俺の転生先はましろ色シンフォニー   作:修平

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思ったらみう先輩は『ぱんにゃ』のことを『ぱにゃちゃん』と呼びますよね?

というわけで書き直しましました。これからも誤字があった場合は気付き次第直していきますのでこれからもよろしくお願いします!


「うりゅ~!」「……なんだこの生き物は」

 

 

 

 

 

あのアンジェ(アホメイド)から逃げ切った俺は割と疲れていた。

 

「クソっ、あの駄メイド意外と体力あるじゃないか。それに天井裏から現れるだと?この学校はどうなっている」

 

そうあのメイドは俺をご主人様と呼びながら追いかけてきたのだ。しかし全知全能である俺とメイドの才能があるだけ小娘との能力の差など分かりきっている。だが、ヤツは地の利を使い天井から降ってきたり行く先々で俺を待ち伏せをしていた。

 

「案外使えるかもな、あの女」

 

馬鹿そうだが能力は少なからずある。ご主人様などと公共の場で呼ばれるのは御免だが考えてはやろう。

 

「しかしここはどこだ?校舎裏なのはわかるが」

 

気づいたら俺は校舎裏の木々のよく見える所に来ていた。見回してみると近くに小屋というか窓のある倉庫が見える。

 

「うりゅ?」

 

「なに?」

 

近くに変な声がする。いやついさっき会っていた瀬名蘭華に似ている声だったがここにヤツはいない。すると違う生き物だろう、しかし俺は前世合わせてこのように鳴く生き物は知らない。すると足元を引っ張る感触があることに気づいた。

 

「うりゅ~?」

 

「コイツは………なんだ?」

 

そう見たことのない生き物だった。ボールのように丸い体に短すぎる手足、そして先端が二又に分かれた尻尾、顔はパンダのようにも見える。

 

「………コイツは猫又か?いや、この世界に妖魔はいない筈だ」

 

「うりゅっ♪」

 

するとソイツは何を思ったのか俺の顔に張り付いてきた。俺の身長は百七十八センチ。つまりコイツは約百七十八センチを垂直飛びしたことになる。猫又もどきは俺の顔から離すと俺に甘えるようにうりゅうりゅ言う。

 

「なんなんだコイツは」

 

凶剣(スペル・エラー)でコイツを消し飛ばすのは簡単だが害はなさそうだし放置だな。

 

「ぱにゃちゃ~ん、どこ~」

 

「うりゅ?うりゅりゅ~!」

 

近くから女の声が聞こえるとぱにゃちゃんと呼ばれたコイツは俺の手から離れその声の方へ飛んでいった。

 

「飛んでいっただと?コイツの体はどうなっている」

 

やはりこの地球の生物ではないのか?。

 

「あっ、急にいなくなっちゃたからビックリしたよ~?」

 

「うりゅ~」

 

ぱにゃとかいうヤツは女に言われたことを理解しているのか申し訳なさそうにしている。

 

「どうしたのって………あれ?あなたは」

 

「うりゅ~!」

 

「俺のことを聞く前に質問に答えろ。コイツはお前のペットか?」

 

「え?いえ、ぱにゃちゃんはこの学校の森に住んでるんです。私も住処までは知らないんですけど」

 

「そうか」

 

結局正体不明という訳か。

 

「それよりあなたは?」

 

「まあ答えてやろう。私立各務台学園生徒会長紅月光だ」

 

「各務台?旧市街の?あ!私は天羽みうと言います。この子は友達のぱにゃちゃんです」

 

「うりゅ~♪」

 

天羽みうとか言う女はそう言うと俺に笑いかけた。銀髪に近い髪色に大きな瞳背は小さく顔も童顔っぽいが出るとこは出て引っ込むと所は引っ込んでいる。ある意味女の理想の体型だろう。だが、そんなことはどうでもいい。この世界では日本人なのに変な髪色をしたヤツなど腐るほど見てきた。

 

「このぱにゃとかいう生き物は何か知っているか?」

 

「いえ?何にも知りませんが?」

 

「………」

 

コイツは天然なのか?普通得体の知らない生き物がいたら遠ざかるものだろうが。

 

「パンダみたいなにゃんこという意味でぱんにゃちゃんと言うんだよね~?」

 

「うりゅ~♪」

 

「私は少し変えて『ぱにゃちゃん』と呼んでいるんですけど」

 

しかも名前の由来はひどくどうでもいい安直だった。呆れ果ててこちらの興味まで下がってしまった。

 

「もういい。俺は用事がある。ではな」

 

「あ、良かったらお茶でもどうですか?ぱんにゃちゃんも懐いてるみたいですし」

 

「いやもう時間が無いんでな」

 

そう言って俺は一人と一匹に背を向ける。

 

しかし

 

「どこかで合ったような………いや気のせいか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みうside

 

「今の人多分そうだよねぱにゃちゃん」

 

「うりゅ!」

 

私は確認するようにぱにゃちゃんに話しかけると同意するような声が上がった。

 

あれは一ヶ月程前お母さんのおつかいで旧市街までぱんにゃちゃんと出かけた時だった。運悪く私は怖いお兄さんたちに絡まれてしまった。その時に助けてくれたのは漆黒の髪に冷たい瞳そして腰に剣を吊り下げている各務台の制服を来た男の人だった。

 

その人はあっという間にお兄さん達を倒してしまいスグにどっかに行ってしまった。あれからずっとお礼が言いたかったのに今日絶好のチャンスを逃してしまった。

 

「紅月光君か~。今度はお礼ちゃんとしないとね?」

 

「うりゅ~」

 

「ふふっ♪」

 

 

 

 

 

 

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