約一年、姉との約束を胸にたった1人でスクールアイドル「Sirius」を続けて来た長月瑠衣。念願の仲間2人と顧問の先生がアイドル部に加入したことでようやく瑠衣の求めていたスクールアイドルとしての楽しい日々が始まっていくのでした…
そしてSiriusとは別の所で新たな動きも始まって?
〜音ノ木坂学院 校門…〜
『おはようございま〜す!』
野乃花 「おはよう! キラキラ」
爽やかな笑顔で校門を通る生徒達に挨拶する生徒会長・如月野乃花。
生徒A 「生徒会長朝から綺麗だね!」
生徒B 「ほんとキラキラしてるよ♡」
生徒会生徒 「フフ…生徒会長朝から人気者ですね!」
野乃花 「ウフフ。ありがとう!ホホエミ 」
生徒会生徒 「(ほ、ほんとキラキラしてるなぁ〜…)」
野乃花のパーフェクトスマイルに見惚れる生徒会生徒。
生徒C 「お、おはようございま〜す! テレ 」
野乃花 「おはよう!キラキラ」
生徒D 「………。」
野乃花 「…おはようございます!キラキラ」
生徒D 「……… アセ 」
『タッタッタッタッ…』
挨拶を返さないばかりか野乃花のキラキラスマイルから逃げるように走り去る生徒D。
生徒会生徒 「あ、あの小さいおかっぱ一年生!生徒会長を無視するなんて! 怒…初めて見るけど何組の誰よ!?」
野乃花 「……1年A組…『神無月ルミ』…
今年の入試、クラス分け試験で首席だった子よ。」
走り去る空色のおかっぱ頭を見つめながら言う野乃花。
生徒会生徒 「にゅ、入試とクラス分け試験両方首席!? アセ …それって…生徒会長と同じじゃ…」
驚愕しながら神無月ルミと野乃花を見比べる生徒会生徒。
野乃花 「…そうね。
(あの子が…保健室登校の…
…でも可愛いわ〜♡)」
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《保健室…》
『ガラッ』
保健の先生 「あ!おはようルミちゃん!」
ルミ 「お、おはよー…ござ…います…」
先生とは目を合わさずに挨拶するルミ。
保健の先生 「今日からよろしくね! ニコ 」
ルミ 「……ペコリ
……(…さっきの校門にいたのが…3-A組、生徒会長の如月野乃花……
………ルミが…新しく作ったファンクラブ
『KASUMI』の…副会長…か…)
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《放課後、1年A組教室…》
ツバメ 「…さて…今日からスクールアイドル…頑張るぞ!」
嬉しそうに言うツバメ。
向日葵 「良かったですねツバメちゃん!音ノ木坂にまだスクールアイドルやってる人がいて…」
ツバメ 「うん!…ツバメ…ずっとヒヨコお姉ちゃんやことりちゃんみたくなりたかったから…『Sirius』に入れて凄い嬉しいよ♪」
向日葵 「…ファイトデス!ツバメちゃん!」
『ガラッ!』
ツバメ 「あ!」
向日葵 「あ… アセ」
突如勢いよく開かれた教室のドアの向こうからスクールアイドル「Sirius」リーダー・2年生の長月瑠衣が現れる。
瑠衣 「ツッバ〜メちゃ〜ん!!
迎えに来たよ〜!!」
ニコニコしながら大声で言う瑠衣。
『ザワザワ 』
『え?誰?』
『ザワザワ』
『二年生? アセ 』
ツバメ 「瑠衣さ〜ん!」
笑顔で手を振るツバメ。
瑠衣 「あ!いたいた!会いたかったよツバメちゃ〜ん♡」
『ハグッ』
ツバメ 「る、瑠衣さん!テレ 」
霞 「…ちょ!アセ あんた一年生の教室で何いきなり抱きついてんのよ!!」
瑠衣の後から教室に入って来る霞。
ツバメ 「あ!カスミさんも!」
『ザワザワ!』
『え?…誰あれ!?』
『ザワザワ!』
『す、凄い美人…てゆーかカッコ可愛い〜♡♡』
瑠衣 「さっすがカスミン!早くも注目されてるね! ウィンク 」
霞 「べ、別にされてないし! テレ 」
ツバメ 「ツバメも霞さん見ると見とれちゃいます♡」
瑠衣 「だよね!瑠衣もいまだにそうだもん♡」
霞 「あ、あんた達何バカなこと言ってんのよ!今日から練習なんでしょ!やるんならさっさとしなさいよ! カオマッカ 」
瑠衣 「まぁまぁカスミン!そんな照れないで……」
霞 「照れてないっつーの! カオマッカ 」
霞をなだめつつツバメの後ろの存在に目がいく瑠衣。
瑠衣 「…あ!向日葵ちゃん!!」
向日葵 「ど、どうも…デス アセ 」
微妙な表情で瑠衣に挨拶する向日葵。
瑠衣 「考えてくれた?瑠衣達の…『Sirius』の作曲の話し!」
ニコニコしながら尋ねる瑠衣。
向日葵 「そ、それは アセ …昨日も言ったですけど…私やりたい実験がたくさんあって…それにピアノの練習もしないとなので アセ 作曲してる余裕は…」
話しながら下を向く向日葵。
瑠衣 「作曲は…出来ない感じ…かな?」
残念そうに言う瑠衣。
向日葵 「…それに私…アイドルが歌うような曲…作ったことないデスし…」
瑠衣 「じゃあさ…とにかく詞を見せるからそれにメロディをつけるとかだけでも!」
霞 「ちょっと!あんまりしつこいと迷惑だよ!」
困る向日葵に助け舟を出す霞。
ツバメ 「ご、ごめんねひまちゃん!アセ ひまちゃんピアノのレッスンの合間を縫っていろんなやりたい実験やってるから…その貴重な時間を減らしちゃ駄目だよね ホホエミ 」
向日葵 「あ…でも…私は…」
ツバメに何か言いかける向日葵。
霞 「…とにかく!千歌さん待ってるんでしょ?早く行かないと!アセ 」
ツバメ 「じゃあ…ツバメ行くねひまちゃん!ひまちゃんは科学部行くんだよね! ニコ 」
向日葵 「は、はい…
………あの!」
瑠衣・霞・ツバメ 『え?』
向日葵 「詞…」
瑠衣 「し? アセ 」
向日葵 「詞を…見せてくれませんか?」
微笑んで言う向日葵。
瑠衣 「し……し………し………」
ツバメ 「?瑠衣さん? アセ 」
霞 「どうしたのよ?せっかく興味持ってくれてんのに! アセ 」
瑠衣 「………実は〜…」
苦笑いする瑠衣。
霞 「瑠衣…あんたまさか…」
何かを察する霞。
瑠衣 「……うん!まだ出来てないです!
(・ω<) テヘペロ」
ツバメ 「る、瑠衣さん…ニガワライ 」
向日葵 「まだ…出来てないデス…か…コマリガオ 」
霞 「…ほんとに大丈夫か?こんなのに着いて行って…」
先行き不安になる霞。
瑠衣 「こ、これから物凄〜〜…い!いい詞を書いてお持ちしますので少々お待ちを向日葵ちゃん! テヘヘ 」
向日葵 「……わかりました…デス…」
瑠衣からは視線を逸らして答える向日葵。
ツバメ 「…でもひまちゃん…実験する時間が減っちゃわない?」
向日葵 「…ちょっとくらいなら…まだ作曲するって決めたわけじゃないデスし…アハハ 」
ツバメ 「ほんとに?…無理はしないでね!」
微笑んで言うツバメ。
向日葵 「…はい!
………(無理も何も…私が実験する理由は…
初めて出来たお友達…ツバメちゃんを喜ばせるものを作りたいから…デス!)
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一方その頃、秋葉のファミレス…
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野乃花 「……もう全員集まったようね!
音ノ木坂から5人…他校から5人…そして私を入れて計11人が…ファンクラブ
『KASUMI』キラキラ
…の初代幹部ということね♡
…それでは…第一回ファンクラブ「KASUMI」の幹部会を行いたいと思います!」
ファミレスに集まった面々に告げる音ノ木坂学院生徒会長・如月野乃花。
『ザワザワ』
『…え?な、何で生徒会長が!? アセ 』
『ザワザワ』
『ファンだったの?カスミンの… (汗)」
会員A 「あ、あの〜…」
野乃花 「はい?何かしら?
…あなたは…会員No3・多摩川学園の…『青梅明子』さん!」
キラキラスマイルで言う野乃花。
青梅明子 「は、はい アセ あの…どうしてあなたが仕切ってるんですか?…もしかして…会長さん…ですか?」
野乃花 「いえ…『KASUMI』の会長ではないわよ?」
音ノ木坂生徒A 「…その人はウチの…音ノ木坂学院の容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能の生徒会長です!」
野乃花に変わって説明する音ノ木坂生徒A 。
青梅明子 「え!?あ、あの超進学校音ノ木坂学院で成績TOPっていう…噂の…『PSK』!? アセ 」
音ノ木坂生徒B 「その通り! エヘン
P…パーフェクト
S…生徒会長
K…如月野乃花
とは…このお方のことです! キラララン 」
野乃花に手をかざしてドヤ顔をする音ノ木坂生徒B。
『ザワザワ!』
『な、何でPSKがここに!?』
『ザワザワ』
『カスミンのファン…なんでしょ? アセ 」
野乃花 「フフ…皆さんに紹介してくれてありがとね!会員No11番、2年B組柴又香織さんにNo10番、2年D組青砥綾香さん! ウィンク 」
柴又香織 「え? アセ せ、生徒会長…私のこと知って… ホロ 」
青砥綾香 「朝校門で挨拶しかしたこと…ないのに… ホロ 」
憧れの生徒会長に知られている事に感激する会員No11番・2年B組柴又香織とNo10番・2年D組青砥綾香。
『ザワザワ』
『さ、さすがPSK!』
野乃花 「…私の音ノ木坂での紹介はもう2人がしてくれたから省略するとして…どうして私が仕切っているかよね?」
微笑みながら幹部メンバーに問い掛けるPSK・野乃花。
青梅明子 「は、はい… アセ 」
野乃花 「それは…
私がファンクラブ『KASUMI』の会員No2番で副会長だからです! キラン 」
全員 『え〜!!?』
『ザワザワ!』
『PSKが…ファンクラブ「KASUMI」のふ、副会長!?』
青梅明子 「そう…だったんですか…」
驚きながら言う青梅明子。
柴又香織 「さ、さすが生徒会長!ここでも責任ある立場に!」
青砥綾香 「これで…『KASUMI』の運営は何の問題もなくなるわ!」
再び感激する音ノ木坂二年生コンビ。
野乃花 「でも…今日の幹部会を開いたのは私ではなく…この会を立ち上げた…会長からの指示が副会長の私にあったからなのよ。ニコ 」
青梅 「じゃ、じゃあ会長も…来るんですか? アセ …てゆーか幹部会なんだから来てくれないと…」
野乃花 「会長はお忙しいお方だから…なにせ…『KASUMI』の会長はあの…数々のファンクラブを運営する伝説のファンクラブメイカー……
『カンナミ』さんなのだから! キラララン 」
全員 『え〜〜!!?』
会長の正体を聞き驚愕する幹部一同。
『ザワザワ』
『な、何で…人気スクールアイドルでもプロのアイドルでもない一般女子高生のカスミンのファンクラブを… (汗) 』
『ザワザワ』
『ラブライブ常連のスクールアイドルや人気アイドルのファンクラブを組織化・運営するあの「カンナミ」さんが!? アセ 』
野乃花 「フフ…そうよね…それは私も知りたいわ。
…とにかく!本人の口から説明して貰いましょう!…じゃあ会長をお呼びします! ニコ 」
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《秋葉原の大通り…》
秋葉原駅からファミレスのある方角へ空色おかっぱ頭に長いツインテールを付けたゴスロリ少女がフリフリした可愛らしいキャリーケースを引きながら歩いてる。
『ヴヴッ』
カンナミ 「あ…PSKから…LINE来た…」
『カンナミ会長!準備OKですよ!ウィンク 』
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《幹部会場ファミレス…》
『ザワザワ』
『こ、これからここにあの「カンナミ」さんが アセ 』
『ザワザワ』
『カンナミさんに目を付けられるなんて…やっぱカスミンは凄いんだわ♡』
野乃花 「…(私も…まだLINEでやり取りしただけだから…流石にドキドキするわ!…どんな方なのかしら…日本中のアイドルをフォローするカリスマファンクラブメーカーの『カンナミ』さんは…)」
ウェイトレス 「…お客様!お待ち合わせの方をお連れしました!ニコニコ 」
幹部一同 『ゴ、ゴクリ…
…………え?(汗)』
カンナミ「……み、みなさん……こんにちわ アセ ……
こ、この度は……
ファンクラブ『KASUMI』に……
にゅーかい…してくれて……
ありがと…ございます…
(//o//) アセ
ル…わ、わたしがかいちょーの…
『カンナミ』です…
(//v//) ペコリ 」
幹部一同 『……か、可愛い!♡』
突然現れた小柄なゴスロリ少女のたどたどしい自己紹介に胸がキュンとなるファンクラブ「KASUMI」幹部一同。
野乃花 「可愛い!♡…………じゃなくて…
……い、1年A組…か、神無月…ルミさんが…
…『カンナミ』さんなの!!?」
日本中の有名アイドル、人気スクールアイドルのファンクラブを組織化・運営するカリスマアイドルフォロワー「カンナミ」さんの正体は恥ずかしがり屋の可愛らしいゴスロリ美少女、音ノ木坂学院新一年生のルミちゃんでした♡
一方で保健室登校のコミュニケーション下手な高校生、一方でカリスマアイドルフォロワーの神無月ルミとは一体どんな少女なのか?
そしてSiriusリーダー瑠衣はツバメの友達ひまちゃんに曲を付けて貰えるいい詞が書けるのか?
次回、「二人のスーパーアイドル」