イナズマイレブン〜紅蓮の華〜   作:奇稲田姫

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前回の続き


とある休日の砥鹿さん達 後編

パタン!

 

不意に吹き抜けた風によってベンチに置いていたペットボトルが倒れるのとほぼ同時。

 

花王瑠(カオル)が火蓮にボールを渡した瞬間両者がトップスピードに乗る

それをまさに同じスピードで不動が追い、一瞬で火蓮の進路を塞いだ。

 

「ククク、焦ってんのが丸見えだぜ?」

 

「焦ってなんか無いわよ!」

 

「図星かァ?」

 

「うっさい。花王瑠!!」

 

「させるかっ!っ!!?」

 

左右へ細かく歩を刻みながら視界の端に映る金髪に向けて、カットのために伸ばした不動の左脚のさらにその下をキレイに通す。

 

「っちぃ!」

 

パスのカットを空振りした不動はそのまま伸ばした足でブレーキをかけて体の向きを変え、舌打ち混じりにボールを追う。

 

「珍しくいいパスじゃないか火蓮。これも日本代表メンバーで鍛えた成果かい?」

 

「あーーんたもいちいちうるさいわね花王瑠!いいからこっちの負け分取り返してきなさいよ!」

 

「ふぅ、全く相も変わらず人使いが荒い、なっ!!」

 

ドリブルをしながらギザったらしく前髪に触れた花王瑠が今度はシュート体勢に入り、先程の不動のように軽く浮かせてから思い切りゴールへ向かってシュートを打ち込んだ。

 

花王瑠を追っていた不動もディフェンスには間に合わず、ボールは一直線にゴールへ向かう。

 

「これで負け分はチャラにさせてもらうよ」

 

「あーらそれはどうかしら?」

 

しかし……

 

 

 

ヒュッ!

 

 

 

「っ!!…………………………っと、忘れていたよ」

 

 

 

 

ボールはゴールネットを揺らすことは叶わず、代わりにゴール前に陣取っていたアンの左脚にコースを阻まれて威力を相殺されていた。

 

アン()がいた事」

 

「忘れんなって言ってんでしょうが、蹴り倒すわよ?…………っと不動!」

 

花王瑠に毒づいてから間髪入れずに小さく浮いたボールを右足を軸にしながら一回転したアンが自陣ゴール前から敵コート陣内へロングパスをだす。

花王瑠のシュートと共に既に体を切り返して前へ走り出していた不動が完璧なタイミングで追いつき、そのパスを右足に収めた。

そのままドリブルで上がってくる。

 

再びゴール前に残っていた私と1対1となり、不動は先程同様私の前でドリブルを止めてボールの上に右足をダン!と乗せた。

 

先程は私が抜かれたせいでゴール前ががら空きになってしまったが、同じ手はもう食わない。

次こそ止める。

 

「私に同じ手は通用しないわよ?」

 

「んな事ァ言われなくてもわかってンだよ」

 

そう漏らす不動の顔にはいつの間にか相手を茶化すような笑みはなりを潜め、射抜くような視線を私に向けていた。

今頃不動の頭の中ではありとあらゆる可能性の模索と比較、そしてここにいる4人全員のスペックを加味した方程式が超高速で処理されていることだろう。

 

それが不動 明王が持つ無二のステータスだった。

 

だからこそあの嫌味な性格であるにもかかわらず栗崎(ウチの)監督が勧誘の話をもちかけたのだ。

実際栗崎監督は普段はおちゃらけて頭の中まで筋肉で出来ているのではなかろうかと思うほどの感覚派ではあるが、人の才能を見抜く目は他に類を見ないセンスを持ち合わせていた。

そのセンスによって集められたのが今の私立桜林学園サッカー部。部員の人数から名前がつけられて通称『十二天王』と呼ばれている。本来なら人数も12ではなく13になる予定だったわけだ。

 

並外れた視野の広さに加えて高い洞察力とフィジカルの強さ、相手の意表を突く奇抜なプレースタイルに何より『勝利』に貪欲なまでにこだわりを持っていることが監督の直感にビビッと反応があったらしい。

 

まだ未完成ではあるとはいえ、ほとんど完成系が近い鬼道くんに比べて磨けば光る原石という意味では軍配は最終的には不動の方に上がるのではないだろうか。

 

彼はそれほどの選手だ。

 

私以外のイナズマジャパンのメンバーにはまだ閉じ切っている殻も、私や花王瑠達には少しずつ開き始めている。

こんな遊びに真剣になってる彼を見ているとふとそう思う。

 

私は不動の計算が終わる前にボールを奪取するためにプレスをかける。

それを軽く後ろにさがりながらボールをキープしつつ私の動きを事細かに観察していく不動。

足元のボールも不動の動きに合わせて前後左右に細かく位置を変えてするりとまるで水を捉えようとしているかのように私の

足から逃げていく。

 

このままでは埒が明かないと内心舌打ちをし、トンと軽いステップで距離を取る。

 

そんな私の行動にわずかに眉を寄せた不動をよそに私は大きく足を振り上げ、ダン!!!と地面を思い切り足を打ち付けた。

 

「っ!?」

 

ぐらりとわずかに地面が揺れ………………………………るわけはないがイメージとしてはそんな感じ。

傍から見ればそうだが、不動からしたら本当に揺れたような錯覚があったかもしれない。ほんの一瞬ではあるが不動が視線を足元へ落としてしまった。

 

そこが一瞬のスキとなる。

 

「もらった!!……っと、カオル!!」

 

「ちっ……!!」

 

素早くスライディングタックルで不動の足元からボールをかっさらうとすぐさまゴール前の花王瑠へパスを出した。

 

そして私からパスを受け取った花王瑠が即座にシュート体勢に入る。

今度は先程のような単純なボレーシュートではない。

 

軽く浮かせたボールを前に花王瑠が天を指差す。

するとその指の指す先の空が大きく割れて真っ白な光が花王瑠に向かって降り注いだ。

さながら舞台のスポットライトのごとく降る純白の光を受けながら右手で前髪に触れる。直後背中から真っ白な翼が6枚顕現されて大きく羽ばたかせながらボールと共に空高く舞い上がった。

 

その翼によってグラウンド全体に純白の羽が舞い、光がボールの一点に収束した瞬間に激しい衝撃とともに螺旋を描きながら光をまとったボールが脈を打つ。

 

それから空中で大きく足を振り上げるテイクバックから光輝のシュート(光の奔流)が勢いよく放たれた。

 

 

 

 

「エンジェルドライブ!!!!!!!」

 

 

 

 

まさに神聖。

神々しい光を纏ったボールがゴールへ向かって一直線に突き進む。

 

「ちっ、必殺技か!佐曽利!!!」

 

ボールを追いながら不動が舌打ち混じりに叫ぶ。

 

アンの方もしっかりとゴール前に陣取ってゴンと両手の拳を打ち付けていた。

 

「わかってるって。しっかり止めてあげるから安心しn……………………あ」

 

「あ?」

 

しかし、その直後、何かを思い出したようにアンが視線を下げた。

おかげで花王瑠のシュートは特に何かに妨害されることなく大きくゴールネットを揺らすことになった。

 

「ふぅ。これで同点。気を悪くしないでくれよ?」

 

シュートを決めた花王瑠もスタンと綺麗に着地を決めてこちらのゴールへ戻ってくる。

アンが技を出していたら分からなかったけど、どちらにしろ結果オーライと言うやつだ。

 

向こうのゴール前ではアンに駆け寄った不動が何か言葉を投げているらしく片手を腰にあてながらアンを問いつめていた。

しかし等の本人はそれを聞きつつ両手を不動の目の前に見せつけるようにしながら開いたり閉じたりしている。

それを受けて不動がため息をついた。

 

「ふぅ。ただいま火蓮。見てくれたかい?僕の華麗なる………………」

 

「もうそういうのはいらないわよ」

 

「つれないなぁ。いいじゃないか。久しぶりなんだからノッて来てくれたって」

 

「ナイスシュート」

 

「それだけ!?」

 

「何よ、不満でもある訳?いつも通りじゃない」

 

「はぁ、君はわかってない。いつの時代も女性の声援は男性の血となり肉となり活力となり。しいては無限を生み出す可能性の起爆剤と………………」

 

「わかったってばもう」

 

「…………むぅ」

 

呆れたように肩を落とす花王瑠は置いておいていつの間にか『遊び』から『本気』に変わっていたサッカーバトルもついに1対1の同点。最終戦までもつれ込んだわけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

トン。

 

 

再びアンのキックオフからゲームが再開し、ボールを受け取った不動がドリブルで駆け上がる。

 

 

こちらは先の2戦同様に不動のマークに私、そしてカウンターを待つ花王瑠に逆側から上がってもらってボールの奪取と同時に攻撃に転じられるような布陣を敷いた。

 

不動が私を抜くか、それとも私がそれを阻止するか。

 

勝敗はその勝負にほとんど委ねられていると言っても過言ではないだろう。

しかし、先の2戦によってお互いの手札がほぼ公開されていると言っても差し支えない手前、両者に残されたカードは………………。

 

 

 

 

 

 

「佐曽利!!!!」

 

「花王瑠!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

全くの同時というタイミングで両者がそれぞれのパートナーの名前を叫んだ。

 

 

 

直後。

不動から先程のように低い弾道………………ではなく、大きく浮かせ気味のパスがコートの端から端へ蹴り出される。

 

それを名指しされた2人が返事もせずに追っていき、パスを受け取ったアンが左右に細かくフェイントをかけつつ花王瑠を抜き去った。

抜かれた花王瑠もすぐに体を切り返してアンを追う。

 

それを横目に据えながらゴール前に向かって不動が走り込み、それを追う形で私も続いた。

 

「不動!」

 

サイドから放たれるアンの地を這うような低いパスに合わせながら不動がシュート体勢に入る。

 

「これで、トドメだァ!!」

 

「させるかっての!!!」

 

間髪のところで間に合った私は走り込む勢いを右足のブレーキで殺し、自分も数歩の助走をつけて右足に軸を作る。それから力強く左足のテイクバックを行い不動が左足を振り下ろすのと同時に私もボールへ左足を振り下ろした。

 

 

 

ブァッ!!

 

 

 

接触。

凄まじいエネルギーがボールを中心に巻き起こり、周囲に黒い炎と紅い炎が小さく渦を作った。

 

「っ!くっ………………んん!!!」

 

「っはぁ!!ぁぁあ!!!」

 

次の瞬間。

バチッ!とまるで雷が弾けたかのようにボールに充填されていたエネルギーが弾け、その衝撃によって不動と私はお互いに反対の方向へ弾き飛ばされた。

 

それから両者それぞれが同じタイミングで受身を取り、不動は私たちのゴールへ、そして私は不動達のゴールへ向けて今度はしっかりと利き足で蹴られるように踏み込む。

 

そして

 

 

 

 

「勝つのは俺様だ!!!」

 

「勝つのは私だ!!!」

 

 

 

 

ズガァン!!!!

 

 

 

 

再び私たちの右足がボールを挟んでぶつかり合う。

 

同時に黒炎と紅炎がさっきよりも激しく周囲を包み込み、地面を抉りとらんばかりの勢いで吹き荒れた。

 

それでもそのエネルギー波は長くは続かずに、一瞬で乱れ狂ったあとバチッと弾け飛ぶ。

その衝撃で再び私たちは逆方向へ飛ばされた。

 

今度は受け身も取れずに不動は回転しながら吹き飛ばされ、私は軽くバウンドしたあと後ろのゴールネットを大きく揺らすことになった。

 

 

 

 

両者言葉を交わすことなくよろよろと立ち上がると、3度目の接触(力比べ)をするために走り出そうとしたその瞬間。

 

 

 

 

 

 

「ストップ!」

 

 

 

 

 

「っ!」

 

「…………」

 

私たちの間にひとつの声が響き、2人の中間点で転がっている若干コゲついたボールに片足を乗せたアンが静止をかけた。

 

フイに静止をかけられたおかげで私と不動の動きはピタリと止まってしまい、それを確認したアンは足を乗せていたボールをポンと軽くかかとで後ろの花王瑠へ渡しながらため息をついた。

 

「はぁ…………、あのさ、私はほんのお遊びだと思って付き合ったんだけど?ここまでマジになるとか聞いてないわけ。お分かり?お二人さん」

 

「はぁ……はぁ…………チッ」

 

「アン…………はぁ……はぁ」

 

「それから、ん」

 

そう言いつつアンは無言のままクイックイッと親指で自分の背後を指して「見ろ」の指示を私たちに出した。

 

そこには、私たちのエネルギー衝突による余波や音によって若干萎縮してしまっている子供や、なんだなんだと興味本位で集まってくる野次馬がぞろぞろと集結しつつある光景が広がっていた。

 

「やりすぎ」

 

「うっ……………………ごめん」

 

「…………………………」

 

「不動、あんたは言うことないの?」

 

「………………ケッ、なんで俺様が謝んなきゃならねぇんだよ」

 

「な〜にか言いました〜?不 動 明 王 く ん ?」

 

「っ!!………………わかったよ!やりゃいいんだろ?やりゃ!………………悪かった

 

口答えをしようとした不動もさすがに青筋をピキピキと額に浮かべながら引き攣り気味に笑顔を浮かべ、全身からどす黒いオーラを滲ませていたアンには折れたようでふいっと顔を背けながらボソリと謝罪の言葉を述べた。

 

「よろしい。で?なーんでこうなるかね、さっき私と不動の仲が悪いだのなんだの言ってた割には自分の方が悪いじゃないの、火蓮?」

 

「うっ………………」

 

「いやまぁ、これは悪いというか………………意識しすぎてバッチバチって感じかしら」

 

それからペシと自分の額に手を当てて肩を落とすアンに、並ぶようにして花王瑠が戻ってきた。

 

「ふぅ、ようやくみんな解散してくれた。『サッカーの練習をしていたんです』っていう理由で無理矢理納得してもらったよ。俺はあまり強引な手は好きじゃないんだけど。あぁ、それからあれを見ちゃった子供たちのケアもやっておいた。感謝してほしいね2人とも」

 

さっきから話に参加してこないと思ったら…………そんなことやってたのね。

いや、ありがたいけども。

 

 

 

 

 

 

 

それから小一時間ほど正座させられた挙句、アンにこっぴどく絞られた私たちであった。

 

なんか不動とやってるとどうしても熱くなっちゃうのよね…………。

まだあの時の決着が着いていないから…………だと思うけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

河川敷のサッカー勝負から解散後の帰り道。

 

火蓮と不動、その2人と別れてからすぐ。

ポケットに押し込んでいた携帯か振動した。

 

予想通りとはいえ、本当に別れた直後とは……。

 

俺は画面に表示された名前を確認すると通話ボタンを押した。

 

「やぁ、アン。君から電話をくれるなんて、デートの誘いかい?」

 

第一声は軽口を言ってみたが、電話の向こうからはため息が聞こえてきた

 

「"はぁ、茶番は結構。そんなことよりなんなのよアレ。途中からガチ勝負に発展しちゃったアレ。あの2人って本当は仲悪いの?"」

 

「あぁ…………まぁ、仲悪い、わけじゃないんだよね、これ」

 

「"じゃあやっぱりお互い意識しすぎちゃってバッチバチで合ってるってこと?"」

 

「まぁ、そういうこと。聞いてるんだろう?俺たちと不動が前に1度試合したことがあるって」

 

「"聞いた。あんた達の圧勝だったんでしょ?"」

 

「そう。で、その後にね、ちょっとしたいざこざが」

 

「"いざこざ?"」

 

「そう。まぁ簡単に言えば不動の挑発に火蓮が乗せられて一騎打ちに発展したって感じかな」

 

「"は?なんでそれであーなるかね"」

 

「それがさ、その勝負………………まだ決着ついていないんだよ」

 

「"どういうことよ"」

 

「決着着く前にうちの監督が乱入して決着はお預け。で、それから1度も会わないまま今に至るって感じさ。今日会った感じたと目が合った瞬間勝負に発展、なーんてことにはなってないようだったから俺としては一安心してるのさ、一応」

 

「"あーそう。で、ちょっと頭に血が登り始めちゃうとあーなっちゃうわけね"」

 

「みたいだね。悪い奴ではないんだけどね〜2人は。実力もお互いのことを認め合ってはいるんだろうけど。そういうところは不器用なんだよ、2人とも」

 

「"日本代表の監督には同情するわ"」

 

「あはは。そう言うなって」

 

「"あんな濃いヤツ2人も抱えてお気の毒"」

 

携帯のスピーカーからふたたびため息が聞こえる。

 

「さて、これがあの二人に関して。で、わざわざさっき聞かないで電話をかけてきた理由は他にもあるんだろう?アン」

 

ふと立ち止まりつつそう問いかけると僅かな沈黙の後アンが言葉を出した。

 

「"あぁ、まぁそうね。あんたは()()()()、聞いた?"」

 

「あのこと?どのこと?」

 

「"…………今めちゃくちゃイラッとして携帯を地面に叩きつけそうになったわ"」

 

「悪かったってほんの冗談じゃないか」

 

「"で、どうなのよ"」

 

()()()()のことかい?」

 

「"そう。分かってんならわざわざ変な茶番挟まないでくれる?時間の無駄"」

 

「だからごめんって……」

 

苦笑いをしながらこめかみを軽く掻く。

 

「"ウチとあんたんとことの混合チームになるって私聞いてるんだけど間違いないわよね?キーパーの件で相談があるんだけど"」

 

「あぁ、俺もそう聞いてる。で、キーパーに関してはアンが出た方がいいんじゃないかって白虎は言ってた。実力的にもお前の方が適任だって」

 

「"あ、そう。じゃあ私で登録しておくわ。他のところは近いうちに打ち合わせしましょ。今日は疲れた"」

 

「あぁそうだね。近いうちに」

 

「"OK。それじゃあね"」

 

「あぁ」

 

その言葉を最後にプツリと通話が切れ、携帯の画面に通話時間が表示される。

 

FFIアジア地区予選決勝戦。

 

日本代表はその舞台にまでコマを進めそれに勝てば晴れてアジア地区代表として世界へ進出できるわけである。

しかしただ1つ懸念点があるとするならば…………。

 

"今の代表メンバーで世界へ行くことが本当に可能なのか"

 

ということらしい。

技術的に然り精神的に然り。

とある人物の意向によって練習試合の依頼が舞い込んできたわけだ。

どのような脈を使ってここまでたどり着いたのかは不明だが、どうやら俺たち率いる桜林学園サッカー部『十二天王』と天川学園サッカー部『ゾディアックス』の混成チームで試合をして欲しいらしい。

どちらか一方のチームと組めば良さげな話ではあるのだが、あえて混成にする意味がわからかった。

さっきの話しぶりからするとアンは快諾、までしたのかは分からないが了承済みであるようだ。

俺としても別にいがみあっている訳では無いのでNoでは無い。

いつもは好敵手(ライバル)として敵対しているチームと同じフィールドで戦うことが出来ることなどこんなこと以外では絶対に実現しないからな。

たまにはライバルに背中を預けてみるのも面白い。

 

話が脱線した。

詰まるところ日本代表の全体的なレベルアップのために貢献して欲しいと言うのがこの練習試合の主旨となっている。

俺は同じチームの火蓮が日本代表に選抜されているため力を貸す理由はあるが、アンがこの条件を呑んだのは珍しいか。

今度の打ち合わせの時に聞いてみよう。

 

こんな感じで日本代表メンバー(彼ら)の知る由もない水面下でチームの命運を分ける一大イベントの準備が着々と進んでいた。

 




日常編の後編終わり。


もうすぐ原作ではネオジャパン戦に入っていく、という感じであります。
ただ今回はオサームさんには出番はありません。
迷ったんですけどね、そうすごく迷ったんですけどね!!(大事)
火蓮のレベルアップを図るには「本気の火蓮を確実に止めることの出来るキーパーが必要」だと感じたのでこうなりました←

ネオジャパンに組み込む案もありましたが………………色々な要因がありボツになりました←

まぁ、兎にも角にも更新は気ままに亀更新なので暖かい目で見守ってやってください。
更新してたら生きてます、失踪してないと思われますw

では、本編あとがきでした。
また次回もお楽しみに。
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