とうとうなのはに正体がバレてしまった
魔法使いだということも
「あの…美雨ちゃん…」
「…」
不安そうに話しかけてくるなのはに対して美雨は口を開かない
念話もカットしていて通じないことをなのははまだ知らない
混乱していて言葉で話しかけることしかしていなかったのだ
親友が自分を助けてくれた人と同一人物で、
魔法使いだったのだ
それはロストロギアの説明を受けても収まることは無かった
その日は何事も無かったかのように…
とはいかなかったが解散することとなった
しかしなのははまだ知らない
美雨はその後家に帰らなかったことを
そしてその日を境に
音信不通になったことを
──────────
どう思う?
『これは君自身が決めることだ。ボクが何か言うことじゃない』
時空管理局に協力すれば自分の記憶の手がかりがつかめる、そう思う
──────
「私は、あんたらに協力する。」
『そうか、なのは達も協力するとの事だよ』
あの性格から途中で放り出すわけがないので何となく予想はついていた
「条件がある」
『なんだ?』
「これが、ジュエルシードの件が片付いたらでいいミッドチルダに連れて行け」
『なんだと?』
ミッドチルダ
第一管理世界と呼ばれる世界
そこに行けば何かわかると、そう思った
何となくそこらの出身なんじゃないかと思っていた
『…分かった、いいだろう』
これでいい、あとは全てを片付けるだけ
少々根回しをしておかねば
このままでは行けない
『はい?』
「あ、お姉ちゃん?美雨だけど」
『どうかした?』
「私しばらく家に帰らないから。学校も休学届けだしておいてもらえない?無期限の」
『はぁ!?あんたいきなり何を…』
「すずかには心配しないでとでも言っておいて」
『そんなこと急に言われても…』
「ようやく、手がかり掴んだから」
『っ!それって記憶の?』
「それ以外にあると思う?」
『…分かったわ。言っとくし休学も手続きしとくわ』
「ありがとう、お姉ちゃん」
『ただし、絶対戻ってくるのよ』
「うん…分かった」
──────────次の日の朝、月村家
「お姉ちゃん?美雨ちゃんは?」
「あの子なら出ていったわよ」
「えぇ!?」
先程のすずかの声に気がついたのかメイド2人もやってきた
「美雨ちゃんどうかしたんですか?」
「姿が見えないと思ったら…」
「どうしてなの!?」
「手がかり見つけた。だそうよ」
「学校も休むから学校でも会えないことなのはちゃんやアリサちゃんに伝えておいた方がいいわ」
「いくらなんでも急すぎるよ…」
すずかはまだ知らない
同じタイミングでなのはも学校を休むことと無関係ではないことを
──────────
「必要なのはジュエルシード最低でも1個かぁ…」
『あぁ、暴走しかけだろうがしていようが構わない。上手く行けばボクらは治る』
「上手くいかなかったらどうなるのさ」
『片方、あるいはどちらも死ぬことになるね』
「そう簡単に死ぬ訳には行かないよ。まだ記憶も取り戻してないしやりたいこと、沢山ある」
『それはこっちも同じだよ。賭けになるけど大丈夫だよ我が主』
「は?今なんて…」
『……』
「おーい?」
『……』
「まぁいっか、そろそろ時間だ」
今はまだ想像もしていなかった
ジュエルシードを巡ってあんなことになるなんてことは…