もしも、バンドリ!(元の)世界に戻ったら少年はどうするのか 作:高坂睦月
ついに皇帝を撃破したアレン。しかし、城の脱出の際につぐみを庇い、1人アラボトに残ったアレンだった。その後、瓦礫の下敷きなったアレンだが!?
ア「ん.......。」
アレンは起き上がると、周りは白い空間が広がっていた。
ア「此処は......?」
アレンは白い空間を歩き回る、しかし、人の気配は感じられない。
ア「誰もいないのか.......?」
人を探し歩くも、やはり居ない。
ア「......あ、そうか。」
アレンはふと思い出した。
ア「俺......死んだんだっけ。」
自分がアラボトが崩れた時、つぐみを助け、瓦礫の下敷きになったことを思い出した。
ア「此処が天国ってやつかな?」
と、独り言を言いながら歩く。
?「いいえ、違いますよ。」
すると、前から光が現れた。
ア「何者だ?」
アレンは人影から見て、思わず木刀を落とした。
ア「な、何故.....神坂祈里....いや、母さん。何故貴方が此処にいるんだ。」
祈「さて、何故でしょう?」
ア「そこを退いて欲しい。俺はそちらに行かないといけない。」
と、アレンがい 言うも、
祈「なりませんよ、アレン。」
と、断る。
ア「何故だ?」
祈「貴方にはまだやるべき事が残っています。あれをご覧なさい。」
後ろを見ると、つぐみや真白達が泣いている映像が見えた。それと同時に、自分の記憶が戻ってきた。
ア「そうか......俺は。」
祈「ようやく理解したようですね、アレン。」
ア「すまない母さん、俺は大切な何かを忘れていた、俺....やっぱりそっちには行けない。忘れ物が出来た。取りに帰るよ。」
祈「ええ、いってらっしゃい。アレン。」
ア「ねぇ、母さん。」
祈「何かしら?」
ア「父さんは....今何してるんだ?」
祈「あの人なら大丈夫よ、元気にしているわ。さぁ、行きなさいアレン。貴方は私達と交わした約束、護ってくれるかしら?」
ア「.....俺はアンタ達の生きた証、己自身の役目を終えるまで死ぬな。......だろ?」
祈「よく出来ました。さぁ.....行くのですアレン。」
祈里はそう言うと、アレンの背中を押す。
ア「ま、待ってくれ母さん!俺、あの時のことまだ....。」
祈「良いのです、アレン。その気持ちは話していてわかりました。良いですか、貴方は帰るのです......貴方の日常に。」
ア「......わかった。なら、これからも見守っていてくれ。天国でな。」
祈「ええ、見守っていますよ。ずっと。」
ア「行ってきます!」
アレンはひずみの中に入って行った。
祈「行ってらっしゃい.....。」
謙「何だ、行ってしまったのか。」
祈「遅すぎですよ、あなた。」
そう言われた、祈里の夫、神坂謙続は少しショックを受けた。
謙「アレンは言ったのか....しかし、最後のひずみに入る時の姿は見たぞ。......立派になったな.....アレン。」
祈「ええ.....。」
その頃アレンは。
?「起きてください!お願いです!起きてください!」
身体が何者かに揺らされている。
ア「ん......。アレンは眼を開けると、そこにはつぐみやリチャード、ミンウ、スコット、ヨーゼフ達がいた。
ミ「アレン!!」
ア「あれ......何で此処に?」
ミ「分からぬ、脱出して数分後に謎の男がお前を担いで此処まできた。」
ア「何?」
ミ「男はこう言ったぞ。“アイツをよろしく頼む”とな。」
ア「父さん.......。ありがとな。」
アレンは立ち上がった。
ア「さて!改めて、帰りますか!」
皆「おう!」
こうしてアレン達は闘いが終わり、それぞれの仲間の元へ帰っていった。
遂に長い闘いに終止符が打たれた。皇帝を倒したフリオニール達は英雄と称えられた。皇帝が倒された事でシャドウの事件も起きなくなった。再び、平和の日々が訪れたのだ。人々はフリオニール達を英雄と思うだろう。しかし、忘れてはならない。たとえ語られる事無くとも、仲間と闘い勝利したもう1人の英雄が居ることを。忘れてはならない。
エピローグに続く。
さて、いかがでしたか第四十三話!アレンの母親の名前は「いのり」、父親は「かねつぐ」と呼びます。この2人は後々現れるかもです。
さて、次回はいよいよ最終回です!戦いが終わった後のお話。お楽しみに!
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それではまた次回!
さよーならー!!!