地方自治をめぐる「東京大決戦」の終結から10年がたち、都道府県がすべて独立国家となった列島。しかし学園艦には何も関係のない話。何故なら学園艦だから。
ご当地色をテーマパークのように肥大化させた各地域では「モサ」と呼ばれる能力者が自警団を率いて統治、あるいはその一翼を担っていた。しかし学園艦には何も関係のない話。何故なら学園艦だから。
そんな中、あちこちで巻き起こるご当地トラブル! それをうまく静めるもの、平和請負人(世直し)として所沢のヒーロー、マッチャグリーンは他国(他県)から高い評価を受けており、彼(彼女)の元には平和請負人の依頼の手紙が何通も届いていた。しかし学園艦には何にも関係のな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・くもない話。ここ大洗学園艦にもその力を借りようとして手紙を書く少女の姿が一人あった。
拝啓 マッチャグリーン様
突然お手紙を差し上げる失礼をお許し下さい。私は大洗学園艦にある県立大洗女子学園の生徒会長をしております角谷 杏 と申します。この度あなた様の平和請け負い人のご活躍を聞き、是非我が校でもその腕を奮って頂きたく思っております。肝心の内容なのですがそちらは直接お会いした時にご相談出来ればと思っております。手前どもの勝手なお願いで恐縮ですが、もしお会い頂けるなら別紙にあります日程で大洗に帰港予定ですので是非とも大洗へお越しいただけないでしょうか。問題が解決した暁にはあなたが探していると噂のハート型の石を差し上げます。どうぞご一考の程よろしくお願い致します。 敬具
県立大洗女子学園 生徒会長 角谷 杏
「こんなもんかな? まっ、来てくれるわけないけどね、やれることはやっとかないと。廃艦を免れるなら藁にでも何にでもすがってやるさ!! かぁ~しま~、この手紙出しといて~。」
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「おっ? 望未、あの案内標識に『大洗』って書いてあるからもうすぐなんじゃないか?」
「どれ? あっ本当だ!! 結季奈ちゃん、ちーちゃん、もうすぐみたいだよ!!」
「迷わないで着くなんて夢のようです。」
「~♪」
「あれ? 逢衣ちゃん、その歌って・・・」
「ノンスケ!! なんか看板が出てる!!」
「「「「戦車道の試合につき 通行止 ご協力ください!?」」」」
「・・・戦車道ってなに?」
ひょんなことから平和請負人代行を務めることとなった4人の単車乙女と大洗の戦車乙女の数日の夏がここからはじまる。