とりあえずアジア地区予選編始まります。
練習禁止
ここはサッカー協会。
ここでは現在FFIの予選大会、つまりアジア大会の抽選会が行われていた。
この抽選会によって私たちイナズマジャパンの初戦の相手が決まるのだ。
私は今か今かとソワソワしっぱなしの代表メンバー達の一番後ろで施設の食堂にある備え付けのテレビをぼーっと眺めていた。
アジア最強と名高い韓国代表を始め、大会の優勝候補に名乗りを上げたオーストラリア、西からは砂漠によって鍛えられた足腰が武器のカタールやサウジアラビアなど全部で8ヶ国ものチームの監督がその会場に集結していた。
私個人としてはほかのチームはいいとしても、韓国代表と初戦で当たることだけは絶対に避けて欲しかった。
韓国代表と言えば当然あの男が出てくるはず。
どうも私は彼だけは苦手でならないのだ。
初戦で韓国だけはやめてください!
それだけを心の中で入念に祈りながら背もたれに寄りかかって椅子をカタカタ揺らす。
そしてついにその時は来た。
ナレーションをしている若い女性が私たちイナズマジャパンの名前を呼んだのだ。
わずかな間を置いて画面の向こうで久遠監督がゆっくりと席から立ち上がる。
そして、堂々とした態度で壇上まで上がると空気の流れによって縦横無尽に飛び回っているクジの中から1枚を掴んだ。
埋まっているマスは、
1-B オーストラリア代表「ビックウェイブス」
2-B カタール代表「デザートライオン」
3-A 韓国代表「ファイヤードラゴン」
4-B サウジアラビア代表「ザ・バラクーダ」
となっており、残る枠は4枠。
つまり、私たちイナズマジャパンはこの4チームのどこかと確実に当たるわけになるのだが、先も言った通り3-Bだけは勘弁して欲しいところ。
久遠監督!
お願いします!
そんな想いを表に出さないように平静を装いながら、私は心の中では思い切り神様に祈りを捧げていた。
そして、久遠監督が引いたカードは…………。
"日本代表「イナズマジャパン」、1-A!"
その瞬間、わずかにこの部屋がざわめいた。
初戦の相手は、オーストラリア代表「ビックウェイブス」に決定した。
私としては内心ほっとしているのだが、実際はそうも言ってられない状況になったらしい。
初戦から韓国代表と並ぶ優勝候補が相手なのだから。
しかもフットボールフロンティアインターナショナルアジア地区予選の第1試合とは…………。
試合は2日後と言っていたが、正直これと言って十分な準備は出来るとは思えない。
さて、久遠監督はこの状況からどうやって私たちを鍛え上げていくつもりなのかしら。
うちの猪突猛進という言葉がバッチリ当てはまる監督なら恐らく「やられる前にやれ!」とでも言いそうなもんだけど。
このチームはそうはいかないし。
「(どうするの?呪われた監督さん。)」
先日マネージャーの音無さんが使った言葉を引用して心の中で問を作ってみる。
それから1つ息をついて、カタカタ揺らしていた椅子から立ち上がると初戦から強豪と戦えるということでモチベーションも右肩上がり傾向のメンバーを横目に食堂をあとにした。
そして退出して扉を閉めた直後。
「おい」
食堂の壁にもたれかかっていた不動に声をかけられた。
「なに」
「
意外な質問に思わず振り返ってしまった。
「は?なんだって?」
「だから、オーストラリア代表の試合、見たかって聞いてんだよ」
「見たか見てないかと言われたら、一応目は通したわよ。たまたま目金くんが出場チームの情報持ってたからそのレベルしか見れてないけど」
「戦術は?」
「見た」
「ならよかった。てめぇもあいつらみてぇに脳までお花畑じゃなくて安心したぜ。クククク」
「はぁ、あなたも面倒な性格してるわよね。答えが出てるなら教えてあげればいいじゃない。チームメイトなんだし」
ため息混じりにそう言うと不動はふんと軽く鼻を鳴らした。
「言っても理解出来ねぇよ」
「そういうところが良くないの」
「大きなお世話だ」
「あ、そ。で?そんな不動は私になんの用かしら?」
そう言うと不動は寄りかかっていた壁から離れると、ポケットに手を入れながらいつものニヤケ顔………………じゃなくて珍しく真剣な顔で人差し指をクイッと動かした。
「ちょっと付き合えよ」
「なに?デート?」
「はん。馬鹿かお前」
「冗談だって。分かってるわよ」
「どうだかな」
「釣れないわね。まぁ、いいわ」
軽く冗談を言いながら私は不動に連れられて食堂を後にするのだった。
グラウンド。
「……っはぁ!はぁ!…………っ……」
「ふぅ、掴めたかしら?ま、私一人じゃあの戦術の再現には役不足だったと思うけど」
私は目の前で膝に手を当てながら荒い息を整えている不動に向かって言葉を投げる。
「………………」
「……大丈夫そうね。じゃあ、私は部屋に戻るわよ?シャワー浴びたいから」
「…………ちっ」
「素直じゃないんだから。ま、いいけど」
ため息混じりに呟いて私は不動に背を向け、グラウンドを後にした。
そんな私たちの姿を校門前で車をおりた久遠監督に見られていたとは知らずに。
宿舎の玄関で練習着に付着した土を軽く払いながら靴を履き替えていると、少し遅れて不動も玄関に入ってきた。
いつも通りツンとした態度で手早く靴をはきかえて不動は下駄箱を通り過ぎたあたりで足を止めた。
「不動?」
その視線の先を追うと2階に上がる階段の前で先程帰宅したのだろうか久遠監督を取り囲むようにメンバー達が集まっていた。
ちょうど今後の練習スケジュールの発表をするのだそうだ。
私は、舌打ちをしながらその場で立ち止まったままの不動の背中を無理やり押しながらその輪の1番外に加わる。
そこで久遠監督の口から突拍子もない一言が出るとは夢にも思ってなかったけど。
一同「練習禁止!!?」
言い渡されたのは試合までの2日間グラウンドでの練習はおろか、そもそも宿舎から出ることするも禁じる、というもの。
それに対しての抗議は当然起こり、チームの司令塔である鬼道くんを筆頭にみんな猛反発をしていた。
みんなの勢いに押されて止めに入るタイミングを完全に見失ってしまった私は横目でちらりと不動に目を向ける。
しかし、その意味をいち早く理解した不動は小さく鼻を鳴らしながらその輪の中から1人抜けて足早に自分の部屋へと戻って行った。
「(…………まぁ、確かにあの戦術のイメージを掴むためにはいいのかもしれないけど。久遠監督ももう少し言葉を選べなかったのかしら。そういうところ不動に似てる気がするのよね)」
言葉足らずと言うのはやっぱり厄介だ、と思いながら私も2階へ上がるのだった。
その猛抗議からしばらく経ってからのことだった。
みんなこの「練習禁止」の意味を理解してきたのだろうか、最初に比べてそれぞれの部屋からドカドカバタバタという音が至る所から聞こえ始めた。
ただ、一つだけ問題がある。
昼間ならまだいい。
昼間ならまだ許容範囲だ。
でも………………。
いくら練習したいからと言って夜までやるのだけは勘弁して欲しい。
………………寝れない。
翌日(オーストラリア戦まで残り1日)
今日も昨日に引き続き朝食後は左隣の部屋だけに飽き足らず上と下の部屋からもドカドカ音が聞こえ始めた。
ちなみに私の右隣の部屋は不動だからやけに静かだった。
若干寝不足の目を擦りながら部屋を出る。
部屋には備え付けの冷蔵庫やシャワールームといった贅沢なものは無いので飲み物などは基本的に食堂に行かなければならない。
そんな面倒なシステムに心の中で文句を言いながら階段を降りていく。
…………つまり、喉が乾いたのだ。
昨日壁に向かってボールを蹴りすぎてあと1回壁にぶつけたら恐らく崩れてしまいそうなところまで行ってしまったため、崩れる前に切り上げ、そうなるともう部屋でやることなんてなくなってしまうわけで、朝食から戻ってきてもベッドの上でウトウトするしか無かった。
食堂に向かうため、1階へ続く階段を降りながら欠伸をひとつ。
そんな時、ちょうど特例だかなんだかわからないけど帰宅を許されていた宇都宮くんが玄関口から入ってくるのが見えた。
「おはよう宇都宮くん…………いや、やっぱり名前で呼んだ方がいい?」
「あ、火蓮さん。おはようございます。呼び方は…………やっぱり名前で呼んでもらった方がしっくりきます」
「そう?じゃあ、そうするわね」
「はい」
「それで、虎丸くんはどうして家から通ってるの?」
何となくそんな質問をぶつけてみた。
会話が途切れそうだったからだと言うことは口が裂けても言えないが。
まぁ、コミュニケーションよコミュニケーション。
「本当にこの間不動が言ってた理由ってわけじゃないわよね?」
「まさか、そんなことないじゃないですか。家の事情ですよ家の」
「家の?へぇ、困ったことがあるんなら相談に乗るわよ?」
「いや、特に今困ってることは…………」
「乗るわよ?」
私は退屈なこの時間から抜け出したいその一心で虎丸くんに詰め寄った。
でも、なにか隠しているなと思っていたのもまた事実なのでタイミングとしてはちょうどいいのかも。
「いや、別に…………母さんの手伝いg……っ!?…………はぁ」
私に詰め寄られて若干顔を赤くしながら視線を中に泳がせる虎丸くん。
しかし、その表情もすぐに戻して軽くため息をついた。
…………それもそれでなんか複雑ではあるのだが。
「はぁ、なんでしょう。火蓮さんには隠し通せる気がしないです」
「白状したわね」
「こんな無理やり詰め寄られたらつい口が滑っちゃいますよ」
「あら、そんなに詰め寄った覚えはないけど。まだまだ経験が浅いわね。クスクス」
「なんなんですか!!」
「ほらほら怒らない。あ、そうそう、これから食堂行くんだけど一緒に行かない?」
キーっと少しふくれ気味になった虎丸くんをなだめながらそれとなく食堂に誘ってみる。
「あ、行きます!今日はちょっと寝坊しちゃって朝ごはんろくに食べられなかったんですよ〜。それからここまでダッシュできたからもうお腹ペコペコなんです〜」
「あらそうwwそれは災難ねww」
「わ、笑わないでくださいよ」
そんなこんなで虎丸くんと一緒に食堂で色々な話をしたり聞いたり。
途中からだんだんと人数が増えていったのは気の所為ではないはず……。
最後には不動以外の全員が集合するという始末だったし。
まぁ、今日もやることと言ったら徒にベッドの上でゴロゴロしているか、不動から屋上に呼び出しがかかるかの2択しかないわけなので出来ればこういうコミュニケーションは積極的に取っていきたいところ。
早くチームに溶け込まないと居ずらくなってからでは遅いからね。
そんなことを考えながら食堂に集まったメンバー一人一人に軽く挨拶も兼ねて簡単なおしゃべりをした。
この日の朝はこんな感じで過ぎていった。
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そろそろ太陽も頂上から傾きだし、辺りも若干赤みを帯び始めた頃。
宿舎の屋上に金網の乾いた音が響き渡った。
ガシャン!!
「ほら、もうおしまいなの?なんか掴めてもそれを実行できないんじゃ意味無いわよ〜」
私は右足でボールをポンポンとリフティングしながら屋上の金網に思い切り肘打ちをかました不動に向かって言葉をかける。
「けっ!うるせぇなぁ!んな事言われなくても分かってんだよ!!!はぁっ…………!はぁっ…………!っ!」
不動は乱れに乱れた荒い息が整いもしないまま再び私からボールをうばうと、数メートル離れて私と向かい合った。
「いくぜ!!!!」
「どこからでも来なさい!」
不動が掛け声とともにドリブルを開始。
それに対して私はそのドリブルをブロックしてボールを奪う。
それの繰り返しなのだが、不動の要望で100%全力で向かってこいとの事なので仕方なくそれに応じた私は若干後悔気味ではあった。
何せ私が不動から屋上に呼び出されてかれこれ4時間は過ぎているのだが、不動は一向に私をドリブルで抜くことが出来ないでいた。
趣旨としては主にボールキープ。
私のブロックからひたすらにキープし続けることが出来れば恐らくあの戦術は攻略可能ではあるだろう、ということだった。
ただ、私は本職はFWなのでディフェンスはあまり得意ではないのだよ、不動。
だから私を抜いたところで実践で使えるかといえば……………………まぁ使えなくはないだろうが、正直微妙なところではある。
私は奪ったボールを再びリフティングして軽く蹴って不動に戻した。
「ねぇ、たしかに私にボールを奪われないようにするのはいいかもしれないけど、その前に不動の方が倒れるんじゃないの?」
「はっ!馬鹿言え。っはぁ……、誰に物言ってやがる」
「……強情だなぁ」
「いいから次いくぜ!!」
「はぁ、じゃあ、気の済むまで奪い尽くしてやるわ!」
こんな感じで私は不動の秘密特訓(私命名)に付き合うことになった。
夕方。
結局あれから1度も私をドリブルで突破できなかった不動に、さすがに今日はここまでだと若干語調を荒らげながら言って屋上をあとにした私はドリンクでも貰おうと食堂へ行く途中、またもやちょうど玄関から家に帰宅しようとしていた虎丸くんと遭遇する。
「おーい虎丸くん。帰るところ?」
「あ、火蓮さん。はい、また明日よろしくお願いします!」
律儀にカバンを肩にかけながらぺこりとお辞儀をする虎丸くん。
「じゃあ私も一緒に行ってもいい?」
「それじゃあ…………え?……えぇ!?」
唐突の提案に案の定虎丸くんが頓狂な声を出した。
虎丸くん宅、虎ノ屋前。
「へぇ、ここが虎丸くんの家。定食屋さんだったのね、あなたの家」
「…………はい」
「知る人ぞ知るみたいな感じかしら」
「…………はい」
「…………」
虎丸くんの家の前まで来た私は年季の入った…………とまでは行かずとも結構味がある看板の前で驚きの声を上げた。
外出許可は久遠監督をなんとか言いくるめたというか事実を話したら普通に貰うことが出来たため、少し拍子抜けしているふしはある。
ちなみに、どうして虎丸くんがこんなに元気ないのかと言うと…………。
「で、ついでに聞きたいんだけど…………」
「あん?却下だ」
この場に私と虎丸くん以外にもうひとりいるからだ。
「どうして不動がここに居るのよ!」
意外にして意外な人物、不動がなんの気まぐれなのか分からないがついてきていた。
「虎丸くんが怯えちゃうからさっさとどっか行きなさいよ。」
さっきからグラウンドでも宿舎でも元気のいい虎丸くんが、少し縮こまってしまっている。
そんなことなどどうでもいいといわんばかりにわたしの言葉に反発するといつものニヤニヤした笑みを浮かべながら不動は小さく肩を震わせていた。
「はん。俺がどこにいようと勝手だ。人の弱みは握っておいて損はねぇんだよ。ククク」
「そんなことで……」
「まぁ、自分の家でしか寝れない赤ちゃんの弱みなんか握ったところで使い道なんかねぇと思うけどな」
そう嫌味をガンガン吐きながら不動が踵を返したちょうどそのタイミング、いきなり虎ノ屋の入口が思い切りガラガラと開かれた。
「い、いってきまーす!!!って、あら、虎丸くん。おかえり!じゃあ、私は出前に行ってくるからちょっとお店の中お願いできる?」
そこから私より少し背の高い女の人が大慌てといった様子で出前ケースを持ちながらバタバタと勢いよく飛び出してきた。
「の、乃々美姉ちゃん!?」
そんな様子に私と不動は顔を見合わせてしまった。
虎ノ屋店内。
「はい、ハヤシライスと生姜焼き定食ですね。承りました」
私はお客さんからの注文を手に持った伝票に手早くメモすると1度ペコッとお辞儀をしてからカウンターの方へ。
「不動!注文!ハヤシライスと生姜焼き定食!」
「叫ぶんじゃねぇ!聞こえてんだよ!!ちっ、なんで俺までこんなことしなきゃなんねぇんだ!」
「ほら、あんたが勝手についてきたんだから文句言わない」
「後で覚えてろよ。ほらよ」
そんなことをグチグチ言いつつも似合わない作業の手をとめない不動に込み上げてくる笑いをなんとか堪えながら渡された料理をトレーに乗せ、老夫婦の2人組のテーブルへ。
しかも不動のやつやけに手際もいいし。
「不動さん。オムライス追加です!」
「ちっ」
ちょうどカウンターを出ようとしたタイミングで店内から注文の伝票をヒラヒラさせた虎丸くんとすれ違った。
「お待たせ致しました。焼き魚定食2つになります。ご注文は以上でよろしいでしょうか。それでは」
簡単な定型文を喋ると老夫婦のテーブルに伝票を裏向きで置くと1度頭を下げてからカウンターへ戻った。
そこに虎丸くんも戻ってきてふぅ、と一息ついた。
「あの、すみません火蓮さん。なんか手伝いをさせてしまって」
「ん?あぁ、いいのよ。乗りかかった船ってやつ」
「でも、助かりました。いつもは母さんの代わりに俺が店を切り盛りしてるんですけど、最近それだけじゃ人手が足りなくなってきた所なんですよ!あ、でも…………その、ほかの人には…………」
「分かってるわよ。秘密にしとくから」
そう言ってパチッとウィンクをしてから虎丸くんのおでこを指でツンと押した。
それから視線をキッチンの方に戻す。
「それにしても………………」
「はい…………人は見かけによらないってことですね」
「えぇ」
「おい!なにぼさっと突っ立ってんだよ!さっさと次運びやがれ馬鹿どもが!」
厨房の窓口から不動が出来上がった料理を差し出しながら怒鳴る。
「…………なによこれ。なんで不動って変なところでスペック高いの」
「俺、不動さんのこと誤解してたかもしれないです」
「イメージダウンもいい所よ」
「しかも……普通に上手いですし」
「なんなのあいつ…………」
「聞こえてんだよバカが!」
「「す、すみません不動料理長!!」」
「ふふふ、虎丸のお友達は面白いわね」
いつの間にか厨房の隣の勝手口から顔を覗かせていた虎丸のお母さんも嬉しそうに微笑んでいた。
そんなやり取りをしながら結局私達は虎丸くん家の手伝いをしてから宿舎に帰ってきた。
さすがに時間もいい時間になってしまったので久遠監督からは注意を受けた。
さて、原作ではオーストラリア戦の前の練習禁止回です。
…………というか壁にボール蹴りまくって崩れる寸前って、どんだけ蹴ったんでしょうね。
そんな感じで書いてました。
次回はいよいよ第1試合、オーストラリア代表「ビックウェーブス」戦になりそうです。
よろしくお願いします。
それでは、また次回。