俺の転生先はましろ色シンフォニー   作:修平

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「お前名前はなんだ」「ごめんない!」「名前を言えと言っている!」

 

 

 

 

瀬名蘭華(オヤジ)臭い女と瀬名愛理(スピッツ)のようにうるさい女の部屋から抜け出してきた。あの馬鹿親子は未だ学園長室で口論を広げている。まったく何が『結姫女学園(コッチ)は任せておきなさい!皆を説得してみせるから!』だ。娘を説得できていないじゃないか。まぁ、統合テストなどと言いながら本当はもう決まったようなものだ。滅多なことがない限りこの話は潰れることはない。あとは堅苦しい保護者達(害虫ども)を駆除すれば終わりだ。

 

俺はそんなことを考えながら体育館へと移動する。歩くだけでも結姫女学園(ココ)がどれだけ綺麗に掃除されているのかが分かる。しかし埃一つないとは………アンジェは『メイド』という一つのことに特化しているようだ。つまり他のところが劣っているということだ。俺の予想ではアイツは馬鹿だ。天才である俺が確信をもって言える。

 

「ここか」

 

体育館の入口へと着いた。そこを開けるとウチの生徒が整列し待っていた。ふむ、ちゃんと列は崩していないようだな。まぁ、喋るくらいはいいだろう、あの学園長のせいで予定より大幅に遅れている。それについて喋っているようだしな。

 

「あ、月光ポン。学園長はどこ?時間かなり過ぎてるんだけど」

 

俺に気づいた泉が話しかける。コイツ今朝俺にしでかしたことを無かったことにしている。

 

「あの女は来ない。それとお前には後で生徒会の書類を普段の倍やれ」

 

「えぇ!?今日から!?ここは結姫なんだよ!?」

 

「何を驚いている?今日から俺が結姫女学園(ココ)の生徒会長だ」

 

「………本来の生徒会長は?」

 

「ふん。副会長に下がった。俺と同じ位置に立つなど無理なことだ」

 

「は、ははは」

 

泉の顔が引き攣っているでいるが無視だ。

 

「それにしてもこの場に教師はいないのか?まぁ、俺の生徒には結姫の教師など必要ないのだが」

 

「どんな理論ですか?………はぁ、それと教師ならあそこにいる人じゃない?」

 

「ん?」

 

泉が指差す所を見てみると赤毛の女子生徒と髪をまとめているスーツ姿の女がいた。なるほど赤毛のほうはここの生徒だろうがスーツの女は結姫女学園(ココ)の教師だろう。少なくとも各務台(ウチ)の教師ではない。

 

「ちょっ、月光ポン何する気?」

 

「あの女教師と話をする」

 

「………怖がらせちゃダメだよ?」

 

「書類は三倍だ」

 

「し、しまったーー!」

 

泉がムンクの叫びのような顔をしている。黙っていれば見てくれはいいものを…。まあいい。

 

 

 

「まっちー先生、あたし学園長呼んできますね」

 

「あ、ありがとございます。乾さん。う~、学園長どこにいるんですか~。各務台の生徒さんが待っているのに」

 

「おい」

 

「ひっ、ごめんなさい!」

 

「何を謝っている。俺の質問に答えろ」

 

「へっ?えっと、あなたは?」

 

「そんなことはどうでもいい。俺の質問に答えろ。お前の名前は?」

 

「う、うわ~、俺様系のイケメン。その冷たい瞳でさっきの瓜生君みたいな男の子と………キャー(≧∇≦*)」

 

「何を妄想している!」

 

「ひっ!ごめんなさい!」

 

「謝るな!いや、そのことについては後で話を聞く。名前を言えと言っている」

 

「え、えっと2-Tの担任を務める八塚万智です」

 

「そうか。それと瀬名蘭華はボンクラ娘と口論をしているから来ないぞ」

 

「え、えぇ!?」

 

 

 

俺は騒いでる八塚を無視して壇上へと上がる。すると女どもはいつものように騒ぎ始める。全くウチの生徒には毎回罵倒を言わないと静かになれないのか。

 

「黙れ屑ども」

 

『は~い!』

 

「今学園長は手が離せない状況なので俺から話す。口は閉じておけ。開いたら殺す」

 

『は~い!』

 

 

「今日から数ヶ月間お前らは結姫の生徒となってもらう。俺も出来るだけこちらに顔を出すが来れないこともある。なので副会長の椋梨隼太と会計の碧水泉を常にこの学園にいさせる。分からないことがあったらソイツらに聞け」

 

 

「そして勉強を疎かにすることは許さん。もちろん普段の生活を忘れるな、ハメを外しすぎるな。守れないなら殺す」

 

 

「最後に」

 

 

そこで一回息を切って周りを見下ろす。全員がこちらを見ているのを確認すると

 

 

「できるだけ自分を磨け。男なら強くなれ、頼れる者となれ。女なら美しくなれ、賢くなれ。そうすればお前らは今の何倍も自分に自信が持てる。自分をさらけ出すことができる。そしてお前らはそれができる。なぜなら俺の生徒だからだ」

 

俺は俺を見上げている生徒にニヤリと笑う。正確にはそれが一番遠い道のりであろう瓜生新吾にだ。瓜生は俺の笑みに気づいているのだろう。思案顔になっている。気配に敏感な奴だ。

 

「いいな?」

 

『はい!』

 

「ならいい。今日の集まりは終わりだ。自分のクラスは知っているな?行け」

 

そう言うと生徒達は列を乱さず体育館を出ていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とても感激したしました!旦那様!」

 

「またお前か!くっつくな、馬鹿がっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ!?各務台の生徒は!?」

 

「が、学園長。なんか黒い髪の剣を吊り下げた男子生徒が解散させちゃいましたけど」

 

「なんで!?万智!なんで止めなかったの!?あたしカッコイイ演説考えてたのに!」

 

「っていうか、母さ………学園長!あたしとの話は!?」

 

「まだ続いてたのそれ!?」

 

「あたし呼んできたのに意味ないじゃん!」

 

 

 




愛理と新吾の遭遇は次回ということでお願いします。
なんか月光の演説中にあの二人を入れちゃいますと変な空気になると思ったので………

桜乃とは下校中に会わせてみようかと思っています。

では、次回にご期待あれ!(笑
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