ネイ「落ち着いてくださいみっともない。アシスタントのネイです」
グリーフィア「アシスタントのグリーフィアよ~。まぁしょっちゅうお腹下してる作者君には心配な話よね~」
これは転売滅○迅雷.n○tに接続しなければ……(#^ω^)さてではEPISODE20を投稿してまいります。今回は1話だけだよ。
ネイ「結局、無理に2話ずつ投稿するより速いペースで1話1話出していく方がいいってなりましたね」
グリーフィア「それでも余裕は生まれつつあるみたいねぇ。で今回はどんな話だっけ?」
光姫さんと合流したとある2人が元君と会う話ですね。正しくは再会ですが。加えてもう1人先に会うようで……?それでは本編をどうぞ。
昼までの仕事を片付けて、休憩に入った元とジャンヌ。仕事の途中で休憩時間に少し街に出てリフレッシュを、とジャンヌに提案したもののその直後の連絡でそれはお流れとなってしまった。
華穂と光姫、双方が同じ案件で元を呼び出したからだ。会わせたい人がいる、と言われてしまい、同じ休憩スペースで待っていると言われたからには行かなければならない。渋々、そちらに向かうことにした。付いてくるジャンヌに申し訳ないと謝罪した。
「ごめん、なんかうちの妹とかのせいで」
「別に構いませんよ。何やら元のお知り合いの方がお見えになるんでしょう?」
「光姫の方はな。華穂の方も、紹介したい人とか言ってた。まぁ話し方からして結婚相手だとかそんな繊細な人物ではないとは思うけど……」
妹もいい年ではあるけれど、結婚にはまだ早い。そんな親のような感想を持ちつつもその妹が指定した休憩所に到着する。すると席に座る華穂ともう1人の姿が。
「あ、にぃこっちー」
手を振る華穂と共に座るのは同じ年くらいの女性。どうやら結婚相手という線は完全に消えたと言っていいだろう。そっち方面だった場合は完全に当てが外れるが、少なくとも妹はそんな例に当てはまらないはず。とはいえその女性もジャンヌや華穂に劣らない乙女だと遠目で認識できる。
やってきてまず呼び出した華穂へ文句を呟く。
「来てやったぞ?まったく、こっちは街へ行こうとしていたのに」
「ごめんごめん。前話してたっていう私の親友が今日ようやくこっちに着任したから」
「かほちーに親友って言われると何だか恥ずかしいな。私、全然そんな誇れるほどの友達じゃないっていうのに」
「またそんなこと言ってー。にぃだって生きてたんだし、それにゆめのんが自ら進んであれをやったわけじゃない。誰も責めないよ」
「で、でもさ……」
2人のやり取りでなんとなくこの場に呼ばれた理由が分かる。妹がどれだけ楽しみにしていたのか、電話口で話す妹の姿が浮かんだ。
善意の押し付け合いに終止符を打つべく、話に加わる。
「やれやれ……華穂がどうこう言う問題じゃないだろ」
「ちょっ!にぃ!!」
「どうも、こうして面と向かっては10年以上前になるのかな。黒和元、華穂がこの5年、大変お世話になったようだ、鈴川……夢乃さん?」
名を呼ぶとその人物はかしこまって身だしなみを整えてから挨拶に返す。
「そ、そんな、恐縮です!あんな事故に遭わせてしまった自分には、華穂さんのお役にちゃんと立てたかどうか……」
感謝を伝えると、恐縮そうに頭を下げられる。やはり間違いない。彼女が光姫の妹鈴川夢乃だ。おぼろげながら確かに5年前の面影があるのが分かる。話し方などは5年前と違うようだが、緊張しているせいだろう。
夢乃だと分かった兄に対し、華穂は知っていたのかと問う。
「え、にぃ知ってたの?」
「光姫から彼女が近いうちに来るとは聞いていたからな。それに5年前の時、パイロットのコックピット映像で顔は見てたからよく見れば分かるさ」
そう話して彼女の着任を祝う。
「ここに来てまだ1か月の俺が言うのもなんだけど、来てくれてありがとう。世界最初のモバイルスーツ装依者と会えて光栄だよ」
「そ、そんな!その世界初のモバイルスーツパイロットで、私は取り返しのつかないことを」
茶化した冗談だったのだが、彼女は大分事件の事を重く受け止めているようで再び自分が悪いと言及する。そのやり取りが不服と思ったのか、華穂が夢乃の事を庇う。
「ちょっとにぃ?あんまりからかうのも止めてあげなよね?ゆめのんにぃのことすっごく怖がってるんだから!」
「か、かほちーそんなこと思ってないって!」
「悪い、そんなつもりはなかったんだけどな。だけど、それなら一つ言っておく。あんまり謝られ過ぎてもこっちが困るだけだ」
謝罪を受けるのはいいが、それにも限度がある。ずっとそれを気負っていて本番の戦闘で動きが鈍れば冗談ではない。光姫にも言ったそれを夢乃にも言った。
「う……それは、その……で、でも」
「でも?」
言いづらそうに反論しようとする夢乃に訊き返す。
「あ……いえ、その、すみません」
「んー……なんていうか、謝られて終わるっていうのもあれだな。ここは感謝を言わないか?」
このままではお互い辛い。そう思って元は提案をした。こうしてまた出会えたことへの感謝。感謝の言葉ならお互い気持ちよく終われるだろう。
「感謝、ですか。分かりました。ありがとう、ございます?」
「そうそう。こうして顔を合わせて、作戦協力してくれること感謝するよ。ありがとう」
互いに礼を言う。完全にわだかまりが消えたかどうかは少し分からないが、それでも言って損はないはずだ。
わだかまりが消えたのを見てジャンヌも喜ぶ。
「お互い、言うべきことは言えたみたいですね」
「まぁ私としては、本当にゆめのんが納得してくれて本当に良かったよ」
「かほちー……。そういえば、そちらの方は?」
夢乃がジャンヌについて訊いてくる。ジャンヌは顔を向けて紹介をする。
「申し遅れました。私はジャンヌ・ファーフニル。ハジメのMS、シュバルトゼロガンダムのサブパイロット、パートナーです」
「パートナー……あぁ、光姫お姉ちゃんが言ってた、MS所持法の例外の。よろしくお願いします」
夢乃の発言からしてやはりその面で自分達は注目を集めているようだ。MSオーダーズ、自衛軍双方で元のガンダムのエンゲージシステムを基に二人乗り前提のMSを開発中との話もある。二人乗れば強さも二倍、の考え方は分かるがそれは同時に諸刃の剣。相性が良くなければどちらかに負担が掛かっていく。エンゲージシステムを運用し始めたうちは、元達もシステム的な相性が良くても息を合わせるのに苦労した。
ともあれ、華穂の用件は済んだ。華穂の用件はこの紹介なのだろうし。まさか光姫も同じ人物の紹介というのはないと思いたい。すると丁度そのタイミングで光姫がやってきた。
「遅くなったわ。って、夢乃もう来てたのね」
「あ、お姉ちゃん」
こうしてみると姉妹似ていないようで似ている面影がある。光姫はストレート、夢乃はツーサイドに髪型をセットしていて雰囲気も違う。しかし目元などはそっくりだ。ジャンヌもそれを指摘する。
「お疲れ様ですミツキさん。お二方とも雰囲気は違いますが、よく見ると似ていらっしゃいますね」
「まぁ、妹だからね。個性もあるし」
「昔はお姉ちゃんみたいになりたいって思ってたけど、今は別にそう言うわけじゃないですからね。やっぱり好みも生まれますし」
ジャンヌも三姉妹の真ん中。元も3人が揃った時には姉妹だということをつくづく知らされる。性格もまるで違う。もっとも次女と三女は割と似ている時期もあったのだが。
姉妹話も良かったが、元が気になったのは光姫が連れ立った2人の男性。その彼らについて尋ねた。
「そういえば、そっちの2人は?光姫が呼び出したのは彼らが関係しているっぽいけど」
「えぇ、紹介、と言ってもあなたなら簡単に分かると思っていたんだけど。5年もあると分からないかしら」
5年という単語と聞くと元の頭の中で思いつくのはあの事件だけだ。男性達は声を発する。
「久しぶりだ、元。髪は大分変わってるけど他は昔のままか」
「うん、5年前の、あのパーティーの時と変わらないや。元氏」
茶髪の男性の呼び方でハッとする。すぐさま2人の名前を呼んだ。
「もしかして……平氏と海氏!?」
忘れもしない。5年前共に成人式、その後のパーティーに参加し、モバイルスーツ登場を観覧していた元の友人。平氏こと星北平次と海氏こと佐倉海斗の2人だ。2人も頷く。
「そう。その平氏だ」
「ホント、懐かしい呼び方だよね。道治が考えたそのあだ名」
「あぁ、けど、どうして2人がここに」
2人の顔を見て心が熱くなる。学生時代の友人とまた会えたのが予想外で、普段と調子が違うことも気にしない。なぜここにいるのかの問いに2人を連れてきた光姫が答える。
「2人もまたオーダーズの一員なのよ。千馬の方にいたんだけど東響掃討戦に合わせてこっちに来てもらったの」
「けどそれ以前からガンダムの武装開発には携わっていたんだけどな。今度元のガンダムに装備される武装は、俺が考えたんだ」
「そうか。平氏、いや、平次が考案してくれた武装なら使うのが楽しみだ」
平次に対し発言する。平次はロボット系列のモデラーだった。独創的な武装を作り出す彼の発想には驚かされた。それが実際に使われるのだとしたら、楽しみで仕方がない。
「はは、そう言われると緊張するよ。それに今回は時間がなかったから、元の方は基本性能の強化がメイン。全く新しいのはロートとブラウだけさ」
「その機体達の兵装ももとから考えられていたけど実現できなかった、あるいは投入が遅れていた兵装ばっかりだからね。調整とか苦労したよ」
「そう言うなって。海斗のおかげで完成までこぎつけたんだから」
謙遜を口にしながらも仕上げたと言う二人。光姫もそれに太鼓判を押す。
「えぇ、二人とも確実な仕事をやってくれたわ。後は作戦を実行するだけ!」
「ゆめのん来てくれたんだから、勝つに決まってますよ!」
「かほちー早すぎるよ……」
既に勝った気でいる妹、その妹にツッコミを入れる夢乃。早いのは同感だが勝つと思うことは重要だ。そこで光姫は午後の終業後の予定について通達する。
「ってなわけで、ちょっと気が早いけど三枝25歳組は今日再会を祝した親睦会を開くわ。構わないかしら?」
唐突に告げられた親睦会。流石に驚く。こんな状況でやらなくともと海斗からも指摘される。
「い、いや別に今の忙しい時期にやらなくても……」
「って言っても準備はほぼ完了して後は当日の運搬とシミュレーターでの計算くらいしかやることないのよ。それに縁起悪いかもしれないけど、誰が死ぬか、分からないから今回の作戦は」
光姫の言葉に空気が重くなる。今回の作戦は万全を期している。しかし何分大きな作戦、不測の事態が起きないこともない。もちろんそれをさせない配置を行っている。それでももしかしたらなんて事態が起きない保証はない。
今やろうと言うのだ。無事でいる今の内に。縁起が悪くとも生きている内にしか話せない。皮肉にもそれが元の件で思い知らされたから。言わずとも分かる。だからこそ本人の元が音頭を取る。
「分かった。やろうぜ。5年前の続きだ」
「元……うん、やろう」
「だな。深絵さんには伝えてるのか?」
「これからね。料理は食堂の人に頼んで作ってもらうわ。戦いの前祝いと行きましょう」
満場一致で親睦会兼前祝いを決定した元達。一方でその話を聞いていた華穂達も動く。
「あ、じゃあ私達は女子会しよ!ジャンヌちゃんも一緒で!」
「えっ、女子会、ですか?」
「かほちーアグレッシブだね。でも久々にこうして会えたから、やるのもいいね。是非ジャンヌさんも」
あちらはあちらで女子会をする流れだ。元もそれならそれでジャンヌの為だと思いそれを許可した。
「俺としては構わないぜ。ジャンヌにこの世界の知らないこと、教えてやってくれ」
「元……えぇ、ぜひお願いします」
戸惑いつつもジャンヌは華穂に参加をお願いする。華穂もまた二つ返事でOKした。
「了解!まぁにぃが許可くれなくてもいない間に連れ出すけどね~♪」
「お前それは違う。まぁ羽目外し過ぎるなよ?」
「大丈夫です。かほちーの事はちゃんと見ておきますので」
「あぁ、頼む」
監視役を申し出てくれた夢乃を見て本当によくできた子だと感じる。しっかりと妹の舵をこの5年間取ってくれたこと、感謝せずにはいられない。彼女なら妹も安心して任せられる、と娘の恋人を見る親のような感想を抱く。
その一方でジャンヌとのやり取りを見ていた海斗達が確認を取ってくる。
「話では聞いていたけど、ジャンヌさん?本当にお互いを尊重しているんだね」
「本当にパートナーだよなぁ。なんだ、彼女か?」
茶化してくる平次。やれやれと思いつつも彼らに苦笑しながらも答える。
「まぁ、そんなところだ」
「マジか……」
「へぇ~。それはお熱いことで。道治が聞いたら「この幸せ者めっ!」って言われてただろうなぁ」
昔と変わらない会話。4人が再び集まるのも遠い話ではないかもしれない。道治が生きていればの話だが。道治の安否確認は後にして早速告げる。
「じゃあ、お互い今日の夜までにやること終わらせますか」
「ですねっ」
ジャンヌの返答と他多数の頷きを確認したところで、休憩時間終了のチャイムが鳴り、それぞれの業務へと戻っていくのであった。
NEXT EPISODE
今回もお読みいただきありがとうございます。本当にね、デマとかくだらない発言で世界引っ掻きまわすのやめて頂きたいね(;´・ω・)
ネイ「まだ怒ってる……。でも元さんの友人2人が、MSオーダーズ側だと何だか心強いですね」
グリーフィア「その2人はプロローグの時点でもしかしたらMSに携わるかもってよく見ていたものね。それがこうして協力するんだから、驚きよ。それよりもう1人、どうしたの」
もう1人は……どうしたんだろうね(゚∀゚)
ネイ「悪い顔してます。まさか敵とか……」
グリーフィア「十分あり得るわねぇ。事情通が閉鎖的な側に立っていたとしたらショックが大きすぎるわぁ」
それはまだまだ先の話だよ。あとちなみになんだけど夢乃ちゃんのプロフィール作成時、少し前まで華穂ちゃんのプロフィール間違っていました(^ω^)年齢1歳下がってます。
グリーフィア「おい作者君」
ネイ「作者さん算数できます?」
文系だけど算数は出来るよっ!?裏では本当によく数字関連間違うからなぁ……反省しても何でかなぁ。
グリーフィア「文系でも文章が稚拙な件は?」
もうやめてくれ……( ;∀;)
ネイ「あ、あはは」
グリーフィア「じゃあ作者君のボロが出る前に今回はここまでね~。次回もよろしく~っ」