アインズの育児記   作:ヌック

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ミイVSザリュース

『続いてはミイVSザリュースの登場です!』

ミイが左手から登場すると

『な、なんだあの足は、いかん、ま、待て』

アインズが悲鳴に近い声を出し登場を止める

デミウルゴスは慌てて

『何か落ち度が有りましたでしょうか?』と訊ねると

『服は良いとしてあの短パンはダメだろ露出が多過ぎではないか』

とミイの服装というより生足を大胆に晒している事が気に要らないのである。

(女の子が人目も憚らず生足を見せるなんて)アインズは気持ちのモヤモヤと格闘していた。

 

『は、申し訳有りませんでした、確かに怪我でもすれば問題かと』

『直ちに防具を用意させます、不手際をお許しください。』

デミウルゴスは慌ててメイドを呼び付け防具を準備させる。

 

するとミイに何か耳打ちされたマーレがアインズの元へ小走りで駆け寄り

 

『アインズ様、ミイ様から伝言を授かりました。』

『ウム、伝えよ。』

 

『ミイ様の言葉をそのままお伝えします、(余計詮索は無用、この試合に口出ししたり、邪魔をしたら一生口を聞かないし絶交する) との事です。』

 

アインズの背後に(ガーン!)という文字とピコピコハンマーで叩かれるエフェクトが流れる。

 

ミイを見るとゲンコツをアインズに向けて威嚇しているのが見えた。

 

 

『イヤその 何だチョット心配しただけだ何でも無い すまなかったか続けてくれ』

 

マーレはミイとザリュースを中央の開始線に並ばせる 二人は握手を交わし互いに礼をするとミイは体の前で腕をクロスさせ腰だめに構える。

その手には見慣れぬ武器を持っていたがアインズは直ぐにそれを言い当てる。

『トンファーだと』

 

(うへ、なんて厨二病をくすぐる武器をセレクトしてくるんだ、モンク職で女の子しかもトンファーって 浪漫だよな)と一人興奮する

それを聞いていたデミウルゴスは

『流石はアインズ様あの武器をご存知とは』

アインズはデミウルゴスを見ながら

『ウム確かナザリックの武器庫にも誰かが集めて来たモノが有ったと思うが』

 

『そうですか、私は初めて見る武器でしたので蔵書を調べて来ました、その本によりますと

 

およそ45センチメートルの長さの棒の片方の端近くに、握りになるよう垂直に短い棒が付けられている。基本的に2つ1組で、左右の手にそれぞれ持って扱う。握り部分を持った状態では、自分の腕から肘を覆うようにして構え、空手の要領で相手の攻撃を受けたり、そのまま突き出したり、または攻撃を受けたまま空いてる手や蹴りを繰り出して攻撃することが可能。逆に長い部位を相手の方に向けて棍棒のように扱う事が出来る。それらは手首を返すことで半回転させて瞬時に切り替えられ、さらには回転させて勢いを付けつつ相手を殴りつけることも出来る。それだけでなく、長い棒の部分を持ち、握り部分を相手にむけて鎌術の要領で扱うことも可能。主に刀を持つ敵と戦うために作られた、攻防一体の武器だそうです。(ウィキぺディア参照)』

『なんでも、ザリュースが放浪中に出会った武闘家が使っていたとの事でミイ様に伝授したとの事てす。』

 

 

アインズはデミウルゴスの話しを聞きながら試合に見入る

ミイはザリュースの攻撃を右肘で受けるとトンファーの乾いた音が聞こえる、

そして左のパンチを繰り出すと手首を捻りトンファーを前に打ち出す。相手にしてみればパンチを交わした間合いより更にトンファーの部分だけリーチが伸びてくるので更に回避行動しなければならない。

 

『確かにあのトンファーのリーチは闘いづらいな』

 

ザリュースも愛用のフロスト・ペインを模した斧に似せた武器を使い

左肘に盾を装備しているがミイの流れる様な攻撃に苦戦している。

左右の攻撃に加えミイがケリを織り交ぜて叩き込む

右肘が盾で防せがられる、左のフックと見せかけてからのトンファー

ザリュースはバックステップで間合いを開ける、すかさずミイは前に出てからの回し蹴り繰り出す、見事なコンビネーションにアインズは

『おお、素晴らしく卓越されたコンビネーションだ』と声を漏らす。

 

ザリュースもミイからの攻撃を受けながらも斧を振る、盾で左右の攻撃を躱し蹴りが飛んで来る前に間合いを詰め斧を振る

ミイはサイドステップで躱すとザリュースもそれを追い攻撃を仕掛ける。

振り被って斧を振り降ろすミイは左肘でガード、ザリュースの左肘が下から突き上げる、右手のトンファーで受けるだがそれはザリュースのフェイントでクルリと左回転したザリュースの右手がバックブローとして飛びミイの顔面を直撃しポインターが潰れた。

 

『ほぉー流石ザリュース、自分の間合いに持ち込んで戦いを進めるとは実戦経験が優った結果だな』

アインズが批評を下す。

 

ザリュースが1Pを先取し試合が始まる。

 

先程とは変わりお互いが相手の出方を観ているのか動かない、睨み合いが続きザリュースが仕掛ける、ミイとの間隔を縮めトンファーの攻撃を警戒するが如く近距離で攻撃を仕掛けるザリュース。

 

ミイは腕を振り切れず防御に徹する、ミイのトンファーの射程45センチこれを開けさせる事でトンファーを封じているのだ。

ザリュースが勝負に出る、盾を攻撃に使いガードを下げさせる斧を振り上げ叩き込む、突然ミイが視界から消えたと思ったら下からトンファーが突き上げられポインターが粉砕された。

 

『上手い』アインズが声にだす。

ミイはザリュースの攻撃をしゃがみ込み躱すとそのまま伸び上がりトンファーを繰り出したのだ、トンファーの射程を退がるのではなく屈む事で距離を作り対応したのである、

経験のなさを格闘センスで補う生まれ持っての天性があればこそ出来る芸当だ。

 

お互いが1Pで引き分けもう後は無い、試合開始の合図と共にミイは

怒涛の攻撃を繰り出しザリュースを攻めまくる、攻撃に押されて少しずつザリュースが下がる。すると会場から

『ザリュース、後ろ、場外だぞ!』

『後ろ、後ろ!』とリザードマン達が声を掛ける、先程のシャルティア宜しく場外に落ちれば相手のポイントになってしまう。

ザリュースはそれに気が付きミイの攻撃を横っ飛びで躱すその瞬間

ミイはザリュースが着地するタイミングで足払いを掛けザリュースは地面に転がる。

ミイは転がるザリュース目掛け自分の体重を乗せたまま肘打ちを落とす。

ザリュースの胸のマーカーが粉砕される。

 

『勝者ミイ!』 マーレが高らかに宣言する。

 

『素晴らしい!』アインズは興奮して立ち上がり拍手を送る、デミウルゴスも立ち上がり拍手を送るするど会場全てが惜しみ無い拍手で包まれ声援が飛び交う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次はアウラVSパンドラズ・アクターになります。
脳内では既に大会編は完結してますので早く掲載したいと思います。

実はこの後まで構想は出来ているので大会編は早めに切り上げるかも
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