ろうとするも、楯無が先回りして必死に説得する

 

「面白そうじゃない?ね?」

「いや、俺たちが悶える姿が見たいだけですよね?」

「僕たちにメリットないし」

「私、ISの整備しよっと」

「今日はアリーナ使えないし、あたしは走ろうかな」

「待って待って!!優勝者には景品があるから」

 

 景品の言葉に反応する数人を見て、楯無は畳みかける

 

「ズバリ、欲しいものを生徒会の予算内で出してあげるわ!」

「・・・どのくらいまでなら出せますか?」

「シンプル1万」

「「「やりましょう」」」

「「待てい!!」」

 

 速攻で許可を出した雪広、簪、シャルに対して一夏と鈴がツッコミを入れる

 

「何兄さん達やる気でいるのさ!」

「いや、せいぜい1時間で1万貰えるかもしれないなら価値あるかなと」

「僕、可愛い服買いたいし」

「ちょっといいフィギュア買えるなって」

「そもそも生徒会の私利私欲に予算で使っちゃダメじゃないですか!」

「鈴ちゃん達が優勝したら最近できた遊園地のペアチケットをあげるわ」

「一夏、やろう」

「そうだな」

 

 一夏達も買収され、やる気になった5人。期末試験が終わったこともあってか浮かれているためにそそのかされたのだろう。それを見て楯無は計画通りと言わんばかりにほくそ笑む

 

「じゃあルール説明ね。シュークリームは15個。うち5個がからし入りよ。順番に食べてって一番当たった、つまり一番からしを引いた人が一番持っているということでその人が優勝よ!」

「5個!?」

「多くないですか!?普通2,3個ですよね?」

「ちなみにそこのバケツは吐く用のだから好きに使ってね」

「吐く前提!?」

「お姉ちゃん、そんなに盛ったの!?」

「ちなみに今のご時世、食べ物を粗末にするのは良くないということで全て虚ちゃんの手作りだから安心してね」

「普通に虚さんのシュークリーム食べたかったよ」

 

 他にも楯無から細かいルール説明を受ける。シュークリームは離れた位置から選択すること、一口で食べること、最後の5個は一斉に食べること、今後の企画のために映像を取ることを伝えられ了承する5人。じゃあ食べる順番を決めてねと言われ、じゃんけんをして順番を決める。順番は

 

 雪広→簪→一夏→鈴→シャル の順となった

 

「それじゃあ誰が持ってる選手権、スタート!!」

 

 

(ここからは分かりやすいように台本形式で行きます)

 

 残り15個中5個当たり

 

雪広「1/3か」

簪「1/3って案外当たるよね」

一夏「兄さん、2/3でもよく外すし」

雪広「いや、じゃんけんだったら『負けない』確率だ。それなら大丈夫だろう!」

シャル「そうだね!期末試験も引き分けたんだし!」

鈴「というか、優勝したくないのね」

雪広「だって当たりがどんだけヤバいか分からないし・・・」

楯無「おねーさん的には引いてほしいんだけどね~」

 

 雪広は一番右のシュークリームを手に取る

 

雪広「いただきます!」(シュークリームを口に入れる)

 

・・・

 

 

 

 

雪広「カハアッ!?!?」(OUT)

皆「アッハハハハww!!」

雪広「ああ!無理!!これ無理ィ!!!」

 

 目を見開き、口を押える雪広に爆笑する一夏たち。雪広は一目散にバケツに向かってからし入りシュークリームを吐く

 

楯無「最初に引くなんて持ってるわね~w」

一夏「兄さん、大丈夫?w」

雪広「あ゛あ゛!!かっら!!待って!かっら!!!」(あまりの辛さに語彙力低下)

楯無「どう?お味は?w」

雪広「辛いって言ってますよね!?理解できます!?」(半ギレ)

簪「こーら、キレないのw」

シャル「勝負に負けたねw」(煽り)

雪広「・・・シャルロット、覚えてろよ」

皆「www」

 

 

 残り14個中4個当たり

 

簪「次は私か・・・あの後に食べるの怖いなあ」

雪広「本当にな」

鈴「でも連続で引くのはなくない?」

簪「・・・うん、そうだね」

 

 簪は真ん中あたりのシュークリームを手に取る

 

簪「いただきます!」(シュークリームを口に入れる)

 

・・・

 

 

 

簪「甘~い♡」(SAFE)

一夏「おお~!」

雪広「引けよ!」

楯無「簪ちゃんになんてこと言うのよ!」(シスコン)

シャル「雪広が攻撃的になってるw」

 

 

 残り13個中4個当たり

 

一夏「待って、緊張してきた」

シャル「ここで当たりを引いて、鈴とデートのペアチケット手に入れるんでしょ?」

一夏「でも兄さんの痴態がなあ」

雪広「うるせえ、さっさと引けや」

 

 手前のシュークリームを手に取る一夏

 

一夏「行きます!」

 

・・・

 

 

 

一夏「セーフ!!」

雪広「つまんねえ男だな!!」(情緒不安定)

 

 

 残り12個中4個当たり

 

鈴「1/3に戻ったのね」

雪広「大丈夫、じゃんけんだったら負けなきゃいい」

一夏「そうだよ!鈴なら引かないって!」

簪・シャル「誰かさんとは違うから!」(雪広を見ながら)

雪広「お前ら、本当に俺のこと好きなんだよな!?」

鈴「はいはい、これにするから」

 

 適当にシュークリームを手にとる

 

鈴「いただきます」

 

・・・

 

 

 

鈴「~♪」(SAFE)

一夏「良かった!!」(鈴以上に歓喜)

 

 

 残り11個中4個当たり

 

シャル「じゃあ、これ」(既に手に取っている)

一夏・鈴「早い早い早い」

楯無「もっと悩んで、尺的に」

シャル「当たる時は当たる。それだけさ」(イケメンスマイル)

簪「うわ、かっこよ」

雪広「これで当たったら滑稽だけどなw」

 

シャル「じゃあ、いただきます」

 

・・・

 

 

 

 パン!とシャルは手を一回叩き、

 

シャル「っし!」(SAFE)

皆「おお~!!」

雪広「フラグ立ったと思ったんだがなあ」

 

 

 残り10個中4個当たり

 

雪広「え、待って?40%!?さっきより確率高いじゃん!」

シャル「あれ~雪広ビビってる?」(煽り)

簪「感想欄でも結構臆病って書かれたもんね~」(メタ煽り)

雪広「・・・すぐに行ったるわ!」

一夏「いや、兄さん落ち着け!」

鈴「立ってる!フラグが立ってるわ!」

 

 一夏の制止を振り切ってシュークリームを手に取って口に入れる

 

 

・・・

 

 

 

雪広「セーフ!!」

一夏・鈴「おお~」

シャル「悶える姿が見たかったのに~」

雪広「お前が痴態を晒すんだよ!!」

 

 

 残り9個中4個当たり

 

一夏「簪、(当たりの)数減らしてくれない?」

簪「嫌だよ!あんな痴態晒したくないよ!」

雪広「・・・」(簪に怒りの凝視)

簪「じゃあこっち!」

 

 雪広から目を逸らして選んだシュークリームを口に運ぶ

 

 

・・・

 

 

 

簪「おいしいかも♪」(SAFE)

一夏・鈴「ええ~!?」

シャル「うそ~!?」

 

 

 残り8個中4個当たり

 

雪広「一夏、ここで当たり引かないと鈴が大変なことになるぞ」

簪「半分以上で当たる確率を彼女にやらせるのは無いね」

シャル「彼氏が彼女を守んないとねえ?」

一夏「・・・引いても地獄、引かなくても地獄とはこのことか・・・!」

鈴「大丈夫よ、覚悟はできてるから」

 

 葛藤を抱えながらも一夏はシュークリームを選んで口に入れる

 

 

・・・

 

 

 

一夏「・・・」

鈴「一夏?」

一夏「鈴・・・ごめん」

鈴「え?」

 

 一夏は鈴の肩に手を置いてうなだれる

 

一夏「頑張って」(SAFE)

 

鈴「えええ!?」

雪広「ハハハw」

楯無「一夏君ひど~いw」

シャル「サイテーw」

簪「それが彼氏のすることかよ!」(煽り)

 

 

 残り7個中4個当たり

 

鈴「違うゲームになったわ・・・」

雪広「いや、ゲームは変わってねえよ。確率が高いだけ」

一夏「うるせえ、正論厨が」(半ギレ)

簪「怖w」

鈴「・・・決めたわ!これよ!いくわ!」

 

 凝視してシュークリームを選び口に入れようと・・・

 

鈴「ハア・・・ハア・・・ハア・・・!」

シャル「いや、なんで持った時から呼吸が荒いのw」

鈴「そ、そんなことないわ!」

 

 決心して口に入れる

 

 

・・・

 

 

 

 

鈴「~~~~~!?」

 

 口を押えてぴょんぴょんし始める鈴

 

簪・一夏・シャル「え?」

雪広・楯無「あっ」(察した)

 

鈴「(ふぁら)い・・・」(OUT)

雪広たち「フフフッww」

一夏「ほら、ごみ箱!これに吐いて!」

鈴「ップエ・・・」

 

 一夏が持つゴミ箱に口の中の物を吐き出す鈴

 

楯無「どうだった?」

鈴「(シュークリームを)持った時に・・・嫌な予感はしてました・・・」

雪広「ようこそ、こちら側へ」

シャル「入りたくなw」

 

 

 残り6個中3個当たり

 

シャル「うわー、半々か。じゃあこれ」

簪「早いね~」

雪広「早○は好かれんぞ~」

一夏・鈴「・・・」

 

 無言で雪広に蹴りを入れる二人

 

雪広「二人とも、黙って蹴りを入れないで」

シャル・簪「www」

 

シャル「悩んでも仕方ないし、これで行くね」

 

 一段落着いたところでシャルはシュークリームを口に入れる

 

 

・・・

 

 

 

 

シャル「!!」(口を押えうろうろする)

 

 ゴミ箱に行こうとするシャルの顔を雪広は掴み、吐きに行かせないようにする

 

雪広「どうしたどうしたw」

シャル「ンン~~~!!」(顔を掴まれてジタバタ)

皆「www」

 

 拘束がほどかれるとゴミ箱に直行して吐く

 

シャル「ケヘッ、ケハッ・・・」

一夏「鬼畜じゃねーかww」

鈴「(吐きに)行かせてやりなさいよw」

雪広「さっきのお返しだよw」

楯無「ひっどww」

簪「ドSww」

 

 

 残り5個中2個当たり

 

楯無「それじゃあ、最後は一斉にいってね!」

一夏「まだ引いてないのは俺と簪か」

雪広「優勝しなくていいからこいつらに食べさせてぇ~」

鈴「もうからしを口に入れたくない」

シャル「ほんとそれ」

簪「でもどうせだったら優勝したくない?お三方?」

雪広・鈴・シャル「絶対イヤ」

 

 各々がシュークリームを手に持つ

 

雪広「せーの!」

 

・・・

 

 

 

「「「・・・」」」

楯無「・・・あれ?」

 

 

 

 

雪広「ンブフゥ!!」(膝から崩れ落ちる)

鈴「ンンン~~!?」(崩れ落ちて四つん這いになる)

シャル・簪・楯無「アッハハハww!!」

 

 雪広・鈴 OUT

 

雪広・鈴「オ゛ア゛ア゛~~~!!!」(悶絶)

楯無「ああ~愉悦~~」(畜生)

一夏「ほら、バケツ!」(健気)

 

 一夏がバケツを二人に近づけるが、ここで問題が発生。このバケツ、一人分しか吐くスペースが無いのだ

 

雪広「アウ゛アウ゛アウ゛~~!!(鈴、早く!)」

鈴「ップエッヘ、エウヘッ・・・!(待って、まだ口にあるの!)」

一夏達「ハハハハww!!」

 

 一刻も早くからしを出したい雪広。しかし鈴がバケツを持って吐いているため、吐くことができずバケツを奪おうとし、それを阻止しながら吐く鈴。

 そんな二人が可笑しすぎて笑いが止まらない四人だった

 

 

 

楯無「ということで、一夏君と簪ちゃんが0回、シャルロットちゃんが1回、雪広君と鈴ちゃんが2回ということで、優勝は雪広君と鈴ちゃん!!」

一夏・簪・シャル「おめでと~!!」

楯無「いや~持ってるわね~。どう?優勝して?」

 

 

雪広「」(屍)

鈴「クハアッ///」(吐息)

シャル「待って、なんで色っぽいの?w」

簪「女の子座りだから余計にw」

一夏「///」

楯無「ああ~おもしろw」

 

 

楯無「というわけで第一回、『誰が持ってる選手権』終わり!面白かったから次回もまた企画しようっと♪」

 

雪広・鈴「絶対やりません!!」

 

 

 

 

一夏「ところでこの話を読んでくれた読者っているのだろうか?」

簪「読んでくれているんじゃない?ネタだけど」

シャル「そもそもここまで見てたら読んでくれてるでしょ」

一夏「それもそうだな」

 




 2日前に二周年を迎えた推しのVtuber、そのオマージュが作れて満足。
 ロシアンシューは映像で見た方が何倍も面白いし、文では限界があるなと実感しましたが、それでも書きたいと思ったし、書きたいことをかけるのが二次創作の強みですね

 本当はもう一巡(本家では中身はワサビ)する予定でしたが、尺的にカットしました
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