機動戦士ガンダムDN   作:藤和木 士

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どうも、皆様。作者の藤和木 士です。今回はTwitterの予約ツイートで初めて投稿ツイートする予定です。

ネイ「アシスタントのネイです」

グリーフィア「アシスタントのグリーフィアよ~。ツイッターの投稿発言書く時にあれ、前と違うって思ったらまさかこっちも予約投稿出来るなんてねぇ」

おかげで前夜に投稿しても昼に宣伝の為にツイートが置けるってなると、割と嬉しい機能なんだよねぇ(´-ω-`)
そんな初めての予約ツイートの投稿はLEVEL2第3章の最後!EPISODE44となります。

ネイ「作戦は終わった、でもここからが始まりってことなんですね」

グリーフィア「新たな戦い、魔王としての戦いね」

元君達の、オーダーズの新たな始まりを見届けよ!( ゚Д゚)ってね。


EPISODE44 終わる作戦、新たな始まり2

 

 

 あの戦いから、2か月が経った。東響掃討戦、ホリン・ダウン作戦……立て続けに二度の大戦闘を経験したMSオーダーズ。彼らは復活の一途をたどっていた。

 新たな基地、「ベース・ネスト」の建築、支部の再構築、組織体系も自衛軍の管轄かつある程度の独自性を持ったものへと変わった。そして更なるMS、チームも誕生しつつあった。

 次世代型MS「ソルジアⅡ」。それらを優先的に配備されるSABER、RIOT、GARDMANに次ぐ第四のチーム「CROZE」。試作兵器運用、並びに遊撃を主軸に世界の争いを「閉ざす」ための部隊。

その隊長に選ばれたのは、無論。

 

 

 

 

「ハジメっ、新しい選抜者リスト、ここに置いておきますね」

 

「あぁ、ありがとうジャンヌ」

 

 ジャンヌからの声にそう返答する。自身の為に宛がわれた席、机。そこにジャンヌがいくつかの書類をポンと置いた。

 早速パソコンからその資料へと視線を変えて目を通していく。資料に載っているのはMSパイロットのデータ。自衛軍、それにオーダーズ各支部、更に一般で応募されたMS所持法取得者の物だ。

 俺は今、試作遊撃部隊「CROZE」の隊長となっている。副隊長は華穂。今、その試作部隊のメンバー選出を行っていた。

 MSのパイロットの選出など、初めての事だ。しかしこれもまた仕事の一つ。幸い事前に身元チェックで次元覇院やそれに連なる関係のある組織の人物はいないことが唯一の救いだ。戦闘経験、プロフィールから人選が出来る。

 元がこんな大役を仰せつかったことにジャンヌが驚きを示す。

 

「でもすごいですね。ハジメがここまで出世だなんて♪」

 

「出世、ねぇ。でも階級としては大尉待遇で前と同じなんだけどな」

 

 転移前のドラグディア軍の現階級は大尉。そして今のオーダーズ、もとい「現組織」の階級も大尉。同じ名前なのにやることが前よりも格段に増えている。どれだけアレク隊長達がこちらに負担を掛けないようにしてくれていたか、しみじみ分かる。

 今では転属してきた隊員達に改めてMSの動かし方を教えている。元々の教導部隊としての仕事を元も担当していた。

 不思議と昔を思い出す。マキナ・ドランディアに居た頃、MSのトレーニングをやっていた時の事を。俺は彼らに、自分の技能を教えることが出来るのだろうか。その為にもまずは採用したい人物をピックアップしているわけだ。

 ジャンヌもジャンヌで席に戻って自身の仕事を行う。最近は専ら、DNL能力者が今後更に発生した時の為の制度などを率先してひな形を作っている最中だ。それに今見ている資料をジャンヌも既に確認している。ジャンヌから見た人物採用も完了している。後々それぞれの意見をすり合わせていくのだ。

 夏も残暑に変わっていく中、二人は書類とにらめっこする。と、そこに席を外していた華穂が戻ってくる。

 

「今戻ったよー」

 

「おうお疲れー」

 

「お疲れ様です、カホさん。どうでしたか、新型MS、ソルジアⅡの触ってみた感触は」

 

「うんうん、全然違ったね。ソルジア・エースほどのピーキーさはないのに、性能はそれに追いつくくらいの性能だったよ!」

 

 華穂が行っていた新型MS「ソルジアⅡ」の試運転。それは見事に成功のようだ。確実にこの世界の技術はマキナ・ドランディアに近づいて行っている。いや、それ以上に進化しなければならない。

 次元覇院がヴァイスインフィニットからデータを受け取り、それを基に自分達のMSを作り上げたように。シュバルトゼロから生み出すのだ、新たなMSを、新たな力を。

 しかし彼女が来たのはその報告の為だけではない。華穂は少し顔をしかめて、今日の重要な約束事について言及した。

 

「って、それより二人とも仕事まだですか?今日はみんなで集まる約束ですよ?」

 

 

「急かすな。今終わる」

 

「私も丁度、ですね。行きましょうか、ハジメ」

 

 残っていた仕事を最低限終わらせて閉じる。そろそろ約束の時間だ。華穂と共に部屋を出る。

 今日は以前から決めていた日。すべての踏ん切りをつけて、改めて明日へ飛び立つための、俺達、そしてMSオーダーズにとっての大事な日だ。

 

 

 

 

「元君、ジャンヌちゃん、華穂ちゃんお疲れ様ー」

 

「二人も仕事に慣れて来たってところねー。そろそろ機体を動かす頃合いかしらねっ」

 

 途中で深絵と真希と合流する。深絵は光姫の跡を継いでSABER隊長、真希もガンダム専属の整備長として元と深絵、そして今は夢乃の機体を調整して今後の為に大忙しだ。

 ホリン・ダウン作戦でやられたシュバルトゼロも今はほとんど修復が完了している。これまでは現場まで動けなかったが、作戦復帰も近い。

 二人と共に目的地を目指す。外への自動扉を潜った先は庭園のような場所。中央には石碑が置かれていた。

 この場所の事に華穂が言及した。

 

「うん、ここもいい感じになってるね。休憩スペース兼、慰霊公園?庭園っていうの?」

 

「単に戦没者慰霊碑広場でいいだろうけどな」

 

「長い長い。けど、まさか光巴ちゃんが、作ってほしいって言うなんてね」

 

 ベース・ネスト南のスペースに建設された基地内庭園。隊員達の安らぎの場としての提供と同時に、これまでMSオーダーズに死力を尽くしてくれた兵士達の慰霊碑が建てられたこの場所は光巴からの懇願で作られた。

 子供がどうして、とも思ったが理由は実に単純かつ子供らしい、しかし論理的なものだった。

「みんなが忘れないように」。死んでいった者達の事を、自らの母親を後々組織に属する者達に忘れて行ってほしくない。そう彼女は俺達に要望した。もちろん、そのまま言ったわけではないが、彼女はその意味合いの言葉を言った。

 戦い続けることを優先する俺達大人では優先できないこと。しかしそれは大事なことだ。だから臨時司令として席を置き続けている藤谷司令も基地再建の際業者達に厳命した。それが今後のMSオーダーズ、組織の柱となり得る。象徴は団結の為に必要だと。

 子供っぽい意見で成立した仕様。基地の防衛性能は低下するが、それでも元はいいと思っていた。

 

「基地の中に作るってなった時はどうかと思ったが、そこも護らなきゃ意味がないって言われたからなぁ。まったくもってその通りだ」

 

「でもおかげで更なる防御機構の開発を考えるきっかけにもなったからね。公園としての機能を有しつつ、かつ防衛性能を落とさない。メカニックにも意見求められちゃって、まだそれは反映しきれていないけど」

 

 真希も今後の改装にため息と共に頭を振る。だがその表情は好奇心に満ち溢れていた。彼女ならきっと以前よりも強固な防衛システムを作り出してくれるに違いない。

 庭園を歩いていく、そして慰霊碑に着いた。中央には既に藤谷司令、沙織が佇んでいた。やってきた元達に藤谷達が挨拶する。

 

「やぁ、今日は記念すべき日、になるのかな?」

 

「そうですかね。うちの組織、MSオーダーズの新たな、そして本当の始まりっていう意味では」

 

「そのための力となる、元、ジャンヌ、そして深絵。光姫がいなくなった今、君達が新たに組織を引き継いでいく」

 

「はい。自衛軍のサポート組織として、サオリさん達をアシストしますっ」

 

「沙織ちゃんもこれからもよろしくねっ」

 

 これからも戦い続ける。そう確かめ合う。そして集まるべき最後の人物達も到着した。

 

「はじめおにーちゃん、ジャンヌおねーちゃん!」

 

「ミツハちゃん、久しぶりですね」

 

「遅れてすまない。私達が最後だったか」

 

「いや、俺達も今来たところだ」

 

「ゆめのん、二人の護衛ありがとう」

 

「かほちーも新型MSの性能テストから、すぐこれだから。後で何か食べにいこっ」

 

 黎人、光巴、そして夢乃。その三人が揃ってようやく本題に入れる。

 黎人の手には花束が握られていた。それは愛する妻光姫への、そして戦ってくれた仲間達への追悼のための物。それを持って慰霊碑の前に立つ。

 俺達は黎人の言葉を、後ろで静かに聴く。

 

「私達はもう一度立つ。この世界を、人々を、彼らと同じような正義に心酔した野獣から護るために、人の法を行使する。だが、そう思い続けること、生き残ることが出来たのは、君達が必死に戦ってくれたからこそだ。私達は忘れない。私達の道が君達によって生まれたことを、共に戦い、支えてくれたことを」

 

 死者への言葉。生き残れたのは彼らの犠牲の上で成り立っている。しかし忘れてはいけない。彼らがいなければ、俺たち自身が生き残れなかったかもしれない。いてくれたこと、そして共に戦ってくれたことの感謝は忘れることは出来ない。

 そんな彼らに恥じない俺達でいる。オーダーズメンバーは決意した。過去を乗り越える。黎人は言葉を続けた。

 

「君達の残した物を私達は護る。喜び、悲しみ、怒り……そして、希望を。だから、ゆっくりと眠っていてくれ、そして見ていてほしい。私達の作る明日を」

 

「ふっ、では私の役目もようやく終わりかな」

 

 花を手向けた黎人。それを無事見届け胸をなでおろした藤谷司令は黎人に歩み寄る。その手に握った司令証を彼に手渡した。

 驚きはしない。これは既に決まっていた。政府からも彼の責任追及は済んだとお達しがあった。今後はその「新たなる組織」運用の司令官へと就任する。それは、まさに今だった。

 藤谷司令は辞令を下した。

 

「では次元黎人君、MSオーダーズ、いや、Human Order to the World、HOW(ハウ)の司令官として君を任命する。次元覇院は壊滅した。しかしその同調者や同じMSによる武装集団が活動を活発化させている。それを許さないのが政府の決定だ。自衛軍、そしてHOW。君達が世界の守護者としてなることを願う」

 

「ハイ。必ず、人々を奴らの暴力から護ります」

 

 黎人はそれを受理した。彼の返答に反応して、元達もまた目を細くし、姿勢を改めた。

 MSオーダーズは生まれ変わる。HOWへと変わる。名前だけではない。これからは人類の未来の為に戦うのだ。

 HOWへの変わるその瞬間を見届けたオーダーズメンバー。そう、ここから始まる。俺達HOWの戦いが。

 人の意志による世界を、築くために。それが世界にとって一番平和でいられると、信じて。

 そして魔王の進撃もまた、ここから始まる。神と真反対の、存在する者の象徴としての戦い。次に黒和元の前に立つのは、誰か。

 

 

第3章 END

 

NEXT CHAPTER AND NEXT EPISODE

 




今回もお読みいただきありがとうございます。後は黒の館DNだけですね(゚∀゚)

ネイ「HOW……どのくらいの、の英単語の意味でしたっけ?」

まぁそこらへんは今色々と問題になってる世界機構みたいに当て文字だよ(;・∀・)

グリーフィア「こっちはそんな忖度するようなこと起こさないといいわねぇ~」

あはは(´▽`*)それが一番だね。まぁそう言ってる時点で現実の方は終わってるんだろうけどな(゚Д゚;)
これからはHOWの成長に合わせて元君ととある少女を絡めた物語が始まっていきます(゚∀゚)

グリーフィア「おやおや~これはまた新しいメインキャラクターの登場かしらね?」

ネイ「どうなっていくんでしょう……これからの戦い……」

それでは今回はここまでです。

ネイ「次回は黒の館DN二本立てです。是非、ご覧ください」
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