『それは、間違あの無い事実なのか?』
ユリは手元の資料を確認して報告を続ける。
『ツアレの定期検査の結果、その身体に新たなる生命を宿し
半年後には出産するとの報告かワンコ様より挙がっています』
(マジかよ、ツアレが妊娠って セバスすげぇな、てか
竜人と人間て交わるのか?ハーフ?)
俺は嬉しさより突然の報告に思考が追いつかないでいた。
ふとユリを見ると此方を伺い支持を待っている。
『ツアレはそれを知っているのか?』
『いえ、アインズ様に報告をするのが早急と判断しましたので
伝えていません。』
(え!それ本人に先に言う事だよな? 俺を崇めてくれるのは良んだけど 守護者を始め度が過ぎると思うんだよな)
『でツアレは今何処に居るんだ。』
『今は他のメイドと共に清掃業務を行って居ますが?』
『なに! 何か事故でも有ったらどうする気だ!
直ぐに医療施設へ移し医療チームを編成させろ!
今後ツアレの出産のフォローをナザリック最優先事項とする!』
俺はつい声を荒げ命令する
(妊娠3カ月って確か一番大事な時だよな?タッチさんが
そんな事言ってたような気がするし 流産でもしたらセバスに
何て言うんだよ、ホント)
(そーか、子供か 俺にしてみたら孫かな? 男の子かな?女の子かな?
ツアレに似たら可愛いだろーな、男の子も良いなワンパクで一緒に
冒険したりするのも良いよな。魔獣狩りなんてのもやりたいし山でキャンプもやりたいよな)
色々な妄想が頭を掛け巡り一人で幸福感に包まれていると
いきなり感情が抑え込まれる。
(クソ、こんな事まで制御しなくても良いのに)と自分のアンデットを呪う。
(セバスも呼び戻して話しをするか、今後の事もあるし
ツアレも含めて話し合いは必要だよな)
俺はメッセージでセバスチャンを呼び戻し医療施設で待ち合わせする事とした。
****半年後***
[アインズ様]
突然脳内にメッセージが届く。
『生まれたか!』
『はい?イエ 定時報告ですナザリック内異常有りません』
それはシャルティアからの巡回報告だった。
『そうか、シャルティアご苦労 しかし本日は何か問題が発生した場合のみ報告せよ。』
『畏まりました、仰せの通りに』
今日は殆どの守護者達をナザリックから追い出している
特にアルベドはツアレが妊娠したと聞いてから俺の側で発情期の様な目で俺を見つめ いつかの如く俺を押し倒そうとしているのかオーラの様に溢れだして身の危険を感じたからだ。
デミウルゴスなどは医療チームなと必要は無く今直ぐ取り出し培養液内で育成させれば効果的且つ安全にデーター解析ができますと実験動物を扱うかの如く言い放つ。
それに出産予定日に仕事など気が散ってやる気が起きないからだ。
本当なら病室の側で待ちたいのだが自分の子供でも無いのに
ソワソワしながら居るのも体裁が悪いので我慢しているが
先程から自分の部屋を散歩に行きたい犬の様にクルクルと行ったり来たりしているのである。
(そう言えば名前考えたのかな? セバスチャンにはそれとなく
考えた方が良いと言ったら 『名前ですか? ツアレの子供ですから
【ツアレの子】で良いかと』と訳の分からない事を真顔で言ってたからな)
(もしなんなら、俺が名前考えても良いかな? 一応ナザリックの支配者だし セバスチャンとツアレの仲人だよな アインズからアインをやっても良いな、あいんちゃん って呼び易いよな あーでもタッチさんの名前も入れないダメかな、タッチさんの タとアインで タイン
かな?)
と考えていると
(アインズ様 陣痛が始まりました生まれそうです)
とワンコからメッセージが入った。
(良し直ぐに行く)
と部屋を出ると本日の当番メイドがそそくさと着いて来る。
転移魔法で移動するつもりだったがメイドはそれを使え無い事に気が付き。
『転移魔法を使用するので私に掴まれ』と命令すると
『アインズ様に掴まるなど恐れ多くて』と言うメイドを
抱え急いで魔法召喚する。
これから、アインズの親バカっぷりが発揮されます。