ダンジョンに食材を求めているのは間違っているだろうか?   作:猫と果実

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衝動書きですねw




プロローグ

英雄

それは多くの偉業を成し遂げた者。

英雄

それは多くの脅威から人類を救った者。

英雄

それは多くの者に祝福をもたらした者。

 

多くの者が英雄に憧れ、英雄になるために冒険者の道を歩む。

大成し英雄の道を駆け上がる者、挫折し転がり落ちる者。

一人一人数多な物語が存在する。

そしてこれから語られるお話は憧れた者になるため歩み出した少年の物語。

 

 

 

『おじいちゃん!はやくはやく!!』

『本当はベルは英雄譚が好きじゃな!これで何回話したか忘れてしまったわ!』

僕は一日の終わりに子守歌代わりに聞く英雄譚が大好きだ

『えへへ!だって楽しいんだもん!!』

『そうかそうか!!ベルは冒険者になりたいか??』

おじいちゃんは僕の頭を豪快に撫でながら英雄譚に出てくる冒険者になりたいか聞いてくる

『僕??』

『そうじゃベル!!人は夢があってこそ人生が栄えるもの!!じいちゃんの昔の夢はハーレムじゃったな!!』

『……僕の夢』

ハーレムってなんだろう?と思いつつ僕は考える、僕の夢…僕がなりたい者

『ベルよ』

『なにおじいちゃん?』

『なりたい者になりなさい、そして生まれ落ちたこの人生を楽しみなさい』

おじいちゃんは頭を優しく撫で、慈愛の笑みを僕に向けてくれた。

僕はおじいちゃんの笑顔を見て夢が決まった。

『おじいちゃん僕は……』

 

~~~~~~~~

 

「……い」

「zzz」

「おい起きろ!!」

「ひゃい!?」

体を揺さぶられ無理矢理起こされる、突然の出来事で声が裏返ってしまった。

「着いたぞ坊主」

寝起きのせいで起こしてくれた人の事が分からなかった。

誰?って顔をしていると、呆れた顔でおじさんが指を差しながら言う。

「目的地の『オラリオ』に着いたって言ってんだ!!」

「は、はい!!」

おじさんの怒鳴り声とその言葉に意識が一気に覚醒した。

慌てて荷物を背負い馬車から降り、馬車のおじさんにお金を渡す。

「おじさんここまでありがとうございました!!」

「あいよ、ほら選別だ坊主」

「わわっ!?」

手の平より少し大きめな革袋を投げてきた、落としそうになりつつなんとかキャッチする。

「これは?」

「地図と軽い食料が入ってる、余ってから持ってきな!!」

「えっ!?良いんですか??」

「ゴタゴタ言ってねえで早く行け!!」

「ありがとうございます!!」

「早死にするんじゃねえぞ坊主!!」

「はい!!!」

僕は何度も頭を下げ、馬車のおじさんに別れを告げ門をくぐった。

 

 

【迷宮都市オラリオ】

『ダンジョン』と称される地下迷宮を保有する巨大都市。

『ギルド』と呼ばれる組織が中核となり、ダンジョンを管理し栄える都市。

あらゆる種族がこの都市に集まり、多くの者が冒険者になるためにオラリオに訪れる。

田舎者の僕が知っているオラリオのイメージはそんな感じ

「うわぁ……こんなに大きい街なのかオラリオは……」

凄いんだろうなぁ!!って思っていたけど、その何倍も凄くて喜びより先に広さに圧倒されてしまった。

「でも今日からここで生活していくんだ……頑張らないと!!」

大きめなリュックを背負い直し、僕は一歩目を踏み出した。

 

僕はベル・クラネル。

田舎生まれの生粋の田舎者。

なぜそんな田舎者の僕がこんな大都市に一人で居るのかと言うと

僕の育て親であるおじいちゃんが亡くなってしまい天涯孤独になってしまったからだ。

おじいちゃんが亡くなり悲しみ暮れていた僕は生きる気力をなくしていたけど、おじいちゃんの遺書に書かれてた手紙を見て村を出る決意を固めた。

『なりたい者になりなさい、そして生まれ落ちたこの人生を楽しみなさい』

その言葉に従い、なりたい者になるために迷宮都市オラリオに来た僕。

「おい!道の真ん中で止まってんな!!」

「す、すみません!?」

街の雰囲気に呆気を取られてぽけっとしていたらガラの悪そうな人に叱られてしまった。

脱兎の如く道を空け、道の端に移動する。

「やっぱり都会の人は強そうだな…」

さっきの人もそうだったけど、多くの人がぶぐを身に付けて街中を歩いている。

そして中央にそびえ立つ塔に向かっている。

「もしかしてあれがダンジョンの入り口なのかな??」

あっ!っと地図を貰った事を思い出し地図を広げる。

「えっと…さっき門を通ったから…今はここかな??」

自分がいる場所を確認して周りをきょろきょろと見渡す、すると冒険者っぽい方が声を掛けてきた。

「君もしかしてギルド探してるのかい?」

「えっ!?」

「僕も最初来た頃はよく迷ったもんさ!冒険者になるならまずはギルドに行ったら安心だよ?」

気さくそうな冒険者のお兄さんは僕の大荷物を見て、冒険者になるため田舎から出てきてギルド探してる様に見えたらしい。

「あ、ありがとうございます、でもギルドには様はないので大丈夫です!!」

「えっ?冒険者になりに来たんじゃないの君??」

「ぼ、冒険者なんて僕には無理ですよ」

「なら何しにここに??」

「僕は……」

僕がなりたい者、小さな頃からの夢。

そう冒険者じゃなく、僕がなりたい者それは

「僕は料理人になりに来ました!!!」

僕がなりたいのは英雄譚に出てきた冒険者ではなく

その冒険者を支えた料理人になること。

非力な僕でも大切な人を支えられる僕の力。

だから僕は料理人になりたい。

 

 

 




正直思いつきの作品です。
こんなん面白くないってなる可能性がありますが、ご容赦いただきますようお願いいたします。
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