『では、参加者は自分の全てを出し切りその闘いを皆にみせつけて欲しい』
闘技場か拍手に包まれアインズを称える。
『では参加者による、対戦カードの抽選を行います、尚最後に勝ち残ったものがアインズ様と試合出来る権利を獲得します。』
マーレ饒舌(じょうぜつ)にアナウンスをして盛り上げる。
参加者はミイ、コキュートス、ザリュースシャルティア、アウラ
アルベド、パンドラズ・アクターの7名でコキュートスは1回戦シード
となっている。
『それぞれの木札の色が対戦相手です、それぞれが木札を見せ合う
そして
『あら、』
『フフフ』アルベドとシャルティアがお互いの札を見つめ火花を散らす同じ(黒)を相手にさしだす。
抽選結果はAブロックがシャルティアVSアルベド、ミイVSザリウス
Bブロックはパンドラズ・アクターVSアウラとシールドのコキュートス
『では1回戦を始めます、シャルティア、アルベドの入場てす、』
『この大会のルールを簡潔に説明します。
本物の剣、武器は使用出来ず、模造品を使い、頭、胸、胴に付けたポインターを破壊すると1P.獲得又は場外へ出ると相手に1Pか付き
2p取った者が勝ち 尚、魔法攻撃及び相手への弱体化等のスキルは禁止してます。』マーレが更にスラスラとルールを発表する。
『シャルティアはスポイドランスの模造品、アルベドば長槍か』
『ハイ、二人共に使い慣れた武器を模造して来た様です。』
『一応確認の為参加者の武器、防具はチェック済みで予備を含め本日まで厳重に保管しておきました。』
デミウルゴスが即答する。
試合序盤 シャルティアが運動能力を活かしアルベドに攻撃を畳み込むが
アルベドはそれを全て矛先で交わすと今度は間合いを詰め攻撃に転じる そのバワーに押されシャルティアが下がる上段からの袈裟斬りシャルティアがランスで受ける、返す刀で横切り、突きと怒涛の攻撃に
防戦一方になるシャルティア そこへ マーレのジャッジが入る
『シャルティア場外、アルベドに1P、両者開始戦に』
防御に徹していた為故に(場外ルール)を忘れてしまっていたのである。
舌打ちし下を向くシャルティアとそれを見下すアルベド
お互いが不本意である勝負に不満を表すが言葉には出さない。
『試合始め!』マーレの開始の合図と共にアルベドが打って出る。
しかしシャルティアは一歩も下がらない。
『ウム、やはりスキル無しの闘いではバワー系が有利な様だな』
アインズが独り言の様に呟く。
シャルティアは本来なら多様なスキルの発動により体力の回復、魔力増幅。打撃無効化などのパッシブを掛けるが模造品のランスやアイテムを装備していない、ランス自体振り回すだけで体力が削られ実際シャルティアは肩で息をしている。
『貧乳小娘に留めを刺してあげるわ』
と自分を鼓舞する如く罵声を浴びせるがシャルティアはもう返す言葉も出ない程に疲労困憊している
アルベドは躊躇なく攻撃を仕掛ける、先程とは違いシャルティアの防御が遅延してギリギリの防御になってくる。
アルベドはランス目掛け槍を振る、ランスは砕けシャルティアの頭のマーカーが割れる、そして崩れ落ちるシャルティア。
『勝者アルベド!』
アルベドは崩れ落ちたシャルティアを抱き抱えアインズに一礼すると
退場していった。
アインズは片手でそれに答え拍手を送る
『この試合はシャルティアの武器の選択ミスが響いたな』と隣のデミウルゴスに語る。
『仰る通りです、いくら使い慣れた武器を模造したモノでも自分のスキルが有って始めて活かされますのでシャルティアには良い勉強になったと思います。』
アインズは頷きながら次の対戦表に目を移す。
『次はミイだなどんな闘い方を見せてくれるか楽しみだ』
とまるで孫の試合を見学に来た親の様にソワソワするアインズに
『私もコキュートスから話しだけは聞いてますがリザードンの村でかなり修行をしているとの事です』とデミウルゴスが称賛する。
アインズは自分の身内が褒められた様に嬉しく
『ウム、そうかそれは益々楽しみだな』と感情の昂ぶりと気分の高揚を覚えるがそれも直ぐに制御され押さえ込まれる。
(楽しい気分ぐらいじっくりと味わいたいモノだな)
アインズは自分のアンデットである体を妬ましく思った。
一試合毎書きたいのでしばらく大会編が続きます。