今回は黒の館DNの第7回、その前後編となります。前編では前回紹介し損ねた輸送船こてつと、マキシマム・ホーリー、並びにタイラントの紹介になります。
それでは黒の館DN、開館です。
士「LEVEL2も第3章まで終了!作者の藤和木 士です(゚∀゚)」
レイ「アシスタントのレイだよー!今回は久々の前編後編構成!」
ジャンヌ「アシスタントのジャンヌです。ここまで引っ張ってきた機体の紹介がようやくできますね、藤和木」
士「マキシマム・ホーリー、クリムゾンゼロガンダムの性能とか前回の時に明かせない部分が多かったからね。あとこてつ紹介するの忘れてたよ(´ρ`)今回紹介するね」
レイ「あー忘れちゃダメだよ。艦艇とかも大事なデータなんだから」
ジャンヌ「まぁ、それも今回紹介すればいいだけです。そうですよね?」
士「面目ない(´・ω・`)」
レイ「じゃあまず前半はこてつから、どうぞ!」
MS運用試験艦「こてつ」
型式番号 37AMS
全長220メートル
最大MS搭載数30機
・かねてから開発されていたMS運用母艦。その試作型として完成したのがこの「こてつ」である。名称は「虎鉄」から。艦長は藤谷努。
既存の航空空母を改造した艦であり、マキナ・ドランディアのようなDNジェネレーターもとい次元粒子発生器搭載型ではない。当然ながらビーム砲も搭載されていない。
MSの輸送・運用に特化させた艦で、MSの発進のための甲板には昇降機とカタパルトが常備されている。またホリン・ダウン作戦ではクリムゾンゼロガンダム用に艦に用いない予備の次元粒子発生器を積載してエネルギー供給に役立てたなど汎用性は高い。元々が戦闘機の母艦として開発されていたためかMSの搭載量も多めになっている(とはいえ現状のMS運用空母はこれと同型として建造された自衛軍の試作艦のみのため、比べられるものはほとんどない)。
本艦はホリン・ダウン作戦にて黒和元とジャンヌ・ファーフニルの駆るクリムゾンゼロガンダムの母艦として運用された。また同型2番艦から4番艦「ふうと」「あきなみ」「せいなん」が参加。これらを基にMS運用艦開発を進めていく予定である。なお型式番号は自衛軍の命名法にのっとっていて、AMSの記号で試作MS運用母艦を指す。本来なら空中母艦ではなく普通の艦艇となる予定だったのだが、マキナ・ドランディアの技術を知った黎人は方針を変更して空中浮遊可能な母艦作成に乗り出している。
【武装】
・近接防御火器システム
艦の最低限の防御の為に搭載されるバルカン砲。本来ならMSが艦の護衛にあたるため武装は最低限のものとなっている。
レイ「以上が艦艇の紹介になるのかな?あれ、次元覇院のは?」
ジャンヌ「確かに……ありませんでしたっけ?」
士「ありはしたんだけどもう既存兵器の艦艇を小改造したやつってことで設定起こしませんでした_(:3 )∠」_こてつも現実の艦艇からあんまり変わっていないけどね。コンテナ部分の量を増加させたりとかくらいだし」
レイ「ふーん。ていうかビーム兵器すらもないんだね」
士「ないよ(´・ω・`)防御手段も有効なのもない、完全に船にMSを乗せるための機能を取り付けただけの輸送船程度の能力しかない。マキナ・ドランディアみたいな空中艦艇とか戦艦はまだ早い」
ジャンヌ「じゃあ、いつ出るんです?」
士「それは……LEVEL3で分かる!( ゚Д゚)」
レイ「つまりLEVEL3までは出ないってことだね」
ジャンヌ「そう言うことですね。じゃあ次は……マキシマム・ホーリーとマキシマム・タイラント、でしょうか?」
士「そうですね。じゃあ解説お願い」
ジャンヌ「了解しました。では本章における最大の敵、マキシマム・ホーリーとその強化ユニット、タイラントアーマーことマキシマム・タイラントの紹介になります。それでは、どうぞ」
ZHMS-03MXH
マキシマム・ホーリー
機体解説
本時代におけるハイスペック機に位置しながらも、量産性を兼ね備えた新型MSマキシマム。その機体を人工衛星ホリン守護用に改修したのがこのマキシマム・ホーリーである。
マキシマムとの違いとしてバックパックが大型のバーニア内蔵ウイングバインダーへと変更されており、機動力をより重視した設定となっている。そのほかに変形機構を施したクローシールドを装備しており、それにも次元覇院お得意のリフレクトパネルが施されている。機体カラーは白にオレンジ。
武装こそ少ないがどれも一級品の性能を誇る。だが本機最大の特徴は専用大型アーマー「タイラントアーマー」への合体であり、合体することで次元覇院の対MSオーダーズ最終決戦用MS「マキシマム・タイラント」へと換装する。
機体そのものは2機製造されて、どちらも戦神官沢下判により運用。クリムゾンゼロガンダムおよびシュバルトゼロガンダムRⅡFⅡと交戦。1号機はクリムゾンゼロにやられ、2号機もタイラントへと換装して猛攻撃を仕掛けるも「ARES MODE」を発現したシュバルトゼロガンダムに完膚無きままに叩き潰された。
コンセプトとしては「ダハック・ダーマ×ガンダムダンタリオン・パーフェクトカウル+サイズダウン化」。ダハックはGのレコンギスタにて登場した機体で、MAダーマの内部に格納される機体。シールドはその蓋を兼ねており、この点に関してダンタリオンの特徴を持っていると言える。なお本機の前身にあたるマキシマムのモデルであるジャイオーンと本機のモデルであるダハックは同じ開発元、そして前身機、発展機の関係にあたる。
【機能】
・リフレクトシールド
機体のシールドに張り込まれたビーム反射シールド装甲材。マキシマムで得られた技術を更に改良して実弾に対しても十分な防御力、そして衝撃耐性を得られている。
・合体機能
本機専用のアーマーユニット「タイラントアーマー」を装着して「マキシマム・タイラント」へと移行する。
合体時には機体を格納、格納部をシールドで覆って蓋、および頭部として運用する。また背部のウイングユニットは翼を立ててアーマー後方にスライド分離・合体を行ってタイラントの推進器として機能させる(バックパックそのものは中の機体に残るが、ウイングだけ機体外に露出させる構造)。
なお合体時には機体の四肢を内部で固定させて衝撃に備える。
【武装】
・ビームライフル
これまでの運用で起きていた問題点を解決、主力兵装として十分な性能を持ち合わせた次元覇院機体の完成モデル。腰背部に一丁装備する。
通常射撃出力に加え高出力弾、連射出力などを放てる万能兵器で、現時点でこれだけの性能を盛り込める次元覇院の技術力の高さがうかがえる。
・ビームサーベル
近接戦対応の標準的な兵装。サイドアーマー、そしてウイングパーツにそれぞれ装備・内蔵する。
・アサルトエッジ/バレットアックス
シールド裏面に横から格納される実体剣および複合アックス。
アサルトエッジは実体剣の兵装で取り回しが利く。バレットアックスの方は持ち手部分が銃となっていて、ビームガンを放てる。またバレットアックスの銃口下部には挿入口が備えられており、後述する機能にて使用される。
これら兵装は柄と銃口下部のスリットを合体させて大振りの大剣「ユナイト・ガン・ソード」へと換装が可能となっている。本兵装こそオウ・ヒュドラの尾部内部に収められるべき兵装である。オリジナルは1号機に装備されていたが2号機およびタイラント出現時には1号機の本兵装を合わせて二刀流で攻めかかった。
・アーマー・リフレクトシールド
機体の左腕に装備されるビーム反射素材で出来たシールド。不使用時にはリアアーマーに装備される。
これまで通りビームを跳ね返す他、下部を展開してのクローアーム、アサルトエッジ、バレットアックスの内包、追加のスラスター、更にタイラントの前面装甲形成など本機になくてはならない機能を数多く備える。
また下部クローには近接弾幕形成のビームマシンガンを2門備え、弾幕形成も担う。リアアーマー装着時にはスラスターとしても機能させる。
武装モデルはガンダムダンタリオンのアイギス。
・アーム内蔵ウイングユニット「ホリン・ウイング」
機体のバックパックを構成するウイングユニット。1対の翼であり、機動性を担う。内部にはサブアームユニットとビームサーベルを備え、両手の武装も合わせた四刀流なども可能となっている。
タイラントアーマー合体時にはアーマー後方からウイングパーツのみバックパック基部から分離して展開。タイラントのスラスターを兼ねる。この時にはアームユニットはほぼ機能しない。
ZHMS-03MXT
マキシマム・タイラント
機体解説
マキシマム・ホーリーが増加アーマーユニット「タイラントアーマー」を装着した姿。全身にリフレクトパネルを採用した白銀のMSとなっている。
タイラントアーマー自体は空飛ぶ車と言ったイメージのサブフライトシステムであり、変形して装着形態へと移行する。2機が製造、運用された。
装着というより格納が正しく、マキシマム・ホーリーは動力兼制御ユニットとなる。通常のMSよりも一回り大きく、増加装甲を付けていたシュバルトゼロガンダム・イグナイトも大きい。
次元粒子発生器は機体側の1基とアーマーの背部・脚部に1基ずつ、計4基を搭載しており、出力でシュバルトゼロガンダムRⅡFⅡと互角の戦闘を行える。更に全パーツをフル稼働させた「最大稼働形態」ではMSオーダーズのエース三人とも渡り合え、エラクスシステムにも劣らない性能を見せる。
戦闘スタイルとしては巨腕とユナイト・ガン・ソードによる格闘戦、射撃戦を主体とする。加えてタイラントアーマー肩部には遠隔操作端末「アーマーシェルユニット」が4基増加装甲として搭載されており、合体中の防衛や敵への追撃に使用される。
しかし多重ジェネレーター仕様によりパイロットの次元粒子汚染が深刻なものとなっており、本形態へと換装を行った沢下とゲルツは暴走状態となってしまっていた。
次元覇院のMS技術の集大成とも呼べる機体の1機で、ホリン打ち上げ後は更に量産化される予定だったが、最終的に次元覇院のほとんどのメンバーがホリン・ダウン作戦にて拘束されて計画は凍結した。
また本作戦で投入されたタイラントアーマーは試作型で、試作型だけの特殊な機能としてバックパックを外したマキシマムとのドッキングが可能。この機能はゲルツ搭乗時に使用され、前面装甲は折りたたまれていた内部パーツを展開して形成された。その関係上こちらは中央装甲がホーリーの時より脆い。加えて武装もその関係上少なく、ウイングユニットの内部が空洞になっている。
モデルはGのレコンギスタのダハック+ダーマ、そして鉄血のオルフェンズ黒鋼のガンダムダンタリオンパーフェクトカウル。ただし体形的にはアッガイなどにも見える。ちなみに変則的な多重DNジェネレーター仕様機である。
【機能】
・リフレクト装甲
機体全体を構成したリフレクトパネル機能搭載の装甲。機体全体がビーム反射機能を持っており、ビーム反射許容量も必然的に向上。排熱機能は洗練された。ビーム兵器で本機を撃破することは非常に困難を極める。
ここに来てようやくモデル元のアカツキの性能に近いものとなった。
・巡航形態
機体を更に変形させて高速移動用の簡易巡航形態になれる。あくまで長距離飛行を優先しているためスピードはさほどない。
・最大稼働形態
機体の各部性能リミッターを解除した形態。粒子発生器をオーバードライブさせて出力が2.5倍に跳ね上がっている。理屈としてはエラクスに近いが、ジェネレーターの完成度の違いから「マキシマイズ」に似たようなもの。
発生器を暴走させているため使用後に粒子発生器はほぼ全損状態となる。
【武装】
・マルチウエポンアーム
機体の腕部を構成する武器腕。腕部の指はビームライフル、掌がビームシールド、そして手の甲がビームスパイクとなる多機能構造。
体前面を形成するシールド内部に収められたユナイト・ガン・ソードも扱うが、この武器腕もまた強力な兵装であることに間違いない。
武装モデルは機動戦士ガンダムのジオングの有線アーム内蔵ビーム砲、革命機ヴァルヴレイヴのキルシュバオムの腕部ビーム砲。
・ユナイト・ガン・ソード
体前面の装甲となったアーマー・リフレクトシールドから取り出されるアサルトエッジ・バレットアックスが合体して完成する大剣。
アックス側の持ち手が更に展開してこちら用の持ち手が出現して用いる仕組み。バレットアックスのビーム弾も強化されており、遠近どちらも脅威。
モデルとしてはよくある合体兵装。
・アーマー・ビームマシンガン
シールド部分に内蔵されていたビームマシンガンが合体時には前方に向けて砲身を切り替えて発射することが可能となっている。
弾幕を形成して敵機の動きを封じたり、機体からの負荷を抑えながらミサイルなどの誘導兵器の撃墜を主眼としている。
・射撃ドローン「アーマーシェルユニット」
機体肩部に4基装備されるアーマーユニット兼遠隔操作端末。ビーム射撃と浮遊盾として用いられる。
このユニットにもリフレクトパネルが採用されており、防御性能は高い。またシェル同士を集合させた高出力砲撃も可能で、本機を遠近隙のない攻めを実現している。
アーマー合体時に自動でけん制が行われる。
・アーマードウイングユニット「ネオホリン・ウイング」
マキシマム・ホーリーの背部から本機の背部へとスライド分離したホリン・ウイングにアーマーを通して内側からドッキングすることで完全に機能を解放する追加スラスター装置。
通常でもホリン・ウイングとの合体で内部機関の小羽のパーツが展開しており、機動性が向上している。アームユニットは本形態では使用不可能となっている。
マキシマムが装備する場合は本兵装がそのままウイングとなる。内部が若干空洞となるが、そのスペースにもスラスターが装備されているため推進性能は誤差の範囲である。
なお名称のホリンは人工衛星ホリンの名称と同じ次元覇院における「最後の楽園」を示す言葉である。
ジャンヌ「以上マキシマム・ホーリーとタイラントアーマー、マキシマム・タイラントの紹介になります。マキシマム・ホーリー、単体では普通のシュバルトゼロと同等に戦える程度の性能ですが、タイラントアーマーとの合体でより強力な力を引き出せるとのことですね」
士「その通り。シュバルトゼロガンダムにおけるGワイバーンのようにね。ただその引き出し方は少し違う」
レイ「本編中じゃあDNジェネレーター複数積みで無理矢理出力を上げていたんだっけ。でも紅い粒子を放出するタイプのジェネレーター複数装備は危険だってジャンヌ・Fちゃんも言ってたんだよね?」
士「DNによる身体・精神汚染。これは前からダブルジェネレーター仕様の機体がエースしか許可されていないっていう時点から決めていた設定で、ドラグディア・マキナスでも自然と守られていた法則でした。ただMSのDNジェネレーターに課せられる最低ラインってことで、MAとか空中戦艦はそうなりにくい。これは充分なDNシャットアウト技術が盛り込まれているってことと単純に機体の大きさが大きいから粒子が溜まりにくいってことでね」
ジャンヌ「それを知らずにいた次元覇院はこの機体の危険性を顧みず採用して、結果沢下がああなったと。いえ、ゲルツもでしょうか?」
士「実は次元覇院も精神異常を起こすことは知ってたりする(´・ω・`)けどむしろそれを次元覇院側のメリット、言葉と合わせて一種の「洗脳」として使徒増加に使っていたって設定なんだよね」
レイ「敗北は必然だった、ってこと?」
士「言ってしまえばそうなるね(´・ω・`)後々出す用語設定集でも言うけど、この効果は一種の麻薬。現実の麻薬も医療用として使われる国もあるみたいな話を聞くけど、使い方を誤れば危険だ。通常のDNジェネレーター、あるいは次元粒子発生器も用法を守って正しく扱いましょう(´-ω-`)」
ジャンヌ「ですが、それでガンダムと対等以上に渡り合えたっていうのは脅威的ですよね。イグナイターだとどうなっていたんです?」
士「(´・ω・`)難しい質問だねぇ。考えていなかったけど考察すると、僅差でイグナイターが勝っていたと思うね」
レイ「ほうほう」
士「まずイグナイターは射撃と近接のバランスが取れている。そしてそれを十分生かせる機動性を持っている。タイラントも機動性能は高い。でもジェネレーターの量に任せた無理矢理な出力で賄ってるから初速度が遅い。ただDN汚染によるパイロットの感覚鋭敏、それが当時の元では対応しきれていない。これは元の同じ能力者との対決が少なかった故に起こった後れを取ったってこと。その点でマイナスだね」
ジャンヌ「ふぅん、宇宙世紀にガンダムの、対ニュータイプ戦が確立できていなかったようなものと?」
士「そんな感じ。ただアレスモード移行後は慣れてきてるから、その時は途中から慣れてきていたかもしれない。いずれにせよ苦戦していたのには変わりない。やっぱりまだまだ戦闘経験が足りてないから、これからっていうのが元君に対する総評だね」
レイ「あらら……残念」
士「それにかかる負荷が全然違うって言ってるからね。アレスモードじゃジャンヌ・Fへの負担なく強化出来てるから、動きもだいぶ良くなる。だからマキシマム・タイラントに勝てたわけだし」
ジャンヌ「そうなんですね」
レイ「だからイグナイターだと僅差で勝てるってことなんだね」
士「そういうこと。まぁ他にも言いたいことはあるけど、前半はここらへんで区切りを付けるかな」
レイ「後半も私とジャンヌちゃんだよ!」
ジャンヌ「レイさんと一緒に、今度はガンダムの武装紹介ですっ」
前編はここまでです。
最後の方でイグナイターがマキシマム・タイラントと戦っていたら優勢、みたいに書いていますが、補足すると要はパイロットの差です。
マキシマム・タイラント自体もスペックでは第一部のラスボス、マギナリアス・エンペラーとは大差ない性能、というよりそもそも裏設定では設計段階だったマギナリアス・エンペラーのデータをあらかじめヴァイスインフィニットが盗み、こちらの世界に持ち込んでいた物です。
それを次元覇院が性能を限りなく似せたのがマキシマム・タイラント。そこにDN汚染もあって元君の不利は限りなく確定していたわけです。
しかしそれを乗り越えた新たな姿「アレス」。その詳細は後編へと続きます。