2024年度の音ノ木坂学院…
前回登場したことりちゃんの従姉妹の一年生「卯月ツバメ」、その友達「葉月向日葵」。三年生で生徒会長「如月野乃花」、怪しい二年生「師走茉央」。
この4人が「長月瑠衣」、「霜月霞」とどう関わって行くのか?
そしてあの「元・Aqoursのリーダー」と…
今回の話しは前回と同じ日の放課後から始まります。
〜放課後…〜
〈音ノ木坂学院のとある部室〉
「ツモ!…裏ドラは…ヤッタ〜!満貫で親だから…4000オールで!…はい!皐月(さつき)!4000!」
嬉しそうに叫んで麻雀牌を倒す女生徒。
ネイビーブルーの長い髪をポニーテールにしていて健康美人といった感じだ。
…だがワイシャツの上にブレザーやセーターではなくジャージを羽織っている。
皐月 「はいどうぞ!やっちゃん絶好調だね! ジャラ 」
皐月と呼ばれた女生徒がウィンクしながら麻雀の点棒を役を上がった「やっちゃん」に渡す。
ワインレッドの長いウェイビーな髪をしていて左サイドに細い三つ編みを作っている。
はんなりした雰囲気の美人で胸元に膨よかな膨らみを覗かせている。
「皐月」も「やっちゃん」も三年生色である緑色のリボンタイをしている。
『コンコン』
『ガチャ』
「失礼しま〜す…」
やっちゃん「おっ!待ってたよ霞♪」
皐月 「霞ちゃんいらっしゃい♡」
霞 「あれ?弥生さんその子達…は?一年生?」
「やっちゃん」はどうやら本名は「弥生」のようだ。
弥生 「ああ…なんか隣の科学部に入ろうとしてた所を…わが麻雀部にスカウトしちゃいました! ウィンク 」
皐月 「フフ…2人とも可愛らしいでしょ♡」
霞 「はぁ…でも出来るんですか?麻雀…」
麻雀とは無縁そうなラブリーな見た目の2人を見て呟く霞。
ツバメ 「え…っと…この赤い点の棒を4本…でいいんですか? アセ 」
皐月 「そうよ〜親番のやっちゃんに渡してね!ツバメちゃん♡ ナデナデ」
ニコニコしながら小柄なツバメの頭を撫でる皐月。
ツバメ 「は、はい! テレ (き、きれいな人だな…ことりちゃんみたい…)」
嬉し恥ずかしそうなツバメ。
向日葵 「…2600デス… ボソ 」
弥生 「ん?」
皐月 「え?」
向日葵 「平和ツモで4役だけど20府になるから…親番でも7700なので1人2600点になるデス!」
赤縁眼鏡をキランと光らせて言う向日葵。
皐月 「そ、そうなの?やっちゃん? アセ 」
弥生 「う…私…細かい計算は…出来ない…」
タジタジする皐月と弥生。
霞 「…そうなんですか?弥生さん同好会代表なのに ジト …まぁ私も基本ネット麻雀だから計算出来ないですけど アセ 」
弥生 「いや〜私も全部先輩に任せっきりだったから…3年になってやっとちょっと…覚えてきたというか… アハハ 」
笑って誤魔化す弥生。
皐月 「やっちゃん大丈夫!私も全然計算出来ないよ♡」
ウィンクしながら言う皐月。
霞 「…誰も計算出来ない同好会…メンツも1人足りてないし…」
先輩二人をジト目で見る霞。
ツバメ 「す、凄いねひまちゃん!麻雀のルール知ってたの?」
羨望の眼差しを向日葵に向けるツバメ。
向日葵 「…うん…お父さん達のメンバーが足りない時…よくやってるデス… テレ」
照れる向日葵。
弥生 「フッフッフ…とにかく!これで期待の新人が2人も同好会に入ったことでメンバーも足りるし…点数計算もちゃんと出来るし…早速生徒会長の野乃花に部に格上げして貰って…目指せ全国大会だ!」
拳を握って宣言する弥生。
皐月 「ぜ、全国…なんだか凄いねやっちゃん!」
手に汗握る皐月。
ツバメ 「ツ、ツバメは今日初めてまーじゃんやったんですけど… ニガワライ 」
向日葵 「わ、私も…科学部に…入ろうとしてたデス… コマリガオ 」
『バンッ!』
突然豪快に開くドア。
全員 『え!? ビクッ 』
瑠衣 「全国に…じゃないよ!!
どこの美少女麻雀漫画の話しですか!?」
皐月 「シ〜〜ッ!」
鼻の前で人差し指を立てる皐月。
瑠衣 「『シ〜〜ッ』…じゃないですってば! アセ 」
弥生 「…ど、どちら様?…あ!入部希望者かな!?」
瑠衣 「違います!瑠衣は麻雀なんてやらないです! アセ
…私は2年E組の長月瑠衣!アイドル部でスクールアイドルやってるんです!」
必死な表情で説明する瑠衣。
皐月 「スクール…アイドル?…じゃあなんで瑠衣ちゃんは麻雀同好会の部室に来たのかな?」
はんなり笑顔で質問する皐月。
瑠衣 「私はそこのカスミンに用事が…
…ていうかカスミン!瑠衣がせっかく1からスクールアイドルの素晴らしさを説明して一緒にやって貰おうとしてるのに!何故に麻雀!? アセ 」
霞 「は?…だって私…麻雀好きだし。ていうか別にスクールアイドルとか…やる気も興味もないんですけど…」
瑠衣とは視線を合わせず言う霞。
弥生 「良く言った霞!流石次期代表候補!」
親指を立てて嬉しそうに言う弥生。
霞 「それもやる気ないです!」
弥生 「は、早いな拒否…」
ツバメ 「スクール…アイドル? アセ 」
向日葵 「ツ、ツバメちゃん… アセ 」
ポカンとしつつ何故か少し嬉しそうな表情の二人。
瑠衣 「とにかく!カスミンそんなに可愛いんだから麻雀なんてしてないでスクールアイドルになって瑠衣と一緒に輝こ!?」
ニコニコしながら霞に手を差し出す瑠衣。
霞 「だ、だから興味ないし!…それに…別に可愛く…ないし… カオマッカ 」
弥生 「いや…確かにカスミは可愛い…」
顎に手をやり呟く弥生。
皐月 「だよね!一緒にいるとドキドキしちゃうもん…♡」
頬っぺたに手を当てて呟く皐月。
霞 「なっ!?二人まで何言って…! カオマッカ
…ていうかお二人こそ滅茶苦茶可愛いじゃないですか! アセ 下級生に沢山ファン…いますよ?」
弥生 「…まぁ確かに皐月は現役グラビアアイドルやってるくらいだから!」
ニカッと笑って言う弥生。
瑠衣・ツバメ・向日葵
『え〜!!?』
驚くるいツバひまわり。
皐月 「べ、別にアルバイトでちょっとやってるだけだけど… テレ 」
赤くなる皐月。
皐月 「…って、ていうかやっちゃんこそ運動部の助っ人引っ張りだこだし!…バレンタインチョコ貰う数やっちゃんより多い人見たことないよ〜? ニヤ 」
弥生 「…まぁチョコは好きだけどあんなに貰うと逆に困るんだよね…」
苦笑いしながら頭を掻く弥生。
瑠衣 「…た、確かに2人とも超可愛い…(汗)
…ていうかそこにいる1年…生?の2人も可愛い…!!(汗)」
目を丸くして四人を交互に見る瑠衣。
ツバメ 「え? テレ 」
向日葵 「デス? テレ 」
瑠衣 「なんで……なんでこん……っな美少女が集まって……
音ノ木坂でスクールアイドルじゃなくて麻雀ジャラジャラやってるの!!?
ほんとどこの美少女麻雀漫画のお話しですか!!」
皐月 「シ〜〜ッ!」
瑠衣 「だからシ〜〜ッ…じゃないですってば! アセ
これじゃ…
これじゃ…
これじゃ…
草場の影からμ’sの9人が泣いてるよ!!(泣)」
向日葵 「!…ツバメちゃん…」
驚いて顔を見合わせる向日葵とツバメ。
ツバメ 「…あ、あの! アセ 」
瑠衣 「…な、何?…ていうかあなた…小ちゃくてメチャクチャ可愛いね… アセ 」
改めて感心する瑠衣。
ツバメ 「あ… テレ そ、その…音ノ木坂にスクールアイドルって…まだいるんです…か?」
恐る恐る尋ねるツバメ。
瑠衣 「…モチロン!!ここはあの伝説のスクールアイドルμ’sを産んだ音ノ木坂だよ!?スクールアイドルがいなくてどうするの!
……まぁ…今は…瑠衣しかいない…ケド…」
最後小声になる瑠衣。
ツバメ 「そ、そうなんだぁ〜…」
嬉しそうな顔で言うツバメ。
瑠衣 「え?…も、もしかして…興味あるの!?」
ツバメ 「……はい!」
笑顔で返事をするツバメ。
弥生 「え〜!?ま、麻雀部は?全国は? アセ 」
慌てる弥生。
皐月 「ま、まだ同好会だよやっちゃん!」
はんなり突っ込む皐月。
霞 「…ていうか弥生さんスポーツ万能なのになんで麻雀同好会なんですか? ジト 」
弥生 「え〜? アセ だ、だって…運動部じゃ…ほら… ホホソメ 」
霞 「?(…な、何故照れて… アセ )」
瑠衣 「……ほんとに?」
ツバメ 「え?」
瑠衣 「ほんっ……と〜〜に!スクールアイドルに興味…あるの!? ホロリ 」
ツバメ 「…は、はい!…ツバメも…
ずっとμ’sに憧れてました!」
嬉しそうに言うツバメ。
瑠衣 「やった……
やった……
やっと……
やっと……
音ノ木坂に…いる気がする… グスン
一番星…み〜つけた!! ポロポロ」
ツバメの肩を掴んで嬉し泣きする瑠衣。
霞 「出た…しかもめっちゃ泣いとる… アセ」
瑠衣 「私…グスン…長月瑠衣!よろしくね!
…あなたは? グスン 」
ツバメ 「私は…
『卯月ツバメ』です!」
弥生 「な、なんか麻雀部の新入部員取られたんだけど…」
納得しかねる表情の同好会代表の弥生。
皐月 「まだ入部してないし…部じゃなくて麻雀同好会だよ?やっちゃん!」
はんなり笑顔で言う皐月。
向日葵 「よ、よかったですね!ツバメちゃん!…これでツバメちゃんがスクールアイドルやれれば…お姉さんも…従姉妹の『南ことりさん』も喜んでくれるデスね!」
ニッコリ笑って言う向日葵。
瑠衣 「…………え?い、今なんて? アセ 」
ツバメ 「あ…ツバメは…5年?前にいた音乃木坂のスクールアイドル『Eden』のヒヨコお姉ちゃんの妹で…『μ’s』のことりちゃんの…いとこ…なんです…」
少し照れながら説明するツバメ。
瑠衣 「……ダティチョー(マジで)!!?」
目を見開きロシア語で驚く瑠衣。
ツバメ 「?(汗)……と、ところで…」
瑠衣 「な、なぁに?ツバメちゃん! 」
ニコニコ笑顔で聞く瑠衣。
ツバメ 「グループ名は…決まってるんです…か?…あ、でもメンバー1人じゃまだ…」
瑠衣 「ううん…昔は5人いたし…グループ名はちゃんとあるよ?瑠衣が考えたっていうか始める前から…決めてたんだけど…」
少し寂しそうに笑う瑠衣。
ツバメ 「?…そうなんですね!…それでなんていう名前なんですか?」
瑠衣 「スッ…」
突然上を指差す瑠衣。
ツバメ・向日葵・弥生・皐月・霞
「? 」
キョトンとする五人。
瑠衣 「お空で…一番明るいお星様の名前だよ…」
目を閉じ微笑んで呟く瑠衣。
霞 「…『一番星』とか? ニヤ 」
「超進学校の音ノ木坂の生徒なら…わかるでしょ?」
全員 『…え?』
驚いて声がしたドアの方を見る一同。
『ガチャ…』
開かれる麻雀同好会部室のドア。
千歌 「『Sirius(シリウス)』でしょ?今の音ノ木坂学院のスクールアイドルの名前は…ね!瑠衣ちゃん! ウィンク 」
危うく美少女麻雀の話しになる所を何とかスクールアイドルの話しに戻した長月瑠衣。
そして出会った未来のスクールアイドルと伝説のスクールアイドル。
「Sirius」は「μ's」、「Aqours」のような輝きを放てるのか!?
次回、「ラブライバー・師走茉央」