これからちびちび頑張るのでよろすくです!
私は馬を走らせていた、積荷を載せている馬車を引かせて。
馬の鬣が風のように揺らめき、蹄が地面を蹴る音が心地よい。速度は無いが風を切って走ってる、皮膚に当たる風は少し冷たい。
こんなに気持ちの良い夜は無いと一人うなずく。
仕事の積荷を運んでいる、明日の昼には納品をしたいと思っているので、できるだけ夜の間に王都についておきたいところだ。
出発は朝方だったが今は周り一面闇、日も落ち夜も更けこんでいる。こんな時にしか見ない空の小さな光の粒が普段よりキレイに見える。
馬車につるしている2つのランタンの光よりキレイだ。
空を見上げるのをやめふと我に返ってみると、吐く息が白いことに気づく、それと同時に肌寒さみ増している。
先程より気温が低くなっているようだ、朝に近づいているのだろうか。
しばらくすると奥の方に黒い物体があるのが見えた、いや物体なのか、定かでは無いが少し揺れているようなも見える。
馬車はそれに近づく、近づくことにより先程より良く見える。
しっかりとこの目に映る。
だが私の前にあるのは一つの闇、いうなれば黒。
その闇は在奥にあるはずの景色を遮るほどの黒、その物体が透けては見えない真っ黒のなにか、言葉では言い表せれないような闇よりも深い黒だった。
またそれとの距離が縮まると、今度こそはっきりとわかる、あれは人だ、フードを被った人が歩いている。
危険を感じたのか馬が進むのをやめ暴れる、私は馬をなだめながらそれが近づいてくるのを見ていた。
またそれが近づく、もう私の前まで来ている、声が出ない体も震えている何もできずそれが私の横を通り過ぎるのを待つ、ひたすら待つ。
謎の人物に恐怖し震えているとき私は確かにその人物の声を聞いた、声からして男、何をしゃべっていたかはわからなかったが何かブツブツ独り言のように小声で話していた。
謎の黒い人物が通り過ぎ視界から消える頃には、あたりが明るくなり始めまた私は再度我に返る。体勢を整え馬車に乗り、積み荷を確認し馬を走らせる。
私は一体何を見たのか、何と遭遇したのか、そもそもあれは本当に人なのか、人の成りをしたバケモノじゃないだろうか、等と考えながら王都に着く。関所を通り門をくぐり得意先に向かいにいつものように積み荷をおろしそして今日あったことを得意先の商人に話した。
「実はよ、ここに来る途中におっかないものにであったんだ、であったていうか遭遇したっていうか、よくわからないがな?」
「へぇ、そりゃなんだ、気になるじゃねぇか。一体どんなもんだったんだ?まさか盗賊なんて落ちじゃねぇだろうな。」
「そんな柔なもんじゃない、もっと恐ろしいやつだった。言葉にはうまく表現で来ないが...なんかこう......黒いやつだった!とてつもなく黒いやつだったんだよ!」
「へぇ、黒いやつねぇ。そりゃもしかしたら闇よりも深い深い黒だったんじゃねぇか?そうだろ。」
「し、知っているのか!あの黒いやつのこと!」
「知ってるもなにも有名なやつさ。この王都で知らないやつぁガキんちょぐらおなもんさ。」
「そいつはな、お尋ね者さ、しかも飛びっきりの賞金がついたS級犯罪者さ。関わらねぇ方がいい、それからあんたギルドに行きな。今あんたが言った事そのまんま報告してきなよ、もしそれでその犯罪者を見つけること後できれば金が入るぜ。」
「あ、あぁ、わかった。この手続きが終わったら行くよ。」
「その方がいい、やつは野放しにしちゃ行けねぇやつさ。」
「そいつは一体どんな罪を犯したんだ?教えてくれよ。」
「いいぜ?そいつはなぁ」
「国を2つ、一人で潰した大罪人だ。」
ここまで読んでいただきありがとうございます!
これからどんどん続きを書いていきますので、突っ切るまでお付き合いしていただこればなと思います!
ではまた次回!