機動戦士ガンダムDN   作:藤和木 士

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用語設定集5となります。LEVEL3第1章から第2章までの用語の説明となります。それではどうぞ。


機動戦士ガンダムDN 用語設定集5

 

・東響掃討戦[2]

 LEVEL3にて明かされた事実として、この基地の発見に至ったのが相模宗司の幼馴染の一家が次元覇院だったことが発覚することに端を発するものだと判明する。

 警察へと情報が渡った際、すぐさまその所長が当時のHOW、MSオーダーズへと相談し、彼ら一家の隔離が決定。以後すぐさま周辺の調査が行われて、西東響ガーデンタウンの地下要塞化が判明した。

 作戦後、一家は他の家を含めて崩壊。その中から三人の遺体が発見された。ただしかなり損壊が酷く、両親は分かったが一人娘かどうかまでは分からなかった。

 

・私立陣泰高校

 第1章にて相模宗司が通っていた高校。創立80年近くになる高校で歴史ある学校だった。しかし校舎が相応に古くなってきていたため、入学者が減少。テコ入れも兼ねて一年前に大改装が開始され、それに乗じる形でMSパイロット育成を行える高校として一新された。

 全校生徒は450名前後。中には官僚の子息なども通っていたため、MS教練も含めて知名度が上がってきていたが、今回の襲撃事件を通してやや入学志望者が下がってきているとのこと。ちなみにLEVEL2の入嶋千恵里の第2志望の高校だったが、同級生の友人である羽馬都美樹の受験は知らなかった模様。

 もとはフルメタル・パニック!の陣代高校のパロディ。あちらの高校もASによる襲撃事件があったが……これは言わないでおこう

 

・ゼロン[2]

 2034年の一斉蜂起が彼らの表立った活動開始となっている。現在は蒼穹島、メテオリア、トライエイジスなどといった勢力と協力・行動を共にするようになり、中でも蒼穹島勢力が非常に重宝されている。

 またゼロン本隊も真紅の流星の再現や本人である真紅の流星が退いていないことから非常に厄介な相手となっている。中でもギルボード・デュランザスの一派は新進気鋭。

 

・ハロ

 HOWで採用されている、球体の汎用型ペットロボ。エネルギーは大型バッテリーで一回の充電でおよそ6時間稼働する。

球体状態で持ち主に付いて行き、癒しとして音楽の再生や、ゲームの運用などを行える。特にガンダムDN関係の個体は内部に専用スターターを格納しており、MS装依前のパイロットの護衛の為に非常に頑丈に出来ている。電源も内蔵されたスターターで装依する機体のDNジェネレーターによる発電で電池の切れる事態はまずない。

 それ以外の個体でもHOWの修理作業の個体は専用の作業用ベースと合体して補修点検などの支援を行ったりする。

 モデルは機動戦士ガンダムシリーズのハロ。ダブルオーのものが特にベースモデルだが、乗る前の生身の保護など、別シリーズからの流用も認められる。

 

・MS所持法[2]

 本世界の所持法は何度か改定されている。特に一番大きな改定が起こったのは黒和元とジャンヌ・ファーフニルがこの世界に舞い戻った後に多い。

 年齢制限の緩和や所持法の専門用語の変更があり、これらは全て異世界マキナ・ドランディアとこの世界が仮に繋がった際に、あちらとの齟齬を少なくする目的が主目的。第2章では特にジャンヌと同じ世界のエンゲージパートナー、エターナが現れたことでこの改訂は正しかったと言える。

 なお所持法取得のための問題には、かつて千恵里が使用した緊急脱出用スライダーの事も追加されており、使用のための心得、推せ地元はいかのおすしのような言葉遊びである。

 

・ドリツ

 本作における、ドイツに位置する国家。大体準じている。

 

・特別単位引き換えシステム

 私立東響湾ピースランド学園にて採用される、MSパイロット学生への特別な制度。MSパイロットとして既に働く学生が、どうしても外せない任務に駆り出される際、その授業の単位をそれらに参加することで修得できる。その際勤め先から任務に参加したとしてサインをもらって学校に提出する。

 この制度に当てはまる生徒は学園内で1割が当てはまっており、意外にも活用されることが多い。この制度は黒和元が本編以前に通っていた職業学校での制度をモデルとしている。

 

・疑似国家・観光国家オース

 現在日本の領海内に存在するいくつかの島に自治体を置いて日本の資源に役立てる動きがある。それが疑似国家である。

 日本だけではなく、世界中で取り組まれている国家制度で、いずれも既にある領海内の新島を疑似国家に選定する。

 観光国家の他に医療研究島、最先端技術研究島、果ては宇宙エレベーター保有島まであり、多種多様。

 しかしそれらは全て表向きの内容で、これらの島はいずれも極秘裏に作られた移動要塞型人工島となっている。目的は無論本土の防衛、機密兵器の開発の為で前線基地としての役割も持っている。

 その一つであるオースは観光国家であると同時に遺伝子研究と途中からMS開発を紐づけた研究島となる。種命島を中心に花王島、獅子王島、種道島の4つの島々からなるこの島は海中で繋がっており、地下研究スペースには多くのMS開発工場などがある。後述する虚無戦争においてはこの地下施設が制圧されてこれの奪回が第一目標となっていた。

 観光国家としても十分な見どころがあり、名産品の海産物や品種改良により生まれた新種の野菜などを使用するレストランなどが有名。また人工島ながら自然が良く、それらを見学するツアーなども見どころの一つ。宿泊施設の種類が多いことも魅力であり、洋風から和風までさまざま。どちらかと言えば宿泊地の制覇を目指す人間が地元の人達の楽しみの一つでもある。

 

・虚ろの零

 3年前にオース国内にてその主権を奪い取ろうとする一派が結成したテロリスト集団。首魁はオース政府のタカ派であった明沢 鳶丸(あけざわ とびまる)

 タカ派の主張としては軍事技術の積極的行使であり、自国の遺伝子技術で誕生した住民たちを日本政府に兵士として提供することを望んでいた。が対する派閥の大守 重玄(じゅうげん)は時期早計かつ人道的な判断ではないと反対され、議会もそれを重視して勧められずにいた。

 それを不服として鳶丸は自らの考えを証明すべく、武力によって政権を奪取することを画策。自身の息子正を含めたオース軍精鋭部隊の好戦派と同調した狂真 嵐(きょうま らん)の部隊を率いてクーデターを起こし、島を完全に占拠してしまう。

 その後動乱に乗じて種命島を脱出していた強襲揚陸艦天台守に避難した大守姉妹を狙って当時の新型MS「ファーストシリーズ」を駆って襲撃を掛けるも、同じくファーストシリーズで唯一奪還を免れていたオースストライクガンダムを中心としてMS部隊が迎撃しながら各地のハト派の軍と協力して島の施設を奪還。やがてファーストシリーズの最終機、オースフリーダムの奪回やオースジャスティスと正の脱走を経て最終兵器「リ・ジェネレイション」の起動まで行われたが、その過程で鳶丸は暗殺。裏で暗躍していた嵐によって主導権が握られて世界を滅ぼそうとするが、オースフリーダムの大和輝と、日本政府の使いとしてやってきたHOWの部隊、黒和元によって黒幕の嵐と各地の虚ろの零を制圧してクーデターは終結。

 結果として正を含めて奪還あるいは状況説明に協力したメンバーは猶予などを含めて早期に釈放。協力しなかった面々は本土に送られて戦争犯罪者として軍刑務所に入れられた。この時の調べで狂真嵐が頻繁に本土のゼロン関係者と連絡を取っていたこと、そして島民の何人かが嵐の独断で本土のゼロン本拠地に送られていたことからゼロンの事件としても処理されている。

 

・人工基地島ゼロン・フロンティア

 本世界の日本の西の中心、台坂府の湾に建設された要塞。外観は教会らしい装飾が施されているが、各所に対空兵器やMS発進口を備え、周囲には監視のMSが展開される。

 かつてのホリンのような移動基地ではないものの、防衛能力は同等以上であり、たどり着くのにも間に配置された防衛線力を突破しなければならない為以前の時よりも侵攻速度が下げられる形となる。が、逆も当てはまり、本拠点からHOW本部への侵攻はあまり向かない。

 ちなみにかつての本拠点三枝県には前線拠点が立てられているが、こちらのオマージュのような外観となっている。

 

・超次元現象

 地球において次元障害と呼ばれていた現象。名称がマキナ・ドランディアで呼ばれていたこちらに変更となった。こちらも名称などはMS所持法の基本知識として加えられている。

 

・虚無戦争

 3年前のクーデターから始まったオースの国内戦争のこと。戦争の経緯については前述した虚ろの零の項目にて。

 皮肉にもこの戦争によってオースの重要性を日本政府、ゼロン双方が理解し、日本政府は復興と兵器輸出についてなどの取り決めを慎重に行い、ゼロンは美愛派と密かに組むようになった。名称は黒幕狂真嵐が戦争を引き起こした目的を「自分を生んだ醜いこの世界を虚無へと帰す」ことを目的としていたことから。

 

・最終破壊兵器「リ・ジェネレイション」

 虚無戦争にて使用された大量破壊兵器。クリアージェネレーターから供給されるDNと空気中水素を使って強力な次元粒子レーザーで焼き払う。

 種命島の黒金山山頂に設置されていて、可動式のパラボラアンテナ型の発射装置から種命島周囲の敵を撃つ。更に上空に撃つことでエネルギーを周囲に展開、汚染領域として機能する防御壁としての役割を持たせる使い方も出来る。もっとも装置そのものが超強力なDNフェイズカーボンで構成されているため、破壊するには相当の威力が求められる。単機による通常のDNF、DBでも破ることは難しいと言われていた。

 元々はコードネーム「カミカゼ」と呼ばれており、使用法も座標を指定してその周囲に次元粒子レーザーで作り上げた交戦不能領域で防衛対象を護るというのが本来の使い方。決して破壊兵器として使うはずではなかったが、クーデターによる制圧後、虚ろの零側の関係者の手により制圧した直後から改造されて破壊兵器として完成してしまった。決戦では何物も寄せ付けない力を見せたが、同時展開していた施設開放に参加していたオースジャスティスの自爆で内部から爆破、東日本に向けようとしていたレーザーのエネルギーの暴発も含めて完全に消滅した。

 モデルは機動戦士ガンダムSEEDに登場した大量破壊兵器「ジェネシス」。あちらはガンマ線レーザー砲であり、こちらも核に由来していると思われるクリアージェネレーターから供給していることから共通点を見出せる。なお元々は戦略兵器などではない使い方を主軸にしていた点も同じである。

 

 

・プロジェクトAS(アズ)

 25年前に世界各国が認証した遺伝子改造計画の名称。

 当初は宇宙空間に適応し、作業を的確に行える人材を育成するための計画で、日本を含めた各国が一斉に新島に偽装した人工島で開始される。日本では種命島列島と蒼穹島列島で行われ、それぞれ自分達の遺伝子を用いて宇宙空間に適応した子どもを作っていた。

 15年前にMSが登場して以降は、MSのパイロットとなることも考慮して遺伝子の調整が開始されている。またそれ以前から種命島と蒼穹島の勢力は機械との連携を考慮して独自のインターフェイスとの連携を考慮し、それぞれのSEEDシステム、システム・ヴァルニールとの連携に特化した子どもを誕生させ、より練度の高い人材を揃える形を取った。これが両勢力のSEEDシステム、システム・ヴァルニールを核とする運用をしている理由でもある。

 これらのプロジェクトは元々兵器転用が禁止されていた。ところがMSのパイロット転用が検討された時点でこれは削除され、国の防衛線力の一部として提供できるようにもなっていく。

 これに対し、オース前々代表大守重玄と前代表大守里奈、現代表の大守明日那はあるべき形へと戻すことを提言し、遺伝子操作者、「コーディネイティア」の戦争投入禁止を呼びかける。が、各国の決定は変わらず、逆に前回と今回の事件の責任として大和進、並びに大和真由の実験的投入としてHOWへの派遣が行われることとなった。

 名称は「アフター・スペース」の略。メタ的には「アーカディアン・シード」である。

 

・蒼穹島

 オースを擁立する種命島と同じくプロジェクトASにより誕生した人工島。西日本側の人工島となっている。オースのような政権はなく、表向きは島としてひっそりとかつての日本のような生活を行っていた。

 システム・ヴァルニールを核として宇宙での活動に適した人類を遺伝子改良で誕生を目指した。しかし種命島側と違い子どもは母体からではなく、機械で子宮を再現した疑似子宮を用いて誕生させる。母体の生活が子どもの状態に影響しやすい種命島式とは違って思い通りの子どもが誕生させやすい。

 とはいえ最初からこれが成功したわけではなく、人工子宮の完成度が低い時は多く子供を死なせてしまったり、システム・ヴァルニールに適した人間を作るための遺伝子が暴走により子供を殺してしまったりして資金難に陥ることも多々あった。

 国からの援助もあったとはいえ、それが素直に通ることがないこともあって、その結果過去に狂真嵐と火葉零などのクローンを作る依頼を引き受けて援助金として秘密裏に融資を受けるなどしてきた。

 虚無戦争の後からゼロンと協力関係を結ぶことになり、1年後のゼロン決起時に三枝を含めた近紀地方を侵略。そこでシュバルトゼロガンダムRⅡの指揮する部隊と対峙し、同機と部隊を撤退へと追い込む大戦果を挙げたことで組織の中核メンバーとして名を上げている。

 モデルとなったのは蒼穹のファフナーの勢力、竜宮(たつみや)島。今作ではアニメーター繋がりのあるSEEDシリーズとのつながりで一部再現の役割を担っている他、同じ遺伝子改造をテーマにした競演を行う。

 

・HDB「ハイパーディメンションブレイク」について

 HDBとは通常のDBの派生技である。名称の通りDBをより強力にしたものであるが、その思想は「通常機で如何にDNFに近い性能を編み出すか」にある。

 ターゲットとしてはDNFでないと撃破出来ない機体、過去のMAやマキシマム・タイラントなどに比類する機体達に対してであり、また同時にDNFを使う機体に対するカウンターの意味も込められている。

 それだけの威力を通常のDNジェネレーター機で生み出すのにはかなり制限があり、特定状況下でしか発動できない。今回登場したHDB「インパルス・フルコンビネーション」は圧倒的な高出力状態を連続で維持する為にほぼエネルギーマックス状態の上3つの換装パーツを高速換装、エネルギーを利用している。あまりエネルギーを使う攻撃を使っていない上にこれまでシュバルトゼロガンダム系列が使用してきたDNFと比べて威力が低いように思えるが、これは機動に対しDNが振られているためであり、名称がコンビネーションとなっているのもそれが原因。あれだけの連続攻撃は通常インパルスの各部エネルギー負荷が高く維持できないのである。

 HDBはこれ以外にもいくつか存在している。なおガンダムDN・アーバレストのドライバフォームにおけるDNFがHDBと間違えられるがアーバレストのそれは間違いなくDNFである。

 

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