時間を飛ばすんだよ、半年ほどな
てなワケで2期直前
これ終わったらA's
「一生会えなくなるわけじゃないんだし離れてよー」
「やぁー!」
ナカジマ家に居候してから早くも半年
地球に帰る時が来たのだ
それはいいんだけど…
「スバル!いい加減になさい!少しはギンガを見習いなさい」
「うぅ…」
いやークイントさん、いいこと言ってるとこ悪いんですが…
「ギンガも私の服握りしめて離してないんですが…」
「ギンガまで…」
「朝から大変だなぁ…」
「そう思うんなら助けてくださいよゲンヤさん」
「それは無理だな。俺は非力なもんでな」
いつかなんかしてやると心に誓うのだった
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そんなことがあったのは今朝のこと
クイントさんを含めた舞台の人たちや屋敷の人達には前もって挨拶してきたのであとは帰るだけだ
「それじゃあクイントさん、ありがとうございました」
「いいのよ。また遊びに来てくれるとあの子達も喜ぶわ」
「はい」
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「というわけなの」
「魔導師襲撃にリンカーコアが奪われる…ねぇ」
ここは次元艦船アースラ
絶賛地球に向かっている最中だ
「フェイトには言ったんですか?」
「あの子には余計な心配かけたくないし…もうすぐなのはさんと再会出来ますし不安にさせたくないから」
なるほど…そういう事か
「それにしても私達は魔力が多いから狙われないですかね?」
「それは分からないわ。あと地球は現地時間でそろそろ12月になるわね」
「もうそんなかー早いですね」
「そうね、フェイトさんの裁判も終わったし早く再会させてあげられればいいわね」
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「ベルはどう思う?」
「聞いたことないなぁ…魔力を奪うなんて」
「私より年下とかそんくらいだもんね」
ところ変わって私の部屋会話の内容は先程話していた襲撃の件だ
「そろそろイグニスも強化しないとね」
「お、ほんと?」
「仮に襲われたらどうすんのさ」
可能性は否定出来ない
何せ魔力を奪うようなのが相手なのだ
用心しておいてし過ぎなんてことは無い
ただ一つ、それ以外の理由がある
かつて魔法に目覚めた際使用していたデバイス クロス
文字通り十字を模した形をしていたデバイスで成長して行くクレアに耐えられなくなり修復不可能なレベルで破損しイグニスに乗り換えた
炎熱変換資質をもつガーネット家の人間が問題なく扱えるように炎熱耐性と物理耐性に特化したイグニスが強化を続け、メンテナンスも欠かしていないというのにクロスと同じ道を辿りつつあるのだ
強化プランはイグニスの中にデータとして存在していたため材料や人材がいれば問題は無い
問題は襲撃される可能性はほぼ確実なため襲われるまでに間に合う…『クレアさん!緊急事態です!』
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「どうしたのリンディさんそんなに慌てて」
『今、なのはさんが何者かに襲われてるみたいなの!』
「は?」
今なんつったこの人 なのはが襲われた?
っていうか地球からピンポイントでなのはを見つけたの!?
魔力を奪うって所からして魔力の大きさで見つけたんだろうけど…
『フェイトさんと一緒に急いで助けに行って欲しいの!』
「分かりました!行きます!」
遂に守護騎士遭遇戦