俺の転生先はましろ色シンフォニー   作:修平

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お待たせしました!
ストックが消えたと思ってビビりました(笑

この話はオリジナルがかなり含まれています。主に新吾君の嫌われ方が……

それでも読んでいただければ嬉しいです。


「あんたなんか知らない!」「えぇ!?」

 

 

 

新吾side~

 

 

俺はさっき聞いた紅会長の話が頭から離れない。

 

『自分をさらけ出せ』

 

正直に言ってどうすればいいか分からない。両親もそうだし………何より妹である桜乃に心配をかけたくない。喘息は治ったがこれ以上桜乃に迷惑はかけたくない。だから自分を押さえ込めば皆に心配はさせないと思っている。

 

でも………

 

「……んご!……新吾!」

 

「っ!どうしたの隼太」

 

「いや、ずっと考え込んで歩いてるから危ねぇぞって言おうとしたんだが」

 

「そっか。ごめんありがとう」

 

「いんや、気にすんな。何か悩みがあんなら聞くぜ?」

 

「ううん、大丈夫だ」

 

「……そっか」

 

そう言って隼太は何も聞かず俺に話をふってくれる。本当に隼太が親友で良かった。いつか隼太になら自分をさらけ出せるかもしれないな。

 

「それにしても結姫の学校に足を踏み入れることになるとは思ってなかったわ」

 

「それは言えてるね。俺もそう思ってたよ」

 

「新吾はこの機に彼女でもつくってみたらどうだ~?」

 

隼太はにんまりとからかいの笑みで俺に言った。

 

「彼女………か。そういうのは考えたことなかったな」

 

「枯れてるね~。もったいないぜ?せっかく顔はいいのによ」

 

「それを言ったら隼太もじゃないか」

 

「俺は彼女がいるからいいの」

 

「隼太の婚約者か。いつか会ってみたいな」

 

「アイツ人見知り激しいから大変だぞ~?」

 

 

 

「ならあたしが会ってその悩みを解決してあげよう!」

 

 

 

後ろから声が聞こえて振り向いてみると生徒会書記の碧水さんが腕を組んで立っていた。

 

「なんでラスボス風に立ってんだ?」

 

「さあ?」

 

俺と隼太がヒソヒソと話していると碧水さんが隼太に右ストレート放った。

 

「何をヒソヒソと話しているかー!」

 

「ぐはっ!?」

 

碧水さんの女子では考えられないほどの綺麗なストレート隼太の鳩尾に突き刺さった。

 

「い、泉っちゃん。結構いい右持ってるのな。世界目指せるぜ?」

 

「ありがと!月光ポンに教えてもらったんだ~。痴漢、ナンパもしくはむっくんがいたらこうしろって!」

 

「なんで俺はいるだけで右ストレート!?存在自体がギルティだと言うのか!?」

 

なんか楽しそうに会話してるな。隼太は脂汗がすごいけど……。

 

「ん?瓜生君もそんなに見つめちゃって~あたしの右がほしいの?」

 

「い、いや俺は遠慮しておくよ」

 

「そっか。でも答えは聞いてなーーい!」

 

 

ドゴッ!

 

 

「うっ!?」

 

え、遠慮したはずなのに!なんで俺まで右ストレート!?

 

「これは月光ポンから瓜生君が辛気臭そうにしてたら殴れって言われたから」

 

「………俺、紅会長に嫌われてるのかな?」

 

「そんなことないよっ。月光ポンが嫌ってる生徒なんていないんだから」

 

そう言って碧水さんはにひひっと笑った。

 

「じゃ、じゃあなんで?」

 

「なんか瓜生君って自分を前面に押し出せないらしいじゃないですか~」

 

「っ!」

 

「その様子じゃ本当みたいだね~。月光ポンからの伝言も預かってるよ~」

 

「紅会長からの伝言?」

 

「うん。『お前の人生だ自分を隠すのも好きにしろ。だがお前の世界はお前を中心に全てが回ってる。後悔だけはするな』……だってさ。月光ポンって臭いセリフたくさんもってるよね~」

 

「………」

 

「ま、ウチには最強の生徒会長がいるんだからいざとなったら頼ってみたら?」

 

「そう……だね。そうさせてもらうよ」

 

少しだけ気分が軽くなった気がする。これが生徒を束ねる人の才能か。

 

「もちろん!あたしやむっくんでもいいよ?これでも各務台の生徒会長ですから」

 

「ま、一応副会長と同時にお前の親友だからな」

 

碧水さんと隼太はまた笑った。本当に各務台に入ってよかった。恵まれてるとしか言いようがない。

 

「さてそろそろホームルームの時間だぜ。行くか」

 

俺と碧水さんはそれぞれ返事をして教室へ向かった。

 

「ここ……だよな?さっ、入りますか!」

 

隼太は勢いよくドアを開けた。すると中には結構な人が既に集まっていた。見れば各務台の女子と結姫の女子が笑い合っているのも見かけられる。

 

「皆もう仲よくなってんだね~コミュ力高いな~」

 

「いや、泉っちゃんも相当高い方だと思うが……」

 

席はまだ決まってないようなので各々好きな席に座ろうとした時ドアがガラッと大きな音を立てて開いた。その音にビックリして振り向いてみると以前桜乃を助けてくれた女の子がいた。

 

綺麗な長い髪に整った顔立ちとプロポーション。瀬名愛理さんがいた。

 

彼女は走ってきたのか息を切らしているが俺とガッツリ目が会った。

 

「……あ」

 

彼女も俺のことを覚えているようだ。俺は一応顔見知りだから挨拶はしておこうと彼女の下へと向かった。

 

「えっと、久しぶり…なのかな?こんにちは瀬奈さん」

 

「あ……あ、」

 

「……?…あ?」

 

彼女は目に小さくだが涙を溜め何かを振り切るように顔を横に振り俺を睨みつけて

 

「あんたなんか知らない!」

 

と叫んだ。

 

「えぇ!?」

 

 

こうして俺は統合初日から結姫の優等生である瀬名さんをナンパして泣かしたという噂が広まり結姫の女子から睨まれるようになってしまった。

 

 






やっべー。なんでこんな嫌われかたさせちゃったんだろ?

ゲームでの新吾君が消しゴムかペンを取ろうと机の下に頭を下げたら愛理ちゃんのスカートを見ようとしたっていう勘違いがあまりにも可哀想だったのでこんな話にしてみました。

………なんか酷さ加減はあまり変わってないような……むしろ酷くなってる!?
もっといい案が思い描ければ書き直すのもありだと思っています。


これからもよろしくお願いします。
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