姉との約束を胸に秘めた…
一番星☆長月瑠衣
夢を持てずに悩む…
二番星☆霜月霞
偉大ないとこと姉に憧れる…
三番星☆卯月ツバメ
ツバメの力になる事が生き甲斐の…
四番星☆葉月向日葵
霞に危ない想いを抱く…
五番星☆如月野乃花
可愛い衣装に憧れるイケメン女子…
六番星☆轟弥生
はんなりゆったりみんなをナデナデする…
七番星☆島村皐月
アイドルとして一旗上げる事を夢見る…
八番星☆師走茉央
はにかみ笑顔で一所懸命アイドルを支える…
九番星☆神無月ルミ
この9個の星が一つになる時夜空に輝く一等星
"Sirius"に負けない輝きを放つのでした。
後に伝説のスクールアイドルに導かれその輝きを最初に放つ事になるイベントの名前は…
第13話 「関東スクールアイドルフェスタ」
〈音ノ木坂学院アイドル部部室…〉
千歌「Siriusの皆さん!とりあえず…ラブライブ優勝しちゃいましょう!」
瑠衣・霞・ツバメ 『え?(汗)』
音ノ木坂学院スクールアイドル「Sirius」の3人に向かって顧問の高海千歌はニッコリ笑って言った。
瑠衣 「ゆ、優勝って… アセ 」
霞 「…ラブライブってもしかして参加校少ないの?」
ツバメ 「…5年前から徐々に減ってはいるみたいですけど…日本全国から5000組以上参加します… ニガワライ 」
瑠衣 「で、でも千歌さん…瑠衣たちやっと練習始めたばっかで アセ …オリジナルの曲もまだ …」
スクールアイドル「Sirius」はまだ遊びのようにμ'sやAqoursの曲を踊っただけで本格的に活動するのは今日が初めてであった。
千歌 「…だから〜!常にそこを目指してやって行こうってことだよ瑠衣ちゃん! ニコ 富士山だっていきなり頂上には行けないでしょ?」
霞 「…確か富士山は五合目からみんな始めるんだっけ?」
千歌 「お!詳しいね霞ちゃん!…さては登山好き? ニヤリ 」
霞 「べ、別に… アセ 」
千歌から目をそらす霞。
ツバメ 「じゃ、じゃあ…五合目はやっぱりラブライブ出場…ですか!?」
瑠衣 「そ、そこでまだ半分!?」
千歌 「…ううん…そこはもう頂上付近だよ…ラブライブに出る子達はみんな優勝してもおかしくないくらい上手だもん!」
瑠衣 「た、確かに…」
何度も観客として見てきたラブライブ出場者達を思い浮かべる瑠衣。
霞 「…もうちょっと現実的な目標がいいんじゃない?…とりあえずライブをやる…とか。」
瑠衣 「お!カスミンやる気だね♪」
ツバメ 「ラ、ライブ… アセ スクールアイドルの…! パアァ 」
嬉しそうなツバメ。
千歌 「…まぁ私達『Aqours』も最初はそこからだったな…(名前すら決まってなかったなぁ… フフ )
…でもとりあえず『Sirius』が目指す五合目は…これです! バサッ 」
一枚の紙をテーブルの上に置く千歌。
そこには大きな文字でイベント名が書かれていた。
《関東スクールアイドルフェスタ2024》
瑠衣 「あ!…このチラシは…!」
ツバメ 「ラ、ラブライブの前夜祭とも言われる今年度最初のスクールアイドルのイベント…
関フェス!」
霞 「ヘェ〜…ラブライブ以外にも大会あるんだ…」
千歌 「フフ…まぁ私の時はなかったけど…とにかくまずはこれに出てラブライブ予選までに勢いをつけちゃおう!
…もちろん目指せ最優秀スクールアイドルだよ!」
親指を立てて言う千歌。
瑠衣 「……(…そっか…もう1年経つんだ…)」
…〜…〜…〜…
〜1年前、音ノ木坂学院アイドル部部室…〜
瑠衣 「え!?さ、最優秀スクールアイドル!?」
茉央 「そうよ!なんとしてもこのタイトルを手に入れて無名スクールアイドルから一気にラブライブ出場有力候補までのし上がるのよ! ニヤリ 」
瑠衣 「で、でも…曲は? アセ 」
茉央 「う アセ …ま、まぁそこは私のコネクションで何とかしたりしなかったり…」
瑠衣 「どっち…?」
不安な顔で茉央を見つめる瑠衣。
茉央 「う、うるさいわね! アセとにかくチャンスなんだから何とかするわよ!衣装も私のコネクションで何とかするから…ダンスはちょっとはあんたに期待してるからね!」
瑠衣 「うん!了解であります! ケイレイ
…ところで…ほんとに名前…
「Sirius」…でいいの?」
茉央 「…あ〜…まぁ私はそんなに名前とかこだわりないし…いいんじゃない?とりあえず横文字なら!」
本当にこだわりがない様子で言う茉央。
瑠衣 「そ、そっか! アセ (とりあえず横文字…)」
…でもありがと!茉央ちゃん! ニコ 」
茉央 「べ、別にお礼を言われることじゃないし…
アセ 」
瑠衣 「ううん…だって…瑠衣の夢だったから…『Sirius』ってスクールアイドルを誰かとやることが。…だから瑠衣…茉央ちゃんと出逢えてほんとに嬉しいよ♡」
屈託無い笑顔を茉央に向ける瑠衣。
茉央 「な、何急にこっぱずかしいこと言ってんのよ! カオマッカ …そ、それに私の足を引っ張るようならいつでも解散するからね!」
半分照れ隠し、半分本気で言う茉央。
瑠衣 「は、はい! アセ 茉央ちゃんの足を引っ張らないよう瑠衣精一杯ダンスするであります! ケイレイ 」
茉央 「…まぁあんたと私が頑張っても他の3人次第で解散だけどね!」
瑠衣 「み、みんなで頑張るであります! アセ 」
茉央 「…それにしてもまさにその3人遅いわね!昨日も遅れて来て練習少ししか出来なかったのに!」
瑠衣 「る、瑠衣ちょっと教室見てくるよ!」
バタンッ!
タッタッタッ…
茉央をなだめるように急いで他の3人の部員を呼びに行く瑠衣。
茉央 「全く!昨日と全く同じパターンじゃない…」
そう言いながら『関東スクールアイドルフェスタ2023』のチラシを見つめる茉央。
茉央 「……スクールアイドルをやれる…一生に一度のこの3年間は…
1秒だって無駄に出来ないんだから…!」
…〜…〜…〜…
瑠衣 「(…結局…その後瑠衣と茉央ちゃん以外の3人はすぐ辞めちゃって…2人で出た関フェスも駄目駄目で…学校でも誰からも相手にされなくて…茉央ちゃん学校外で地下アイドル活動はじめちゃったんだよね…)」
「……い!る〜い!…瑠衣!」
瑠衣 「…へ?」
霞 「ちょっと何度も呼んでんでしょ! アセ 何回想シーン入ってんのよ!」
物思いにふけっていた瑠衣に怒る霞。
瑠衣 「ご、ごめんなさい…てか何で回想シーンしてたのバレてんの!? アセ 」
霞 「いや、瑠衣って時々急に物思いにふけるから…引きずってる過去を思い出してんのかな?って…」
瑠衣 「え…瑠衣ってそんななの? ニガワライ 」
ツバメ 「瑠衣さん大丈夫!ツバメも良く急に考え込んだり関係ない事考えて笑っちゃったりするから!」
ニッコリツバメスマイルで言うツバメ。
瑠衣 「あ!瑠衣も笑っちゃうの良くやるよ!」
霞 「…(…そういや私も…やるかも…)」
千歌 「フフ、私も良くやるよ! ニコ
…ツバメちゃんはやっぱりことりさんのいとこだね〜 シミジミ 」
ツバメ 「え?」
千歌 「No1癒し系スクールアイドルの血を引いてるってことだよ! ウィンク 」
ツバメ 「…そっかな?
(//∇//) テレ 」
瑠衣 「…てゆーか瑠衣ツバメちゃん見てるだけで癒されてます!可愛いんだもん♡」
ツバメ 「瑠衣さんだって…可愛いです! ニコ 」
瑠衣 「ん〜!ありがと♡ ハグッ 」
霞 「…また抱きついてるし… ジト
……それよりあんた…詩は出来たの?」
疑いの目で尋ねる霞。
瑠衣 「……も、もう少々お待ちクダサイ…」
小さくなって呟く瑠衣。
千歌 「…う〜ん…瑠衣ちゃん…もしかして…詩とか書くの苦手でしょ? コマリガオ 」
瑠衣 「そ、そ、そんなことなくなくないですよ!
ニコニコアセアセ 」
ツバメ 「瑠衣さんわかりやすい… アハハ 」
千歌 「…じゃあさ!明日までにとにかく歌詞書いてこよう!皆んなで!」
瑠衣・霞・ツバメ 『み、みんなで!?』
千歌 「そうだよ!1人一つ書いて来て見せ合いっこして…1番いい作品を採用します!…ちなみに私も書いてくるからみんな私に負けちゃ駄目だぞ!」
ニカッと笑いながら言う千歌。
瑠衣 「え?元Aqoursの千歌さんの作詞が見れるの!?」
思わず目を見開く瑠衣。
霞 「…ていうか千歌さん国語教師なんだから普通に千歌さんよりいい詩って難しいでしょ! アセ
…せめて一つじゃなくて五つくらい書かせてくれないと…」
何故かノルマを増やす霞。
瑠衣 「え?…カ、カスミンなんでハードル自分から上げるの!? アセ 」
ツバメ 「五つなんかツバメ無理…グスン 衣装のデザイン画なら出来るかもだけど エヘ 」
言いながら衣装をイメージして楽しそうになるツバメ。
千歌 「ま、まぁ〜…書けるなら何個書いてきてもいいよ!」
霞 「ほんとですか!? パアァッ
………あ〜あ!めんどくさ!」
瑠衣 「カ、カスミン?(汗)」
ツバメ 「(…もしかして霞さん)」
千歌 「(フフ…霞ちゃん…)…まぁ別に国語教師とかは関係ないよ?スクールアイドルの歌の作詞は…1番大事なのはテクニックじゃなくて何かを伝えようっていうハートだから! ドン 」
自分の胸を叩く千歌。
霞 「ですよね!パアァッ
………あ〜あ…大変そう!」
瑠衣 「カ、カスミさん?(汗)」
ツバメ 「 (やっぱり霞さん!)」
千歌 「よし!とにかく作詞は明日のお楽しみということで…」
瑠衣 「明日か〜… ハァ 」
霞 「明日か〜… フフ 」
正反対の表情になる瑠衣と霞。
千歌 「今日はみんなで『Aqours』の曲の中から好きな曲を一緒に踊ってみよう〜♪」
瑠衣・ツバメ 『お〜〜!!(╹◡╹)』
霞 「…お、お〜… テレ 」
千歌 「それじゃみんな!伝説の練習場所に〜
レッツゴー!」
〜〜〜〜〜〜〜〜
〈夕方、音ノ木坂学院屋上…〉
千歌 「…じゃあ今日はこれくらいにしておこうか!」
瑠衣 「はい! ニコニコ 」
ツバメ 「ハァハァ…
は、はい!(…つ、疲れた〜 アセ )」
霞 「ハァハァ…
ふぅ〜…(やっと終わりか〜 アセ )」
千歌 「フフ。瑠衣ちゃんはまだ余裕ある感じだね!さすが絵里さんの弟子!」
瑠衣 「あはは…って言っても月に1回くらいですけど〜…」
ツバメ 「でも…凄いです!」
尊敬の眼差しを瑠衣に向けるツバメ。
千歌 「次は絵里さんにいつ教わるの?」
瑠衣 「…次は…今週の日曜です♪」
嬉しそうに答える瑠衣。
千歌 「え!すぐじゃん! アセ 」
瑠衣 「はい!…そうだ!じゃあカスミンとツバメちゃんも一緒に来ない? ニッコリ 」
千歌 「それ凄くいい!」
ツバメ 「え!?いいんですか!? アセ 」
霞 「…まぁお邪魔じゃなければ…いいけど…」
ツバメ 「あ…じゃあその日ツバメのウチにも遊びに来ませんか?今度の日曜の夜ことりちゃんが来るんです! ニコ 」
瑠衣・千歌 『え〜!? アセ 』
霞 「…μ’sの南…ことりさん…が…」
瑠衣 「ことりさんに会うの瑠衣めっちゃ久しぶりだ〜♡」
千歌 「よし!久しぶりに絵里さんにもことりさんにも会いたいから…私も参加します!」
笑顔で拳を握る千歌。
ツバメ 「はい!是非千歌さんも来てください!
ニコニコ 」
霞 「(さすがにちょっと…緊張するな アセ )」
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〈部室外…〉
アイドル部部室の窓に紙コップを付けて聞き耳を立てる怪しい人影が驚愕の表情で固まっていた。
茉央 「な、な、ななななんてことなの?…みゅ、μ’sのエリーチカに…こ、ことりちゃんに今度の日曜会うですって!? アセアセ
…日曜は…奈緒美と地下アイドル活動の日だけど…
良し!キャンセルしよう…!」
そう呟くと茉央は沈む夕日に向かって絵里とことりのサインをゲットする事を心に固く誓うのであった。
ゆっくりと動き始めたμ'sの後輩スクールアイドルSirius。
そこには少しづつ高海千歌以外の伝説のスクールアイドル達も引き寄せられて来るのでした。
兎にも角にも次の日曜にエリーチカとことりちゃんに会う事になったSiriusの三人。
この情報を盗み聞きしていたアイドルマニアの茉央は見事サインを貰う事が出来るのか!?
(*ちなみに茉央が呟いた"奈緒美"は番外編・エピソード1に出て来た埼玉花咲学院2年生、春日部奈緒美ちゃんの事です。)
次回、「富士山さんと王者の出会い」