それでも彼女は焔と共に   作:ゲストU

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プール

なーんでプールっていう楽しいはずの場所にロストロギアがあるんでしょうかね。ていうかどうやったら室内に紛れ込むのさ。これ絶対すずかにバレたやつじゃないかどうしてくれる、せっかく問題は起きてないふうを装って解決まで行こうと思ってたのに

そんな気持ちになるまでには多少時間を遡ることとなる

その日は学校が午前終わりだったのでみんなでプールに 行く約束をしていた

 

プールに行ったら何するかって言ったら遊ぶ以外ないよね

 

そんな訳で美由希さんと水泳競争するすずかがいたり

ノエルに水泳を教わっているアリサがいたり

そんなこんなでそれぞれがプールを満喫していた時だった

 

広域の結界が展開された

 

それを察知した私はとりあえずプールから離れ結界の外へ逃げたが結界範囲が広かったのかチョット甘い

 

中に何人か取り残されている可能性があった

 

そこで私はすぐに武装を展開してから結界の中へと戻ったのだ

 

 

 

 

「うわぁ、なにこれ…」

 

結界に入った私を待ち受けていたのは

 

水の…お化け?

 

が、すずかとアリサの水着を脱がしているところだった

 

あ、放り投げられた

 

と思ったら2人に波のように押し寄せていたので迎撃に火球を投げつけ爆破する

 

「ファイアボール」

 

『fire ball』

 

「爆!」

 

直前に障壁を張ったのか爆風は二人のところには行かなかった

 

 

「あ、美遊さん!?何でここに!?」

 

「ちょっと遊びに来たんだけど魔法の反応があったから…かな」

 

「そうだったんですか」

 

我ながら無理があるだろうなとは思うけど信じるの?

 

「これどういう状況?」

 

『ここに来ていたらジュエルシードが発動したんです。願いは多分捕まった更衣室荒しのものだと思います』

 

なるほど恭也さんらが話してたあれか

ジュエルシードってそんなものにも反応するの?

 

 

「なんて面倒臭い」

 

 

「とりあえず封印はしとくかな 封印」

 

『Siegel』

 

 

魔力弾を当て封印したが何かがおかしい

 

「水着と下着はたくさん出てきたけど…」

 

『ジュエルシードがない?でも、反応は消えてないし…』

 

分裂してるのか?

 

「とりあえず反応があるところに行ってみましょうか」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

反応のあるところまで移動してみるのさっき封印した奴の劣化版みたいなのがそこそこいた

 

「こんなにいたらいちいち封印するのは面倒だわ」

 

「ならまとめて封印します!」

 

朝もなんか拘束系の何かやってたなぁ…

 

そうしている間にも桜色のリングがそれらを次々捕らえていき

桜色の砲撃が放たれた

 

 

────

 

何あれ怖い

 

『とんでもないねぇあの子は』

 

いやいやよく考えてよベル

 

『ベル?』

 

あぁ、いつまでも謎の声は可愛そうだしめんどくさいからね

 

『へぇ…いいね、気に入ったよ。もともと名前はなかったし』

 

じゃあ謎の声ってよんでたのは

 

『ある意味正解だったってわけだ』

 

なんか私もああいうのやってみたいね

味方だとめちゃくちゃ心強いのに敵に回ると相当厄介とか笑えないよね

 

なんか瞬間的に魔力を上げられる便利アイテムとかないの?

 

『便利アイテムは結構あるよ。銃とかね』

 

近接戦が得意っていう触れ込みはどこいったのベルカ式

 

『魔力弾とかをよく使うヤツとかたまにいるからね。美遊みたいに』

 

あっ、納得

 

『でもまぁ、銃を使うって言っても勝手はそこまで変わらないから安心しなよ。砲身が剣から銃に変わるだけだから』

 

なんか簡単にできそうだね

 

『今度から少しづつなれるために使っていこっか』

 

おっけー!

 

 

────

 

 

今日、プールにいる時ジュエルシードが発動した

 

アリサちゃんとすずかちゃんが巻き込まれてしまったけれどユーノ君が眠らせてくれたおかげでよく覚えていないようでした

 

何故か美遊さんがあの場にいたのは驚いたけどとてもかっこよかったです

 

私がジュエルシードをまとめて封印するところを見た時かなり驚いてました

流石に反動で尻もちを付いてしまうほどだったから当然かと思いました

 

友達を助けてもらって、誰かが巻き込まれるのは嫌だって

だからもっと頑張ろうって、そう思えた

 

 

 

────────

 

 

 

 

本当に面白い主様だ

 

まだ9歳なのにアレに手を出そうとしている

 

止めはしないがロストロギアを相手にする時にはいろいろ面倒な問題があるな

 

色々用意しておくか

 

 

 

これからもっと楽しくなりそうだぞ我が主…

 

 

 

 

────────

 

 

『ほら、はやく!おせーぞー!────』

 

『ちょっと待ってよ────』

 

夢を見ていた

 

知らない場所、知らない人

 

追いかけっこをしているのかは分からない

お互い名前を呼んでいるのか、何故か名前の部分だけ切り取られたかのように聞こえない

 

 

何故かは分からない。

 

だけどその場所は、その人は

 

わたしにはとても懐かしく感じた

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん…」

 

まだ眠いだろう時間帯、一人の少女が目を覚ました

 

「何だったんだ…」

 

「今日は…練習いいかな」

 

なんとなく気分が優れない。身体に異常はないが、気分が良くない。強いていえば頭が痛いくらいか

 

『あぁ…そうした方がいい』

 

 

ベルもそう言ってるし今日は休もう

 

あーいつも通り起きちゃったし眠くないから顔洗うか…な……

 

 

 

 

────────────

 

 

 

 

「んぅ…」

 

「お目覚めですか? 美雨お嬢様」

 

目が覚めるとノエルがいた

いつのまに寝てたんだ私は…

 

「あの…ノエル「大変だったんですよ?」え…?」

 

「廊下を歩いていればあなたが気を失って倒れていたんですよ?」

 

「私が…気を失ってた?」

 

「えぇ、そうですよ」

 

 

確かに部屋を出てからの記憶はないがまさかそんな事になってたなんて

 

「本当に驚きましたよ。すずかお嬢様は学校を休んで看病すると言ってしばらく行こうとしませんでしたし」

 

 

そ、それはご苦労さまです

 

「今はお昼時ですが体調の方はいかがですか?」

 

 

昼時か、これは学校行くのはいいかな

 

体調の方は頭も痛くないし気分も悪くない

朝と比べたら絶好調って感じだ

 

「大丈夫。ちょっとお腹空いてるくらいかな」

 

「そうですかでは昼食を持ってまいりますね」

 

「えっ?大丈夫だよいつも通り行くから」

 

「いけません。万が一ということもありますから」

 

そうかなぁ…と思ったが朝の時点でかなり心配かけたから素直に従っておくことにする

 

お昼はサンドウィッチでした

食べやすかったです

 

 

 




これからがんがん強化していこうかなって

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