もしも、バンドリ!(元の)世界に戻ったら少年はどうするのか   作:高坂睦月

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前回のあらすじ
ついに皇帝を撃破したアレン。しかし、城の脱出の際につぐみを庇い、1人アラボトに残ったアレンだった。その後、瓦礫の下敷きなったアレンだが!?


第四十三話 もう1人の英雄

ア「ん.......。」

 

 

アレンは起き上がると、周りは白い空間が広がっていた。

 

 

ア「此処は......?」

 

 

アレンは白い空間を歩き回る、しかし、人の気配は感じられない。

 

 

ア「誰もいないのか.......?」

 

 

人を探し歩くも、やはり居ない。

 

 

ア「......あ、そうか。」

 

 

アレンはふと思い出した。

 

 

ア「俺......死んだんだっけ。」

 

 

自分がアラボトが崩れた時、つぐみを助け、瓦礫の下敷きになったことを思い出した。

 

 

ア「此処が天国ってやつかな?」

 

 

と、独り言を言いながら歩く。

 

 

?「いいえ、違いますよ。」

 

 

すると、前から光が現れた。

 

 

ア「何者だ?」

 

 

アレンは人影から見て、思わず木刀を落とした。

 

 

ア「な、何故.....神坂祈里....いや、母さん。何故貴方が此処にいるんだ。」

 

 

祈「さて、何故でしょう?」

 

 

ア「そこを退いて欲しい。俺はそちらに行かないといけない。」

 

 

と、アレンがい 言うも、

 

 

祈「なりませんよ、アレン。」

 

 

と、断る。

 

 

ア「何故だ?」

 

 

祈「貴方にはまだやるべき事が残っています。あれをご覧なさい。」

 

 

後ろを見ると、つぐみや真白達が泣いている映像が見えた。それと同時に、自分の記憶が戻ってきた。

 

 

ア「そうか......俺は。」

 

 

祈「ようやく理解したようですね、アレン。」

 

 

ア「すまない母さん、俺は大切な何かを忘れていた、俺....やっぱりそっちには行けない。忘れ物が出来た。取りに帰るよ。」

 

 

祈「ええ、いってらっしゃい。アレン。」

 

 

ア「ねぇ、母さん。」

 

 

祈「何かしら?」

 

 

ア「父さんは....今何してるんだ?」

 

 

祈「あの人なら大丈夫よ、元気にしているわ。さぁ、行きなさいアレン。貴方は私達と交わした約束、護ってくれるかしら?」

 

 

ア「.....俺はアンタ達の生きた証、己自身の役目を終えるまで死ぬな。......だろ?」

 

 

祈「よく出来ました。さぁ.....行くのですアレン。」

 

 

祈里はそう言うと、アレンの背中を押す。

 

 

ア「ま、待ってくれ母さん!俺、あの時のことまだ....。」

 

 

祈「良いのです、アレン。その気持ちは話していてわかりました。良いですか、貴方は帰るのです......貴方の日常に。」

 

 

ア「......わかった。なら、これからも見守っていてくれ。天国でな。」

 

 

祈「ええ、見守っていますよ。ずっと。」

 

 

ア「行ってきます!」

 

 

アレンはひずみの中に入って行った。

 

 

祈「行ってらっしゃい.....。」

 

 

謙「何だ、行ってしまったのか。」

 

 

祈「遅すぎですよ、あなた。」

 

 

そう言われた、祈里の夫、神坂謙続は少しショックを受けた。

 

 

謙「アレンは言ったのか....しかし、最後のひずみに入る時の姿は見たぞ。......立派になったな.....アレン。」

 

 

祈「ええ.....。」

 

 

その頃アレンは。

 

 

?「起きてください!お願いです!起きてください!」

 

 

身体が何者かに揺らされている。

 

 

ア「ん......。アレンは眼を開けると、そこにはつぐみやリチャード、ミンウ、スコット、ヨーゼフ達がいた。

 

 

ミ「アレン!!」

 

 

ア「あれ......何で此処に?」

 

 

ミ「分からぬ、脱出して数分後に謎の男がお前を担いで此処まできた。」

 

 

ア「何?」

 

 

ミ「男はこう言ったぞ。“アイツをよろしく頼む”とな。」

 

 

ア「父さん.......。ありがとな。」

 

 

アレンは立ち上がった。

 

 

ア「さて!改めて、帰りますか!」

 

 

皆「おう!」

 

 

こうしてアレン達は闘いが終わり、それぞれの仲間の元へ帰っていった。

 

 

遂に長い闘いに終止符が打たれた。皇帝を倒したフリオニール達は英雄と称えられた。皇帝が倒された事でシャドウの事件も起きなくなった。再び、平和の日々が訪れたのだ。人々はフリオニール達を英雄と思うだろう。しかし、忘れてはならない。たとえ語られる事無くとも、仲間と闘い勝利したもう1人の英雄が居ることを。忘れてはならない。

 

 

エピローグに続く。

 

 

 




さて、いかがでしたか第四十三話!アレンの母親の名前は「いのり」、父親は「かねつぐ」と呼びます。この2人は後々現れるかもです。
さて、次回はいよいよ最終回です!戦いが終わった後のお話。お楽しみに!
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それではまた次回!
さよーならー!!!
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