もんむす・くえすと!の世界に降り立った1人のヒーローアバターの話 作:ジョーカー:ゼノ
天界の中心部……黒のアリスが戦士達の前に現れ、それをアリスが迎え撃つ。しかし本気を出した彼女を前に、三人で戦う事を決意した。
「さぁ踊りましょう、愛しい殿方達……私に恥をかかせたら、ぺろりと食べてしまいますわよ。」
「じゃあ、行くぜ……!!」
「覚悟しろ、黒のアリス……!!」
ルカは最高状態になり、ヴィクトリーは超サイヤ人ゴッドとなる。
「手加減などしてる暇ではないな……はぁああっ!!」
アリスも気の全開放を行い、構えた。こうして決戦の火蓋が今、切られたのであった……
「うぉおおっ!!」
「だぁああっ!!」
ヴィクトリーとルカが切り込み、アリスが援護をする形をとった。
「あはっ!」
黒のアリスは下半身の触手や肉器を蠢かせ、二人に伸ばす。
「だぁああーっ!!」
「はぁああーっ!!」
二人はそれを吹っ飛ばして、黒のアリスの眼前に迫り、一撃を放った。しかし、彼女は二人の一撃を受け止め、笑う。
「うふふふ……」
「ふんっ!!」
二人の蹴りが、黒のアリスの両脇腹に入った。
「っ!!」
「もらいっ!!」
ヴィクトリーはアッパーカットして、その顎を打ち上げた。
「ぐふっ……」
「こっちだ!!」
天を向いた彼女の眼前に現れるようにルカが現れ、手を向ける。
「魔天回帰・傾国……!!」
そして土の力によって強化された魔天回帰を撃ち、黒のアリスに直撃させた。それは大爆発し、爆煙が立ち込める。
「……いいですねぇ、いいですねぇ……楽しくなって来ましたわ!」
「え……!?」
黒のアリスにダメージはほとんど無く、ルカに突進した。
「くっ、シルフっ!!」
風の力で飛び、黒のアリスから距離を取ろうとするが……
「あはぁっ!」
彼女は一瞬で眼前に迫り、ルカを地面に叩き落とした。
「ぐぁあっ!!」
「さて、もう一方は……」
「はぁああっ!!リベリオントリガーっ!!」
ヴィクトリーは、渾身のエネルギー波を放った。反逆の引き金の名を冠したそのエネルギー波は、黒のアリスを貫かんと真っ直ぐに飛んでいく。
「うふ……かめはめ波。」
しかし彼女の超かめはめ波が、それをあっさりと打ち消した。
「な……!?」
ヴィクトリーはそのかめはめ波に直撃し、大爆発した。
「ぐぁああ……!!」
「ふんっ!」
更に彼女は吹っ飛ぶ彼の背後に回って、その体を触手で巻き上げ、ルカの所に投げ落とした。
「ぐぁあっ!!」
「ぐぅっ……!!」
黒のアリスは合掌し、気を解放した。
「ふふふ……二人の勇者に断罪の電光を……裁きの雷!!」
二人に、落雷が迫る。イリアスが得意とした、あの裁きの雷だ。
「はぁっ!」
しかし、アリスが気弾で落雷を撃ち、軌道をずらした。おかげで、二人は無事だ。
「ほう、16世もなかなか……」
「ふん……」
アリスはダークネスボールを掲げ、黒のアリスに撃ち放った。
「あはっ!」
黒のアリスは手を突き出して、それを受け止めようとする。しかし、受け止めきれず、大爆発して片腕が吹っ飛んだ。
「……!!」
「余も遊んでいる訳ではないのでな……痛いだろう、黒のアリス……?」
「ぐ……」
黒のアリスの腕が再生し、そこに魔力が籠る。
「黙りなさい、16世……ホーリーフレア!!」
その腕から、巨大な炎のエネルギーボールを撃ち放った。
「ふんっ!!」
アリスはそれを飛び避けながら黒のアリスに迫り、その顔面に尻尾を叩き込んだ。
「ぐ……!?」
「だぁあっ!!」
更に、尻尾で全身を連打した。猛烈な連打が、彼女の全身に叩き込まれる。
「くっ……がぁあっ!!」
黒のアリスは、気合でアリスを吹っ飛ばした。
「ぐぁあっ!!」
「この……!」
ホーリーフレアを放とうと、腕を振りかぶる。しかし、その腕が突如として切り落とされた。
「な……!?」
「閃殺・絶風……」
ルカが飛んでいて、彼女の腕に時空を断裂するほどの鋭さの剣技で腕を斬ったのだった。更にその腕の切り口から真空刃が巻き起こり、彼女の全身を切り裂いた。
「ぐ……!!」
「はぁあっ!!」
ルカは剣を寝かせ、怯んでる黒のアリスに、何度も突きの一閃を放った。
「がはぁ……!!」
「くらえ……!!」
五度ばかり彼女を一閃した後に、その頭上に現れ、腕に土の剛力を込め──
「……!!」
「はぁあああーっ!!!」
そして、黒のアリスの脳天に思いっきり拳骨した。力任せのそれは、確かに彼女を揺るがした。
「がぁああっ!!?」
彼女は脳天を押さえ、悶絶する。
「かめはめ波ぁっ!!」
更にヴィクトリーのかめはめ波が、その胸を貫いた。
「……!!」
「はぁあああっ!!」
「だぁあああっ!!」
そして、ルカとヴィクトリーの両足蹴りが、黒のアリスの顔面に炸裂した。
「ぐぅううっ……!!」
黒のアリスは鼻血を垂らしながら後退し……こっちを見た。
「……少しはしたないですが、私のもう一つの口をお見せしましょう。」
そう言って黒のアリスはスカートを捲りあげる。そこには異形の器官が、物欲しそうに蠢いていた。
「魅惑的なお口でしょう……どうです?このお口に食べられてみたくありませんか……?」
あれの意味は解る。ヤバい。
「ヴィクトリー!」
「ああ……!!」
ヴィクトリーは手を合わせて天に向け、エネルギーを込める。
「我が母は明けの明星、曙の子……地に投げ堕ちた星、勝利を得る者……!!」
ルカも魔力を込めて、手を突き出した。
「それでは、頂きますわ……」
黒のアリスの異形の器官が、二人に殺到した。
「限界突破かめはめ波ーーーっ!!!!!」
「明けの明星・無謬!!!!」
二人のエネルギー波がその異形の器官の全てを吹き飛ばし、黒のアリスに迫った。
「そうなるのは……分かっていましたぁ!!」
黒のアリスは巨大な超かめはめ波を撃ち、それらを受け止めた。
「なに……!!?」
「ぐ……!!」
「はぁあああああ……!!」
二人は押され、後退する。
「ぐっぐぐぐぐ……!!」
「うっおぉおおお……!!」
しかし気を爆発させ、何とか黒のアリスの超かめはめ波を受け止めていた。
「余もやるぞ!」
二人の真ん中に、アリスが立った。
「アリス!」
「はぁああっ!!ダークネスボールッッ!!!」
アリスはダークネスボールを投げつけて、力を込めた。その瞬間、三人のエネルギーが一つとなって黒のアリスの超かめはめ波を押した。
「ぐ……!!?」
「はぁあああああーーーっ!!!」
そして黒のアリスの技を貫き、とてつもないエネルギー波が彼女に直撃した。
「きゃ……!!」
凄まじい大爆発が巻き起こり、天界を揺るがす。
「はぁ……はぁ……」
「ど、どうだ……!」
「やったか……!?」
「……ハァッ……ハァッ……!!」
爆煙が晴れ……そこには、体の50パーセントは吹っ飛んだ様子の黒のアリスが立っていた。
「よ、よし……!」
圧倒されながらも、何とか黒のアリスを追い詰めた。このまま攻めれば勝てる。
「ふふっ、何て元気な殿方……」
黒のアリスはボロボロの体のまんま、笑っていた。
「な……!?」
「わ、笑ってんのかよ……!」
「今のあなた達、ハインリヒより素敵ですわ……」
黒のアリスのクスクスとした笑いが、嫌な笑いに変わる。そしてドス黒い魔力を体に纏わせながら、再生が始まった……
「それでは、私の真の姿をお見せしましょう……」
「真の姿って、まさか……!」
「ウソだろ……まだ本気じゃなかったんか!」
黒のアリスの体が再生しながら、異形の姿に変わる。肉体が膨張し、衣服が完全に吹っ飛ぶ。筋肉が張り、無数に這い出した触手は周囲全体に広がった……下半身に備わった搾精器は蛭のような形状と化し、そこから巨大な蛇体が伸び……
「ふふっ……これこそ、私の真の力……地上と天界を全て支配する、新しい神の姿……」
黒のアリスから、さっきとは次元の違うパワーが溢れ出し、周囲に波動した。
「ぐ……!!」
「馬鹿な、ここまでとは……!!」
「く……な、何てパワーだ……!!」
破滅的な力に戦士達は圧倒されるが……すぐに気を解放し、気合を入れ直した。背負っているものの重さを考えると、ここで負ける訳にはいかない。
「……まだやれるか、アリス……?」
「ああ、勿論だ……貴様は、怖気付いた等とは言わんだろうな……?」
「勿論だ……絶対に勝ってみせる……!」
ルカとアリスは背中を合わせて構える。
「言わなきゃなんねぇか……ここからが本番だ……!!」
ヴィクトリーは二人の隣で構え、黒のアリスに向いた。
「この力を前にして、まだ闘志が折れないのですね……ふふっ……強い殿方は、とっても素敵ですわ。優しく抱き締めて、じっくりと昇天させてあげましょう。それから、その屍を美味しく食べてあげますわ……それとも」
ヴィクトリーの両足蹴りが、黒のアリスの顔面に炸裂した。
「っ……!!」
「話がなげぇっ!!」
そして脇腹に後ろ廻し蹴りをして、顔面にパンチした。
「……」
顔に拳を受けたまま、彼女はヴィクトリーを見て笑った。
「な……!?」
「今度は優しくできませんよ……来なさい、ノーマレン……」
彼女はそう言うと、その体に精霊を宿し──土の剛力を身に纏った。
「なに……!?」
「ふふ……」
彼女は、クンッと指を上げた。するとその周囲一帯に大爆発が巻き起こり、全てを吹き飛ばした。
「うわぁああっ!!」
ヴィクトリーは直撃し、ぶっ飛ばされる。
「くっ!!」
「ちぃっ!」
ルカとアリスはすぐに離れ、爆発波を避ける。
「そこですね……消えなさい。」
黒のアリスはそう言って、またも指を振り上げる。すると、今度はとてつもなく巨大な斬撃が飛んできた。
「ふっ!」
二人は離れ、それを避けた。放たれた斬撃は、地平線の彼方に消えた……
「な、なんて技だ……」
「天界を斬ったのか……!!」
そう言ってる間に、二人に触手が迫ってきた。
「うぉおおっ!!」
アリスが爆発波で触手を吹っ飛ばし、ルカが切り込む。
「だぁああーっ!!」
ルカは黒のアリスに抜き胴で一閃し、脇腹を斬った。
「あはっ!」
しかし彼女は意に介さず、その顔面を掴んで飛び上がる。
「っ!」
「だぁあっ!!」
そして地面に叩きつけた。巨大なクレーターが発生し、天界の大地が悲鳴を上げる。
「ぐぁああ……!!」
「あはははは、あははははははっ!!」
触手を束ね、大きな拳のようにしてルカに連打した。
「ぐ……ぐぐ……!!」
ルカは土の力で耐え……剣に炎を宿した。
「はぁああーっ!!」
そして紅蓮の剣技で触手に一閃した。
「九重の羅刹・破軍!!」
「!!」
触手が、無数の紅蓮の斬撃によって焼き切られ、灰燼と化す。
「な……!!」
「黒のアリスーっ!!」
ヴィクトリーが飛び上がり、かめはめ波の構えをとる。
「か……め……は……め……!!」
「ふん……!!」
ヴィクトリーは、黒のアリスの懐に瞬間移動した。しかしかめはめ波を放たず、脇腹をぶん殴った。
「ぐぅおおっ!!?」
「二度も同じ事が通用しねぇのは……分かってらぁ!!」
更に顎に膝蹴りをして打ち上げ、胸に廻し蹴りした。
「ぐぅ……!!」
「はぁーっ!!」
飛び込んできたのはアリスだった。黒のアリスの顔面を掴み、その巨体を持ち上げ、地面に叩きつけた。
「ぐ……!」
しかし彼女の拳が、反撃と言わんばかりにアリスの腹に叩きつけられた。
「ぐっ!!?」
「ふ……」
更に黒のアリスの魔力が彼女を包み……
「死ね……!!」
上空に打ち上げた。
「こ、これは……!!」
そして上空で、天界の空をも覆うような大爆発が発生した。
「アリスーっ!!」
「余所見をしてる場合ですか……?」
黒のアリスはルカの背後に回り込み、触手でその体を捕らえた。
「うわ……!?」
「かめはめ波……!!」
そしてルカにかめはめ波を撃った。しかし、ヴィクトリーのかめはめ波が彼女のかめはめ波を撃って、弾き飛ばした。
「く……!?」
「だっはーっ!!」
そして、胸に両足蹴りをしてから拳を握り、思いっきりぶっ飛ばした。
「ぐはぁ……!!」
「ふっ……!!」
その先に居たのはアリスだった。
「な……!?あの技をどうやって……!!」
「あの男と同じだ!」
そう言って黒のアリスの背中に手を付け、魔力を爆発させた。
「ぐぁあ……!!」
彼女の背中が吹き飛ぶが、再生する。
「小癪な……!!」
アリスに巨大な触手が殺到する。しかし、彼女の前にヴィクトリーとルカが瞬間移動した。
「よし、行くぞ!!」
「おぉっ!!」
ルカはヴィクトリーの肩から手を離し、触手を土の剛力でぶっ飛ばした。
「またノーム……!!何度私の邪魔をすれば気が済むのですか……!!」
「代わりに僕が答えてやる……お前を倒すまでだ!!」
そう言ってルカは空中で回転してから、土の力を込めた破壊力抜群の兜割り──壊斧・大山鳴動を放った。
「っきゃあああ……!!」
「よっしゃあーっ!!」
ヴィクトリーは揺らいだ黒のアリスの胸に、正拳突きを叩き込んだ。
「がっ……!!?」
「究極龍翔拳ーーーっ!!!」
そしてアッパーカットして、彼女をぶっ飛ばした。
「ぐっ……はぁあ……!!」
彼女は宙を舞い、そして落下し、倒れた。
「こんな、馬鹿な……!!」
これほどの力……!!これが、勇者……!!?
「……降参しろ、黒のアリス!」
「そうだ!これ以上やっても、無駄なのはお前が一番分かってる筈だ!」
「……そうですね……今の私が、これ以上やっても無駄なようです……」
黒のアリスはフラフラと立ち上がり……
「……サイヤ人!!」
「っ!?」
「かかって来なさい!私はあなたと一対一で踊りたくなってきました!」
突然の、タイマン宣言。当然、アリスは……
「ふざけるな!何をここまで来て……」
ルカが声を荒げようとするアリスを、静止した。
「……確かに、今の状態ならヴィクトリー一人で何とか出来るはずだ……でも、何であいつは急に……」
「おい、ヴィクトリーっ!誘いに乗るなっ!何かがおかしいっ!」
「で、でも……」
黒のアリスはそれを見て、挑発的に笑った。
「おやおや、罪人の封牢の時の威勢はどうしたのですか……?」
ヴィクトリーはその言葉を聞き……笑った。
「……そうだな……あの時の決着を付けねぇとな……」
「お、おい……!」
ヴィクトリーはアリスの静止を払った。
「俺なら大丈夫だ……行ってくる!」
そして、黒のアリスと向かい合う……
「……」
「……ふふ、一対一でやるという話ですが──」
その次の瞬間、黒のアリスの目が光った。
「んぎっ!?し、しまっ……!!」
ヴィクトリーは金縛りにあい、動けなくなってしまった。
「あれは嘘です……単純で愚直な貴方なら、引っかかってくれると思っておりましたわ……!」
「や、やはり……!!」
「ヴィクトリーっ!!」
「ふんっ!!」
黒のアリスは、こっちに来ようとする二人の足元をエネルギー波で吹っ飛ばす。それで、二人は止まってしまった。
「ぐぁっ!?」
「くそ……ヴィクトリーっ!」
「うふふ……頂きます。」
そう言って黒のアリスの異形の口が開き……ヴィクトリーに迫った。
「うわぁああああ……!!!」
口は彼を覆い、ゴクンと飲み込む。黒のアリスは不意打ちで彼に魔眼を使い、動けなくなった所を取り込んだのだ……
「ぐ……ぐぐ……!!」
「そんな、ヴィクトリーが……!!」
「うふ……うふふふ……!!」
黒のアリスの気が爆発した。
「はぁああああ……!!!」
異形の器官が引っ込み、収縮していく。そして、凄まじい閃光と燃えるようなエネルギーが辺りに波動し……その姿を現した。
「……はぁ……」
超サイヤ人ゴッド同様に赤くなった髪、完全に人外の部分が無くなった体──それは程よく筋肉の付いた、戦闘向きなスリムな体になっていた。
「……どうですか?勇者ルカに16世……無事、作戦は成功です。見てください、素晴らしいでしょう……?」
黒のアリスは手を広げ、二人を見下ろした。
「ぐ……!!」
「ち、ちく……!!」
邪神の細胞にイリアスの聖素が取り込まれ、凄まじい力を得た黒のアリス。しかしそこにサイヤ人の神を吸収し、更に上を行った……
「この瞬間こそ、未来においても二度と現れぬであろう最強の魔王の誕生ですよ……」
流血表現
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もっとする
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このままでいい
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しなくていい