ミッドナイト「スタート!!」
爆豪「ニヤニヤしてられるのも今のうちだぞ糞がああああああ!!!」
試合が始まったとたん、爆豪は死義に向かって走り出し、そしてそのまま右手から爆破を放った。
しかし死義はそれを体をひねるだけでよけた。
爆豪は舌打ちをしてさらに連続で爆破を放った。
だが死義はそれらを全てポケットに手を入れたままよけた。
このまま攻撃しても無駄だと思った爆豪はいったん距離を置いた。
爆豪「はぁ…はぁ…。」
死義「…」
爆豪「はぁ…はぁ…っ!おいてめぇ!!どうゆうつもりだ!?」
爆豪は急に死義に対して言葉を放った。
死義「…どうって…何がですか?」
爆豪「とぼけんじゃねぇ!!さっきから何で真面目に戦わねぇ!?」
先ほどから死義は反撃できるはずなのに一切反撃しなかった。
それに気づかないほど爆豪は馬鹿ではない。
何より試合が始まって死義は一度もポケットから手を出してなかった。
死義「…簡単なことですよ。」
爆豪「?」
死義「真面目に戦ったらすぐ私が勝つじゃないですか。」
爆豪「!?」
死義「だから縛りプレイをしてるんですよ。私はこの試合では両手を使わない。」
爆豪「ふざけんじゃねぇ!!」
さも当然かのように言う死義。
それを聞いて爆豪は完全にキレた。
爆豪は観客にも聞こえるぐらいの大声で叫んだ。
爆豪「俺は真面目に戦ってるんだ!てめぇも真面目に戦いやがれ!大体何を根拠にそんなこと言いやがる!?俺とお前はまだ一度も戦ったことねぇだろうが!!!」
死義「…始まる前に言ったじゃないですか。私がどうしようが私の勝手だって。」
それを聞いて爆豪は待機室でのことを思い出した。
それにより爆豪の顔がさらに怒りに染まる。
マイク『何だ何だ?なんかもめ事か?おーいお前ら!ちゃんと戦えよ!!』
爆豪「っ~ふざけr「大体。」!?」
すると突然爆豪の目の前に高速で移動し、腹に蹴りを放った。
爆豪は数メートル飛ばされて膝をついた。
死義「そんなこと言うんだったら両手を使ってない私に勝ってから言ってくださいよ。」
爆豪「げほっげほっ!くっ糞があああああ!!」
痛みで顔を苦悶に歪めながらも死義に両手を向ける爆豪。そのまま死義に大きな爆破を放った。
死義はそのままその爆炎に包み込まれた。
マイク『おぉーと!爆豪の巨大爆破が死義に直撃!!大丈夫かあれ!?』
観客も不安げな声を上げるが、死義は倒れることなく爆炎の中から歩いて出て来た。
服は一部燃えて体の所々に傷を作っているが、すぐに再生した。
マイク『無傷!まったくの無傷!!爆破をまったくものともしない!!』
相澤『正確には無傷ではないな。傷はついているがすぐに再生している。』
マイク『強い!強すぎる!もはやチートだろその個性!!』
爆豪「くそっ!」
自分の攻撃がまったくきかず本格的に焦り始める爆豪。
どうすべきか対策を考えるが、死義はそんな時間さえ与えてくれない。
死義「来ないんだったらこっちから行きますよ。」
再び爆豪に近づく死義。連続で爆豪に蹴りを放つ。
体の至る所に攻撃し、最後には腹に蹴りを入れて吹き飛ばす。
無論爆豪も反撃しようとするが、立ち上がった時にはすでに死義が近づいており再び蹴りを食らう。
その繰り返しだった。
麗日「すごい…あの爆豪君が手も足も出てない。」
麗日が死義の圧倒的な強さに感嘆の声を上げる。
他の者も同様に息をのんでいた。
飯田「ああ、まさかここまで圧倒的とは…」
緑谷「うん。それに多分、まだ本気を出していない。」
飯田「なっ!!それは本当か!?」
緑谷「うん。多分…」
緑谷は死義が手を使ってないのを見てまだ実力を隠しているというのを見抜いていた。
他にも会場ではそれに気づいている者もわずかにいた。
そして緑谷はもう一つあることに気が付いていた。
緑谷(あれに気づけばまだ状況がひっくりかえせる。かっちゃん、気づいてくれ…!)
ドカッ!!
もう何度目かも分からない蹴りに爆豪が吹き飛ばされた。
しかし傷だらけとなった体でなおゆっくりと立ち上がろうとする。
その姿に会場にいる皆が固唾を呑んでいた。
マイク『容赦なく蹴りをかます死義!しかしそれでもなお立ち上がる爆豪!!グロッキー!!』
朦朧とする意識の中で、爆豪は確かに気が付いていた。
先ほどの蹴りを思い出してみる。
腹、左腕、胸、足、顔、そして最後に再び腹。
爆豪(あいつの出す蹴りにはパターンがある。)
そう。
死義は先ほどから同じ場所に同じ順番で蹴りを放っていた。
これは緑谷の気づいていたことと同じだった。
爆豪はゆっくりと立ち上がり体勢を立て直した。
しかしすかさず死義が近づき蹴りを放った。
ドスッ!!
鈍い音がして死義の蹴りが爆豪の腹に食い込む。
しかし今度は蹴りがとんでこなかった。
何故なら爆豪が死義の足をしっかりと掴んでいたのだ。
マイク『うぉおおお!?爆豪!ついに死義の猛攻を止めたあああああ!!』
観客からも歓声が上がる。
緑谷も思わず席から立ちあがった。
緑谷「やった!気づいたんだ!!」
足をしっかりと掴み爆豪は口を開いた。
やっと一泡吹かせることが出来たため、思わず口角を上げながら。
爆豪「っは!…どこに攻撃が来るかわかってたら捕まえることなんざ楽勝だ…」
ダメージが響くのかゆっくりと声を出した爆豪は死義に右手を向けた。
爆豪「さんざんやってくれたからなぁ…おかげでたっぷり汗をかいたぜ…!」
爆豪の個性は正確には手からニトログリセンのような汗を出す個性。
そのためより汗をかけば威力が増大するのだ。
死義の猛攻を受けてる際に大量に汗をかいたためその威力はすさまじいだろう。
爆豪「くたばれクソ蝙蝠野郎!!」
爆豪は掴んでいる手を放して爆破を放った。
そのとたん凄まじい轟音と爆炎がステージを包み込んだ。
強力な爆風が観客席にまで伝わり、解説席の窓ガラスもギシギシと音を立てている。
マイク『うぉおおお!!ステージが大!爆!発!すげぇ衝撃だ!!これはさすがの死義もやばいんじゃねぇか!?』
黒い煙がステージを包み込んでいた。
煙が晴れるとそこいは死義が膝と手をついていた。
体全体が傷だらけになっており、さすがにダメージが大きいのか肩で息をしていた。
マイク『おおおおお!!爆豪!ついにあの死義に膝をつかせたああああああ!!』
ワアアアアアアアア!!と観客から歓声が上がる。
爆豪は笑みを浮かべながら口を開いた。
爆豪「はぁ…はぁ…どうした?手を使わないんじゃねぇのか?」
死義の前の地面には黒い線が出来ていた。
爆破で場外に飛ばされないように手でブレーキをかけたのだ。
爆豪「どうだ蝙蝠野郎!お望み通り手を使わせたぞ!!さっさと両手を使いやがれ!俺はまだ戦えるぞ!!」
爆豪がそう言うと死義はゆっくりと立ち上がった。
傷は修復されていってるが、まだすべての傷が癒えてはなかった。
爆豪「こねぇならこっちから行くぞ!!」
走って死義に向かい始めた。
死義は傷の影響か未だふらついている。
爆豪はそのまま死義の顔面に爆破を放った。
ふらついていたせいもあり、対応できずにおもいっきり食らった。
そしてそのままふきとばされて、
どさっ
場外に落ちた。
爆豪「は?」
マイク『は?』
一同「「「は?」」」
突然のことに頭が追い付かず、皆すっとんきょうな声を上げてポカンとしていた。
ミッドナイト「…はっ!し、死義君場外!!勝者爆豪君!!」
その沈黙を破ったのはミッドナイトだった。
ミッドナイトがそう言うとやっと皆動き始めた。
マイク『え、えーと、なんでああなったの?』
相澤『知らん。俺に聞くな。』
てっきり皆これからもっと盛り上がると思っていた。
そして同時に不思議に思った。
あれだけ爆豪を圧倒していた死義が強力な攻撃とはいえ、たった一撃食らっただけで負けるのに疑問を覚えた。
そして当然爆豪はこのような結果を認められなかった。
爆豪「~ふざけんじゃねえぞてめぇ!!!」
死義の胸ぐらを強引に掴み怒鳴りつける爆豪。
爆豪も当然こんな簡単にやられるとは思っていなかった。
てっきり顔面に放った爆破も避けるか、当たっても飛んで回避すると思っていた。
それをしなかったということは、わざと場外に落ちたということだ。
ミッドナイト「!?やめなさい爆豪君!!」
ミッドナイトが止めるように促すが、聞く耳を持たない。
爆豪「どれだけ人を馬鹿にしたら気が済む!?ちゃんと本気で戦いやがれ!!」
死義「…もう貴方が勝ったんだからそれで良いじゃないですか。」
あっけらかんとした態度をとる死義。
そんな死義を見てさらに怒りをヒートアップさせる爆豪。
爆豪「っ!ふざけんな!!俺は完膚なきまでの勝利じゃなきゃダメなんだ!!本気のてめぇに勝たねぇと意味がねぇんだよ!!!」
死義「知りませんよそっちの事情なんて。貴方自身がなにをしようと知ったことはありませんけど人を巻き込まないでください。」
爆豪の堪忍袋が限界を迎え、ついに殴りかかろうとしたその時、
爆豪「!!~いい加減にしろおおおおおおおお!!!」
ドガアアアアアン!!
一同「「「!?」」」
大きな轟音がしたかと思うと死義が右腕を前に突き出していた。
ふと反対側を見てみると、爆豪が壁に叩き付けられていた。
死義「大体貴方ごときが本気の私に勝てるわけが無いでしょう。」
死義はそうつぶやくと出口に向かって行った。
色々なことが起きすぎて会場はまだ困惑していた。
飯田「うーん、何とも言えない終わり方だったな。」
緑谷「…」
緑谷は顔を伏せたまま無言で席を立った。
飯田「む、緑谷君どこに行く。」
緑谷「え?ああ、トイレだよ。それに次試合だし。」
飯田「そうか、引き留めてすまない。」
緑谷はそのまま無言で去って行った。
保健室
リカバリーガール「ほんと凄い回復力さね。もうほとんど無傷じゃないかい。これは治癒も必要ないね。」
死義は保健室でリカバリーガールに診察されていた。
しかし保健室につくころにはすでにほとんど再生されていた。
リカバリーガール「ところで、なんでわざと負けたんだい?」
先ほどの試合に対してリカバリーガールは死義の真意について聞こうとした。
しかし死義はその疑問に対して適当に返した。
死義「何言ってるんですか?わざとなんかじゃないですよ。普通に戦って普通に負けました。」
リカバリーガール「そうかい?あんたの成績は知っているよ。とてもあれだけで負けるとは思えないけどねぇ。」
死義「買いかぶりすぎですよ。あの爆破のダメージが大きくて攻撃に対応できなかっただけですよ。」
リカバリーガール「…そうかい。」
死義は保健室から去って行った。
保健室から出るとそこには一人の人物が立っていた。
緑谷だ。
死義「おや、緑谷さん。ああ、次試合でしたね。ですが休憩が入るから少し気が早いのでは?」
緑谷「…死義くん。」
緑谷は死義をにらみながら口を開いた。
緑谷「さっきの試合、わざと負けたよね?」
死義「やれやれ貴方もですか。別に私はわざと負けたわけではn…
緑谷「御託はいい。」
普段の緑谷からは想像出来ないほど険しい表情で言った。
緑谷「君がわざと負けたのは知っているんだ。答えろ!なんでわざと負けた!?」
死義「…はぁ、何で貴方には関係のないことなのにそんなにムキになるんですか?」
緑谷「質問をしているのはこっちだ!!答えろ!!」
緑谷は死義の胸ぐらをつかんで怒鳴った。
死義「(今日よく掴まれますね)…ええそうですよ。わざと負けました。それが何か?」
緑谷「!!~何でだ!何でそんなことした!?」
緑谷はさらに強く掴んで言った。
それに対して死義はやはりあっけらかんとした態度で答えた。
死義「別に、一位になって目立つのも嫌ですし。そもそもやる気無いからこれ以上戦うのもめんどくさいし。」
緑谷「!?」
緑谷は死義が許せなかった。
嫌な奴とはいえ、幼馴染でライバルである爆豪が適当にあしらわれてプライドをボロボロにされたことが。
そしてなにより、
緑谷「ふざけるな!!みんな真面目に戦って勝とうとしているのにめんどくさいだと!?いい加減にしろ!!」
真面目に戦っている仲間が馬鹿にされているようでそれが何よりも許せなかった。
緑谷「みんなヒーローになろうと必死なんだ!それを君はあんな戦い方をして…君はそれでもヒーローになりたいのか!?」
死義「…ヒーロー、ねぇ。」
緑谷「ぐぁ!?」
突然死義は右手で緑谷の首を掴んだ。
そのまま持ち上げて壁に叩き付けた。
死義「ヒーローってのは、そんなに大それたものなんですか?」
緑谷「なっ何を…」
死義「私はそうは思わないですね。ただ己の私利私欲のためだけに人助けという名目でヴィランに暴力を振るう。」
緑谷「!?」
死義「そんなものになろうとしている人達にいちいち本気を出してまで戦うつもりはありませんね。」
ドサッ
手を放して緑谷を解放する。
緑谷「げほっげほっ!な、何を言って…」
死義「貴方は表側しか知らない。オールマイトの後継者だというのなら裏側も知った方がいいですよ。ヒーローもヴィランも。」
緑谷「!?なんでそれを…!」
死義はそのまま緑谷に疑問を残したまま戻って行った。
切島「よう死義!お前やっぱすげぇな!あの爆豪を圧倒してたじゃねえか!」
席に戻ってくると案の定皆が集まってきた。
上鳴「最後がなんか締まりがなかったけどな。」
蛙吹「そうよ終夜ちゃん、あなたまだ戦えたでしょ?」
やはり何人か手を抜いたことに勘づいている者がいた。
死義「そんなこと無いですよ。あの時のダメージがかなり大きくて負けてしまいました。」
このように勘づかれた時のためにわざと試合を長引かせて真面目に戦ったように見せたのだ。
切島「あー、さすがに死義でもあの爆破は駄目だったか。」
上鳴「いやその前にあの爆破で生きていることに驚けよ!?」
その後、特に何も問題は起こらず体育祭は終了した。
相澤(妙だ…あいつの身体強化はあんなに強力だったか?)
相澤は死義が試合後に放ったパンチがあまりにも強かったことに疑問を抱いていた。
百回近く回したのに結局イリヤ出ずに(無課金)
・゜・(◎Д◎)・゜・フザケルナフザケルナバカヤロオオオオオ
そのショックでインフルかかって
o(__*)Zzzイリヤァ
やっと書こうとしたらテスト期間が始まって
(゜∀。)アッヒャヒャヒャヒャナンモワカラン
CCCコラボ始まりますよ
(°∀°)Foooooooooooooo!!!!!
でもあなたまだキャメロットですよ?
(´・ω・`)
( #゚Д゚)=拳)運Д営)