もんむす・くえすと!の世界に降り立った1人のヒーローアバターの話   作:ジョーカー:ゼノ

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男の戦い〜戦士達の誇り〜

 この世界の何処か……地図にも載らないような、孤島……

 ここなら誰にも邪魔されずに、決着をつけられる。

「……決着だ!」

「ああ……行くぞ、ヴィクトリー!」

 ルカはそう言って剣を抜いた。エンジェルハイロウではなく、決闘用の鉄の剣だ。

「はぁあっ!!」

 ヴィクトリーはいきなり超サイヤ人になり、かめはめ波を撃ってきた。

「なにっ!?」

 ルカはそれを避け、腕をクロスしてから気を解放した。

「はぁあっ!!」

 そして風と土の力を同時に解放し、ヴィクトリーに切りかかった。

「くっ!?」

 彼はそれを、腕でガードする。しかしルカの蹴りが顔に迫ってきた。

「ふんっ!」

 それを避け、バク転してから距離をとった。

「はぁああっ!」

 ルカはそんな彼に距離を詰め、剣技で猛攻した。

「はぁあっ!!」

 ヴィクトリーもルカを見て、猛攻する。猛攻が攻防となり、疾風のようにぶつかり合った。それは段々と激しさを増し、加速していく。

「くっ!」

 背後からのカウンターを、背後からのカウンターで取り合ったり、ただ力任せにひたすらぶつかり合ったり……それでも戦士達は未だに一撃を許すこと無く、ぶつかり合っていた。

「はぁあっ!」

「ふんっ!」

 ヴィクトリーは振り下ろされたルカの剣を、白刃取りする。

「なにっ!?」

「でぇえいっ!!」

 そして、その腹を蹴り飛ばした。

「うっぐ……!!?だぁあっ!!」

 しかしルカは剣から手を離さずに踏ん張り、反撃に顎を蹴り上げた。

「っぐ……!」

 ヴィクトリーは後退し、口から出た血を拭いながら笑った。ルカも同じく、手袋で口から出た血を拭う。そして、彼に笑顔を返した。

「……初めて最初に一発食らわせられたな……」

「ああ……!」

 二人はぶつかり合い、また攻防する。

「こっちだ!」

「!!」

 ルカはヴィクトリーの背後に回り、彼が振り返った瞬間に、その腹に肘打ちした。

「ぐぅうえっ……!?」

「はぁああああああーっ!!」

 そのまま走りながら斬撃を連打し、顔面に両足蹴りをしてぶっ飛ばした。

「ぐぁあっ……!?」

 ヴィクトリーは岩盤に叩きつけられ、目を見開く。

「はぁあああっ!!あだだだだだだだだだだだーーーっ!!!」

 ルカは、そんな彼にフルパワーでエネルギー弾を連射した。それは全て直撃し、爆発が連続する。

「ぐ……ぐぐぐ……!!」

「はぁあああああーっ!!」

 エネルギー弾の雨の中から、かめはめ波が飛び出してきた。

「なっ!?」

 それは直撃し、爆発した。

「くそっ!」

「はぁあっ!!」

 ヴィクトリーは飛び上がり、限界ギリギリパワーを解放した。

「ま、まだまだ……!」

 ルカは構えるが、既にヴィクトリーが眼前に居た。

「!!」

「でででででぇい!」

 そして胸に蹴りが連打された。

「かはっ……!」

「はぁあっ!!」

 更に顎にアッパーが撃ち込まれ、上空にぶっ飛ばされる。ヴィクトリーは飛び、そんなルカに追いついて殴り飛ばし、飛ばした先に瞬間移動で回り込み、その腹に肘打ちした。

「ぐぅうううっ!?」

「はぁああっ!!」

 そして全身に攻撃を連打して、腹に膝蹴りしてから、スレッジハンマーで地面に叩き落とした。

「ぐっ……!!」

「はぁあああーーーっ!!」

 ヴィクトリーは気を解放し、かめはめ波の構えを取った。

「僕だって……!!」

 ルカも魔力を解放し、明けの明星の構えをとる。

「かめはめ波ーーーっ!!!」

「明けの明星ーーーっ!!!」

 二人の技がぶつかり合い、暫くの押し合いの末に、やがて相殺した。

「はぁ……はぁ……」

「はぁ……はぁ……」

 二人とも肩で息をしながら、睨み合う。だけど、共通して思っていることがあった。

 楽しい。そう、楽しいのだ。自分の遠慮無しの全力を、ここまで受け入れてくれる人間がこの世に居るなんて。

 いつも隣で一緒に戦ってきた相棒だからこそ……今だけは、最強のライバルなのだ。そんな二人でこうして遠慮なく、実力を競い会えるんだ。楽しくないわけがない。

「……ふふん。」

 ヴィクトリーは降りて、ルカと目線を合わせる。

「……そろそろ、マジでやろうぜ……」

「……ああ……」

 ヴィクトリーはそう言って気を高め……超サイヤ人ブルーになった。ルカも水の力と火の力を解放し、精霊の力を全開放し、フルパワーになった。

「……」

「……」

 闘気がぶつかり合い、空気がビリビリと音を立てる。小石が浮かび上がり……止まる。

 それと同時に、二人は消えた。時の止まったような世界──二人の速度が速すぎる故に、周りが止まっているように見えるだけだが──で、激しくぶつかり合い、一撃と一撃を交差させた。

「はぁあああっ!!」

「うぉおおおっ!!」

 重く速い一撃が疾風のように飛び交い、衝撃が波動する。それが秒間に何度も繰り返され、尚も加速していく。

「はっ!」

 そんな攻防の最中、ルカがヴィクトリーを斬った。

「だぁあっ!」

 ヴィクトリーは踏ん張り、ルカの顔面を殴った。

「ぐっ!」

 ルカは耐え、ヴィクトリーに頭突きした。

「がぁあっ!」

 ヴィクトリーは額から血を流しながら、脇腹を蹴った。

「っぐ……!!」

「いくぞ……!!」

 二人は再び消え、孤島に不気味に戦闘音が響く。何も無いのに、草が吹っ飛び、地面は抉れ、木はなぎ倒され、岩は粉砕され……次々に、二人の戦闘による二次被害が巻き起こる。しかし、ここでは二人は遠慮しなかった。

「だりゃあああっ!!」

「負けるかぁあっ!!」

 それでも尚、二人はぶつかり合っていた。そして……

「っ!!!!」

 二人の一撃がぶつかり合い、衝撃波がこの孤島を揺るがした。否、衝撃波はこの孤島のみならず、この星に波動したのだった。

「……やるな、ヴィクトリー……」

「……ああ、ルカこそ……!」

 お互いが、相手を倒す為に全力で研究し、イメージトレーニングし、作戦を立てたというのに……それが、全く通用しない。

 流石ヴィクトリー。僕の剣筋なんて、とっくのとうに見切っていたか。剣は入るものの、決定打に至るまでのあと一歩を踏み込ませてくれない。強敵じゃないか。

 流石はルカだ。俺の拳をバカバカ食らってるはずなのに、直撃の瞬間に当たり所を調整して、ダメージを最小限に抑えてやがる。それに、なんて速く重い剣技だ……もし敵同士で出会ってたらなんて、考えたくもない。強敵じゃねぇか。

 そんな事を思いながら、二人は笑顔を浮かべていた。

 するとヴィクトリーが、不意に気を溜める体勢をとった。

「……おいルカ、界王拳って覚えてるか……?」

「界王拳……?」

 確か、四天王やプロメスティンやらを倒す時とかに使っていた技……

「コロシアムで、俺とアルマエルマが戦った時の事も、覚えてるよな?」

「ああ……確か、10倍界王拳を解放して……」

 不意に、ヴィクトリーの気が膨れ上がった。

「……!!」

「はああああああああ……!!!」

「お、おい……まさか……!!」

「……覚えてくれてたのか……嬉しいぜ……」

 ヴィクトリーは目を鋭くしながら、口を開く。

「この世界のヒーローに……そして俺の親友であり、ライバルのおめぇに……万感の想いを込めてこの技をぶつけさせてもらう……行くぞっ!!」

 そう言って、ヴィクトリーの気が更に爆発した。爆発した気がまた圧縮し……ブルーの青いオーラの上に、界王拳の燃えるような赤いオーラがまとわりついた。

「……!!」

「超サイヤ人ブルーに、界王拳の上乗せだ……一気に決めてやるぞ!!」

 ヴィクトリーはそう言って腕をクロスし、気を解放した。

「く……!?」

「10倍界王拳ーーーッッッ!!!はぁああああーーーっ!!!」

 ものすごい気が波動してから、また圧縮し……ヴィクトリーは超サイヤ人ブルー界王拳状態になった。

 超サイヤ人ブルーに、界王拳の上乗せ……そんな事が、可能なのか。そんなの、反則技じゃないか……凄い、凄すぎるよ……

「……」

 あまりの凄さに見とれていると……既に、ヴィクトリーは背後に回っていた。

「だぁあーっ!!」

「っっ……!!?」

 頬を打ち抜かれ、思いっきりぶっ飛ばされた。

「はぁあああっ!ふんっ!」

 更に攻撃を連打され、足払いされる。

「うわっ……!?」

「だぁあーっ!!」

 そしてまた、顔面をぶん殴られ、ぶっ飛ばされた。

「ぐはぁあ……!!」

「はぁあっ!!」

 更に彼はルカがぶっ飛んだ方向に回り込み、その顔面に肘打ちする。

「ぐぅうっ……!?」

「はぁあああああ!!」

 そして攻撃を連打し、気合い砲を放った。

「くっ!」

 ルカは何とか踏ん張り、ヴィクトリーを見て構える。

「だらぁあっ!!」

「そこだっ!」

 そして、明鏡止水の心で見るが……

「だっはーっ!!」

 ルカの顎にヴィクトリーのアッパーが命中し、ぶっ飛んだ。

「がっは……!!?」

 見切れた。しかし、純粋なスピードで追い抜かれてしまった。

 めちゃくちゃな奴だ……こんな力任せな方法で、明鏡止水を破るなんて……!

「うぉおおっ!!」

 ヴィクトリーは飛び上がり、ルカに蹴りを連打した,

「うぁあああああ……!!」

「だりゃああっ!!」

 そして地面に叩き落とし、追いかける。

「ぐぁあっ……!!」

「ふんっ!」

 彼はルカの足を掴み、思いっきり上空にぶん投げた。

「っ……!?」

「一気に決めてやる……!!」

 そして高速移動で目の前に迫り、顔面をぶん殴ってから、気合いでぶっ飛ばした。

「うわぁあっ……!!」

「はぁああっ!!!」

 そして、ルカの腹に渾身の拳を叩き込んだ。

「ぐっ……はぁあ……!!?」

 次の瞬間、ルカの精霊の力が消散してしまった。ダメージ過多で、精霊の力を維持出来なくなってしまったのだ。

「こ、こんな……!?」

「だぁあっ!!」

 ヴィクトリーはルカを裏拳でぶっ飛ばして、更に地面に叩きつけた。

「が……がはっ……!!く……!」

 ルカは何とか立ち上がり、瞑想しようとするが……

「はぁあっ!!」

 ヴィクトリーが懐に入っており、思いっきりアッパーされた。

「ぐぁああああっ!!」

「どりゃあっ!!」

 ぶっ飛んだ先に回り込み、更に蹴り飛ばした。

「行くぞぉおおっ!!」

 ヴィクトリーは気を解放し、ルカに突撃した。そして、フルパワーを込めたパンチの連打を叩き込む。これでもかと言わんばかりに、マシンガンのように重い鉄拳を叩き込んでいく。

「うわぁああああっ!!!」

「はぁあああああ……!!」

 ヴィクトリーは拳を握り、そこに全力を込め──思いっきりルカの顔面をぶん殴った。

「がっは……!!?」

 鼻血が噴き出し、目の前が白くなる……

「ふんっ!」

 彼はお構い無しにその足を掴み、グルグルとぶん回してからぶん投げた。

「ぐぁあ……!!」

 吹っ飛ぶルカに高速移動で追いつき、その背後に回り……

「だりゃああっ!!!!」

 そして、思いっきり顔面をぶん殴った。

「ぐぅああああぁ……!!!」

 ルカは勢いよくぶっ飛び、地面に叩きつけられる。刹那、大地が砕け散り、この島の半分が派手に吹っ飛んだ。

「……」

 ヴィクトリーは降り立ち、大小の瓦礫が舞っている、砕けた島を眺める……

「が……か……は……!!」

 ルカは海からこの島に這い上がり、倒れる。

「僕には……これが、限界なのか……!?」

 ヴィクトリーは凄い奴だった。この戦いで、何となくわかった気がする。なんであいつがこんなに強いのか……

 守りたいものがあるからだと思っていた……守りたいという強い心が、凄い力を生み出してるのだと……しかし、それなら僕だって負けてない。

 僕は、守るべきもののため……そして、人と魔物の共存のために戦っていたけど……あいつは違う。勝つために戦うんじゃなくて、絶対に負けないために戦うんだ……

 だったら……

「僕だって……もう、負けたくない……!!」

 強くなれる……強くなれる筈だ!!超えてやる……ヴィクトリーよりも、更に!!

「はぁあああああああ……!!!」

「お……!!?」

 ルカの気が爆発し、背中に光の翼が広がった。それと同時に四精霊の力が宿り、凄まじいパワーが溢れ出す。

「はぁああ……!!」

 ルカの頭に光の輪が現れ、その全身には煌びやかなオーラが纏われていた。どうやら、向こうもマジのマジらしい……

「行くぞ……!!」

 ヴィクトリーは突っ込み、ルカに殴りかかった。しかし彼は避け、切り上げでぶっ飛ばした。

「ぐっ!?」

「はぁあっ!!」

 更にぶっ飛んでるヴィクトリーの腹に蹴りを食らわせてから、肘打ちを放つ……

「ひひっ!」

 しかしヴィクトリーはそれを受け止め、ルカの顔面をぶん殴った。

「くっ!はぁあっ!!羅刹の顎門、破軍に至りて邪を払う!!」

 ルカは踏ん張り、ヴィクトリーに九重の羅刹・破軍を放った。炎の斬撃が無数に彼の全身に叩きつけられる。

「ぐぁあっ!!」

 彼はそれでダメージを負い、うろたえる。

「はぁあっ!!魔天回帰・傾国!!」

 そんな彼に手を向け、土の力で強化された魔天回帰を放った。それは見事に直撃し、大爆発した。

「ぐぁああっ!!」

「ふふ……!!」

「へへへ……!!」

 ルカとヴィクトリーは自らの右腕に全てを込め、気を全開放してから突っ込んだ。

「エレメント・スピカァッ!!」

「龍拳ーーーっ!!!」

 龍拳とエレメント・スピカがぶつかり合い、相殺した。衝撃波が巻き起こり、二人は吹っ飛んだ。

「くっ!」

「はぁあっ!!」

 しかし吹っ飛んでいる最中に留まり、互いを見て笑う。おそらく、次が最後の一撃になるだろう……

「行くぞ……!!」

「ああ……!!」

 そして、二人の気が爆発した。

「10倍ゴッドかめはめ波ーーーっ!!!!」

「明けの明星・無謬っ!!!!」

 二人は、今放てる最高の技を放ち、ぶつかり合った。

「はぁああああああ……!!!」

「うぐぐぐ……だりゃああ……!!!」

 ヴィクトリーの10倍ゴッドかめはめ波が僅かに押し、ルカに迫る。

「くっ……負けるかぁああああ……!!!」

 ルカの頭に、魔王城のみんなの姿が思い浮かび……そして、アリスの笑顔が浮かんだ。次の瞬間、ルカのエネルギーが増大した。

「っ!!?」

「これが……僕だあああーーーっ!!!!」

 そして……10倍ゴッドかめはめ波を押し返した。

「っ……!!?」

 明けの明星・無謬が10倍ゴッドかめはめ波を消し飛ばし、ヴィクトリーに直撃した。凄まじいエネルギー波が発生し、この星から抜けていく……

「……はぁ……はぁ……」

 手応えアリだ。さぁ……どうなる……!?

「……」

 ヴィクトリーは通常状態に戻っており、地面に立った。

「……はははは、ルカ……」

「……」

 ヴィクトリーはルカの方を見て笑い……

「やるじゃねぇか……」

 そう言って、倒れた。

「……!」

 立っているのは、僕だ。と言うことは……!!

「勝負ありじゃ!!」

 不意に、たまもの声が聞こえてきた。

「うぇえっ!?」

「たまもっ!?」

 驚きで、思わずヴィクトリーも起き上がってしまったようだ。

 しかも、たまもだけではない。

「二人共、よく頑張ったわねぇ……ご褒美、あげちゃおうかしら?」

「……ルカ……あなたが勝ったのね……」

「二人共、見事だったぞ……!」

 四天王が拍手しながら、登場する。

「お、おめぇらまで……」

「ず、ずっと見てたの……?」

「そんなに派手にしたら、目に入らん方がおかしいぞ……」

 アリスが来て、二人に快癒の魔眼を使った。

「今朝から居ないと思ったら、こんな所で派手にやりおって……ドアホめ。」

「あ、あはは……ごめん……」

「しかし、貴様が勝って余は嬉しいぞ……よくやった!」

 アリスは万遍の笑顔を輝かせながら、ルカに抱きついた。

 ヴィクトリーは笑いながら岩に座り、ルカを取り囲む四天王やアリスを眺める。

「なんでぇなんでぇ、みんな俺が負けるのを予想してたんか……」

「……私は勝つと信じてましたけどね。」

 そう言って隣に座ってきたのは……エデンだった。ちゃんと、エンリカの服を着てる。

「エデン様……」

「やはり、ルシフィナの息子……凄まじい強さでしたね。」

「ああ……俺、もっともっと強くなる必要がありそうだ……」

「では、早速私としてみます?」

「き、今日は勘弁しておく……」

「ふふ……」

「おやおやぁ?」

 たまもがこっちに来て、ニヤニヤしている。

「エデンは、年下が好きなようじゃのう……」

 エデンはそれを聞いて、焦った様子で立ち上がった。

「玉藻……っ!違っ……私は、あくまでヴィクトリーのライバルで……」

「あ〜……だから甥っ子そっちのけでヴィクトリーちゃんを見てたのね……天使長って、意外と可愛い所あるのねぇ……」

 アルマエルマもたまもの横に並び、ニヤニヤと笑った。

「〜っ!!」

 エデンは顔を赤くしてから腕を触手にして、たまもとアルマエルマを追いかけ回した。

「わはははは〜!」

「きゃあ〜!」

 たまもとアルマエルマはいたずらっ子のように逃げ回り、エデンもそれを追いかける……

「ははははは!」

「あははは……」

 ヴィクトリーは手を叩きながら笑い、ルカは横で苦笑いしたのだった……

 

 戦士達の決闘は、またもルカの勝ちに終わった。どっちが勝ってもおかしくない決闘だった。だからこそ、満足に満ちていて……それで居ながら、二人は「また戦いたい」と思うのだった。

「ルカ……今度やる時は、絶対に負けねぇぞ!」

「ああ……僕だって、強くなる!」

 ヴィクトリーもルカも笑いながら、握手した。空にはその光景を微笑むように、太陽が輝いていた……

流血表現

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