レイ「まずはEP14からだね」
ジャンヌ「模擬戦を行うガンダムDN2機、勝つのは果たしてどちらか」
それではどうぞ。
黒和元の予測通り、二機のガンダムDNのパイロット、千恵里と宗司は戦い方を変える。千恵里は左腕のシールドを変形させ、サブアームとしてマシンガンを握らせた。そして自身の右手には背部からビームライフルユニットを回す。
マシンガンからは先程と同じように弾丸をばら撒く。狙いは甘いが、近づけさせないように弾をばら撒く。一方宗司の方はそれを狙い目としてビームサーベルを左手に握り、向かって来る。
「速いっ。スピードを維持したまま、ここまで安定するなんて……」
ブレの少ない飛行にやや焦りが生まれる。射撃速度、照準。それらを調整し、当てるタイミングを見計らう。
引きつけたところでトリガーを、引く。だがそれは本命ではない、併設されたもう一つのトリガー。ライフルの側面からビームの弾雨がばら撒かれる。
ビームバルカン。ライフルの射撃を補うための補助兵装が接近する一号機を襲う。一号機はブレーキを掛けて大きく迂回した。そのタイミングが本命のトリガーを引く最大の機会。
「行けッ!」
やや太めのビームが放たれる。それは弾幕を避けて行った一号機に吸い込まれる様に伸びていく。咄嗟にシールドを構える。だがそれこそこちらの狙いだ。
シールドに着弾したビームが勢いをそのままに焼き貫く。間一髪肩との接続部を切り離して一号機は避ける。通常のシールドやビームシールドでは防御することは困難な高威力可変速ビームライフル「ヴァルスビー」の貫通力はいかんなく発揮される。
「まだまだ行くよっ」
避けられたものの間髪入れずに左腕にも同じ兵装を回してビームを放つ。右からは先程と同じ太めのビームを、反対のヴァルスビーからはより早く、ビームの線が細い物が放たれる。放ちながら追い縋る。
市街地では威力が高すぎて使えないこれも、今は存分に扱える。今の内に使い勝手は把握しておかなくちゃ!
一号機も撃たせまいとビームライフルによる応射が飛んでくる。正確な射撃だが、避けられない程じゃない。その上弾幕にかき消される弾もあってこちらに来る弾は少ない。回避して、更に詰めていく。
押し切れる、と思った千恵里だが宗司もまだ諦めていなかった。
「っ!」
「来るっ!?」
反応して放った同時斉射をスラスター全開にして回避した宗司の一号機が突貫を行う。ビームライフルを構えて突撃するのに対し、こちらはビームバルカンで再び弾幕を形成した。
形成した弾幕がライフルを掠める。被弾したライフルを投げ捨てた一号機は爆発を背に加速する。バックパックのスラスター推力でこちらの弾幕を迂回しながら肉薄してくる。
「くっ、飛行性能は向こうが上……じゃじゃ馬って聞いてるのに!」
よくもこんなに安定を……と千恵里は思っていたが、実際のところは違う。確かに機体は安定しづらいが宗司はいつもの感覚でやっている。のだが、それに合わせるエターナが付いて来れず、不安定になった飛行を更に感覚で無理矢理飛ばしているのだった。
不安定ながらも抜群の操縦感覚で動かされる一号機は瞬く間に射撃の内側へと入ってくる。バルカンはおろかヴァルスビーの時間差連射による狙撃も全て回避して向かって来る。シールドを失くしたことで機動性がより向上していたのだ。
握られたビームサーベルが出力される。横薙ぎの一閃を間一髪回避した。
「はっ!外した!?」
「っと!危ない!」
ヴァルスビーで対応できる距離ではない。側面のバルカンに切り替えて距離を取ろうとする。しかし、失念していた。敵が一号機であることを。
「させない!」
宣言と共に向かっていたビームの弾丸が弾かれる。球体状に展開したドライバ・フィールドが、弾雨をはじき出す領域となったのだ。
ドライバ・フィールドを展開した一号機は攻撃を物ともせず突っこんでくる。ビームバルカン程度では止まらない。ヴァルスビーとビームアサルトマシンガン、そしてガトリングランチャーという
流石にその圧にドライバ・フィールドの防御フィールドは突貫しきれない。こちらに進んでいた宗司の一号機は徐々にその進撃を止め、逆に押し返されていく。
狙いは悪くなかった。けれどもこちらは銃火器運用も視野に入れた二号機。ヴァルスビーで貫けはしないけど受け止めるだけで手は出せない、避けるとしてもこの弾幕は避けきれない。この勝負もらった!
勝ちを確信して誇る千恵里。
「これでこのまま……押し返して行動不能に!」
しかし、勝ちの確信はまだ早かったのだ。
「このままで終わらない!」
宗司が動く。その手に握り直したのはブレードザッパーとガンザッパー。合体してコンバートライフルへとまとめる。
いくら長距離射撃兵装とはいえ、それで狙撃は現実的ではない。ところが彼らの狙いはそんなものではない。構えた状態からビームを圧縮し始める姿を隙間から見る。
「狙撃じゃ非現実的だって!」
千恵里のこの発言は正確には間違いである。相手から攻撃されない防御フィールドがあるのなら、隙間から撃てる人材は存在した。数少ない例がSABERの深絵である。もっともそんな人材が多くないことは現実だが。
発想を超える発想、それが今まさに行われていた。コンバートライフルにより圧縮されたビームの放射が始まった。もちろん狙撃の弾は飛んでこない。むしろ正面に向かって撃っているように見える。失敗も失敗、大失敗だ。
「残念!……って、え?」
失敗を見て笑う、がようやく不自然さに気づく。弾丸の弾かれる距離が徐々に狭まっている。そして何かがこちらに向かって飛んできて―――。
目を凝らして気づく。そして射撃を止めて回避行動を取った。
「ぐっ!?あっ!」
こちらに向かって飛んできた「何か」がヴァルスビーの一本を潰す。着弾と同時に一瞬にして溶解されて二号機は機体バランスを崩した。
当てられた?いや、それよりさっきのは。混乱する私は機体を立て直す。生まれた隙は宗司達も逃がそうとしなかった。コンバートライフルを前後入れ替えてコンバートセイバーにして斬りかかってくる。
なぜ弾がこちらに届いたのか、分からずにいるままで咄嗟に抜き放ったビームサーベルでその剣と切り結んだ。
◆
惜しい。直撃を狙った渾身の弾丸が躱されたものの、生まれた隙を突いてコンバートセイバーで斬りかかる。
何をしたのかというと先程の弾丸はドライバ・フィールドで包み込んだビーム弾。ドライバ・フィールドを形成したまま内側から透過させたのだ。
ビーム弾のままでは敵の弾丸にかき消される。先程相手の弾幕が激しく、どうすれば届くのか防ぎながら考えていた。
『ちょっと、防御しているだけじゃ勝てないって!?』
エターナからも言われてドライバ・フィールドの維持もいよいよ難しくなった時、唐突にそのアイデアが浮かんだのだ。
ドライバ・フィールドは弾丸を防ぐ。それを被せてビームを放ったらどうなるのか。物は試しということで比較的貫通力の高いコンバートライフルで放った。その結果見事に思い通りにいった。強烈なビームを放つバックパックの武器を一つ使用不能にした。
今しかないとスラスターを噴かせてコンバートセイバーで斬りかかった。一号機の攻撃を二号機の入嶋はビームサーベルで受け止める。
「ぐうぅ……!」
受け止めたものの、その力は咄嗟に構えたからか弱い。押し込んで弾き飛ばした。
『離れた、今!』
「分かってる!」
エターナに応答し左腕にシールドビームライフルを向ける。体勢を崩した二号機への射撃は、身体を捻らせてシールドアーム部へ着弾する。これでサブアームは潰した。
攻勢が逆転する。シールドビームライフルでけん制しながらコンバートセイバーで引き続き距離を詰める。入嶋もまたコンバートセイバーを形成してあのビームライフルを片手に切り結びに発展する。
「このっ、意外に食らいつくっ!」
「言っただろう、負けられないって」
「だからって、少しは先輩立てなさいよ!」
何度も切り結びながら言葉を交わす。ピースランドの授業でも感じたが、やはり陣泰高校の時とは違う。互角に競える相手がごまんといる。今のままではいけないことを痛感させられる。どうすればいい、どうすれば勝てると、嫌でも思い知らされる。
勝ちへの本能が開放される。勢いよく横薙ぎに振るった剣が入嶋のセイバーを弾いた。がら空きとなった胴にこちらのセイバーを突き出す。
「これで、決まりだっ」
「―――そうはいかないよっ!」
瞬間目の前から二号機が消える。突き刺した感覚のなさに硬直した。どこへという疑問の前に背後から衝撃が襲う。左のマルチキャノンウイングが撃ち抜かれて爆発する。
「ぐぁつ!?」
『背後を取られたっ、エラクスシステム!』
「なんだ、それは」
知っている素振りを見せるエターナに尋ねる。背後を向いても二号機の姿は見えない。二度目の攻撃がアラートで知らされ、反転してシールドビームライフルに纏わせたドライバ・フィールドで防ぐ。
防いだ瞬間見える。青い輝きと共に高速で移動しながら攻撃する二号機の姿が。先程までの砲撃する姿からは想像できない速度にそれがエラクスと呼ばれたシステムの力だと直感する。
圧倒的なスピードから再び射撃戦を展開する入嶋。
「さぁさぁ、これを使ったからには勝っちゃうから!」
強気な発言通り一気に押される。ビームライフルで狙い撃とうにもあの速さを捕らえられない。逆に急接近されて左のシールドビームライフルを溶断された。
「ぐっ!」
『エラクスまで持ってるなんて……あぁ、もう!ならこっちだって』
エターナが機体のシステムを探る。ウインドウに探し当てた機体のプログラム「ELACS」を表示させた。
『使いなさい、エラクスでなきゃあれは超えられない!』
「分かった……」
了解してシステムを起動させる。ところが、エラー表示が現れる。
「エラー!?」
『はぁ!?何で……っ』
システムが起動しないことに困惑する二人。すると回線から元の声が響く。
『エラクスが起動しない。それはジェネレーターがエラクスを使って安定できないという意味だ』
「元隊長……」
『どー言う意味よ!』
苛立ちを露わにするエターナに、姉のジャンヌが聞かせる。
『エラクスシステムは本来、私達の世界で言う龍の愛、リム・クリスタルで暴走状態から復帰する。けれどその機体のリム・クリスタルは試作で量産したもの』
『りゅ、龍の愛って……でもなら何で』
『あなた達がお互いの事を考えて動かなければ、ジェネレーターも安定して稼働できません。無理に使えば短い時間での解除、最悪自爆です』
『じ、自爆……』
自爆という単語に息を呑む。今は現実ではないにしろ、もし機体が爆発したら仮想空間でもどれだけのダメージが来るのか。
茫然となる宗司。構わず入嶋が攻め立てる。
「ほらほら、どうしたのっ!」
「ぐっ!」
『千恵里さんのガンダムDNは通常ジェネレーターによるエラクス。暴走するリスクは限りなく少ない。けれどあなた達はエンゲージシステムと、それによって制御されるツインジェネレーターシステムのDNジェネレーターを持っている機体、ガンダムDN一号機を操っている。呼吸が上手く合わなければエラクスは使えない』
『そ、そんなぁ!?ちょっと、さっきからあんたが無茶するから』
『エターナも』
理由は分かっても何の慰めにもならない。エターナの動揺に比例してまた機体が重くなる感覚を感じる。どうにかしなければならない。
足が捕まりさえすれば……あるいは不意が撃てれば。と、思いつく。
「……そうか」
『ちょっと、何言って』
「突拍子な考えだが、行けるかもしれない」
『は、はぁ!?』
行けるという単語にあり得ないといった反応を示すエターナにテレパシー機能で内容を伝えた。不安を感じたままだが、やるしかないことを知り自暴自棄気味に吐き捨てる。
『やれることなら、やるしかないか!』
「信じられないなら止めてもいい」
『……分かったわよ、あんたを信じる!やる!行けッ!』
エターナの信じるというGOサインで、一か八かの反撃を開始した。
◆
「エターナもこれで合わせようっていう気持ちになってくれるといいんですけど」
「それもそうだが、まだあいつらは諦めていないらしい。何か思いついたようだな」
ジャンヌのため息に元はそう言って再度注目することを促す。絶望的な状況は変わっていないと他の者からも声が上がる。
「ガッツがあるのはいいが、これは無理じゃあねぇか?」
「確かに。エラクスの強さは隊長がよく知っているはずでは」
「二人の言う通りエラクスは俺達がよく知っているだろう。だからこそ、弱点も知っている。制御可能な時間などがそれに当たる。だが案外見えない有効策というのも存在する」
「見えない有効策、か」
見えない有効策、何を考えたのか宗司への期待が高まる。果たして彼はどのような策を弄するのか。
モニターに目を向ける元に、クスリと笑ってジャンヌが声を掛ける。
「楽しみなんですね、どう戦うかが」
「そうらしい。アレク隊長が俺と初めて決闘で戦った時も、そうだったのかもな」
ふと昔を思い出す。そんな姿が宗司に肩入れしていると思ったのだろう。クルスが反論する。
「で、でも千恵里ちゃんだってエラクスを使いこなしてますよ!」
「無論それも認めている。だがまだあいつはエラクスの欠点を知らない。いや、知ってはいてもまだ扱い切れていない。エラクスにはただ出力を放出するだけじゃないってことを相模宗司が教えてくれることに賭けよう」
「あーあ……それ聞いたらちょっと落ち込みますよちぇりー」
落ち込む。そうだな。入嶋は落ち込むかもしれない。だがこの仕事はいつも笑って一日を終えられるわけではない。憧れて入ったのなら教え込まねばならない。自分がそんな憧れを抱かれる人間ではないことを、そして見るべき人間がもっと沢山いることを俺は彼女に知ってもらいたい。
モニターでは引き続き入嶋がエラクスの機動性で圧倒する姿が見えていた。次々と移動して砲撃の雨あられを降らせる姿はまるで踊る妖精のよう。かつて冬のドラグディアでの任務で見た景色を思わせる。対して相模達はドライバ・フィールドを用いてヴァルスビーによる攻撃を辛うじて凌ぐ。このまま時間稼ぎをしていくのかと思った。
そこで一号機が動く。空中を高速移動する二号機に向けてコンバートライフルへと切り替えて発砲する。DNLの感覚であれがドライバ・フィールドによる弾丸であることは分かっている。入嶋も当たらない様に回避する。攻撃が仮想コロシアムの壁を穿っていく。
『さっきと同じ攻撃で、どうにかなるとでも!』
しびれを切らして入嶋が突っこむ。大方エラクスの起動限界が近いのだろう。エラクスが切れればたちまち不利になるのは見えている。入嶋もそれは分かって突っこんだのだろう。判断としては正解だ。
突っ込んでくる入嶋に相模は一発狙い澄ますようにして放った。本命の一発、だが入嶋は寸前でまたもや躱す。近接距離に入った。
『もらった!』
『……っ!』
振り下ろされる一撃、一号機はコンバートライフルのまま刃の部分でビームサーベルの一撃を止める。
鍔ぜりあう両機。がこれは入嶋の二号機の方が有利だ。押さえつけた状態からエラクスの出力を生かして機体を蹴って後方へと下がる。体勢を整える前に背部のガトリングランチャーを向ける。
『これで、終わり――――』
終わり、それは間違いなくそうだっただろう。……もっともそれは後方から飛んでくるビーム弾が直撃しなかったら、だったが。
後方からの攻撃をもろにバックパックに受ける入嶋。回線でその驚きようがすぐにわかった。
『え、えぇ!?なんで後ろから!?ファンネル!?』
動揺は入嶋に留まらず、見ていたこちらもほとんど何が起こったのか分からずざわつく。
「なんだぁ、今の!?」
「ビーム弾……しかしあれは……」
「さっき避けたはずのドライバでコーティングされたの弾のはず……」
Gチーム勢は分かっていないようだ。だが光巴は分かっていた。
「……なーるほどね。最後の一発だけ、そう言う仕様か」
「光巴、何か分かったのかい?」
「父さん開発者でしょうが……簡単に言うと最後の一発、あれはまだ攻撃が続いていたの。簡単言うと、あれだけ一定の周期で戻ってくる弾だったの」
光巴の言う通りだ。ドライバ・フィールドの調整でブーメランのように戻ってくる弾を発射し、それを当てただけ。それだけだ。
ドライバ・フィールドの調整による弾種の変化はこれまで黄色のガンダムの運用成果にも上がっている。先程まで一号機が使っていたコーティング弾はその初歩の初歩。威力強化を行ったものだ。
もっとも今回に限ってはエラクスの稼働限界が近かったことが影響した。早く終わらせたいという心理に、今回の弾は不意を見事に突いていた。とはいえ、今回はそれに更なる付与を行っていたようだ。
『くぅ……け、けど、まだエラクスは残って……!?』
まだエラクスの終了時間はギリギリ残っていると、確認してすぐさま距離を取ろうとした二号機。ところがその羽は着弾したドライバ・フィールドの残骸が網のように形取って半壊したバックパックから肩に掛けてを覆っていた。
ドライバ・フィールドの弾が直撃した後、更なる変容をあらかじめイメージで浸透させていたのが起動したのだろう。これではエラクスのスピードを最大限生かすことは出来ない。
それでも残ったスラスターで距離を取る入嶋の二号機。だがそれは先程と違い複雑な高速機動は出来ない。
時間を与えられた一号機はトドメに入る。肩のマルチキャノンウイングをキャノンモードへと切り替えて狙いを定める。
『……』
「ここまで、かな」
言って元は通信装置の端末のボタンを押す。同時にモニター内でフィニッシュ音が鳴った。マイクに向かって元は話す。
「そこまで!これにてガンダムDNによる模擬戦闘を終了とする。三人とも、よくやった」
模擬戦はここで終了とした。決着はつかせない。そう、今はまだ、だ。
NEXT EPISODE
EP14は以上です。
レイ「朝早くの投稿、だけど書いてるの夜なんだよねこれ」
ジャンヌ「不思議な感覚ですね。でも話すことは変わらないです。結果は宗司さん達の勝ちですね」
ドライバ・フィールドの使える幅は結構広いということの解説回になってますね。まぁ第1回みたいなものですから、これからもまたあると思っていてください。
レイ「それでも千恵里ちゃんも凄いよね。あのエラクスを使えるようになっているっていうのは」
まぁあの機体のエラクスは使うだけなら誰でも使えるよ。使いこなせるかって問題だ。
ジャンヌ「また元さんのように使いこなすための段階がある感じでしょうね」
レイ「まーでも元君は割とエラクスは使いこなすの早かったけどね。しかもエラクスの情報が全くない時に、独力っぽく?」
そうだね。とはいえエラクスに必要なのは主に高出力状態の機体の制御技術だから、それに近い訓練はあちらでやっていた、のかもしれない。けれど二回目の使用の時もぶっつけ本番なところあったから、センスがあったんでしょう。
と、話すことはここで区切って、次話に続きます。