こうゆう時に限って進むよね。
尾白『…よし、定位置についたぞ。』
葉隠『こっちもついたよー!』
二人が部屋から出てしばらくするとインカムから声が聞こえてきた。
どうやら二人とも入り口近くの物陰に隠れたらしい。
死義「わかりました。それでは作戦通りに動いて下さい。」
尾白『わかった。』
葉隠『OK!』
こうして戦闘訓練が始まったが、その直後、
ピキイイイイイイイイイン
一同「「「!?」」」
ビル全体が氷づけにされた。
ビル入り口
オールマイト『それじゃあ訓練開始だ!』
訓練場所のビルの前にはヒーロー側の轟と障子が立っていた。
障子「それじゃあ行くか。」
轟「ああ。」
訓練開始の合図が聞こえて二人はビルの中に入って行った。
障子「…足音は聴こえないな。だが気を付けろ、近くに潜んでるかもしれん。」
轟「問題ない。」
入ってすぐに障子が個性を使って敵を探る。
そして轟は壁に手をつけて、
ピキイイイイイイイイイン
ビル全体を凍らせた。
障子「!!…凄いな。」
尾白「うわ!なんだこれ!」
葉隠「動けなーい!」
轟「成る程、隠れて奇襲するつもりだったのか。」
そこには足を凍らされて動けなくなっている尾白がいた。向こうには葉隠もいる。
轟「作戦としては悪くないが俺の前では無意味だ。」
そう言って二人は進んでいった。
しばらく進んで分かれ道についた。
障子「手分けして探したほうが良さそうだな。」
轟「ああ。そうしよう。」
そして二人は別々に行動しはじめた。
場所は変わって核がある部屋。
そこでは死義も足を凍らされていた。
尾白『悪い!手も足も出なかった!』
葉隠『ごめーん!』
死義「わかりました。そうなってはもう動けないでしょう。すみませんがお二人はリタイアですね。」(ご丁寧に素足の部分まで凍らされている。かなり強力な個性だと思ってましたが、まさかここまでとは。)
尾白『お前はどうするんだ?』
死義「私にはまだ考えがありますので。」
そしてしばらく待つと轟が部屋に入って来た。
轟「ああ、ここにあったのか。」
死義「見事にしてやられましたね。流石は推薦入学者です。」
轟「悪いな。レベルが違いすぎた。」
そう言って核に近づいて行った。
が、
死義「ところでヒーローさん。」
轟「?」
死義「せっかく核まで用意したのにこれで終わりだと思ってませんよねぇ?」
轟「!…がは!?」
轟の腹に強い衝撃が走り後ろの壁に打ち付けられた。
轟「何が…な!?」
何事かと見てみると、そこには片足から血を流してる死義がいた。
どうやら無理やり氷から足を引き剥がしたらしい。
轟「!…正気の沙汰とは思えないな。」
死義「核なんて物使ってる時点で正気とは思わないほうが良いですよ。」
ミチミチ パキパキ ブチブチブチ
そう言うと死義はもう片方の足も氷から引き剥がした。グロテスクな音がする。
死義「さてヒーローさん、勝負はまだまだこれからですよ。」
轟「くっ!」
バキイイイン
轟は死義に向かって氷を放った。すると死義は、
死義「よっと。」
ガシャアアアアアアン
素手で氷を殴り壊した。
轟「な!?クソ!」
パキイイイインピキイイイン
轟は連続で氷を放つが、
バキイイイイイイングシャアアアアアアアアン
死義はそれを難なく破壊して近づいて来る。
轟(クソ!相性が悪すぎる!こうなったら核の方を優先するか。)
そう思うと轟は核の方に近づいて行くが、
死義「逃がしません。」
シャッ
カッ
轟「な!?」
轟の足元にナイフが突き刺さる。
死義「近距離しか攻撃出来ないと思ったら大間違いですよ。」
轟「!くっそおおおおお!!」
バキイイイイイイイイイイイイイン
轟は部屋全体を氷で被い尽くした。
轟「ハアハア、!しまった!」
やってしまった。これでは核に触れることが出来ない。何よりこのままでは死義が窒息死してしまう。
轟はすぐに氷を溶かそうとしたら、
ガアアアアアアン
ピシピシ
轟「!?」
氷の中から何かがぶつかる音がして氷にヒビが入った。
ガアアアアアアンガアアアアアアン
ピシピシ ピキ パキパキ バキン
音はどんどん大きくなり、ヒビは更に広がって行く。
そしてついに、
グアシャアアアアアアアアアアアアアアン
氷が粉々に砕け散って中から死義が現れた。
死義「まったく危ないですねぇ。危うく死にかけましたよ。」
轟「ハアハア、くっ!」
バッ
死義「させません。」
ドゴッ
轟「ぐは!」
轟は氷を放とうとしたが、その前に死義が腹に蹴りをかます。
死義「さてと、そろそろ終わりにしますか。」
轟「ぐっクソ…!」
死義は捕縛テープを持って轟に近づいた。
そして轟に捕縛テープを巻こうとした時、
オールマイト『ヒーローチームWIIIIIIIIIIIIIN!!』
轟「は?」
死義「おや?」
スピーカーからオールマイトが終了の合図を出した。急な事で二人とも呆然としている。
ふと核の方を見ると、
二人「「あ」」
核の後ろの窓から障子が顔を覗かせていた。
障子「上から戦闘音が聞こえてな、外から壁をよじ登って核にタッチしたんだ。」
なるほど、完全にやられた。戦闘に夢中で障子の事を完全に忘れていた。
見たところ轟も完全に忘れていたようだ。
障子「…何か、すまん。」
こうして、戦闘訓練は何とも締まらない終わり方で終わった。
ご愛読ありがとうございます。
今回は轟が驚いてばっかでした。
少し無理がありすぎたかなぁ…。
氷から出てくる所とか普通に考えたら無理だし。
まあ二次創作だから多少はね。
それではまた次回。
あんまり長くならなかったなぁ…。