もしも、バンドリ!(元の)世界に戻ったら少年はどうするのか   作:高坂睦月

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前回のあらすじ
善皇帝と戦闘をし、遂にその闘いに終止符が打たれようとしていた。
(後、今回はお話が長いよ。)


第四十二話 闘いは流される血で終わる

リ「や、やったのか.....?」

 

 

リチャードはミンウに聞いた。

 

 

ミ「分からん.....。」

 

 

すると、人影が見えた。

 

 

ヨ「あれはアレンではないか!」

 

 

アレンがフラフラの状態で帰って来た。

 

 

4人「アレン!」

 

 

4人はアレンに駆け寄る。

 

 

ア「皆.....」

 

 

アレンも向かおうとした、その時である。突然、ドスッと言う鈍い音がした。アレンが体を見ると、アレンの心臓近くに剣が刺さっていた。

 

 

ア「ど.....何処から?ゴフッ!!」

 

 

アレンは口から、心臓近くから大量の血が流れた。

 

 

4人「アレン!!」

 

 

蘭「アレン先輩!」

 

 

ア「来るな!!」

 

 

蘭達が駆け寄ろとするが、アレンが止める。

 

 

善「ぐ......ただの餓鬼と甘く見ていたか。」

 

 

何と、ホーリーラッシュを食らって倒したと思われた皇帝がいた。

 

 

ミ「な....。貴様.....生きているだと?」

 

 

善「生憎、まだ死ねんのだよ。」

 

 

と言っていると、皇帝の心臓に剣が刺さる。その剣は皇帝の物だった。

 

 

善「こ、小僧....!」

 

 

ア「ハァ.....ハァ.....」

 

 

ア(今この状況でアイツを倒せるのは、この神坂アレンただ一人だ。この瞬間......エグゼのように、タフなセリフを吐いてみせたい。)

 

 

お互い、立っていられるのがやっとの事である。

 

 

ア(こんな俺にも....希望という物があるなら....存在してるなら。決着をつける権利は......)

 

 

善「貴様如きを倒すなら決着は時が止まる時よりも....」

 

 

ア(俺にだけある!)

 

 

善「速くつくだろう!」

 

 

アレンはクリムゾンブリッツ:ゼノで皇帝を攻撃する。皇帝もなけなしの力でアレンに攻撃する。お互い体力がないなか、攻撃を続ける。

 

 

蘭「やめて!アレン先輩!」

 

 

リ「やめておけ。」

 

 

それを見ていられなくなった蘭が止めに入ろうとするが、リチャードがアレンの元に向かう蘭を止めた。

 

 

蘭「何故止めるんですか!」

 

 

リ「あの中に入ってはいけない。というか、入れない。」

蘭「.....え?」

 

 

リ「おそらく、アレンが結界を張ったのだろう。なけなしの力で。つまり、俺達は見ている事しか出来ない。アイツらの闘いの終わりを見ている事しか出来んのだ。」

 

 

蘭「悔しくないんです.....か......。」

 

 

リチャードは拳をただ握りしめていた。拳から血が流れている事にも気づかずに。

 

 

蘭「リチャードさん......。」

 

 

アレンはその事を知らず、ひたすら皇帝を攻撃する。

 

 

ア「アンタは何でこんな最低な皇帝に成り下がった!?昔のアンタはこうではなかったと聞く!!何故だ!何故なのだ!?」

 

 

善「それを言って何の意味がある。」

 

 

ア「アンタは昔は誰よりも民の事を考え、国の事を考えていたんだろ!!早く元に戻りやがれ。昔は心優しき皇帝だったんだろ。戻ってやれよ。民達がお前を待ってる。」

 

 

善「....貴様如きに.....貴様如きに何が判る?お前如きに私を諭せると思うなよ!!」

 

 

ア「.....そうか。もうアンタは元には戻れない。なら.....此処でアンタという人間の人生を、アンタとの闘いを此処で全て終わらせる!!」

 

 

そう言うとアレンは皇帝に向かい新たな技を繰り出す。クリムゾンブリッツ:ゼノを構えると、裏と書かれた文字のオーラが一瞬アレンを纏う。

 

 

ア「これが俺の新技!!」

 

 

アレンは一段目を両手持ち、2段目から逆手持ちで多段斬りを繰り出した。

 

 

これがアレンの新HP攻撃、「裏超究武神覇斬」。突進から連続斬りを放ち、一気に振り下ろす。通常時は5回斬るが、専用EXを使うと15連撃に増す。

ちなみに此処でアレンの専用EXスキルが変更されたので説明しておこう。

 

 

二刀流開眼。

アレンの専用EXスキル。二刀流になり、一定時間攻撃、防御、スピードが1.25倍上がる。

そしてリーチが伸び、あるHP攻撃の攻撃回数が増える。対象はホーリーラッシュ、裏超究武神覇斬。イクスブレードの場合は特に何も変わらない。フレアストームの場合はタメが短縮される。

弱点としては、ガードが出来ない。ダッシュゲージの減りが少し速くなる、しかし、5回だけならタイミングよくL1のボタンを押せばカウンターができる。ある程度のブレイブ攻撃をカウンター出来る。ダメージ(HP攻撃のような)は与えられず、カウンターはHP攻撃判定ではなく、ブレイブ攻撃判定になる。

キャスト時間は70秒。リキャストも同じ。

更に、カウンターも使い勝手はあまり良くはない。連続して使えない。拾えないブレイブ攻撃が多い。

(ヤ・シュトラのストンガや、ケフカのコアもどきや、ティナのトルネドなど。)

当然、HP攻撃はカウンター出来ない。とかなり使い勝手は悪い。状況によって使うといいかもしれない。

専用EX発動中は全てのブレイブ攻撃のリーチがセフィロスより少し短いくらいのリーチでキープ値がガーランドより少し低いレベルまで上がる。以上で説明を終わる。

 

 

アレンは裏超究武覇斬を皇帝にあてていた。

 

 

ア「これで......終わりだ!!」

 

 

最後の一撃を皇帝に決める。

 

 

善「ぐあああああああ!!」

 

 

皇帝は倒れた。同時にアレンも力を使い果たした。

 

 

ア「俺の......勝ちだ。」

 

 

アレンはそう呟いた後、倒れた皇帝のそばに行く。

 

 

善「終わったな......。」

 

 

ア「ああ.....アンタの望みも此処で終わる。」

 

 

善「....私の本当の目的は達成されている。」

 

 

ア「...何だと?」

 

 

皇帝はフッ、と笑みを浮かべた。

 

 

善「私はな......君の覚悟を知りたかったのだ。君自身の覚悟を。」

 

 

ア「......覚悟だと?」

 

 

善「そうだ......人々は己の利益を求め、争いを続ける。その争いをいつか、君が止めてくれる。そんな気がしたのだ。たとえ君がいる町で争いが起きても、止める覚悟があるのか....私はそれを見たかった。だが、この戦いでそれを見た。君の覚悟を見た....私は満足だ。」

 

 

ア「皇帝.....アンタと言う奴は。本当に.....。」

 

 

アレンが喋ろうとするが、皇帝が止める。

 

 

善「それ以上は良い....話さなくても判る。....少年よ、いつか.....この世界に....光をもたらすのだ.....。...これが私が君に託す最初で最後の依頼だ.....。」

 

 

アレンはしばらく黙ると。

 

 

ア「.....その依頼、確かに承りました。必ずご期待に添えるように頑張らせてもらいます。

 

 

......皇帝マティウス。」

 

 

善「!!.....フッ、小僧に出し抜かれたか。.....しかし....本当に愚かよな人間とは....いつまで続けるのか.....血塗られた争いの歴史を......。ウボァァァァァァ!!!」

 

 

断末魔を叫び、皇帝は消滅した。

 

 

ア「終わった......終わったんだな。」

 

 

アレンは独りごちていた。

 

 

すると、突然城が崩れ始めた。

 

 

ミ「まずい!城が崩れるぞ!!」

 

 

イ「みなさん!!」

 

 

すると、ひずみが現れ、若宮イヴと羽沢つぐみか現れた。

 

 

つ「このひずみを通れば脱出出来ます!急いでください!」

 

 

リチャード達は急いでひずみに入った。

 

 

つ「アレン先輩も早く......アレン先輩?」

 

 

アレンは動かない、いや、傷だらけのなか動けなかった。

 

 

つぐみは一生懸命にアレンを運ぶ。

 

 

つ「......重い。アレン先輩、帰りましょう!皆の元に!」

 

 

ア「......そうだな。」

 

 

と言うと、アレンはつぐみをひずみに押し出した。

 

 

つ「......え?」

 

 

ア「.....いつか帰るよ。」

 

 

アレンはそう言うと、前に歩いていく。

 

 

つ「待って下さい!アレン先輩!!!」

 

 

しかし、悲しい事にひずみは閉じた。

 

 

ミ「アレンはどうしたのだ!?」

 

 

つ「.....アレン先輩は、私達を脱出させた後私をひずみに押し出して行きました。多分、今アレン先輩はアラボトの中にいます。」

 

 

ミ「助からないのか!」

 

 

イ「それは......」

 

 

つ「イヴちゃん!何とかならないの?」

 

 

イヴは首を横に振る。

 

 

つ「そんな.......!」

 

 

アレンは崩れゆく城の中、一人でいた。

 

 

ア「皆は無事だろうか......外からアイツらの気配があるから大丈夫だろ.....。」

 

 

アレンは体力が限界なのか、倒れてしまった。

 

 

ア「後は任せた......悠人、真白....エドガー....皆...すまないな。」

 

 

 

 

アレンの頭からかつての記憶が蘇る。

 

 

ア(これが走馬灯ってやつなんだろうな.....アホみたいな日常だったが......楽しかったなぁ....)

 

 

アレンは笑顔で倒れていた。

 

 

ア(あばよ......皆。)

 

 

アレンはそう思うと、城は完全に崩れた。

 

 

つ「!!」

 

 

ス「アラボトが崩れ落ちたぞ!!」

 

 

ヨ「ミンウ!アレンの気配は....!」

 

 

ミンウはアレンの気配を探知する....しかし。

 

 

ミ「......アレンは死んでいる.....気配が完全になくなった....。」

 

 

リ「そんな馬鹿な....!」

 

 

つ「......アレン先輩?」

 

 

つぐみは驚きを隠せなかった。そして叫ぶ。

 

 

つ「アレン先輩ーーーーー!!!!」

 

 

しかし、その声にアレンは応える事なく叫び声は今のつぐみの心の暗さとは真反対の青空の彼方に消えていった。

 

 

第四十三話に続く。

 

 




さて、如何でしたか第四十三話!裏超究武神覇斬は前々から決めていました。ツイッターでも少数ですが裏超究武神覇斬に投票が多かったのでそちらを採用しました。
前日譚の方にも専用EXスキルがありましたが、こちらの方に変更しました。HP攻撃や専用EXスキルについての質問などは感想にしていただくと嬉しいです。
さて、次回はアレンはどうなったのか!果たして生きているのか!お楽しみに!
お気に入り登録、感想、評価待ってます!
長くなりましたが、それではまた次回!
さよーならー!!!
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