もんむす・くえすと!の世界に降り立った1人のヒーローアバターの話   作:ジョーカー:ゼノ

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水のエルベティエ

 たまもとの戦いが終わり、ルカに選手交代しようとしたヴィクトリー。だがエルベティエの乱入によってそれは阻止された。

「……という訳で、私から行かせてもらうわ。あなたの番は回ってこない……二人とも、私が始末するから……」

「……ふん。」

 エルベティエはグランべリアと一言交わし、ヴィクトリーに向いた。

「連戦か……面白ぇや……!!」

 生息域を汚され、人間を憎むクイーンスライム……こいつは、一筋縄ではいきそうにない。

「私は、アルマエルマやたまもとは違う。わざと手を抜いたり、わざわざ鍛えてやったりするつもりは無いわ……」

 エルベティエは威圧しながら、そう言い放った。

「あら?私はそんな事したかしら……?」

「はて、なんのことやら……?」

 アルマエルマとたまもはすっとぼけながら、クスクス笑う。

「私は、邪魔する人間には容赦しない。私達スライム族に仇なす人間は、決して許さないわ。私の体で包み込んで、精を」

「はぁっ!」

 ヴィクトリーの拳が、エルベティエの顔面を貫いた。「シャパァンッ」と彼女の頭が水しぶきとなって弾け飛び、床を濡らす。

「……」

 その水が彼女に集合し、頭が再生した。

「無駄よ……どう頑張っても武道家のあなたでは、私にダメージは通らな」

「だぁっ!!」

 喋ってる最中の彼女の腹に後ろ回し蹴りを放ち、腹を削ぎ落とした。

「とぉっ!」

 更に顎にアッパーし、また頭を弾き飛ばした。

「あだだだだだだだっ!!だりゃあああーっ!!」

 次に体に何度も拳を連打させ、胸の真ん中をぶん殴った。彼女は完全に水溜りだけになってしまった。

「……」

 周囲の水溜りが集合し、またエルベティエを形作った。

「何度やっても無駄よ……」

「……へっへへ……!」

 冷徹な眼光で射すくめられながら、笑ってみせるヴィクトリー。

「……!」

 ルカは、ハッと気付いた。

 そうか、これがヴィクトリーを狙った理由か。エルベティエに普通の物理技は効かない……だから、ぶん殴る事しか脳がないヴィクトリーを狙ったのだ……ただ、あいつの拳は、普通じゃないのをエルベティエは知らない……

「よし、準備運動終わりっ!全力でやらせてもらうぜ!」

「無駄だって分からないの……?人間は、本当に哀」

 次の瞬間、ヴィクトリーは彼女の頬をぶん殴った。

「っ!!?」

 自身の頬に刻まれた、確かなダメージ。彼女はそれを感じながら、何とか踏ん張った。

「……な、何をしたの……!?」

「おめぇの気を捉えてからぶん殴った。」

「気……!?」

「あぁ。魔物を形作る魔素……それを捉えりゃ、幽霊だってぶん殴れる。」

 ヴィクトリーは踏み込み、彼女の顔面に後蹴りを放った。

「ぐっ!?」

 それに直撃し、その体が大きく浮いた。

「はぁっ!」

 しかし、宙で一回転して、着地する。

「行くぜぇっ!!」

 ヴィクトリーは10倍界王拳を使って走り、パンチを放った。

「調子に乗らないで欲しいわ……」

「なにっ!?」

 エルベティエはその拳を掴み、もう一方の手で腹にメルトシュトロームを放った。津波のような水の衝撃が、ピンポイントで彼の腹を叩く。

「ぐっはぁ……!!?」

「ふん……」

 ぶっ飛ばされるヴィクトリーに、フルパワーでエネルギー波を放った。

「うわぁあ……!!!」

 ヴィクトリーは、それに直撃する。それは、爆発を巻き起こした。

「……あなた達は、人と魔物は共存しろと言う……でも、人間がどれだけ私達を苦しめてきたか知ってるの?」

 エルベティエは、ルカをギロッと睨んだ。

「あなたが力を借りているウンディーネ……彼女も人間の生活圏が広がるにつれ、辺境へ追いやられていったわ。私達スライム系の魔物も、多くがそう……人間が水を汚し、どんどん住処が失われていくの。それが、あなた達の言う人と魔物の共存なの……?」

「がぁあっ!!」

 ヴィクトリーが気を爆発させて、エルベティエやルカの視線を集めた。

「……確かに、人間はおめぇ達を苦しめてきた……人間も、おめぇ達に対する理解がねぇんだ。だからこそ、互いが理解しようとすれば──」

「人間の何を理解しろというの!彼らが私達の苦しみに気付かないのならば、気付かせてやるまでよ!同じ苦しみを与え、恐怖によって学ばせてあげるわ!そうでもしないと、愚かな人間は気付きもしない!」

 エルベティエは、あの小規模な津波──メルトシュトロームを放ってくる。ヴィクトリーはそれに突っ込み、その中を潜行してから飛び出し、エルベティエと掴みかかった。

「エルベティエ……おめぇは、人間にちゃんと言ったのか?自分達がどんなに苦しんでいるか、どれだけ住処を追われてきたか……」

「人間に、私達の苦しみの何が分かるというの?」

「分かるさ……人間だって、バカじゃねぇ。おめぇらが苦境を訴えれば、多くの人は分かってくれるはずだ!そのためにおめぇらが人間を理解しねぇと、何も始まんねぇだろ!!」

 二人は一旦距離をとり、拳と粘液をぶつけ合って、上段回し蹴りをクロスさせた。

「理解、共存……偽善的な言葉は聞き飽きたわ!そんな偽善を並べるのが、あなたの戦い方なの!?」

「そうだとしたら、おめぇだって俺と同じだよ……人間を見下して、一方的に被害者ヅラして、理知的な解決法を探すのすっぽかして、暴力や恐怖を正当化する……これが偽善以外の何だってんだ、えぇ!?」

「人間ごときが、何を……!!」

「結局、おめぇは人間を見下してる。人間は知能のねぇサルだと思い込んでるんだ。そうじゃなきゃ、『人間ごとき』なんて言葉は出ねぇぜ。」

 二人は足を地面に下ろし、拳をぶつけ合った。

「人間にも、おめぇみてぇな奴が居たぜ……そいつが言うんだよ。『魔物を嫌うのは、結局の所は怖いから』だってな……恐ろしい魔物なんか、理解できねぇって……」

「……それでいいじゃない。人間は、魔物を恐れていればいいの。恐怖によって、私達は人間に教育するのよ!」

 エルベティエは踏み込み、腹に拳を埋めてきた。

「がはっ……!!?」

 ガードが遅れ、一撃をモロに食らってしまった。

 まずい、連戦の疲れがここに出たか……!?

「たとえ無自覚にしろ、私達を苦しめてきた、自分達の愚かさをね!」

 そう言いながらヴィクトリーの頭を掴み、床に叩きつけた。

「恐怖によって学ばせるだと……!?人間は、おめぇ達がこえぇから理解を避けてるのに……おめぇ達が怖がらせたら、理解が遠のく一方だろうが……!!」

「黙りなさい!!」

 エルベティエはヴィクトリーの後頭部を踏みつけ、顔面を床に叩きつけた。

「がはっ……!!え、エルベティエ……!共存ってのは偽善なんかじゃねぇんだ……!そうしねぇと、不幸な事が起きるばっかりなんだよ!」

「それでも、私は人間が許せないのよ!」

 エルベティエは何度もヴィクトリーの頭を踏みつけ、床にガンガンと叩きつける。しかし彼は、説得をやめない。

「おめぇ達がやろうとしてるのは、暴力による報復だ!そうなれば、何も変わらねぇんだぞ!!同じ事が繰り返されるだけなんだぞ!!分かってんのか!?」

「そうなるしかないなら、そうなればいい!」

 エルベティエはヴィクトリーの背中を踏みつけ、彼を床へと埋めた。

「ぐぁあっ……!!」

「私の考えは決して変わらないっ!!」

 そしてメルトシュトロームを放ち、ヴィクトリーをぶっ飛ばした。

「がっはぁあ……!!?」

 小さな津波の衝撃をくらい、宙を舞うヴィクトリー。

「私は恐怖によって、人間を支配するっ!!」

 エルベティエの体が大渦となり、彼を呑み込んだ。

「うわぁあああ……!!」

「消えなさいっ!!!」

 大渦は弾け、ヴィクトリーをぶっ飛ばした。彼は天井にぶつかってから、バウンドするように床へと墜落したのだった。

「はぁっ……はぁっ……!!」

「恐怖によって、人間を支配する……だと……!?」

 ヴィクトリーは、フラフラになりながら立ち上がる。

「な……な……!?」

 普通の人間ならば、とっくのとうに戦闘不能のダメージを負っているはずのヴィクトリー。エルベティエが狼狽えるのも、無理は無かった。

「おめぇがそう言うんだったら、もうこれは戦いなんかじゃねぇ……」

 そう言いながらリストバンドを外し、床へと投げた。次の瞬間、リストバンドが落ちた所が粉砕した。

「……なにっ!?」

「な……!?」

 ルカはリストバンドを持ち上げてみる……が、重すぎて持ち上がらなかった。

「ま、まさか……今の今まで、こんなの付けて戦ってたのか……!?」

「……」

 ヴィクトリーはアンダーシャツと靴を脱ぎ捨てた。

 それも床に落ちた瞬間に、床を粉砕した。

「……ウチやギガントウェポンと戦ってる最中も、これをのう……大した男じゃ……」

 ヴィクトリーは重い装備を全部外してから、軽い装備に着替えた。

「……おめぇをぶっとばすぞ。エルベティエ。」

 そして、ヴィクトリーは構えた。悟空が初めてベジータと対峙した時の、あの構えだ。

「あ、あの構えだ……!」

「うむ……あの構えじゃ……」

 いつもそうだった。どんな時でもヴィクトリーは、この構えからピンチを逆転して見せたのだ。

「……へ、へえ……!」

 次の瞬間、エルベティエの顔面と腹に衝撃が走った。

「っ!?」

「こっちだ。」

 彼は、既に彼女の背後に居た。

「は、はやい……!?」

 ルカですら、彼の動きを追えなかった。

「くっ!」

 エルベティエはすぐさま反撃しようとしたが、振り向いた瞬間には姿を消していた。

「なにっ!?」

「こっちだっ!!」

 彼女のこめかみに両足蹴りが直撃し、ぶっ飛んだ。

「あだだだだだっ!!」

 ヴィクトリーは、走りながら何度もパンチを連打した。

「だりゃああーっ!!」

 そして顔面をぶん殴り、床へと叩きつけた。

「ガハァァッ……!!?」

 エルベティエは床にバウンドし、一回転して倒れる。だが、すぐに立ち上がった。

「あ、あなたがなんと言おうと……私はにん──」

 エルベティエが喋っている途中に、彼の足がその顎を打ち抜いた。

「げぇあっ……!!?」

 エルベティエの舌部分が床に落ち、水たまりになる。

「ベラベラベラベラうっせぇな……今は、戦ってんだぜぇっ!!」

 その頭を掴み、頬を思いっきりぶん殴った。

「がぁあっ……!?」

「……超龍閃撃。」

 次に、胸に気の力を込めた寸勁を放つ。

 寸勁を編み出した武道は、人体を水の入った風船として扱っている。水に衝撃を与え、風船をパンクさせてしまうという技術だが──これが、スライムの身体を持つエルベティエに効果抜群だった。

「きゃあああーっ!!?」

 エルベティエはぶっ飛び、床にダウンした。

「降参しろ、エルベティエ……おめぇじゃ俺には勝てねぇ。」

「……もしかして、私を追い詰めたと思っているの……?」

 彼女はそう言いながら、立ち上がった。

「残念ね、スライムの女王を拳で倒すことなど出来はしないわ……」

 そう言いながら分裂し、三体になった。

「……それがどうした。」

「……っ!!」

 そのまま、三体がかりでヴィクトリーに襲いかかる。

「だぁっ!だりゃあっ!おらおらおらおらっ!!」

 ヴィクトリーは三体がかりの猛攻に対応し、二体の体を吹っ飛ばした。

「へっ……!」

「ふふっ……」

 エルベティエはヴィクトリーを三角に囲む体制をとった。

「……はっ!」

「気付いたみたいね……そう、この体制は武道家には厄介なものよ……」

 なるほど、圧倒していた余裕に付け込まれたか。

「消えなさいっ!!」

 三方向から、メルトシュトロームが迫った。

「くそっ!!」

 気合砲で、二方向のメルトシュトロームは相殺したが──

「ぐあぁあっ!!!」

 残る一方向からのメルトシュトロームに直撃してしまった。

「哀れね……所詮人間は、その程度なのよ……!」

 エルベティエ達は両手にエネルギーを溜め、ヴィクトリーに連射した。

「うぐぐっ……!!!ち、ちくしょう……!!!」

 身を屈むように防御するが、早くも膝をついてしまった。

 ここで、ある事を思い出した。そして、天啓を得たように閃いた。

「さて、そろそろ終わりね……最後は、私達に溺れながら昇天させてあげるわ……」

「全身に抱きついて……天国を見せてあげる……」

「快楽粘液地獄に堕としてあげる……」

 そうだ、ここは『そういう世界』だ。最後には、『そういう技』で俺を屈服させにかかる筈だ。だったら……!!

 エルベティエ達は、一斉にヴィクトリーに飛びついた。

 今だっ!!

「太陽拳っ!!」

 ヴィクトリーの体から、眩い閃光が放たれた。

「っ!?」

 エルベティエ三体は、重なるように床に倒れる。

「が……がぁあ……!!」

「め、目が……!!」

「く、くぅ……!!」

 ヴィクトリーはというと……飛び上がって、かめはめ波を撃つ体制になっていた。

 10倍では無理だ……ならばここは……!!

「20倍界王拳かめはめ波ーーーっ!!!」

 20倍界王拳のフルパワーのかめはめ波がエルベティエ達に直撃し、エネルギーがドーム状に広がってから、大爆発した!

「うぉっ……!」

「す、凄まじいわね……!」

「エルベティエのやつ、死んではおらんだろうな……」

 ルカや四天王達も、踏ん張って衝撃に耐えた。

「が、がはっ……!!」

 エルベティエは一体だけになり、跪いた。ヴィクトリーはその前に着地し、彼女を見下ろす。

「……まだ、終わってないわ!私は負けられないの……同胞のために、みんなのために!」

 エルベティエの粘液が彼の体を包み込み、内部に取り込んできた。

「なにぃっ!?」

 ヴィクトリーの体は、エルベティエの粘液に取り込まれてしまった。

「う、うごけねぇ……!!」

「……このまま、あなたを包んだまま自爆するわ……」

「な、なんだと……!?」

 まずい。こいつ、本気で俺と刺し違う覚悟か!

「これは、ただの自爆じゃないわ……私自身の体を形作る元素を、全てエネルギーに変換する最終奥義よ。この至近距離からならば、あなたの体は細胞一つ残らず消滅するわ……」

 核融合反応が開始された。エルベティエの体を形作る細胞組織が、超高温にまで活性化し始めた。

「ぐっ……!」

 破滅的なエネルギー量を察し、身震いした。こんなのが爆発したら、俺どころか……

「やめろエルベティエ!!そんな爆発が起これば、他の魔物まで巻き込まれるぞ!!」

「そうよ、何考えてるの……!?」

「迷惑じゃから、早まった真似はよすのじゃ〜!」

 ルカや四天王達も止めにかかった。

「……あなた達は、早く魔の大陸から離れなさい。爆発が連鎖反応を起こして、この大陸そのものが消滅するわ……」

 エルベティエは四天王達にそう言って、微笑んだ。

「……やれよーっ!!それで俺に勝てんのならさっさとやっちまえーっ!!!」

 ヴィクトリーは、やけ気味になりながら、そう叫ぶ。

「お望み通りの、破滅へのカウントダウンよ……私もろともに、消滅しなさい……」

 重水素と三重水素が、超高温で凝縮されていく……

「残念だったわね……勝負に勝ったあなたも、負けた私も、みんな死んでしまうのだから……これ以上の皮肉が、あるのかしら……」

「……死ぬ前に、一言言っておくぜ……そうまでして、俺をぶっ殺して何になるんだ?」

 ヴィクトリーは震えながら笑い、エルベティエを見る。

「刺し違えてでも、俺をぶっ殺した所で何になるんだよ!確かにこの技をぶっ放せば、俺はこの大陸もろとも消し飛ぶだろうな!だけどそんな事をして何になる!?おめぇは俺をぶっ殺すためだけに、他の多くの魔物までぶっ殺しちまうんだぞ!!人間より多くの罪を犯すんだぞ!!分かってやってんのか!?」

「……」

 エルベティエは目を瞑り……そして、ゆっくりと目を開いた。

「……そうね、こんな事をしても何もならないわ……」

 エルベティエは自爆を中止し、ヴィクトリーを解放した。

「わっ……!?」

 唐突に解放され、俺はびっくりする。マジで死ぬ一歩手前で、俺は解放されたのだ。

「……分かってくれたんか?」

「いいえ、さっぱり分からないわ……でも、一つだけ理解した事がある。あなたと刺し違えたところで、誰も得をしないという事よ……」

「エルベティエ……」

「こんな無益な戦い、もう終わりよ……次の戦いは、グランべリアに任せるとするわ……」

 エルベティエの降参宣言を聞いてから、ヴィクトリーは拳を掲げて勝ち名乗りを上げた。

「エルベティエ……共存ってのは、無理にでもおんなじ場所に暮らすという事じゃねぇんだ。人間と話し合って、互いの住むところをしっかりと決めて、相手のトコには不用意に干渉しねぇ……そういう相互不干渉の姿勢も、また共存の一部だと思うぜ。そうやって人間と理解し合いながら、歩み寄っていこうぜ。待ってるだけじゃ、訪れねぇんだから……」

 ヴィクトリーは右手を差し出す。

「とりあえずは、人間に訴えるところからはじまりだな。自分達の現状を、人間に訴えてみような?そうすりゃあ、きっと分かってくれる。俺達だって、出来る限りは手伝ってやるからさ!」

「……ふん、期待はしないわ……」

 エルベティエはヴィクトリーの握手から背を背け、身を引いた。

「へへへっ……」

 とりあえず、エルベティエはぶっ倒せた。

「ルカぁっ!」

「……あぁっ!」

 今度こそ、二人はハイタッチを交わして選手交代した。ヴィクトリーはルカの居たところに着くなり、寝転がってしまった。

「も、もう動けねぇ……ははは……」

 たまもとエルベティエの連戦で、ヴィクトリーの体はボロボロ。さすがにこのままグランべリアと戦ったら、それこそ死んでしまう。

「……さて……」

 四天王も、残るは一人……

「あとは、お前だけか……」

「ああ、私で最後だ。」

 四天王との連戦を制し、戦いは大将戦へと突入した。ルカとグランべリア……イリアスベルクからの因縁の戦いが、始まろうとしていた……

 果たして、勝てるのだろうか。勝利の女神は、どちらに微笑むのか……!?

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