凍結?
してるわけないじゃないですかヤダー☀︎
続き、書けたので投稿しますよ!
どうぞ!
虎ノ屋。
本日もまたお店の回転率は上々だった。
それもこれも前回に引き続きキッチンへと降臨したモヒカンのツンデレ料理長のせいでもあり、お店のマスコット的な存在である虎丸くんがホールをパタパタ走り回っているからでもあった。
「おーい、姉ちゃん!こっちのテーブル焼き魚定食2つね〜!」
「はーい。承りました〜。(焼き魚2つ……っと)」
「こっちは生姜焼き定食とロールキャベツ!」
「はーいはい少々お待ちください。(生姜焼き1、ロールキャベツ1………………ロールキャベツって、不動出来るのかしら。)」
そして私はと言うと、何故かテーブルに行く前から飛び交う注文の数々をどうにか聞き逃さないようにサラサラと伝票に書き込んで、そのままキッチンへと戻っていく。
「不動!虎丸くんのお母さん!注文!焼き魚2、生姜焼き1、ロールキャベツ1!」
「てめぇ、わざとまとめて来てるんじゃねぇだろうな?そんな量覚えられるわけねぇだろうが!」
「だから伝票書いてるんじゃない!はいこれ!ここに貼っとくから!お母さん無理しなくていいですよ。
「はァ!?」
「あらあら、助かるわ。でも、大丈夫よ。ありがとうね。」
「ちっ、調子狂うぜ。ほらよ揚げ物盛り合わせとカツとじ出来たからこれ持ってさっさと行きやがれ!」
「あーハイハイ、そうしますよ〜だ!」
「お母さん注文………………あ、もしかして今火蓮さんが注文したばかりでしたか?」
「大丈夫よ。不動に全部押し付けたから。お母さんに無理させたら元も子もないでしょ?」
「ありがとうございます。不動さんも。」
「ふん!」
「みんなただいま!出前戻ったよ!」
そんなやり取りを行っていると、今度は出前に出ていた乃々美さんがハアハア息を切らせながら無事に戻ってくる。
「はぁ〜、やっぱり出前は疲れるわ〜。」
「乃々美姉ちゃんおかえり。」
「乃々美さんおかえりなさい。水飲みますか?」
「火蓮ちゃんありがとう〜。ふぁ〜生き返る〜。」
「お疲れ乃々美姉ちゃん。じゃあ、出前交代。今度は俺が行ってくるから。」
「虎丸。気をつけるのよ。」
手早く出前のボックスへ注文の品を入れ、パタパタと慌ただしく出ていこうとする虎丸君にお母さんが心配そうに声をかける。
私と不動が手伝いに来るようになる前は、出前を虎丸くんが1人で回していたらしいしそれに加えて体の弱いお母さんを気遣いながらお店を切り盛りしていたことを考えると素直に凄いと思うことが出来る。
ただ、虎丸くんももう少し誰かを頼るということを覚えた方がいいと思うのもまた事実であった。
乃々美さんの手伝いもあるとはいえ、この量を捌くのは相当な体力は必要だ。
抱え込みすぎてはいずれ………………なーんて考えている暇があったら手と足を動かさなければ今の私のスペックでは捌ききれない。
私も店の扉を出ていこうとする虎丸くんに気をつけてと一言声をかけてから自分の持ち場に戻った。
虎ノ屋にて不動と火蓮が慌ただしくバタついているのとほぼ同時刻。
1人の「鷹」は自分の元部下を引連れた「鴉」と睨み合っていた。
その後ろには
「…………と、飛鷹さん!?」
「えっ!?」
薄い青紫のパーカーを羽織った赤髪の「鴉」は自分の姿を見るに一瞬だけたじろいだ。
しかも寄りにもよって自分の名前を呼びやがった。
そして、その取り巻きにいる3人にも見覚えがある。
………………なるほどな。
「……お前ら、何している。チームの掟、忘れたのか?」
「っ!」
3人の取り巻きが言葉を詰まらせる。
「唐須、お前が新リーダーって訳か。鈴目はどうした?」
「鈴目?あぁ、あいつなら追い出してやりましたよ。ボコボコにしてね。」
「っ!!てめぇ!!」
追い出した?
しかも…………。
唐須!!!
「飛鷹さァ〜ん、あんたの時代は終わったんだよ。やれ。」
「鴉」が取り巻きの3人に向けて一言命令を下した。
その3人も一瞬だけお互いの顔を見合わせてから、覚悟を決めたかのように向かってくる。
「この…………馬鹿野郎共が!!!」
俺はそんな3人の元部下を………………一蹴した。
場所は戻って『虎ノ屋』。
相変わらず客足は落ち着く気配を見せないまま時間は過ぎていく。
「不動!ミックスフライ1と生姜焼き2!」
「そこに貼っとけって言ってんのが聞こえてねぇのかこの役立たずが!」
「な、なんですって!!このハゲ頭!」
「あぁん!!?」
「うふふ、あらあら仲良しね。」
「「誰がこいつなんかと!!」」
「不動さん!お母さん!焼き魚2!」
「はいはい。待っててね。」
店の賑やかさに負けす劣らずの賑やかさを厨房付近で行い、私は不動から渡された料理をトレーに乗せ変えて再びホールの方へ。
「お待たせ致しました。生姜焼き定食になります。ご注文はおそろいでしょうか。」
そう言って軽くぺこりと頭を下げ、戻ろうとしたタイミングで違うテーブルから注文のお呼びがかかる。
「はいはいただいま〜。お待たせ致しましたご注文の方……………………げ。」
テーブルに着き、腰から注文票を取り出して胸ポケットからペンを取り出しつつ顔をあげた私はつい…………いや、ほんとに条件反射で眉をひそめてしまった。
理由は至極単純である…………。
「やぁ、火蓮。この定食屋さんで働いているって風の噂で聞きまして、つい。」
「半信半疑だったが。まさか本当だったとはな。」
「いい感じに似合ってるじゃないですか。」
「あんた達……………………」
「ははは。まぁ、結論をいえば大会がなくて俺達も暇なんだ。大目に見てくれよ。それとも、泥江の方が良かったか?」
「やめて。」
こんな所にジュニア四天王が全員顔を揃えていれば…………いや、べつにチームメイトだから嫌って訳じゃないんだけど、なんでよりによってこのタイミングなのか、そこがちょっとなって感じ。
喋った順番に紹介すると、最初に口を開いたのが眼鏡が特徴的な
そんなメンツが小さな定食屋さんに集結しているわけなのだが………………人だかりが出来ないのはこいつらの影が薄いのが問題なのか。
まぁいい。
そんなことは問題じゃない。
いずれにしても今のこいつらは客だ、相応の対応はしなければならない。
「えー、ご注文はお決まりになってからお呼びください。では(ニコッ)」
そう言って一刻も早くこの場所から離脱しようと思ったのだが………………。
「甘いですね。注文が決まったから呼んだんじゃないですか。火蓮さん。」
「春紀………………あんたは毎度毎度……。」
「そんなことはいい。俺はこのミックスフライ定食とオムライス。」
「あ、俺もオムライス。」
「悪い火蓮、オムライス3つ。」
「はいはい、夏彦にミックス。で、あんた達3人(夏彦・冬樹・秋人)がオムライス…………って、夏彦あんた完食できるんでしょうね?」
「ん、当たり前であろう?でなければわざわざ頼まん。」
「いや、それで毎回残すから言ってるんじゃない。で、春紀は?」
「あぁ、僕は湯葉を。」
「んなものないわ、いい加減にしなさいよ?」
「冗談さ。君は冗談が通じないなぁ。」
「……ご注文は以上のようですねそれでは……」
「わかったよ。僕は逸品物のもやし炒めだけでいいよ。」
「それだけでいいの?」
「だってどう考えても夏彦がその量を完食できるとは到底思えないからね。ついでに僕も少食だからあまり食べすぎると処理に困る。」
「なんだかんだ言ってあんたも憎めないわよね。」
「嫌味と受けとっておくよ。」
「なんで。素直に受け取ればいいのに。まぁいいわ、注文確認するわね。ミックスフライ定食1、オムライス3、もやし炒め1これでいいかしら?」
注文の確認を終わって厨房へ戻っていく。
相変わらず厨房では不動と虎丸のお母さんが忙しく動き回っていた。
流石にお母さんの体調の方も気がかりではあるが、そこは不動に何とかしてもらうしかない。ホールの仕事もまだ残っている手前それを放り出して厨房を手伝う訳にも行かないので、少し心は痛むがお願いすることにした。
「不動注文よ!ミックス1、オムライス3、もやし炒め1!ごめんなさい量が量だから虎丸くんのお母さんにもお願いしても良いですか?」
「なんだよその量!どこのどいつだそんな量注文するような輩はよォ!!」
「あんたとも顔見知りの奴らよ。ごめんなさいお母さん。厳しければいつでも変わるので言ってくださいね。」
「はぁっ!?」
「えぇ。ありがとう火蓮さん。」
そう言いつつ、優しくニコッと笑いかけてくれたお母さんのためにもどうにか負担を軽く出来ないか思考を巡らせながらホールのテーブルから食器をバッシングし、手際よくパレットに並べ洗浄機の中へ。
ホールの方は乃々美さんに任せて洗浄機から取り出したパレットの食器を所定の位置に戻し、その足で再びホールに戻る。
もう、あいつらが来てることを気にしてる場合じゃない。
「乃々美さん手伝いますよ。」
「ありがとう。火蓮ちゃん。」
2人でそれぞれ1つのテーブルをバッシングし、返却口へ置いたちょうどそのタイミングで不動がオムライスを3つ仕上げた。
それをトレーへ移しホールへ。
「お待たせ致しました。オムライスでございます。」
夏彦、冬樹、秋人と順番にオムライスを置いていく。
「ふふ、忙しそうだね火蓮さん。」
「そう思うなら手伝ってくれるかしら?春紀。」
「すまないけど、今の僕は一人のお客さんだ。そのおねがいには応えられないね。」
「じゃあ、言うんじゃないわよ。」
そう言いながらため息をついて次の料理をトレーに乗せるため厨房に戻っていく。
「おらよ!ミックスともやし!」
「わかったから怒らないでよ!」
「誰がキレてるって?」
「あぁ、もう、行ってくるから!」
私は料理をトレーに移し替え、再度同じテーブルへ。
「お待たせ致しました。ミックスフライ定食ともやし炒めでございます。ご注文は以上でよろしいでしょうか?それでは。」
もう手早く料理をテーブルに置くとさっさと帰ってきた。
案の定朱雀が渋い顔をしていたのは言うまでもないが……。
さて、それを境に客足も落ち着きを見せ始めた頃。
ちょうどそんなタイミングだった。
「キャ……キャプテン!豪炎寺さん……。」
店の前から出前帰りの虎丸くんのそんな声が聞こえたのは。
あぁ、もしかして、円堂くんたちが来ちゃったのか。
そんなことを考えながらすぐさま厨房にいる不動に簡易的なハンドサインを送り、不動は無言で頷いて店の裏口から退散していった。
流石に、虎丸くんのお母さんから笑顔で感謝され、キャラにも合わず若干照れていたのは言うまでもないが。
まぁ、それは置いておいて。
私はともかく、不動はこんなのがバレたらメンツなんてあったものじゃないので私の慈悲によって逃がしてあげました。
「お母さん大丈夫ですか?そろそろお客さんも落ち着いてきたので休んでてください。あとは私が片付けておきますから。」
「ありがとう火蓮さん。」
そんな会話をしてからすぐ。
キッチンへ行こうと歩き始めた時。
「……ん?なんだ砥鹿じゃないか。」
あぁ、…………もう。
「あら、円堂くんに豪炎寺くん………………それにマネージャーのみんな。どうしてここに?」
「いや、それはこっちのセリフだぞ火蓮。どうしてお前がここにいるんだ?」
「どうしてって。虎丸くんちのお手伝いよ。ほら。」
着ているエプロンを見せつけるようにくるんと一回転してからポーズを決めてみた。
「そ、そうなのか。あぁ!そんなことより、虎丸がどうしてすぐに帰っちゃうのか聞かないと!」
あれ?反応薄い。
というか『そんなことより』って……。
なんかちょっと悲しい。
「虎丸の?それは…………。」
と、慌ただしい円堂くんの反応に虎丸くんのお母さんが静かに口を開く。
「えぇ!虎丸がこのお店を1人で切り盛り!!!?」
一通り話をお母さんが話しているのを私はキッチンで皿を洗いながら背中越しに聞いていた。
確かに円堂くんが驚くのも無理はない、ここで手伝いをして思ったが結構ここは地元の人には人気らしく出前を頼む人やお店に足を運んで来てくれる人はそこそこ多い。それを今まで1人で捌いていることにはもはや脱帽するしか無かった。
お母さんも体が弱いみたいだし。
正直、さっきまで少しキッチンに立っていてもらっただけでもありがたいものだった。
あとは、休んでいてもらって私と乃々美さんと虎丸くんで捌けば特に問題は………………。
ちょうどそんなことを考えていた時だった。
「虎丸!!!!」
「わっ!!!?」
円堂くんの大声によって驚いて危うく皿を落としそうになる。
………………それは、近くで黙ったまま料理を黙々と食べていた例の4人も同じらしい。
噎せていた。
振り返るとこんな大事なことを隠していたことに対して円堂くんが喝を入れたらしく、今度は自分が出前に行くと言い出したようだ。
それに豪炎寺くんが便乗し、マネージャーの3人もそれに乗ったらしい。
いやぁ、人手が増えてくれるのは素直に嬉しいわ。
不動を逃がした今厨房に立てるのが虎丸くんしか居なくなるわけで……………………いや、私が入ればいいのか。
円堂くんと豪炎寺くんはそのまま出前を手伝うと言っているし、乃々美さんのもとマネージャーの3人(木野さん、音無さん、久遠さん)にはホールをやってもらえば、あ、全然足りるじゃない。
そんなことを考えてパレットに残った最後の皿を拭きあげ、場所に戻してから例の4人のテーブルへ向かい、会計の催促をしてやった。
「ちょっとこれから忙しくなるから、そろそろご退席願えますか?お客様?」
「そうだね。君の仕事の邪魔をする訳には行かないから。」
「相変わらずあんたは…………。」
そんなことを春紀と話していると、木野さんが声を掛けてきた。
「?あれ?この人たちは…………砥鹿さんのお知り合い?」
「ええ、ちょっとね。」
私が渋っていると、春紀が軽くメガネを押し上げながら余計なお世話を始めた。
「初めまして。僕は………………あ、いや、僕達は火蓮のチームメイト、だよ。僕は青龍 春紀。よろしく。」
「同じく朱雀 夏彦だ。」
「玄武 冬樹。」
「最後に白虎 秋人。火蓮共々よろしく。」
「はぁ、よろしくお願いします。」
「ほら困っちゃってるじゃない。うちのマネージャーを困らせないでくれる?」
「おやおや、これは失礼。じゃあ、僕達はこれで失礼するよ。あ、領収書、貰えるかい?」
「は?」
「飯代は監督に落としてもらうから。」
嘘くさい春紀にため息をついて、秋人の方に話を振る。
「秋人?」
「まぁ、監督から『私宛で領収書切って持ってきてくれれば経費で落とす』とは言われてるのは本当だ。」
「あらそうなの?なら切っとくわ。」
「…………少し扱いが酷くないかい?」
「日頃の行いじゃないかしら」
「はぁ、全く。じゃああんまり長居しても仕方ないし帰ることにするよ。それじゃ、行くよ朱雀………………帰り道吐かないでくれよ?」
「無論だ。冬樹じゃあるまいし。」
「待ったそれは聞き捨てならない。俺がどうしたって?」
「いいから行くぞ。火蓮すまない。ご馳走になったな。」
夏彦と冬樹が啀み合うのを白虎が宥めながら店の扉を押し開ける。そんな白虎の背中に言葉を投げて引き止めた。
「秋人。」
「ほらほら2人とも……………………ん?火蓮?どうした?」
引き止めた理由は当然、『あの技』の事だ。
まずは秋人に見てもらいたかった。
本当はどっかのタイミングで呼び出そうかと思っていたので、その手間が省けてちょうどいい。
「夜、ちょっと空けておいてくれる?」
「夜?まぁ………………良いけどさ。監督が……」
「私の練習に付き合って欲しいのよ。そう言っておいて。」
「?…………わかった。夜だな?」
「えぇ、そう。夜。河川敷のグラウンドに来て。」
「わかった。」
そう言って4人を見送った私は中にいる3人+虎丸くんの元に戻り、自分はキッチンを虎丸くんと何とかするから3人はホールの方をやってもらうようお願いをした。
「でも驚きましたよ。まさか、砥鹿さんも虎丸くんのお手伝いをしていたなんて。」
「火蓮さんには助けて貰ってばかりです。」
「いや、たまたまよ。たまたま虎丸くんの家の事情を知っちゃっただけで、なんかほっとけなかったから。」
「言ってくれれば。私達も手伝ったのに。」
「ごめんね。木野さん。なんか虎丸くんに口止めされててさ。でも、虎丸くんも悪気があったわけじゃないのよ?」
「砥鹿さん。優しいんだね。」
「人には優しく。でしょ?さ、そろそろもう一波来るわ。準備しましょう?」
その一言に3人がそれぞれの返事を返し、持ち場に散っていった。
私があの4人と話している間に乃々美さんがある程度のことを説明してくれていたらしく、テキパキと効率よく物事が進んでいく。
しばらくそんな準備段階が続き、空も少しオレンジ色に染まり始めた頃。
仕事帰りのサラリーマンだろうか、スーツ姿のお客さんが比較的数を占め始める。
…………いや、にしてもこの人数は多すぎよ!
もう満席じゃない!
内側をやると言った手前引き返すことは出来ず、キッチンに立った私と虎丸くんでひたすら料理を作り続けた。
それは……………………
…………改めて不動のスペックの高さを実感した瞬間でもあった。
帰り道。
あたりもすっかりと暗くなり、街灯の明かりが頼りになり始めた頃。
私たちは宿舎への道を並んで歩いていた。
来てよかった。
そう口にする木野さんに相槌を打ちながら円堂くんを先頭に歩いていく。
そこでふと隣を歩いていた豪炎寺くんが振り返る。
なにか思うところがあるらしく僅かに顔を顰めた豪炎寺くんに私は声をかけた。
「大丈夫?豪炎寺くん。」
「ん?あぁ、大丈夫さ。」
「虎丸くんのこと?」
「まぁな。」
「…………いずれ打ち明けてくれるわよ。」
「そう、かもな。」
そうやり取りをしたあと、私はある話を切り出した。
「さて、そこは虎丸くんに任せるとして、ちょっとこの後練習しない?」
「今からか?」
「そう。『轟熱スクリュー』の練習。」
「……なるほど。わかった。」
「OK。それじゃ、……円堂くん!」
「ん?どうしたんだ?火蓮?」
「ちょっと私と豪炎寺くんは少しだけ練習…………あ、いや、特訓してから帰るから。久遠監督に伝えておいてくれる?」
「特訓?」
「あぁ、『轟熱スクリュー』のな。すまない円堂頼めるか?」
「豪炎寺がそう言うなら。わかった。監督には俺から伝えておく。だから、完成させてこいよ!2人とも!へへっ。」
「当たり前でしょ。任せなさい。」
「火蓮の言う通りだ。」
そう言って私と豪炎寺くんは宿舎への帰路なら外れ、河川敷のグラウンドに向かった。
次回:おそらく多分何となく気分によってはカタール戦入るのかも
しれない。