もんむす・くえすと!の世界に降り立った1人のヒーローアバターの話 作:ジョーカー:ゼノ
「そ、そんな……ここまで……強いなんて……!!」
「うふふふふふ……」
エルベティエはボロボロのまんま、アンフィスバエナを睨んでいた。
「だから言ったでしょう?以前とは比べ物にならないって……」
アンフィスバエナはそう笑いながら、エルベティエを見下ろす。
「くっくっく……以前までの私の弱点であるエネルギーの消耗……そこを突こうとしたけど、無駄だったみたいねぇ……」
「いったい、何を……!?」
「サイヤ人のパワーは、消耗すれば消耗するほど強くなる……はぁあっ!!」
アンフィスバエナは、気を解放した。
「っ!!?」
「だから、そのパワーをエネルギーに変換する事で私は永遠に戦えるのよ……パワータイプじゃない私には、持ってこいの力よ……!!」
「くっ……そんな、器用な事が……!!」
「ええ、これもサイヤの器用さありきの技術よ……さぁどうする!?死へのカウントダウンが刻一刻と迫っているわよ!」
「……」
負けられない。同胞のために、ルカの信じる世界のために。そして死んでいった、ヴィクトリーの為にも……
「はぁあああっ!!」
エルベティエは気を全開放し、エネルギー波を放った。それアンフィスバエナに直撃し、大爆発を起こす。
「はぁああああ……!!」
更にフルパワーでエネルギー弾を連打する。爆発が連続し、塔の壁が吹き飛んだ。
「まだ実力の差が分かっていないようね……」
「何……!?」
「がぁあああっ!!」
アンフィスバエナは振動装甲を起動させ、エルベティエのエネルギーを吹っ飛ばした。
「な……!?」
「うふふ、そんなものなの……?」
「ちっ!!」
エルベティエは、アンフィスバエナの顔面に水撃を放つ。
「はぁあっ!」
しかし彼女は、それを気合で消し飛ばした。
「ふんっ……!!」
エルベティエは既にアンフィスバエナの眼前に迫っており、そのこめかみに蹴りを入れる。次の瞬間、蹴りの風圧で床が吹き飛んだ。
「ぐ……ぐぐ……!!」
「うふふ……」
アンフィスバエナは、こめかみに蹴りを受けたまんま笑った。
「はぁあああああっ!!」
エルベティエは拳を握り、アンフィスバエナに猛攻した。拳を彼女の体に連打し、顔面に両足蹴りする。一回転し、着地する。
「はぁああ……!!」
そして手を合わせ、そこにエネルギーを込める。
「メルトシュトローム!!」
フルパワーのエネルギーを込めた水撃を、アンフィスバエナに放った。津波のような衝撃が巻き起こり、水飛沫が舞う。
「はぁっ……はぁっ……!!」
「必死ねぇ……」
アンフィスバエナはニヤニヤ笑いながら、そう言う。エルベティエの猛攻は、全く効いていないようだ……
「そ、そんな……!!」
「それでも、攻撃したつもりなの……?それじゃあ、冥土の土産に教えてあげるわ……『攻撃』というものをね……!!」
アンフィスバエナは、気を解放した。凄まじいエネルギーが轟き、エナジーが辺りに波動する。
「はぁあっ!!」
次の瞬間、アンフィスバエナの鎌がエルベティエの肩を突き刺した。
「ッッ!!?」
「はぁあっ!!」
刺された彼女を投げ飛ばし、それに追いつく。
「はぁあああああっ!!」
そして無数の斬撃を放って、その全身を切り裂いた。
「がッッは……!!?」
「はぁあっ!!」
その胸に鎌を突き刺し、壁に叩きつけた。
「ッッ……!!」
「ふふ……終わったわね……」
アンフィスバエナは振動装甲にエネルギーを集中させる。
「じゃあ、さようなら!」
そしてソニックバーストで、エルベティエを撃ち抜いた。
「ーーーッッッ!!!」
音速の衝撃が、ダイレクトに叩きつけられる。
エルベティエは白眼を剥き、戦闘不能となった……ダメージ過多で、気絶したみたいだ。
「……んん?まだ生きてるみたいね……しぶとい奴……」
アンフィスバエナはエルベティエを投げ飛ばし、そして斬撃を飛ばす……
「はぁあっ!!」
しかし突如として剣が飛んできて、斬撃を切り飛ばした。エルベティエは両断されずに、ただ部屋の隅に投げ飛ばされただけだった。
「なにっ!?」
「ひゅ〜、ギリギリ間に合ったみたいだな……」
声の主が剣を取り、納剣する。
「誰よ、あんた……!?」
アンフィスバエナの目に映ったのは、一人の戦士。腰あたりまで伸びた金髪、纏うスパーク、そして何より独特の服装……
「俺様か?俺様は正義の死神、ゴテンクス:ゼノ様だ!!」
正義の死神と名乗ったその男は、指差しながら言い放つ。そんな彼の姿を見て、アンフィスバエナは目を鋭くする。
「サイヤ人……!?それも、超サイヤ人の壁を超えてる……!!」
「そうか、超サイヤ人3を知らねぇのか……くっくっく……」
ゴテンクス:ゼノは、笑いながら気を解放した。凄まじい気が波動し、彼女の髪を靡かせる。
「ちっ……まぁいいわ。すぐにエルベティエと一緒にあの世に送ればいいもの……」
アンフィスバエナはそう言いながら笑い、気を解放した。
「そう簡単に行かねーぞ!はぁああっ!!」
エルベティエのピンチに駆けつけた、異次元の合体戦士。そいつは力を戦闘力に変え、アンフィスバエナに突進した。
「ふんっ!!」
アンフィスバエナは鎌を振り下ろす。ゴテンクス:ゼノは、それを剣で受け止めた。
「バカね……!!」
次の瞬間、彼の体に振動装甲のショックが炸裂した。
「うぐうぅっ!?」
「ふんっ!!」
怯んだゴテンクス:ゼノに、頭突きをしてぶっ飛ばす。彼はぶっ飛ぶが、体勢を整え、顔を上げて彼女に向いた。
「い、いってぇ〜……!!妙なワザ使いやがって……!!」
そう言いながら立ち上がり、構える。
「はぁあっ!!」
アンフィスバエナは正面から斬りかかり、鎌を薙ぎ払った。ゴテンクス:ゼノはしゃがんで避け、彼女の脇腹に拳を叩きつけた。
「っ!?」
「よっ!!」
そうしてからすぐさま離れ、振動装甲のショックを避ける。
「ち……!!」
「あだだだだだだだっ!!」
怯んでるアンフィスバエナに、エネルギー弾を連射する。遠慮なしに放たれるそれは、当たる度に爆発を巻き起こし、彼女を押していく。
「ぐ、ぐぬぬ……!!」
「うぉおおおっ!!」
ゴテンクス:ゼノは思いっきりエネルギーを溜め、鋭い目で彼女を見据えた。
「連続死ね死ねミサイルーーーッッ!!」
そして、更なるエネルギーを込めたエネルギー弾をめちゃくちゃに連射した。爆撃の嵐が、彼女に襲いかかる。爆炎が、この部屋を埋め尽くす。
「ぐぉおおおお……!!?」
「あだだだだだだだだ……!!」
「うっぐ……ぐぐぐ……!!うぉおおおーーーっ!!」
アンフィスバエナは気を解放し、思いっきりショックウェーブを放った。それによって気弾が爆発し、爆煙が巻き起こる。その爆煙の中で、不気味に戦闘音が響いていた。
「はぁあっ!!」
「うぉおっ!!」
一撃がクロスし、辺りにエネルギーが舞って爆煙が吹き飛ぶ。両者は距離を取って、互いを見た。
「……やるな。」
「そちらこそ。」
ゴテンクス:ゼノの頬から血が垂れ、それを拭う。アンフィスバエナは頭から出血しており、それを舌なめずりした。
「へっ……!!」
ゴテンクス:ゼノは両手をヒュバババッと動かし、彼女に向けた。
「その技……!!」
「バーニングアタック!!」
アンフィスバエナに、高密度のエネルギー弾が迫る。
「ちっ!!」
それを跳び避け、ゴテンクス:ゼノの方を見る。しかし、そこに彼の姿は無かった。
「なにっ!?」
「こっちだぁっ!!」
彼は彼女の更に上へと飛び上がっており、剣を振り下ろした。
「ちっ!」
それを鎌で受け止め、もう一本の鎌で切りかかった。しかし彼は素早く剣で凌ぐ。
「くらいなぁっ!!」
そして、顔面にエネルギー波を放った。
「!!」
顔面が爆破され、仰け反るアンフィスバエナ。
「へっ、少しはこたえたか!?」
「ぐっ……!!」
彼女はすぐにゴテンクス:ゼノに向き、口からエネルギー波を放った。
「!!」
そのエネルギー波に直撃してしまうゴテンクス:ゼノ。それで、上半身の服がボロボロになってしまう。
「うぐっ……ちくしょ〜……!!」
「うふふっ……」
ボロボロになる彼を見て、彼女は嫌らしく笑う。
「おかえしっ!!」
「っ!!?」
ゴテンクス:ゼノも口からエネルギー波を放ち、彼女に直撃させた。
「嫌ぁーーーっ!!!」
アンフィスバエナもボロボロになり、彼と向かう。その額には、青筋が立っていた。
「こ、殺す……!!殺してやる!!」
「おお、キレてるキレてる!このまんまなら、楽勝かもな〜!何たって、俺は正義の超ヒーロー、ゴテンクス様だもんな〜!へっへっへ〜ん!」
ゴテンクス:ゼノはそう言いながら胸を張り、つーんと鼻を伸ばした。次の瞬間、アンフィスバエナは彼の顔面に頭突きしてぶっ飛ばした。
「い、いってぇーっ!!」
「スキだらけのヒーローね……!!」
アンフィスバエナはそう言いながら鎌にエネルギーを込めて、何発も斬撃を飛ばした。
「ちっ……!!」
ゴテンクス:ゼノは剣を抜いて、斬撃を次々に凌ぐ。
「ぐっ……!!」
あまりのエネルギーに、腕がビリビリする。しかし、腕を離したら確実に死んでしまう。
「あははっ!!」
アンフィスバエナは突進して、ゴテンクス:ゼノに猛攻する。鎌と剣がぶつかり合って、火花を散らす。そして、鍔迫り合いとなった。
「ぐうぅっ……!!」
「吹っ飛びなさい……!!」
鍔迫り合いの最中、彼女はそう言いながら振動装甲にエネルギーを集中させる。
「し、しまっ……!!」
「ソニックバースト!!」
次の瞬間、彼は音速の衝撃によって打ち抜かれ、ぶっ飛んだ。
「がっはぁあ……!!」
吐血しながらぶっ飛んで、倒れてしまう。
「が、がはっ……!!」
「うふふ、呆気なかったわねぇ……」
アンフィスバエナは鎌を煌めかせ、突進してきた。
「ちっ……出来れば使いたくなかったけどよ……!!」
ゴテンクス:ゼノは立ち上がって、彼女の攻撃を待つ。鎌が彼を斬る、その寸前──謎の光が、その背後から差してきた。
「っ!?」
アンフィスバエナの攻撃が、止まった。降臨してきたのは、時の界王神だった。
「だ、誰よあんたは……!」
「あんたに答える義理なんか無いわ!」
「……」
ゴテンクス:ゼノは目を閉じ、エネルギーを集中させる。彼に光が集約し、そしてそのエネルギーは、空間を歪め──
「時間よ、止まれーっ!!」
時の界王神がそう言ってエネルギーを波動させた。次の瞬間、全てが静止し、時が止まる奇跡を成したのだった。
「あんた、俺を甘く見てないか!」
ゴテンクスはそう言って、アンフィスバエナに攻撃を連打した。そしてパンチを連打してから、渾身の拳を叩き込んだ。
「へへっ、決まったぜ!」
そして、時は歩みを再開し、動き出す──
「〜ッッ!!?」
アンフィスバエナの体に、衝撃が連打される。今まで叩き込んだ拳打が、一気に叩き込まれたのだった。そして、思いっきりぶっ飛んだ。
「ぐっ……あぁあっ……!!」
アンフィスバエナは、悶絶しながらも、立ち上がる。異次元のフリーズアタックは、彼女の装甲を破壊していた……
「く、くそ……!!」
「ちぇい!!」
ゴテンクス:ゼノは、揺らいでる彼女の顎を蹴り上げた。
「あぐっ……ぐっ!!」
彼女はすぐさま持ち直し、鎌を煌めかせ、猛攻を仕掛ける。しかし彼はそれにすべて対応し、頭に肘打ちを落とした。
「はぁああああっ!!」
そして一方的に攻撃を叩き込み、蹴り飛ばした。
「ぁ……あが……!!」
彼女はダメージに震えながら、跪く。しかし、正義の死神は容赦しなかった。
「げっへっへっへ!!とどめだ!!コナゴナのバラバラのケチョンケチョンにしてやるぜっ!!ホラホラホラホラホラッ!!」
ヒュバババッと手を動かして、アンフィスバエナの方に突き出す。そのまんま、かめはめ波の構えをとった。
「ま、待って!た、たすけ……」
「バーニングッ……かめはめ波ーーーっ!!!」
ゴテンクス:ゼノは、バーニングアタックとかめはめ波の融合強化技──超ウルトラバーニングかめはめ波を放った。
「そんな……こ、こんな……!!」
それははアンフィスバエナに直撃し、大爆発を巻き起こした。そして、彼女は塵一つ残さず消し去った……
「……よっしゃーっ!!」
強敵ではあったが、何とか倒すことが出来た。
「さて、どうすっかな〜……とりあえず、こいつを魔王城ってトコに持っていこうかな〜……でも、魔王城って今誰も居ないんじゃ無かったか?」
ゴテンクス:ゼノはそんな事を呟きながら、エルベティエを見つめる。
「……どうなってんだ、こいつの体。魔人ブウの体とは、ちょっと違うみたいだし……」
まぁ、そんな事はどうだっていい。何はともあれ、ここの敵を倒すことは出来た。後は、みんなの無事を祈る他無さそうだ。
「……でも、あいつらなら平気か!」
ゴテンクス:ゼノはそう言って、時を待った……