機動戦士ガンダムDN   作:藤和木 士

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どうも皆様。バトスピ最新アニメ赫盟のガレットPVがガンダム思わせるほどのドロドロの片鱗見せていて最近のバンダイはどうしたんだ(゚Д゚;)やけにリアリティじゃねぇか(゚∀゚)と喜んでいる藤和木 士です。リライズも次回いよいよヒロト君と悲しい因縁があるリクサラ来るしよぉ!( ゚Д゚)

ネイ「はいはい。そこまでにしてくださいね。けどガレットのOPも流れていて、今までのバトスピアニメとは違った雰囲気を見せていましたね。アシスタントのネイです」

グリーフィア「次の主人公君は紫主体みたいねぇ。私アメジストって好きよ?何でもできそうな気がするから、なアシスタントのグリーフィアよ~。ちなみにこれは公式設定♪」

元ネタ的に紫関係してるからね。しかし系統は魔影か……いよいよ毒刃復活の時( ゚Д゚)

ネイ「ないです」

グリーフィア「リバイバルでも毒刃主体はなさそうよねぇ。諦めなさい」

いいもん、ソーディアス使うもん!;つД`)さて、LEVEL2も最後のお話、EPILOUGEの公開です。

グリーフィア「今回はエピローグ1話だけなのね」

毎回何話もエピローグ作ったりはしたくないよ……(´・ω・`)あの後、どうなったのか、そしてLEVEL3への橋渡しはどのようになるのか?そんな焦点を当てたエピローグです。

ネイ「タイトルも時代と掛けているみたいですね」

というわけでLEVEL2エピローグをどうぞ。


EPILOUGE そして次代は動き出す

 

 

 運命の乗り手事件から1か月、年を越してしばらくしたその日千恵里はHOWの本部ベース・ネストへと招かれていた。

 あの事件の謝罪などを含めてとのことで、命や都美樹も招かれていた。共に応接室で元、深絵、そして総司令を務めているという次元黎人と対面する。

 

「私がHOWの責任者兼総司令を務めさせてもらっています、次元黎人です。今回は私達と自衛軍の不手際で巻き込んでしまったこと、改めてお詫び申し上げます」

 

 頭を下げられる総司令に対し、慌てて謝罪した。

 

「い、いえいえ!私達が勝手に捕まったのが悪いんですしっ!」

 

「ま、私達がどうこうできたわけでもないし……でも謝られても困るっていうか」

 

「謝罪も十分、事件直後にしていただいたわけですし、ね」

 

「いや、しかし……」

 

 遠慮する姿勢に腰を低くする総司令。それを見て呆れた様子の深絵が注意した。

 

「それならそれでいいんじゃない、黎人君。ご厚意はありがたく受け取らなきゃ」

 

「……深絵、君は少し甘いというか」

 

「でもあんまりしつこいのも良くないでしょ?それに彼女達にはこの後の事の方が気になって仕方がないでしょうし」

 

「……分かったよ。謝罪はここまでにしておこう」

 

 指摘を受けて諦めた総司令。深絵の言う通り今回の目的は他がメインだ。

 頃合いと見た元がドアの向こう側のノックに返答した。

 

「いいぞ。入って来い」

 

「失礼します。呼んできましたよ」

 

 ドアを開けて入ってきたのはジャンヌさん。だけどその隣にいた人物を見て私は席を立って叫んだ。

 

「クルス!」

 

「千恵里ちゃん!」

 

 思わず駆け出す二人。HOWからの連絡でクルスの外出が認められたと受けて、会いに来たのだった。

 あの地下施設での会話を最後に会えなかったのだが、この度ようやく会えることになった。その知らせに千恵里達は二つ返事で承諾して足を運んだのだ。

 しっかりと感じる。クルスを、彼女の生きている証を。前よりも顔色も良く、献身的に介護を受けたんだと予想した。お互いしっかりと抱き合い確かめ合う。

 

「よかった……生きててくれて……」

 

「うん……また会えてよかった……自衛軍の人と、HOWの人のおかげだよ」

 

 自衛軍とHOWへの感謝を口にする。そんな彼女達の姿を見て、彼女の現在の処遇について話す。

 

「彼女については本事件での重要参考人として、今後取り調べがある。が、状況も加味して更生の余地が十分あること、事態の収束に尽力したことなどを受けて刑は軽くなる」

 

「そして、彼女の後見人兼親代わりとしてHOWが面倒を見ることになった。快復次第、彼女はHOW管轄の学園「私立東響湾ピースランド学園」に通うことになるだろう」

 

「ピースランド……ここの人工島の一つになっている、学園ですね」

 

 命の言う通りこのベース・ネストに繋がる人工島の一つで、HOWが企業として運営する学園だった。近々創立十周年となる学園で、HOWとつながりがあるということでパイロット専攻学科もある。そして何より、千恵里が受験している学校の一つでもある。

 その学校にクルスが通うということならおそらくMSパイロットの学科になるのだろう。もし進学出来たら……と思っていると、元から言われる。

 

「入嶋千恵里、確かにお前はこの学校への進学を希望していたな?」

 

「はいっ。受かるかどうかは……分かんないですけど」

 

 受験は厳しいものだ。この前受けた試験もギリギリ受かったような、受かっていないような手ごたえで結果がまだ返ってきていなかった。

 もし受かっていたならここで言えるのに……ところが続く元さんの言葉は意外なものだった。

 

「お前、受かってるぞ」

 

「えっ、そうなんで……」

 

「それとこっちの権限でお前とクルスを同じクラスにしておいた」

 

「えぇ!?」

 

 いきなりすぎた。合格を発表されただけではなく、クルスと同じクラスだなんて。あまりにも突飛な内容でそんなことをしてもいいのかと命からも言われた。

 

「そんな……学校のクラス割りに介入しちゃっていいんです?いくら自組織とはいえ……しかも私達なんかに話したりして」

 

 すると、元さんが言った。

 

「問題ない。というよりクルスのお目付け役を用意したい、というのが自衛軍と揃っての意見だ。同じクラスなら、何かと彼女の不便さをフォローしやすいだろう?」

 

「お目付け役って言っちゃってるけど、要は彼女を支えてあげて欲しいの。まだ体調もすぐれていないみたいだし、お願いしたいって感じかな。前に迷惑かけちゃったのに、ごめんね」

 

 おそらくHOWの人達もどうするべきかと考えたのだろう。考えた結果が千恵里に任せるということだった。

 話を聞いて首を縦に振る。放っておけない、彼女を。

 

「分かりました。そう言うことでしたら是非」

 

「千恵里ちゃん、いいの?」

 

「うん。学校に入れるのは願ってもないことだし、それに私だってクルスを放っておけないよ」

 

「ありがとう、千恵里ちゃん」

 

 クルスからも了承を受けてよし、と司令の黎人が頷く。早速合格通知書と入学要項などが渡される。

 願っていたことの一つが叶った。そして叶ったものはもう一つ。

 

「それから、もう一つ。君をスカウトしたい」

 

「スカウト……?」

 

 スカウトという単語を聞いて首をひねった。その意味を黎人から元へとバトンが渡された。

 

「そう。Human Order of the World、HOWの一員、俺の部隊CROZEの隊員として迎え入れたい。まぁ、黎人が是非にと言うからな」

 

 それは救ってもらったあの日から願い続けてきたこと、ここまで頑張ってきた理由だった。

 言われて嬉しくないはずがない。内心歓喜するが、同時に不安も生まれた。本当に自分は戦えるのだろうか。敵を、人間を前にして撃てるのかと。元や、クルスのように。

 返事に戸惑う。その不安を看破した元からこう言われる。

 

「CROZEに入るかはお前次第だ。MSでも戦闘だけが全てじゃない。むしろこの次元黎人は、それ以外のMSの道を信じる者だからな」

 

「あぁ。MSの操縦を学ぶだけでも、十分価値はあると思っている。本当は争いのための道具として開発したわけじゃない。災害救助のための作業スーツだったんだからね」

 

「まぁそれは黎人君の願いとして、千恵里ちゃん、あなたはどうしたい?」

 

 問われて私は悩んだ。私が最初に目指したのは戦いで、でも人助けしていくうちにそうじゃないって分かった。そして今回の事件を経て、敵にも手を伸ばせば救えることを知った。私が目指すのは……。

 千恵里はその口を開く。

 

「私は……私も、護りたい。命や都美樹、ううん、今までみたいに助けを求める人達に手を伸ばしたい。そうすればきっと、クルスのように助けられるかもしれないから」

 

「……手を伸ばしても、その手が斬られるかもと分かっていても?」

 

「はい。手を伸ばさなきゃ、始まらない。それに、そうならない為の技術を、目を養うのが学園で、そして元さん達の教えなんだと思います。だから、私は」

 

「……どうやらちゃんとあの頃から成長したようだな」

 

 元のそんな声を聞いてしっかりと頷いた。意志の表示を受け取り、元が承諾した。

 

「なら決まりだ。親御さんに伝えてから、こっちに連絡してくれ。春休みは特別教練をこっちで行う。ちゃんと準備しておけよ?」

 

「はいっ!」

 

「ちぇりー……!」

 

「ようやく、叶ったね」

 

 二人から祝いの言葉を受ける。ここから、始まる。私、入嶋千恵里の戦いが。

 

 

 

 

 

 

 西暦2036年4月7日。春の入学・新入シーズンの始まりを知らせる風が、ここ東響にも流れ込む。

 街には真新しい制服・スーツに袖を通した新参者たちがせわしなく街を過ぎていく。それはここ東響湾に建設された人工島「ピースランド」に建てられたHOW本部のベース・ネスト、そして私立東響湾ピースランド学園にも、人の波はあった。

 

「っはー……これが、全員学園に入学するんだ……」

 

「高等学科はな。別の日に中等学部、初等部の入学式が行われている。とはいえパイロット専攻学科は高等学部からだから、それ目当てで入学する人数は多くはなっているだろう」

 

 ため息を吐く千恵里に元はそう言ってやる。学園は都の中でも最大のMSパイロット育成校。緊張するのは当たり前だが、それだけレベルの高い適性者がいるということの裏返しでもある。クルスは大丈夫だろうが、千恵里はこれから苦労するのが目に見える。

 だからこそこの程度で怖気づくな、と言おうとするのだがそれはクルスの言葉で遮られる。

 

「けれど、それを考えても一貫校でこの規模って日本では珍しいですよねぇ」

 

「ん、まぁな」

 

「実はこの学校、私の故郷の聖トゥインクル学園を参考に作られているんです」

 

 ジャンヌがクルスの言葉に答える。その回答通り、この学園は元も過ごしたドラグディアの学園、聖トゥインクル学園を参考に創立された。詩巫女ではなくDNLを育てることも考えられた学校で、もとの学園では衰退しつつあったパイロットの育成に重きを置く。

 学園の形などもシュバルトゼロガンダムに記録されたそれを基にしており、形なども似る部分が多い。学園中央広場にはオベリスクの代わりにMSオーダーズの為に戦い、散った伝説的パイロットとして光姫のロートケーニギンガンダムの銅像が建つ。ある意味黎人が彼女を弔って作った学園だった。

 そしてその学園に通う生徒が、もう一人いた。

 

「お待たせです~元お兄さん」

 

「え、お兄さん!?」

 

 やってきた黒髪の制服姿の少女。蒼い瞳の少女は元に対し、お兄ちゃんと呼ぶ。がもちろん元の妹は華穂だけだ。しかしそれを知らない千恵里は本物の元の妹かと誤認する。

 そう言えば彼女とはまだ会っていなかったな。彼女自身は立場上一応HOWに仮所属している身なのだが、会う機会がなかったというか、千恵里が訓練に手いっぱいだったのもあったが、俺はそうじゃないと言って彼女の紹介をする。

 

「確かに俺は兄だが残念ながらこの子は俺の妹じゃない。次元黎人の一人娘だ」

 

「名前は次元光巴!あなた達と同じ学年だよ。まぁ私は中等部から上がってきた内部進学組だけどね。私もパイロット専攻なんだぁ」

 

「そ、そうなんだ……」

 

「よろしくお願いします」

 

 光姫の忘れ形見、光巴も今年で高校生。小学生からずっと進学をし続けてきた彼女もまた彼女達の同級生だった。

 母親に似て友人想いの明るい子に育った。黎人も今朝存分に子どもの成長を妻の仏壇の前で喜んでいたようだ。

 独特のツーテールで髪を結ぶ光巴は返事をしながらも未だ自身に残る不満点を漏らした。

 

「うん、よろしくー。でもさ、お父さんも元お兄さんも心配しすぎだよ?CROZEに所属することになったっていうのに、私はオペレーター担当?DNLなんだから戦場に出たいよっ」

 

「別に戦うことだけがDNLじゃない。特にお前のDNL能力は未知数なんだ」

 

「そうですよ。それにお父さんのお気持ちを分かってあげてください」

 

 元もジャンヌも、幼い彼女を知る者は皆喜びと共に不安を感じていた。彼女が前線に出て母親と同じことにならないか、と。未だに彼女が次元光姫と黎人の娘であることは旧次元覇院メンバーに目の敵にされている。だからこそ黎人は目の届きやすいこの学園に入学させた。

 ここなら元達もすぐに駆けつけられる。しかし光巴は、それも鬱陶しいとやっかむ。所謂反抗期というやつだった。二人の心配にも光巴は不満の感情を示す。

 

「もー。元お兄さんもジャンヌお姉さんも、あんまり私を子ども扱いしないでください!絶対私、お母さんみたいなMSパイロットになるんですから!」

 

「はいはい……そう言っている間はまだMSには乗せられないよ」

 

 やれやれと言った具合で話半分に彼女の愚痴に付き合う。だがそろそろ彼女達も校内に入らないと入学式に遅れてしまう。彼女達を見送る前に、元は千恵里とクルスに「あの事」を話す。

 

「……千恵里、クルス。これからの高校生活、最初の内は大変だろう。勉学にはきっちりと励んでほしい。だがそれとは別でもう一つ、お前達に頼みがある」

 

「頼み、です?」

 

「頼み、というより任務に近いだろうな。お前達のファーストミッションだ」

 

 ファーストミッション。その単語を聞いて二人がハッとする。横で不満げに見る光巴を横目にそのファーストミッションについて告げる。

 

「千恵里にはHOWが開発した最新鋭MS「DNシリーズ」のうちの一機のパイロットを務めてもらう。クルスにはHOWが独自改修したディスティニーライダーに装依をお願いしたい」

 

「最新鋭モビルスーツ!」

 

「ディスティニーライダーを……?DIENDは……」

 

「DIENDに関しては、君からの情報提供で既に深層部分にあった自我をサルベージして専用オペレーティングシステム「マリア」として起動できる。共に戦えるだろう」

 

「一緒に……!」

 

 二人は配備される自身の機体に心を躍らせる。千恵里にとっては初めての専用機で、クルスはかつて自身を苦しめる結果となったDIENDと本当の意味で共に戦えるのだ。

 そんな彼らに提示する任務。それは今後のHOWを左右するかもしれないものだ。

 

「そして、二人にはこのスターターに収められたとあるMSのパイロットを探してもらいたい」

 

「とあるMS?」

 

「千恵里の機体の初号機。しかしこいつはある特定の条件を満たさなければ最大限機能を発揮しない、実験機だ」

 

「特定の条件って……」

 

「DNLを使えるサブパイロット、異世界で詩巫女と呼ばれる女性に値する人物と、それと共鳴できるパイロット。機体に搭載されたエンゲージシステムを動かせる、俺達シュバルトゼロガンダムのコンビの追従者だ」

 

 

 

 

 西暦2036年。この年、日本の元号が「光明」から「令巴(れいわ)」へと変わった。そしてこの時代はのちにこう呼ばれることとなる。

 「救世主と魔王、世界を終わらせる二つの力の大戦の年」と。

 

 時代は新たなガンダムとその乗り手、そして異世界の新たな詩巫女を交え、より混沌を極めていく……。黒き魔王は白き救世主と最後の激闘を繰り広げる。

 

 

LEVEL2 END

 

 

NEXT LEVEL……Standby OK?

 




今回もお読みいただきありがとうございます。さぁ、遂に新たなガンダムの登場が発表となりました(^ω^)

ネイ「千恵里さんのガンダムと同型機……でもまた違った仕様、それも」

グリーフィア「元君とジャンヌ、二人のガンダムを参考にしているとは。んーこれはまた新たなヒロイン登場かしらねぇ?」

ネイ「そうだね。でも、異世界の新たな巫女……誰が来るのかな?」

グリーフィア「今までの登場人物で来るのか、それとも全くの新キャラか、ってとこよねー?作者君」

あ、それに関してはもう今までに出ている人です(´・ω・`)誰か、まではその時まで秘密ですが。

ネイ「あ、そうなんですね。……まさか私達がアシスタントしているのってそういう」

そういうわけではない(´・ω・`)

グリーフィア「ならグリューネとネアの線は消えるわね」

いや、あくまでそのつもりでキャスティングしているわけではないだけ。

ネイ「??」

グリーフィア「え、ってことは私達のモデルの?」

可能性はまだある。まぁ決まってるからその時までのお楽しみってことだ。

グリーフィア「何よそれー」

ネイ「ヒント、もなさそうですね」

ヒントはこれまでにフラグは立たせているって点。分かる人はすぐに分かる。

ネイ「フラグ、ですか」

グリーフィア「まぁ分かるのは、詩巫女って点で女の子がくるっていうのは分かるわね。それも詩巫女の地位にある子。それを登場までに振り返ってみましょ。ってことで作者君?」

おお、返ってきた。では次回は黒の館DN、そして区切りの締めくくり、用語設定集をお送りします。それでは。

グリーフィア「LEVEL2最後の更新、見逃さないでね~」
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