今回はLEVEL2の用語を中心に設定を公開します。MSオーダーズや次元覇院の成り立ちなどこれまでの話と合わせてご覧いただけると幸いです。
もし作中の不都合などあれば言及して頂けるとありがたいです。これを書いていてもたまに間違えて設定してしまうこともあり得るので。
それではどうぞ。
・次元粒子
次元世界第10番「地球」においてのディメンションノイズの呼び方。DNジェネレーターである「次元粒子発生器」から生み出される。
技術的にはマキナ・ドランディアのものよりも粒子生成能力は劣っているが、それでも同レベルの赤色の粒子を放出する。元のMSオーダーズ加入後はディメンションノイズとも呼ばれる。
・MSオーダーズ
モビルスーツを開発する最大手にして、MS犯罪の取り締まり・被災地救助・復興支援を行う民間軍事・軍需組織。
主要メンバーに次元黎人と言ったMSの前身「モバイルスーツ」開発者とその関係者がおり、モバイルスーツ暴走事件後、同じことが繰り返されないようにするべく設立された。
民間・軍事用MSの開発をそれぞれ行っており、様々な場での活躍を支援している。またMSの軍事運用サポートも行っており、日本の自衛軍はオーダーズの指導の下MSの軍用配備を整えつつある。政府とも連携しており、いわば政府直属の民間軍事組織といった位置づけ。国と共にMS犯罪を行う、あるいはMSを武器に使う組織に立ち向かう。
・次元覇院
次元粒子により解明された外の世界「次元世界」の存在により誕生した新興カルト集団。次元粒子をもたらしたとする神を信仰する「次元覇教」を広めるべく、次元粒子により稼働するMSで武力による布教を行う。
発祥は西日本であり広まった背景には、近紀地方の悪質なカルト集団がかねてから行っていた「周りの者達による嘘での意見の抑え込み」を合理的かつ強制力を持たせるべく、次代の流れを考えた結果、MSを次なる武器として目を付けたところにある。
西日本を中心に日本各地で悪質な勧誘を行っていたカルト集団が融資し、組織化・MSの開発を行った。次元覇院の教義によるとMSは神からの贈り物であり、その製造工程は秘密となっている。
・教柱
次元覇院における「教祖」のようなもの。それぞれ役割に特化した立場の人物であり、今のところ確認できるのは統括、MS開発、戦闘指揮官となっている。
・
戦闘における小隊長を務める者に贈られる称号のような物。二つ名に該当する。この称号を持つものは優れた戦闘才能を持っているということの裏打ちであり、必然的に強敵となる。
作中では沢下判や大型MAのパイロット、そしてスパイの女性などがこれに該当する。
・自衛軍
本作における日本政府の軍。現実における自衛隊にあたる。
軍と付いている通り軍事的な行動が可能となっている。だが自衛の姿勢は変わっておらず、主に友好国の支援が主となる。
軍へと変えることに一部政党は紛糾したが、軍化反対派のほとんどが他国のシンパであることが分かり国への背信行為から国外追放。軍化が新たな野党との協議で決まった。
現在ではMSの導入も決定し、教練もMSオーダーズ主導の下行われている。だが古い兵器に固執しMS導入を認めようとしない部隊もそれなりにあり、次元覇院との小競り合いの多い近紀と忠部付近のそれらの部隊へのMS配備勧告が度々行われている。
・MS所持法
MSの民間運用等に合わせて制定された、MSを正しく扱うための法。免許としての側面も持つ。
全50条からなる法律で、基本となるものが10条、非戦闘用MSのものが20条、戦闘用MSのものが20条となっている。またMSは基本的に20歳以上の免許を持つ者に限定されていたが、のちの改正で18歳からとなり、更なる改定によるMS装依年齢下降も視野に入っている。
・モバイルスーツ暴走事件
2020年に三枝県四河市の四河グランドホテルで起こった世界初のモビルスーツ事故に数えられる事件。プロローグでの出来事である。
四河グランドホテルにて行われていた市立四河中央中学校の成人式後のパーティーにて、本邦初お披露目となったモバイルスーツを乱入者の男がハッキングで暴走させた事件で数十名がモバイルスーツの暴走、あるいは男の取り押さえなどで負傷し、1人が死亡扱いの行方不明となった。
この事件でモバイルスーツの信用性が落ちるも、モバイルスーツ共同開発者のツィーラン・パック博士の尽力でモビルスーツと名称を変えて存続、現在のMS技術を安全なものへと確立させた。
この時モバイルスーツ「ガン・ファイター」に装備されていた試作グレネード「シード」を搭載させた開発チームは投獄されている。
・次元障害
この世界における超次元現象の事。この世界においては神隠しもその一種とされている。ただし明確に次元障害の被害者となったのは元が第1号である。
・カラーシリーズ
MSの種類の1つ。MSオーダーズが開発したモビルスーツである。別名ガンダムシリーズ。
MSオーダーズの技術の粋を集めて製作する機体群で、今後の量産機のための試作機の位置づけである。特徴として機体カラーが特定色系統で染め上げられていること、そして頭部が額にV字ブレードアンテナと2つのデュアルアイセンサーを備えていることである。
なぜマキナ・ドランディアの救世主たるガンダムと同じ顔をしているのかは全くもって不明だったが、開発に携わったツィーランからの話によって、それが夢の中に現れた救世主ガンダムによるものだったと判明する。
・
元とジャンヌの持つDNLの力は以前よりも増している。元の敵意察知能力は世界を構成する物質・現象の動きを正確に把握することが可能なレーダーシステムに匹敵するほどで、向かうところ敵なしと言える。作中では戦闘時以外にギャンブルの当たり確率の算出を出して、稼ぎに使用していた。またジャンヌは元と同じ敵意察知の他テレパシーによる親しい者達との意志疎通を可能にできるようになっている。
元の世界ではまだこの能力覚醒者は現れていないものの、光姫と黎人の娘「次元光巴」がこれの影響と思われる殺意に関係した心理的圧迫を伴った敵意感知、味方の察知、死者の声を聞く(と思われる)精神感応を発揮しつつある。この例からのちに本世界では次元感応者と元達の世界での呼び名であるDNLで本能力者を呼ぶようになった。
・四ツ田基地
愛智県の大型湾である名護屋港に浮かぶ基地。自衛軍の西側からの防衛における重要な基地となっている。司令官は須藤千。
この基地のトップはいずれも優れた指揮能力を持つが、その高さ故にMSの性能を過小評価しがちでありMSの配備を行っていない。そのせいで何度も危機に陥っているものの、いずれも撃退できていたことからまったく周囲の耳を貸さなかった。故に第2章にて本気を出した次元覇院により壊滅。基地上層部は惨殺されたものの、司令官を含め基地隊員は半数程度が無事。今後はMS運用を前提とした基地へと改革していくことになった。
・ラウル神聖教
作中から40年程前に活動していた新興集団。次元覇院以前の宗教団体であり、活動はメディアまで支配していた。表向きは経済に安泰をと非常に良かったが、裏では脅迫、暴行、恫喝、殺人等々次元覇院と大差ないことを行っていたカルト集団だった。
最終的に都心に教団保有の軍用戦車を侵入。政府への恫喝に向かったが装甲の貫通王の二つ名を持ったスナイパー三滝境二郎の活躍で対物ライフルによる狙撃で戦車すべてを沈黙、中にいた信者達を拘束。やがて教祖たちも恫喝の罪などで逮捕、死刑となって10年以上前に執行されている。
・東響掃討戦
第2章中盤にて発令された作戦。簡単に言えば東響都に潜む次元覇院使徒をすべて外へと追い出すというもの。自衛軍とも追い出しを行う。
作戦は3つに分かれており、東響都内の潜伏する次元覇院の追い出しとオーダーズ・ネスト方面の封鎖・防衛、そしてそれらに武器となるMSなどを供給する東響23区外縁、西東響ガーデンタウンの攻略を行う。オーダーズ・ネスト防衛を担当するAチーム隊長が次元光姫、追い出しのBチームを蒼梨深絵、そしてガーデンタウン攻略のCチームを黒和元が指揮した。
MSオーダーズのほぼ全戦力を投入した本作戦は、相当数の次元覇院使徒を殲滅、あるいは追い出した。しかしMSオーダーズも同時進行していた敵のネスト攻略作戦によりオーダーズ・ネストを陥落一歩手前まで追い込まれ、更に次元光姫が死亡する。なお本作戦の主目的には司令次元黎人と次元光姫の娘次元光巴の安全を確保することも目的となっていた。
・西東響ガーデンタウン
東響23区北西外縁に位置する大型住宅地の名称。江渡時代に作られたという水路を復活させて作り出した辺りが水路に囲まれた住宅地となっている。しかしその実態は次元覇院の東響侵攻前線基地である。
水路に囲まれた一帯が基地であり見える部分は通常の住宅地だが、地下には次元覇院のMS整備・管理ファクトリーとなっている。500機近いMSがバックル待機状態であり、使徒も相当数存在したが、東響掃討戦の第1段階である地下陥落によりその8割が戦闘前に機能損傷、圧死した。その後はMA「リムル・ファイター」の出現により住宅地諸共完全崩壊している。
・モビルアーマー
モビルスーツの技術を基に、戦闘機に次元粒子発生器などを搭載した大型機動兵器。名称が出てこないが、マキナ・ドランディアでも同様の兵器は存在した。
基本的に人型ではなく、異形の姿をしている。またMSより大きく、大きさと破壊力で敵を圧倒する。操縦などは複雑化しており、複数人が電子化して操縦する。バックルも必要人数が集まって複数機で現実化させたり、そもそも機体待機状態の隣接した装置で装依を行う必要がある。
略称はガンダムシリーズでもおなじみMA。
・モビルスーツ遠隔操作システム「マリオネッター」
モビルスーツの装依システムをベースに次元覇院が作り出したモビルスーツ遠隔操作システム。次元覇院曰く「神の赦しを得た証」。
元来MSに憑依する形で人間が入って操作する装依システムを採用する本世界だが、これはMSをコントロールするコアユニットを外部コントロールポッドから信号を送って操作する。このコントロールポッドはMS装依状態の電子空間と同じ空間を形成し、MSに装依している時と変わらないような操作性で、安全な場所からMSを操作する。これにより遠隔地での戦闘が可能になっただけではなく、元来考えなくてはならない死を恐れずに作戦遂行を可能とする。
MSの安全性の意味では非常に理想的なシステムだが、元などはこれを「倫理観を欠如させる、戦闘・戦争を遊びと捉えた危険な考え方を助長するもの」であると非難している。またメタ的には本システムが同じような非難をキャラクターより受けた新機動戦記ガンダムWのモビルドールシステムを参考にしており、人の意志が介在するとしても扱う人間が死を恐れなければ平和はあり得ないことを意味している。名称のマリオネッターも劇などで使用される糸繰り人形から取っており、本システムが平和を考える上で危険なものであることを密に示している。
・プロジェクト・ゴッドリトリビューション
次元覇院がMSオーダーズ側の作戦である「東響掃討戦」と同時に展開した作戦。簡単に言ってしまえばオーダーズ・ネスト攻略である。名称は「神の天罰計画」の英訳。
「協力者」による情報漏えいで次元覇院の前線基地並びに東響中の隠れ家を急襲されることを知った次元覇院。しかしそれは同時にネストの直接的な戦力が短時間ながら不足することを意味するのを理解した彼らは、前線基地を犠牲に本丸を落とすことを決定。自軍の守りを万全としながら敵地へと戦力を送り込めるモビルスーツ遠隔操作システム「マリオネッター」を利用して大型MA「オウ・ヒュドラ」と共に専用潜水艦にMSを詰め込んで送り込む。結果として無防備にも近いネストを急襲、大半を完全撃破されるがパイロットの死傷者はオウ・ヒュドラのパイロット達のみで作戦を完遂した。