機動戦士ガンダムDN   作:藤和木 士

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どうも、皆様。現在pi○ivがサーバーダウンしているようでちょっと混乱起きてて大丈夫かなと思っている藤和木 士です。一応私も登録しておりますよー。

ネイ「アシスタントのネイです」

グリーフィア「アシスタントのグリーフィアよー。いいじゃない、こっちは落ちていないからそっちに行くはずだった人がこっち来るかもよ~?」

ゲスい上に打算的な考えはやめようよ(゚Д゚;)私流石に思って……うん、ない。

ネイ「ちょっと、歯切れが悪いですよ」

そそそんなことより、EPISODE22公開ですよ!

グリーフィア「決行!ってところがいい感じよねぇ。うんうん!」

ネイ「堕ちる砦……確かにこれから次元覇院の東響における砦を破壊しようとしていますから、珍しくタイトル通りな予定ですよね」

さぁ、次元覇院との東響における決戦、どのような開始となるのか。本編をどうぞ。


EPISODE22 決行、墜ちる砦1

 

 遂にこの日が来た。6月6日、MSオーダーズによる次元覇院掃討作戦「東響掃討戦」当日。空中からの急襲に向けて飛空艇には多くの隊員達が乗り込んだ。その中に元もいた。

 襲撃まであと30分。ここまでの間に基地の大きな動きはないと報告は受けている。まだ気づいていないのか、それとも気づいていて敢えて出方を伺っているのか。不安がぬぐえない。しかし今から作戦変更などとは出来ない。既に深絵と光姫の率いる部隊は配置についている。潜伏場所への強襲と、基地方面への逃走を防ぐ構えだ。

 

(二人もいつでも動けるようにスタンバイしている。こっちの動きに掛かってるわけだ……)

 

 生まれる緊張感。こちらの動き次第だった。基地を撃って、同時に潜伏地点を襲撃する。混乱の間に全てを終わらせる。その狼煙こそこちらのチームの基地陥没作戦だった。アースシェイカーを搭載する戦闘機は自衛軍がパイロットと共に提供してくれる。新堂沙織の手配だ。失敗しないよう護衛も用意して追従するとのことだ。

 この作戦には多くの人物の協力が得られている。ここで東響の次元覇院を殲滅する。その為の重要任務がこの肩に掛かっていると思うと不安で仕方がない。ふと隣のジャンヌに目を向ける。ジャンヌは各部隊からの準備状況を承っていた。自衛軍基地のオペレーターとも連絡を取り、作戦決行までの準備を整える。

 凄いと思う。前まで全く戦いに関係なかった少女が、パートナーがしっかりと仕事をする。1年半前には考え付かなかった光景だ。その姿に負けてはいられない。戦闘一辺倒ではいつまでもいられない。その最初の一歩が今回の作戦なのだ。気持ちを切り替えたところで、インカムの回線からそれぞれの状況について報告が入る。

 

『C-1、全部隊準備完了だ』

 

『C-2異常なし』

 

『こちら自衛軍アースシェイカー隊、発進準備完了』

 

「AならびにBチームから総指揮官らのGOサイン出ました。ハジメ」

 

 全部隊からの発進完了の報告を受けて元はインカムに向けて呼びかける。

 

「よし、じゃあCチーム輸送部隊発進。パイロットは空域到着まで飛空艇内にて装備と小隊内作戦の再確認を怠るなよ」

 

『了解』

 

 号令と共に飛行艇のエンジンの火が入る。重低音を響かせながらCチームを乗せた飛行艇は空へと飛びあがった。その後を追従する形で自衛軍の戦闘機とMS部隊が飛ぶ。

 

 

 

 

 20分足らずで空域に到着する。現在はガーデンタウン上空1500メートルにてホバリング中の飛行艇内で地上の状況を他チームと共有していた。

 

「こちらCチーム。目的地上空まで到着。時間まで様子を見る」

 

『了解。Bチームの方も特にこれといって変わった様子は見られないよ』

 

『ありがとう。……にしても、これがベストとはいえこうも何もないと不安になるわね』

 

 報告を受けて光姫が呟く。元も同じことは考えていた。そして深絵もそうだと言葉にする。

 

『だね。いつの間にか囲まれていた、なんてことには陥りたくないねぇ』

 

「深絵の方は市街地だ。隠れられそうな場所は多い。油断するなよ」

 

『それを言うなら元君の方だって。飛行艇から出る前に全滅とかやめてよね~』

 

 深絵の心配に本当にそうなるのではと辺りを見渡す仕草をする。通信を聞いていた飛空艇のパイロットが笑ってそんなことは今のところないと語る。

 

「今のところ、そんな怪しい物体は見えませんぜ。気になって確認しようと思うのは納得できますが」

 

『あー元君~』

 

「笑うなよ……まだこの世界じゃいないかもしれないが、完全ステルス機が開発されている可能性もある。それに気づけなかったら笑いごとで済まないんだから」

 

 からかってくる彼らに対しそのように言い訳する。だが考えられなくもない話だ。次元覇院は既にビーム兵器に対し、あのシールドという回答を出している。原理は未だ不明だが現状対策は実弾攻撃あるいは近接格闘戦しかない。

それだけの技術を保有する敵がステルス機を作っていないとは保証できない。マキナ・ドランディアでの経験がどれだけ驚異的で偶然にも乗り越えられたのかを知っている元だからこその発言だ。

 元の指摘にジャンヌも同意した。

 

「そうですね……以前遭遇したステルス機は元でなければ対処できなかった機体ばかりでしたから」

 

『そ、そうなんだ……でもどうやって?』

 

「それは前に話してるDNLの力でだ。今のところそんな感覚はないが……まぁ、考え過ぎってのは認めるよ。とりあえず、そっちも気を配ってくれ」

 

『分かったわ。けど今のところ基地の方も特に異変はないみたいだし、何かあれば私が行くから』

 

 今は作戦決行の時を待つ。そう結論して元もスターターからシュバルトゼロガンダムの武装について確認し直す。以前四ツ田基地での戦いでブレードガン・ニューC1本を喪失した。この戦いでも何かを失うかもしれない。ライフルなどの汎用兵装はMSオーダーズ側に頼んでいるため最悪何とかなるが、問題は機体そのもののパーツとGワイバーン。特に機体の根幹を成すユグドラシルフレームが破損したら、予備のストックが無くなれば修理が現状不可能となる。いち早いユグドラシルフレーム錬成の技術を解析してくれると助かるのだが……。

 だがそれも破壊されなければいい話。あの戦争を生き残った自分の力を、そしてサポートしてくれるジャンヌを信じる。隣で華穂と話すジャンヌをちらりと見る。

 

「カホさん、くれぐれも無茶はしないでくださいね」

 

「大丈夫ですよ!飛空艇からの降下訓練とかちゃんと出来ていますし」

 

「訓練じゃどうにもならない事態も起こり得る。お前はもう少し緊張感持て」

 

「あだっ!?ぐぬぬ……自分の方が経験豊富だからってぇ!」

 

 妹からの逆恨みをもろに受ける。妹も心配だが、他のメンバーも死傷者がなるべく出ないように指示する必要も今回ある。隊長として動けるように、周りに目を配らねばならない。それでも一番心配な妹へ釘を刺すように言った。

 

「それで結構。死ななきゃまた言い争えるから、これで最後とか嫌だからな」

 

「……はぁい」

 

 不満を見せつつも了承した華穂。一度肉親を失った側だからこそ妹も分かっている。その事実に安堵しながら飛空艇周囲の警戒を続けた。

 

 

 

 

 ガーデンタウン周辺は静かなものだった。住宅地には明かりがついておりとてもここが戦場になるとは思えない風景だ。しかし暗闇に紛れ既にタウン内には非日常的な状況が展開していた。死角となる位置に警備として展開するMS部隊、隠し監視カメラによる監視など、いつ敵が来ても問題ないようにガーデンタウン側、次元覇院は整えていた。

 防備は完璧、そのはずだった。だが直後次元覇院のMSの動きが一変する。死角から飛び出す機体達。その機体はすぐさま上空に向けて飛び、発砲する。空からは黒い柱のような飛翔体――――ミサイルがタウンに目がけ降り注いできていた。

 全部で8基。次元覇院のMSは迎撃を開始した。

 

『クソッ、ミサイル!?』

 

『あんなもの、すぐに撃ち落として……!』

 

 弾幕を形成するMS。しかし撃ち落とすには時遅く、ミサイルは勢いよくガーデンタウン、の水路へと飛び込んだ。

 

『墜ちた……?』

 

『へっ、不良品かよ』

 

 街を焼き払うつもりと思っていたパイロット達は迎撃する必要がなかったと思い込む。だが直後わずかな振動と共に通信回線から自分達のしでかしたミスを思い知らされる。

 

『ミサイル、そのまま地面を進んでいます!これは……』

 

『ミサイルが進む!?』

 

『いかん、全部隊基地から緊急退避―――』

 

 司令が叫んだ時には時遅く、地面が轟音と共に崩落を起こす。地面が爆発した。そうとしか思えない。それが先程打ち込まれたミサイルが原因であるのは間違いなく、回線に多くの悲鳴と土砂崩れの音が流れる。

 

『おい、司令部!応答し―――』

 

 何があったのかと呼び続ける者。空中で静止したその機体に空から放たれた光の矢に貫かれ、爆発を起こす。

 錯綜する事態にガーデンタウンの部隊は狼狽する。だがそれも許さないほどの軍勢が既に空からガーデンタウンに向けて降りかかっていた。帰る場所を失った部隊に追い打ちをかけるべく迫るオーダーズ。東響掃討戦が始まっていた。

 

 

 

 

 飛行艇から次々と隊員達が降下していく。彼らは瞬時にMSへと装依を完了させて決戦の地である西東響ガーデンタウンへ向けて進撃を開始した。最後の1人が下りたのを確認して元もジャンヌの手を取り、相槌を打つ。

 

「行くぞ、ジャンヌ!」

 

「はいっ!」

 

 2人同時に飛行艇から飛び出していく。スタンバイ状態のスターターのボタンを押し込み、ゲートを潜り抜ける。漆黒のガンダムシュバルトゼロガンダム。腰に新たな装備を取り付けた機体が空中で姿勢を整えた。飛行艇から更に追ってGワイバーンが飛び出してくる。元は機体をその背に機体を預け、騎乗状態で地上へと向かう。既に地上ではいくつもの爆発が散見できる。敵も迎撃してきていたが、その数も想定戦力500よりも明らかに少ない人数だ。作戦が上手く行ったことが目に見えて分かる。

 同じくそれぞれのチームの隊長達からも順調に進行中であることの報告を受ける。

 

『こちらC-1配置に着いた。やかましいのを撃ち落と……じゃなかったな。追い払うぜ』

 

『こちらC-2。これより東響都心方面から向かってくる敵機および都心方面へ逃げる敵機の迎撃を開始』

 

 既に敵が沈黙したのもあってC-1の間島が追撃兼市民の防衛活動に部隊を向かわせていた。崩落作戦は予想以上に成功した証拠だ。

 基地周囲を前後から挟み込むフォーメーションで、敵はたちまち撃破されていく。まだ逃げる敵は居ないものの、外にいた敵機は順調に数を減らしていた。直後水路の方で爆発が起きる。爆発と共に飛び出るMS達。咄嗟に装依して難を逃れたか、それとも水路近くにいたため被害が少なかったか。その機体達が地上制圧を行おうとしていたこちらに襲い掛かる。

 

『にぃには手を出させないっ!』

 

 迎え撃ったのは華穂とC-3チームのメンバー。ソルジアV2、ソルジアの編隊が攻撃を受け止めてから弾き返す。すぐさま包囲を敷いて敵機の殲滅を開始する。

 

『さぁさぁ、数は少ないとはいえ一気にやっちゃうよ~!せいっ』

 

 味方機の援護を受けつつMS刀「タチカゲ」による近接戦でマキイン2機と交戦する華穂。その様子にオペレートするジャンヌも傍らでその覇気に驚嘆している。

 

『カホさん、前よりも動きが良いですね。機体に慣れて来ていらっしゃるみたいで』

 

「勢いは良くなった。けど重視するのはこっちだろっ」

 

 否定を告げると共に機体を下方に向けてから上昇させる。下方から急加速して襲い掛かってきたソルジアの剣を躱す。

 

『っ……不意打ち!?』

 

「みたいだな。だが甘い!」

 

 言って元はバックパックからビームサーベルを抜き放ち、競り合う。敵機は瓦礫の中から飛び出した。華穂も向かおうとするが目の前の敵に掛かりっきりのようだ。代わりに周囲に展開していたソルジアがビームサーベルで斬りかかる。

 

『こいつっ!』

 

 すぐにこちらとの競り合いを止めてソルジアに応戦する敵機体。部隊の2機ほどを直援に回して任せて、元は華穂に語りかける。

 

「っと、任務は優先だが、こっちにも気を配ってくれるといいんだけどな。華穂」

 

 戦闘で指揮官が落ちれば統率が取れなくなる。ドラグディアとマキナスの演習で気を付けてかつ心がけていた点だ。もし誰も気付いていなければ、反応が遅れていれば元は落とされていただろう。

 それを間一髪逃れた元は、それに注意すべき周囲に聞かせた。真っ先に華穂が返答する。

 

『そうだ……ねっと!』

 

 力を込めて敵の刃を弾き返すと、続く二連切りで敵MSを両断する。続いて襲い掛かろうと左右から襲い掛かった2機に対してはガンアサルトの掃射で寄せ付けないままライフルに持ち替えて味方機に支援を要請する。

 

『行くよ、みなさん!』

 

『了解』

 

 味方機がそれに応えて集中砲火。残る敵機も落とした。周囲の敵影が消えたのを確認してから、こちらに背を向けた状態で戻ってきた華穂は先程の元が発した言葉に口をとがらせて言った。

 

『けどそう言うんだったら、にぃだって私達を上手く使ってよね?』

 

 使われる側のもっともらしい言い分だ。確かに作戦前にこう動けとは通達してはいたものの、今現状では降下して状況にその場その場で対応する動きだった。特に今華穂達に指示を送れるのは元だ。いくら独断専行を言ってもそう言われてしまえば返す言葉もない。謝罪ともう一つ付け加えて返した。

 

「それは悪かった。あと今は隊長だ」

 

『……失礼しました隊長殿。で、どうするの?』

 

「第5、第7が北東部、第8、第9が南西部から建物の中を捜索する。残った敵をあぶりだす。C-1とC-2の方におびき出せ。第10はこのまま上空待機」

 

『了解』

 

 短い号令の後それぞれの持ち場へと向かっていく。華穂は先程までのようにシュバルトゼロガンダムの周囲を他の隊員の機体5機と囲う。警戒態勢を整えたところでジャンヌの方から作戦進行状況を確認する。

 敵の指揮系統はほぼ滅茶苦茶で、今は個別に反撃している状況のようだ。追撃のC-1、壁を形成するC-2共に迎撃は出来ているようだ。そろそろBチームの方から敵機が逃げて向かってくる頃だろうか。先程華穂に言った言葉が嘘にならないよう周辺警戒を行いつつ、情勢に注意を配った。

 

 

 

 

 同時刻、Bチームでも作戦が発令した。

 

『基地へのミサイル着弾確認』

 

「よし、じゃあ総員突入!次元覇院を一人残らず、追い出して!」

 

『了解!!』

 

 都心でもっとも高いビルから全周波数で呼びかける。敵をビビらせ、味方を鼓舞する叫びと共に、オーダーズの精鋭たちが突入する。

 街の各所から煙が立ち並んでいく。戦闘が開始された合図だ。通信回線から響く爆音と見渡す限りの煙で奮戦しているのは見えている。まだ敵機はこちらには見えない。建物の中で抵抗している証拠だ。

 いつでも狙い撃つ準備は整っている。新たに装備した両肩のコンテナより取り出したスナイパーライフルを構え、敵の姿を伺う。一際大きな爆音と共にMSが数機飛び出した。

 

『敵拠点No.11、敵機です』

 

「よし……まずは」

 

 早期警戒装備の機体からの報告を受けて深絵はその地点に狙いを定める。機体の狙撃カメラを通しての狙撃。かなり遠かったが見えると同時にトリガーを引いた。放たれたビームがまるで吸い込まれるかのように敵機の頭部を貫き、爆散させた。だが確認するより前に続けざまにビームを放ち、飛び出した機体の内2機を更に沈める。驚きこちらにカメラを向けた敵機もいたが直後距離を詰めた自軍のソルジアV2がそれを撃墜していく。撃破したソルジアV2のパイロット、その地区担当の隊長が報告する。

 

『こちら拠点11、全員拘束並びに撃墜を確認』

 

「確認しました。続く拠点攻略に回ってもらえますか」

 

『了解。これより33に向かいます』

 

 報告を受けて別の拠点攻略の支援に回す。直後また機体出現の報告を受ける。

 

『敵拠点No.34より南方向に敵MSが移動中。No7の拠点攻略の妨害またはエリアAに向かうと予測』

 

「ここから狙えるかな……見えた!」

 

 すぐさま敵機の方角を見据える。射程距離へと近づいた敵機を迷わず撃ち抜く。狙撃を受けた敵機がすかさずビル街の影に隠れる。狙撃は出来ないが警戒機より報告を受ける。

 

『第7部隊の支援が先程の部隊と交戦に入りました』

 

「よし。直進は避けられたね」

 

 あくまでも足止めがメインとなる深絵の仕事。30ある部隊のうち自身の部隊を除く全29個の部隊には、拠点制圧を任せ自部隊はその広範囲支援を行う。狙撃手である深絵なら高い位置からの狙撃で大抵の敵は潰せるが故の狙撃支援と指示出しだ。東響都心の隠れ家すべては既に把握している。しらみつぶしに全てを潰していく算段だった。

 敵をあぶりだすと同時に深絵の部隊に課せられた役目はもう1つある。それはエリアA、光姫のいる方面への敵進出を止めること。非常事態に備えて光姫達は構えてこそいるが、あくまで予備兵力。深絵達が喰い止め、なるべく出番がないことが一番なのだ。

 作戦は順調だった。元のチームが拠点を強襲した混乱がこちらにも来ている証拠だ。しかし徐々にこちらが押されているのが実情でもある。

 

『No.16、No.18より敵機逃走!No.39の敵部隊と共にエリアAへ南下!』

 

「っ。いよいよ敵も動いて来た……!」

 

 徐々に戦線が破られていく。更に地上部隊からの報告が続く。

 

『こちら第14部隊、民間人への被害多数!救護班を!』

 

『第18!クソッ、思うように突破できない!支援を』

 

 時間が経つにつれて多く聞こえてくる悲鳴にも似た声。もう予想第1ラインを越えてきたことに驚きは隠せない。

 

「もう第1段階は持たないね……仕方ない。第2段階始めるよ。自衛軍に援軍打診!」

 

『了解!』

 

「光姫ちゃん、そっちの部隊2部隊ほど借りるよっ!」

 

『そうね。そろそろ第2に入らないとキツイわね。すぐに送るわ。喰い止めて』

 

 光姫から了解の声を受けて作戦が第2段階へと移行する。同時に周囲の防衛を担っていた第1部隊の半数に発進を伝える。

 

「第1部隊もBチーム戦線投入だよ。準備はいい?」

 

 訊いてBチームと呼ばれた分隊のリーダー、夢乃が返答する。

 

『任せてください!Bチーム、支えますよ!』

 

 夢乃が部隊員と共に戦場へと飛び込んだ。作戦は第2段階へと進む。

 

 

NEXT EPISODE

 




今回もお読みいただきありがとうございます。

グリーフィア「流石に上手く行ったとはいえ、抵抗は激しいわねぇ」

ネイ「元さんも対応できたとはいえ不意打ちは多発しそうだよね」

グリーフィア「それ以上に大変な深絵ちゃんを応援したいわぁ」

高い位置からの狙撃と指示をやっているからね。スナイパーとしての地の利を生かしてならこれが一番です。

ネイ「次は夢乃さんも活躍しそうですね。前に言われていたのでは姉の光姫さんより適性が上だそうですが」

一応予定では彼女もガンダム用意される予定ではあるね。その時をお楽しみに。それでは今回はここまでです。次回は14日、そう、あの日の番外編だ。

ネイ「次回もよろしくお願いします」

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