機動戦士ガンダムDN   作:藤和木 士

110 / 322
LEVEL1 第4章までの細かな用語、およびMSの使用などに関する設定となります。

何か分からないというものがあれば、前回と同じく設定を追加するつもりではありますので、遠慮なくどうぞ。


機動戦士ガンダムDN 用語設定集2

 

 

・MSの武装操作について

 主にMSの武装の機能変更については、2パターンが存在する。1つは武器側を手動で操作して変更する方式。もう1つがファンネルなどの脳波コントロールを応用して出力を切り替える方式である。

 この脳波での切り替えはオールレンジ端末のコントロールと異なり、コンピューターの補助によって特殊な能力を持たない者でも簡単に念じることで切り替えることが出来る。逆にこのコンピューター側はパイロットの微弱な脳波を電子空間で受け取りやすくすることで、操作を円滑なものに出来ている。このコンピューター補助脳波コントロールはシールドのアーム操作など多くの場面で活用されており、MSの電子取り込み技術のその最たるものの1つである。

 現在は更なる発展を見据え、将来的には全MSにこのシステムを応用したオールレンジ端末実装を考えている(コンピューター制御なら問題ないものの、脳波も踏まえたものだと未だ実現不可能。理由としてはこのコンピューター制御は近距離、もしくはワイヤーで繋がれたものしか出来ない為である。ワイヤーでも同時操作はコンピューター側の負担が激しく、技術も未成熟なためである)。

 なおガンダムなどの高純度DN使用機は、高純度DNの持つDNによる脳波伝達能力拡張により脳波コントロールを行いやすい。DNL能力に覚醒すればよりスムーズな武装切り替え、操作が可能となる。ガンダムのコンピューターはそれを見越したセッティングとなっている。

 

・本作MSにおける装依者の体力強化の重要性

 本作ではMSを電子化して憑依する方法で搭乗し運用しているが、にも関わらず身体能力の強化が描かれている。これはいくらMSの装依時に体を電子にして取り込んでいるとはいえ、元々の体の動きに合わせてMSを動かしているために体を鍛えなければMSが十分に力を発揮できない為である。

 この解説において参考になるのは機動武闘伝Gガンダムのモビルトレースシステムである。モビルトレースシステムは搭乗者の動きに合わせてMSを操作する技術である。それに当たるのが電子動作フィードバックである。電子動作フィードバックは電子空間での動きをMSでの実際の動きに反映させるものであり、フィードバックダメージを受ける点も含めて概ねモビルトレースシステムに近い。違うのはコスチュームがこの電子動作フィードバックに含まれる電子化で済まされる点で、これにより搭乗者を選ぶモビルスーツとレースシステムと違い、装依自体は誰でも行える。

 問題なのは機体の重さを受けやすいということ。流石にMSの重さそのものが体に掛かってくるわけではないものの、MSの重量を人間に置き換えた重さが電子空間上の装依者に掛かってくる(この時Gも相応のものが掛かってくる)。これを克服し、更にMSの動作を素早くするためにパイロットそのものの身体強化が必要となるのである。

 ガンダムに関しては優秀な高純度DNによる重量・G軽減システムが取り入れられているため、初めて装依した元にもあれだけの機動が出来たのである。ただしガンダムそのものの高性能から軽減していても性能を引き出すごとに相応の負荷がかかってしまっている。

 他にもMSが使用不可となって生き残った際に、サバイバルをしなければならない場合には体力は必ず必要となるためである。これほど人サイズのMSが普遍的になっても生身での戦闘は充分あり得る。なおMSには脱出直前の状況によって装依者に自動的にパイロットスーツが装着される仕組みとなっている。

 

・MSの格納について

 MSの格納法としてはいくつか存在する。もっともメジャーなのはスターターの中にデータとして変換して格納する方法、あるいはMSを格納する出力用ハンガーへの格納である。

 データ変換にはMSに装依者を取り込む際に使用する電子体変換が用いられている。出力用ハンガーはスターターから実体化させるためのハンガーであり、登録されたスターターの装依に合わせ格納した機体を転送して装依可能とする転送装置として運用される。

 出力用ハンガーは簡易用のものも存在し、そちらは野戦での整備などに重宝される。なおガンダムの装依の為にはセレクトスーツカードが必要とされるが、セレクトスーツはあくまで装備の選択の為に必要なのであり、セレクトスーツカードの中にMSデータが入っているわけではない。

 

・詩竜双極祭

 詩巫女を擁するドラグディアの聖トゥインクル学園が主に執り行う、詩巫女によるイベント。

 元々は象徴たるクリムゾン・ドラゴニアスとの誓いの契約を、学園の場で練習する形で行われる様になった。誓いの詩も実際に誓いの契約で歌われる歌であり、その対象は学園高等部にある中央広場にそびえ立つ石柱「ドラグーン・オベリスク」へと向けられる。

 このイベントで最もオベリスクに反応を示すことの出来た詩巫女は、優先的に象徴への契約相手として優遇される。ただし近年は反応を示すことが出来たからと言って、クリムゾン・ドラゴニアスと契約できるわけではなく、クリムゾン・ドラゴニアス側から拒絶されるケースも多くみられた。

 

・ドラグーン・オベリスク

 聖トゥインクル学園高等部の中央広場にそびえ立つ、黒い石柱。ただし歌に反応して蒼く光を放つ性質を持つ。

 学園が建つ前から存在しており、創世記時代のものとされていた。更に本編ではガンダム達の激突でも大きく破損することなく現存するほどの耐久性を見せていた。

 実際は内部に封印されていたGワイバーンの継承相手見定めを行うためのモノであり、歌に反応していたのはガンダムと必然的にペアとなる象徴と契約する詩巫女判別機能もついていたため。元とジャンヌに反応してシュバルトゼロガンダムを更なる高み、イグナイトへと覚醒させた。なお元が作中で言った同じようなものがモチーフの巨人の兵とは言わずもがな某カードゲームの巨神兵。ゴッドハンドクラッシャーである。

 

・セントリル、ギルン

 サークノ・レ・ファイ大陸のそれぞれ北東、南東の大陸に構える竜人族の国家。両国はいくつかの小国を挟んで繋がっている。

 ドラグディアの主要同盟国であるが、機人族との交流も盛んな中立国家であり、ドラグディアもそれを認めていた(とはいえ外交にいたのが革命会派側の人間であったことが多かったが故の結果であり、当時のドラグディア政府からしてみればマキナスへの攻勢にやや出てもらいたいものだったと思われる)。

 機竜大戦ではドラグディアの味方陣営として活躍する。

 なお名称のモデルとしてセントリルは角竜に分類されるセントロサウルスをもじったもの、ギルンはデジモンシリーズの「ギルモン」から名付けている。

 

・ドロス・アヴァル

 サークノ・レ・ファイ大陸の北西、南西の大陸に構える機人族の国家。セントリル、ギルンの関係と同じく、両国はいくつかの小国を挟んで大陸で繋がっている。

 マキナスの主要同盟国であり、マキナスの要請にはある程度従ってはいるものの竜人族との交流が多い穏健派の国として知られる。マキナス政府がドラグディア政府以上に敵対種族との交流を嫌悪しているため、竜人族国家との交流は大陸を大きく西へ回って反対側から竜人族国家に入っていくか、ドラグディアの主要部隊に護衛してもらうのがほとんどだった。

 機竜大戦においては竜人族国家との自由な交流を条件にドラグディア側に協力、マキナス側の戦力を文字通り四面楚歌、弱体化(というより裏切って制圧)している。

 名称のモデルはドロスが機動戦士ガンダムにおいてア・バオア・クーにてジオンの最大母艦として活躍した空母「ドロス」、アヴァルは特にこれと決まった特定のモデルはない。

 

・DNA、DNF

 本作のMSが使用する、DNを集中させた必殺技。高純度DNを用いていないMSが使用するのがディメンションノイズアタック(以下DNA)、高純度DNを用いるMSが使用するのがディメンションノイズフルバースト(以下DNF)である。使用する種類によって単発、コンボ、複合、全体に種別が別れる。

 主な違いはそこだが、他にもDNFは単純に威力が大きい。また元が使用するDNF「ディメンションナックル」はDNAとしても使用可能な汎用技であるが、DNFの場合スタンに似た特性を与える。加えてディメンションナックルは相手の装甲に直接DNの衝撃波を与える技であるが、特にガンダムの使用時には対装甲性能が高くむしろ防御兵装に使用されるDNに作用してダメージが高まる仕様となっている。別作品でいう所のFateにおける起源弾であると言える。他のDNFでもシャドウストーム系列は闇の竜巻に斬撃の特性が追加されており、装甲にその系統のダメージが出やすい。

 またDNA、DNF双方使い手によって性質を変化させることもある。シュバルトゼロガンダムが使用した「アッシュ・ヴァルスラッシュ」は本来ドラグーナ・ガンドヴァルが使用する単発体系のDNAであるが、本編シュバルトゼロガンダム使用時には高純度DNを収束させた剣を連続して斬りつけるコンボ体系となっている。これは単純にガンドヴァル使用者であるガンドが単発での一撃に特化させたことと、元の素の筋力だけでは十分な威力とならないと判断した2つの要因があるためと思われる。

 

・ディメンションノイズ・リーダー

 ディメンションノイズ(次元粒子)の力を感知し、それを操る能力の総称。発現できるのは人種を問わず、また人間以外でも行使できる能力である。

 創世記からの伝承では象徴が有していた能力であり、並びに象徴と心を通い合わせた詩巫女、奏女官も象徴と言葉を交わしあう中で会得する。またそれぞれの守護者たる竜騎士、機械騎士が操ったガンダムなどのパイロットは高純度DNと比較的多く接する機会のある戦いの中で覚醒していく。

 能力の一例としては空間にて揺れ動くDNの変動を読み取る、敵意の感知、想いを発信する、DNを通して脳波コントロールすると様々。能力も象徴、詩巫女および奏女官、そしてパイロットなど高純度DNと触れ合う機会で違う。詩巫女と奏女官は感応能力とDNの性質を理解、そして想いを発信することに優れ、ガンダムは敵意の感知や脳波による遠隔兵装コントロール、そして象徴はそれらをほぼすべて有する。

 ガンダム世界におけるニュータイプ的能力とほぼ同質の能力であるが、違いとして本作の世界では世界そのものが全てDNで構成されているという設定に基づいており、理論上世界を構成する物すべての意志、敵意どころか物の動きすらも感知できるものとなっている。創世記時代には世界構成にも干渉できたとされるが、詳細は不明。もし本当なら、万物創造が可能であるということになる。

 

・クリムゾン・ドラゴニアス

 ドラグディアにおける、国の象徴。かつては紅い体表を持つ巨龍であった。現在は紅の光の粒子を装甲から放つ機械の龍である。全長40メートル。雌のドラゴンである。テレパシーで話す。

 攻撃方法は口部ビーム砲から放つビーム及び火炎、更に爪と尻尾による格闘攻撃。機械としての戦闘能力では幾分か足りないものが多いものの、特徴的なのはその機動力。マギア・マキナスより機動力は高く、更に光の粒子が事実上DNプロテクションと同質のバリアとなっているため並みの射撃攻撃では沈まない。他にも体内には小型の生産プラントを内包しており、MSの修復も可能。生前の時もその紅い体表および鱗はビーム耐性とユグドラシルフレームに近い性質と剛性を持っていた。生前、死後共にDNFを放つことが可能であり、口部からの一点砲撃「オールギガ・ブラスター」と周囲の粒子を攻撃に転化する周囲殲滅「ボルカニック・バイオレンス」を持つ。生前の時は体を覆う光の粒子の浮遊能力を翼と合わせて飛行していた。

 機械化前はパートナーであるオルレリアン・ファーフニルととても仲が良く、当時の彼女のパートナーであるジード・フリードとも友としてオルレリアンを大事にするように言っていた。だが機械化後は呪いを施されたオルレリアンを見て激高。彼女を戦争から遠ざけ、ジードに対し自身を復活させた愚かな竜人族達への復讐を請願。自身は何度も送られてくる詩巫女達を同じ目に遭わせないために拒み続けていた。

 ドラグディア・マキナスの最終戦争にて2度目の戦死をするものの、腹部にひそかに製造していた「自身の最初で最後の子」たるクリムゾン・ファフニールを発射させ、戦局を変えた。

 

・マギア・マキナス

 マキナスの機人族が崇拝する、国の象徴。モビルシップと呼ばれる機動戦艦である。全体的に亀に近い形状と収納、展開式艦橋を持つ。意志を持った機械であり、性別は男。全長110メートル。搭載MSは14機ほど。

 武装は亀の頭部型艦橋の口部から放つビームと各所に装備されたビームガン(とはいえ出力、大きさ的にビームキャノンとした方が良いレベル)、ビームバルカン砲。それに両腕脚部の爪による格闘攻撃と両腕脚部と頭部をひっこめた体当たり攻撃。甲羅の部分はDNウォールと同質のバリアを展開出来る。更にこちらもDNFを使用可能で口部の殲滅砲撃「マキナ・ビフロスト」と甲羅のビーム砲を全開にして全体に砲撃した「フルバースト・エンパイア」を使う。

 マキュラ級よりもはるかに小さい戦艦ではあるものの、これは皇帝専用の戦艦として誕生した旨があるためであり、皇帝と少数の召使で運用できる上に戦闘力はマキュラ級8隻とも渡り合える戦力を持つ。そこにMSが合わさりマキナス軍最強の戦艦として君臨する。

 両国の最終戦争にてイグナイターによる大逆襲を受け一時戦闘不能に陥るもマキナス皇帝ギルフォードにより強制再起動し時限爆弾となって再浮上しドラグディアを滅ぼそうとするが、皇帝撃破後に乗り込んだイグナイターのDNFでジェネレーターを停止させ、機能停止となる。その後マギア・マキナスのコンピューターはドラグディアに接収されてガンダムに運用されたのちマキナスへと返還された。

 

・クリムゾン・ファフニール

 クリムゾン・ドラゴニアスが死の折りに出現した、ドラゴニアスの後継機。ドラグディアの新たな象徴。

 クリムゾン・ドラゴニアスの中から誕生したということで、大きさはMSサイズ。クリムゾン・ドラゴニアスは生前より肉体の老化による死を克服していたが、子どもというものに非常に関心を持っていた。それは機械化後も存在しており、政府にも秘密で自身のパーツを用いつつ内部に子どもと言える後継機を作り上げた。それがこのクリムゾン・ファフニールである。

 名称に関しては彼女がとても思いを入れる詩巫女の家系ファーフニル家から頂いた。性別は雌メスが設定されている。生まれたばかりで言葉も相応に幼いが威厳さを兼ね備えている。特徴として母クリムゾン・ドラゴニアスから受け継いだ機械の進化プログラム「エボリュート・アップ」を行使できることで、ガンダムなどの高純度DN使用機の限界を超えた運用を可能とする。

 更にまだまだ力を隠しているとのことで、ドラグディアの新たな象徴として厳重な警備が敷かれることとなる。戦争終結後は元達と空の散歩に行くのが楽しみなご様子。また同じサイズの機械竜であるGワイバーンにも懐いている。

 

・次元移動

 創世記時代の秘匿技術とされた次元世界を渡り歩く能力。本技術に関しては創世記以後も模索が進められていたが、その一切が試行すらできなかった。

 理由は次元空間を開き、通り抜ける技術がなかったため。DNジェネレーターは開いてもこちら側にDNを引き込むだけであり、こちら側からその穴を通り抜けるといったことが出来なかった。そのためガンダム出現前のマキナ・ドランディアでは超次元現象による観測、あるいは自殺覚悟の突入しか出来なかったとされる。だがガンダム出現を以ってこの状況が好転。

 シュバルトゼロガンダムの装依者である黒和元が、こちら側に来た事、黒と白のガンダム交戦後にDNFの激突により生じた超次元現象により徐々にそのメカニズムを解析できるようになった。そして、ガンダムとその支援機、Gワイバーンの登場により一変。Gワイバーンの保有する次元世界移動機構「Dトラベルコントローラー」が次元世界移動を可能とすることが判明し解析。ガンダムの次元世界移動までにその機構を完全に把握してから、シュバルトゼロガンダムを次元世界移動第1号として元の世界に送り返すこととなった。以後はその研究を進めていることになっている。

 次元世界移動に際しては、高純度DNを機体表面に散布して次元世界の生のDNに耐えられるようにする必要がある。これなしでも超えることは可能だが、スピードを出し過ぎると次元世界の高純度DNに機体が傷つく場合や、最悪機能停止する場合がある。現状高純度DNを扱えるガンダムのみ移動できることになるが、次元移動のためにDNから高純度DNに戻す技術をドラグディア、マキナス両国が開発に着手している。なお、この段階になっても未だ元が生身で次元間移動出来た理由は不明(爆発したとされるグレネードが高純度DNの膜として形成されたため、次元世界を通り抜けられたともされるが、それではシュバルトゼロガンダムのスターターを手に入れられた理由や、なぜグレネード1つでそれが出来たかの説明がつかない)。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。