もんむす・くえすと!の世界に降り立った1人のヒーローアバターの話 作:ジョーカー:ゼノ
超サイヤ人2のヴィクトリーと、フルパワーのルカとの協力の末、ようやくレプリカントを倒した戦士たち。しかし、そんな彼らの前にレプリカントが再び現れた。それも、100体近く。彼らはそんな彼女達を前に絶望し、ヤケクソ気味に超爆発波を放ったのだった……
地下から、凄まじい爆発音が聞こえる。
「……!」
男達を安全な場所へ誘導し、急いでルカ達の元へ向かおうとしたアリスの足(厳密に言うと、地を這っている蛇腹)が、止まる。先の爆発音を聞き、戸惑いを隠せない様子だった。
「な、なんだ……!?あやつら、一体何と戦っている……!?」
そう言ってから生唾を飲み、急いで走ろうとした……その時だった。
「ここから先へは、行かせんぞ。」
「なっ……!?」
アリスの前に、レプリカントが立ちはだかったのであった。
彼女は専用のヘッドギアを付けており、それは何やら妖しく光を発していた。
「貴様……いったい何者だ!そして、その頭の装備は何だ!」
アリスは構え、迎撃しようとする。
「私はレプリカント……この星の新たな人類だ。そして、今身につけているコレは、ドレインラボで開発した、特殊な雄性エネルギー供給器だ。魔術によるエネルギー供給で、私は
彼女は得意気にそう言ってから、感情の読めぬ顔でアリスを見下した。それにカチンときたアリスは、目を鋭くして、気を全開放する。
「あの二人、だと……!?貴様、ルカとヴィクトリーに何をしたぁっ!!」
魔王の気が爆発のように膨れ上がり、妖精の島に波動する。小さくても、アリスは魔王。相当の戦闘力だ。しかし、そんな彼女に対してレプリカントは、動揺せずに構えた。
「お前もここで倒れるがいい……そして、新世界の創造を指をくわえて見ているんだな、魔王……!」
「貴様のような奴が新世界の人類だと!?ふざけるんじゃないぞ……その思い上がり、粛清してやるわ!!」
そうしてアリスとレプリカントは、ぶつかり合ったのだった……
気付けば二人は、上裸で、全身をよく分からないコードで縛られた姿で捕らえられていた。結果は、御察しの通りだったらしい。
「おい、ヴィクトリー、起きろ!」
「んぅ……?」
ルカの声で、目が覚める。そして、今の自分の状態に気が付き、驚愕する。
「な、なんだこりゃあぁっ!?」
「わ、分からない……!だけど……」
周囲を見回すルカ……その視線の先にはヘッドギアを付けたレプリカントが大量に居た。
「……何かの施設みたいだね。」
「な、なんだって……!?」
二人がそう言っていると、不意にこの部屋のスピーカーが起動した。
「ようやく目が覚めましたか。」
「っ!」
「ラプラス!」
ルカとヴィクトリーの二人は、目を鋭くして、部屋のスピーカーを睨みつける。
「ここは、搾精室。あなた達のためだけに作られた部屋です。」
「随分手厚い待遇みてぇだな……」
「目的は、僕達の精力か……!」
「その通り……あなた達のエネルギーをレプリカントに注ぎ、彼女らを更に強くする……そうして、より優秀な新人類を作る事を目的に、この部屋は作られました。」
ラプラスがそう言うと、二人の体に巻きついていたコードが起動する。そして──
「うわぁああぁあああーーっ!!?」
「あぁああぁあぁあーーーっ!!?」
二人の体に、電撃にも似た快楽が走った。暴力的ではあったが、脳はそれを確かに快楽として受け入れるものだから、どうしようも無い。その証拠に、二人のオスの証はズボンを突き破りそうな程に勃起していた。
「あひぃいいいっ!?ぃぃいいいっ!やだぁあっ!ヴィクトリー助けてぇええ!!」
「あぁああがぁあああっ!うわぁあぁあああーーーっ!!!」
頭が弾け飛びそうな程の快楽を与えられ、悶える二人。そんな彼らを、レプリカント達が見下ろしていた。
「あんなもので快感を感じるのだな……」
「なんとも浅ましい種族だ……」
「あんな情けない面を晒している奴らのエネルギーとは信じ難いな……」
レプリカント達の蔑んだ視線と罵倒を喰らいながら、二人は悶絶していた……
どれほどの時間が経ったのだろうか。二人は虚ろな目で項垂れ、腑抜けと化していた。精根尽き果て、口の端からは涎を垂らし、周囲を白濁で汚している。
「……とうとう、声もあげずに燃え尽きましたか。ならばこのまま、エネルギーを吸収し尽くしてしまいましょう。」
ラプラスの言葉が終わると同時に、二人に巻きついていたコードが起動する。そうして、搾精状態に移行し、二人の体に快楽の電撃を流し、搾精器を取り付けた。
エネルギーが吸われる。そのエネルギーは、魔術の回路を通してレプリカントのヘッドギアに送信され、彼女達の力になる。
「素晴らしいですね……このままならば、きっと最高の人類を創り出せる……プロメスティン様も、きっと驚くはず……」
ラプラスはそう言いながら、二人の搾精を続行する。
そうしている最中だった。壁の一部が電光し、爆発した。
「……!?」
エネルギーを伝える魔術回路が壁にも仕込まれており、それがオーバーヒートを起こして爆発したのだった。
更に異変はそれだけではなく、ヘッドギアを付けられているレプリカントが頭を押さえて悶絶し始めたのだった。
「ぐっぅうううっ……!!?」
「あ、頭が、頭が痛いぃいいっ!!」
「は、外せっ!外せぇええっ!!」
彼女らはあまりの苦痛に耐えかね、ヘッドギアを外そうとする。しかし、それは戦闘の際でも簡単には外れぬように固く固定されており、取り外しようが無かった。
「っく、搾精を中断するっ!!」
ラプラスは焦りながら、二人の体に付けられているコードを外そうとする。しかし、彼らはなんと体から離れゆくコードをその手で掴み、エネルギーを送り続けたのだった。
「えっ、そ、そんな……!理解不能です……!こんな、こんな事が……!!」
二人のエネルギーがオーバーヒートし、ドレインラボの、あちこちで爆発が起きる。
「うわぁあああっ!!?」
「た、耐えられないっ!!」
「こ、こんなエネルギー、聞いてな──」
レプリカント達も、断末魔と共に爆発し始める。それも、一体や二体だけでなく、恐らくレプリカント全員が爆発したのだった。
エネルギーのオーバーヒートで爆発が各地で巻き起こり、ドレインラボはパニックに陥ったのだった……
「はぁッ、はぁッ……!!」
アリスは、レプリカントと戦っていた……が、相手は超サイヤ人2のヴィクトリーと本気のルカが共闘して、ようやく倒せるような相手。今の幼児化したアリスには、荷が重い相手であった。
傷を負ったアリスは、肩で息をしながら、レプリカントを睨めつける。
「……さて、そろそろ終わリ──」
その時だった。
「リ、リ、りりり、りリりりリリリ──」
レプリカントの様子がおかしい。顔の青い器官を、赤と高速で点滅させ──そして、爆発した。
「うぉっ!?じ、自爆っ!?」
アリスは驚くが、すぐにこれがレプリカントの自爆でない事を察する。
「……ルカ、ヴィクトリー……!無事でいるのだぞ!!」
そして、再び彼らの元へ走り出したのだった……
ドレインラボの通路──搾精室から出て、中央施設に行くまでの連絡路。
「よし、作戦成功!」
「作戦っていうか、行き当たりばったりで、たまたま僕達に都合のいい展開になっただけだけどな!」
所々で爆発する通路を、上裸の二人で走っていた。そうしてそこを走り終え、扉を蹴破って中央施設に来る。
「ここ、俺達があの百体に襲われた場所か……」
「そうだな、行くぞ。」
ルカとヴィクトリーは、そのまま出口に向かって走ろうとする……が、彼らの眼前の床が、突如として開いた。
「なっ!?」
「なんだっ!?」
落とし穴にしては、タイミングが違う。ならば何だと思い、身構える。その開いた床から台座型の装置が出現し、その中央から上裸の少女の姿をした、頭部が機械で出来た人造人間が出てきた。同時に壁や床からコードが伸び、その体に結合された。床からアームが伸び、備わった武器がこちらに向けられる。
「この姿を部外者に見せるのは、初めてですね……私がこの研究所の管理マシン、ラプラスと申します。」
「おめぇがラプラスか……!気を感じねぇ所を見ると、おめぇはホントに全身が機械のようだな……」
今までの機械型モンスターと違い、こいつは人造人間16号のような、純粋な機械のようだ。
「生命の息吹を感じない……まさか、脳まで機械なのか!?」
「ええ……私は、ゼロから開発された史上初のサイボーグ。100%完全に機械であり、一切の生体部分は存在しません。よって私の頭脳は、この研究所のOSとリンク。ここでは、全てが私の支配下にあるのです──」
ラプラスはそう言いながら、床から伸びている機械型のアームで攻撃してきた。
「うおっ!?」
「あぶないっ!」
二人は避け、身構える。
あの攻撃も、まるで自分の腕で攻撃するかのように放ってきた。こいつは、この施設の機能を全て自在に操るようだ。
「つまりは、お前はドレインラボそのものってわけか!」
ルカが剣を向けながら、言い放つ。
「知力は低いかと思いきや、理解は早いのですね。そう──私自身が、ドレインラボなのです。」
ラプラスがそう答えると同時に、搾精室への連絡路の入口の前に瓦礫が落ちてきて、逃げ道を塞いだ。
「うぉおおおっ!終わらせてやるっ!!」
「行くぞ、覚悟しろぉおっ!!」
ルカが土の力と天使の力を解放し、ヴィクトリーが超サイヤ人2になる。それで二人は走り、迫るアームを全て打ち払いながら、ラプラスに迫った。
「どりゃあぁあっ!!」
まずヴィクトリーが、ラプラスの前に来てパンチを放つ。しかし、彼女はそれを受け止め、反撃にエネルギー波を放った。
「うわぁああっ!?」
「おぉおおおっ!!」
吹っ飛んで壁に叩きつけられるヴィクトリーと入れ替わるように、ルカが突撃してくる。そうして大きく飛び上がり、渾身の兜割りを放った。
「ふん。」
ラプラスはそれを白刃取りで受け止め、ルカをアームでぶっ飛ばした。
「うわぁああっ!!」
「その程度ですか……?」
ラプラスがそう言いながら、ルカに手を向ける。すると、アームやらコードやら搾精器やらが触手のように伸び、彼に迫った。
「っはぁあああっ!!」
ルカは、踊るように剣を振りながら、それらを切り弾いていく。
そんな彼の横で、気が爆発した。
「かめはめ波ぁああっ!!」
ヴィクトリーが、ラプラスに向けてかめはめ波を放ったのだ。その青いエネルギー波は、一直線に彼女に伸びる。
「ふんっ!!」
ラプラスはそれを、弾き飛ばす。しかし、弾き飛ばしたかめはめ波の背後には、ルカとヴィクトリーが迫ってきており、両者は拳を振りかぶっていた。
「おらぁあああっ!!」
「だぁああああっ!!」
二人の鉄拳が、同時にラプラスに叩き込まれる。それは会心の一撃で、彼女に大ダメージを与えた。
「よぉっし!」
「いけるぞ……!」
「ぐっ……!」
ラプラスは二人に両手を向け、搾精器を差し向ける。蛇のように迫るそれを、二人は次々に弾き、彼女に近付く。
「くらえぇえっ!!」
ある程度近づいた所で、ルカは床を踏み締め、そのまま抜き胴でラプラスに一閃した。
「っぐぁっ……!?」
「どりゃああぁっ!!」
更にダメ押しにヴィクトリーの両足蹴りが顔面にヒットし、彼女は仰け反った。
このまま攻めれば、確実に勝てる……二人がそう思っていた時だった。
「……ならば仕方がありません。私の奥の手を見せて差し上げましょう。」
ラプラスはそう言うと、なんと研究所内のエネルギーを吸い上げ始めた。
「なにっ!?」
「と、とんでもねぇ気が、渦巻いてやがる……!!やべぇぞっ!!」
「終わりです……!」
ラプラスのエネルギーが、充実し、練りあがっていく。そうして溜めたエネルギーを両腕に集約し、二人に向ける。
「リジェクト・バースト!!」
その手から、とんでもない速度で凄まじい衝撃が放たれる。
「──!!!?」
防御も回避も出来ず、二人はそれに直撃する。そうして吹っ飛び、10m以上離れた壁に一瞬で叩きつけられ、床に倒れてしまった。
「っぐはぁああぁあっ……!!?」
「そ、そん、な……!!」
ただでさえ、ダメージを受けた状態で戦闘を開始したものだから、もう既に瀕死の状態だ。戦況は、絶望的と言ってもいいだろう。
「……っぐ、ぐぐ……!!」
「っぅぐ、ぐ……!!あ、諦め、ねぇぞ……!!」
震えながら痺れる足と、重い体に鞭を打って、ヴィクトリーが立ち上がった。そうして腕を上げ、その手に高密度の気を集約させる。
「はぁっ、はぁっ……!!負ける訳にはいかねぇ、ぜってぇに負けられねぇんだ……!!」
「無駄です。」
そんな彼に、冷徹にラプラスは腕を向ける。それと連動するように壁や床からコードが伸びて、彼の体にきつく巻きついた。
「っぎゃあぁああぁあぁあっ!!?」
「……」
今の状況で、この戦士達に勝てる見込みは無いだろう。一度の敗北、それをたまたま都合よく脱出する事が出来ただけ……彼らに、今の状況を打破する力はない。けれど、それでも諦めずに足掻き続けている。
「……なぜ、なぜ貴方達はそんなにも諦めが悪いのですか。」
ラプラスは、不意にそんな事を呟いた。
機械の自分には、今の状況が理解出来なかった。既に敗北の兆ししか見えないのに、それでも勝利を信じて、必死に抗う人間達の気持ちが……
「教えてください。なぜ、貴方達はそこまで抗い続けるのですか。」
「っぐ、ぐぐぅううっ……!!人間には、人間には、不可能って分かってても、やらなきゃならねぇ時があるんだぁああっ!!」
コードの締め付けがきつくなり、体のあちこちから軋む音が聞こえる。あと数グラムも力をかけられれば、全身が粉々になるだろう。それでも、彼はそう叫んだ。
「……」
「おぉおおおおっ!!」
ここでルカが立ち上がり、彼に巻きついているコードを切り裂いた。
「!!」
呆気にとられていたラプラスは、阻止が遅れてしまう。ルカはそんな彼女の方を向き、よろめきながらも構えた。
「僕達人間に……不可能なんて、あるもんかぁあああ!!」
「うぉおおおおおっ!!!」
ヴィクトリーは自身を拘束するコードを、気の解放で吹っ飛ばした。千切れ飛んだそれらは燃え尽き、宙で灰になって消散する。
「なっ……!!?」
それを見ていたラプラスは、驚愕する。理解不能なことが起こりすぎて、次にとる行動を選べずに、硬直するしかなかった。
その隙を見た彼は、手の中にある気功弾を、思いっきりぶん投げた。
勢いよく投げられた気功弾は、ラプラスの胸の内に入り込む。そして、より強い光を放った後に、大爆発を巻き起こしたのだった。
「……これほどとは。やはり、プロメスティン様の言われた通り……」
爆煙が晴れた所には、胸に風穴を開けて立ち尽くすラプラスがいた。もう既に、戦意を失っている様子だった。
「……僕からも質問があるんだ。どうして、ここまで僕達を通した?」
「おめぇはドレインラボそのものだったはずだ……その気になりゃ、本体なんて出てこずに相手できたはずだ。」
「……不明です。その目的を、論理的に説明できません。」
彼女は即答した後に、また質問してくる。
「勇者ルカ、一つ質問をします。もし、私が人間ならば……他の人間とも、共存できますか?」
「もし人間だったら、だって……?冗談じゃないよ……人間であろうが無かろうが、お前が共存を望むんなら、僕達は手を取り合っていけるはずだ!言っただろう!?僕達人間に、不可能なんてあるもんか!人間だって、魔物だって、天使だって、機械だって!みんなが手を取り合えば、共存出来るはずなんだ!」
力強く言い放つルカ──それを聞いて、ラプラスは、少しだけ微笑んだ表情を見せた。
「……ありがとうございます。その言葉を聞いただけでも、直に交戦した価値がありました。」
彼女は、これまで見せてこなかったほど、機械的とはかけ離れた程の穏やかな声で、そう言った。そして、次に放つ言葉で、それは機械的なものに戻った。
「……二人とも、ただちにこの施設から退出して下さい。ドレインラボは、これより五分後に消滅します。」
「消滅……!?そ、そんな……!!」
ルカは動揺するが……ヴィクトリーは、冷静に頷き、ルカの手を引いた。
「っ、ヴィクトリーっ!?」
「……とっとと行くぞ、時間がねぇ。」
「ええ……プロメスティン様の研究所は、自爆装置の作動が間に合いませんでした。その結果、多くの機密情報が漏洩する結果となったのはご存知のはず。」
確かに、それを考えれば当然の措置だ。当然の措置ではあるが、しかし……
「そんな、自分の命と引き換えになんて……」
「そいつに元々命なんかねぇ。」
「っ、ヴィクトリー!!お前、なんて事をっ……!?」
ルカは、ヴィクトリーの左手に注目する事になる。何故なら、彼の左手は強く握り締められており、血が滲んでいたからだ。
「……俺だって、出来れば置いていきたくねぇ!!だって、ラプラスだって、ようやく分かってくれたんだ!!なのに、なのに……!!」
「……」
「……爆発装置、その頭の中なんだろ?」
ヴィクトリーが、不意にラプラスに問いかける。彼の耳は、確かに彼女の爆破装置の音を聞き捉えていたのだった。それに対して、彼女は静かに頷いた。
「私のメモリーの破壊も兼ねていますので、当然です。さぁ、早く行ってください。」
「……そん、な。」
「どうしようもねぇんだ……どうしようも……」
ヴィクトリーは、左手でルカの手を掴み、右手の指を額につける。
「……バイバイ、ラプラス。」
彼がそう言うと、瞬間移動で消えたのだった。
そうして、ラプラスは一人、滅びゆくドレインラボで立ち尽くす。そんな滅亡の最中、ふとプロメスティンからの命令を思い出していた。
「ドレインラボの制圧が決定的になった場合、
思えば自分は、このドレインラボの爆破に五分の猶予を設定してしまっていた。ただちに爆発するプログラムを組んでいたはずなのに、そう決まっていた筈なのに──
「私も、命令に逆らう事が出来たのですね。これが──」
凄まじい衝撃が、大地を揺るがした。地下のドレインラボが爆発し、消滅したのだろう。
「……全て、終わったようだな。」
「ふぅ、そこに居てくれて助かったぜ!」
ヴィクトリーは、アリスの元に瞬間移動したようだった。
これでドレインラボは、この世から消滅した。もうここに捕虜が運び込まれることは無い。
ラプラス──彼女には、最後の最後で心が宿ったのだろうか。プロメスティンが仕込んだのか、はたまた二人の声で目覚めたのか……
「しっかし、これで捕虜もみんな救われたし、この施設も消えた!天界からしたら、大ダメージのはずだぜ!」
「ああ……ヴィクトリーの言う通り、やるせない事ばかりでもない。為すべき事は、為されている。」
ヴィクトリーとアリスの言う通り、忌まわしき施設も消滅し、捕虜も救われた。
ラプラスの事は──胸に刻んでおこう。
「よぉし、次だ次!どんどん行こうぜ!」
「ああ!ガルダ、来てくれ!」
戦士達は、ガルダに乗り、次の目的地に向かったのだった……
流血表現
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もっとする
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このままでいい
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しなくていい