ここまでに登場したキャラクターとMSの紹介となります。とはいえいつも通り諸事情で今回も紹介を省いたキャラクターもいます。
それではどうぞ。
士「黒の館DN今回も始めていきます」
レイ「今回も色々登場したけど、また4部構成になるの?」
ジャンヌ「相当出ていますよね、キャラクターも機体も」
士「それは……後々ね。というわけでまずは人物紹介だ」
レイ「それじゃあここまでの明らかになっている登場人物、紹介していこう~!」
蒼梨 深絵(L3)
性別 女
身長 151cm
髪色 黒
出身地 地球 日本 三枝県 四河市
年齢 35
誕生日 10月29日
血液型 O
好きなもの スケッチ、動物園通い、アイスクリーム、射的
嫌いなもの 騒音、結婚話
愛称 なっしー、蒼き狙撃手、蒼い死神、SABER隊長
・MSオーダーズ時代から戦い続ける蒼き狙撃手にしてSABER部隊隊長。元達との親交も相変わらず。髪型は基本ロングで流しつつも側頭部に編み込みをわずかに作って後はストレートにした髪型。
歳を重ねていき苦手をいくらか克服している。が、代わりに自身の結婚の話題について触れられると言い返せなくなってしまうようになった。SABERの隊長としてはやわらげな口調ながらも厳格な指揮官であることから死神の異名は味方にまで広がり消えていない。眼光も鋭く、知る人は彼女の狙撃の師である須藤千を思い起こすという。
専用ガンダムのブラウジーベンガンダム・ライブラも第2部4章時点から稼働し、第3部に再登場時も変わらない。
本編においては4月からしばらく、元が地球へと叩き落したフェネクスの捜索を行っていたが、捕獲が困難を極めたことから、確実に捕獲できる今の状況を盤石とするために元のCROZE部隊への協力を要請。遂に新機体同士による連携が実現する運びとなった。あらかじめアンネイムド開発元のカザノメカニクスに対アンネイムド用の武装を手配させるなど、手際は良い。戦闘能力も申し分なく、久々にその戦闘を見た千恵里ですら驚く射撃精度となっている。
なお裏話として彼女が婚期を逃しているのは、未だに黒和元に未練があり、元がジャンヌとくっついたら結婚すると誓いを立てているため。つまりは意気地なしでヘタレの元が原因である。
モデルは変わらず、青兎みかも。彼女よりも大分大人びており、幼さは感じさせないデザインのイメージ。もっと言うと髪型は今回ゲーム「アンジュ・ヴィエルジュ」の白の世界のプログレス「コードΣ40シノン」の髪型に近い、というかそれが大元。
私立東響湾ポートランド学園に通う中等部3年生。信也の地元の後輩で幼馴染の一人。サイドテールと猫耳のような髪の癖が残る、小柄で好奇心旺盛、人見知りな少女。14歳、身長149cmのO型で茶髪。
普段は信也の後ろにくっつくほど大人しい。しかし中学生ながらもMS所持法試験を突破しており、学校では光巴以来の中学生でのMS所持法突破者の一人。MS・生身双方含めて戦闘能力が高く、大人でも手を焼くほど。何か事件を起こした過去があるらしく、近所の大人や、話を聞かされた子どもからは嫌われているらしい。しかし深い事情を知る信也や紗彩達は彼女を庇い、色々と四苦八苦している模様。なお大人しい性格と言ったがどっちかと言うと臆病。なので言葉遣いはやや粗いところもある。
前章の終了後、宗司達との顔合わせが行われていた。人見知りなためか当初宗司はおろか千恵里ともあまり話せていなかったようなのだが、第3章本編中では本人の努力で話は出来る程度まで交流が進んでいる。先輩である宗司に対しては敬語なところはあるが、信也にはタメ口。転入してきた進の妹の真由がやや天敵な様子。
モデルは恨み来、恋、恨み恋の猫ヶ崎 夏歩。
性別 女
身長 151cm
髪色 黒
出身地 東響都 十二支区
年齢 14歳
誕生日 10月2日
血液型 O
好きなもの 姉上、剣道、クリームぜんざい
嫌いなもの お役目、剣術、智夜(嫌いというより苦手)
愛称 ユナ、新堂沙織のセカンド・ジェネレーション、戌村の当主候補
私立東響湾ピースランド学園に通う中等部3年生。信也の地元の後輩で幼馴染の一人。黒髪のロングに戌耳のような跳ね返りが特徴的な真面目で健気な剣道少女。階級は准尉。
礼儀正しい言葉遣いだが、所々独自の敬語が混ざる。夏香と同じく中学生でMS所持法試験を突破し、実際に自衛軍の十二支区家系の遠縁の関係に当たる新堂沙織の下で修練、任務へも参加している。特に剣術、居合切りの技術が高いが、本人曰く、姉や新堂沙織には及ばないと語っている。テンパると必ずと言っていいほどスマホの検索機能を使う。口癖は「(検索結果は)なしですね」。ちなみに髪型が友人の申々木 智夜にいじられるため、通学時とオフの時はハンチング帽のような物をかぶっている。
夏香と同じく前章終了後宗司達と顔合わせを行う。ちなみに同時期の真由との顔合わせも滞りなかったようだ。本編中では直接の先輩である信也に対しては心配こそするもののその後は全く気にしてないことからやや冷たいが、外部入学者かつガンダムを操る宗司に対しては新堂沙織からの話もあってか興味を抱いているようでやや距離が近い。なおその事について触れられると意味不明な暗号と共に検索をし出す。その際エンゲージシステムのガンダムパイロットと浮気すると殺される噂があることを話す。
その後HOWの作戦で援軍として、新堂沙織と共に参戦する。
モデルは恨み来、恋、恨み恋にて作者の推しのキャラ「戌原 咲直」。髪色は原作通りの銀髪で行きたかったが、銀髪キャラが多すぎる問題と似すぎる為から自省して没となった。
私立東響湾ピースランド学園に通う中等部3年生。信也の地元の後輩で幼馴染の一人。茶髪の髪を肩にかからない程度の短さでまとめている関西訛りのあるいたずら少女。
友直の腐れ縁の友人でライバルあり、よく成績勝負で犬猿の仲のように争い合っている。成績は智夜の方が上で、いつも馬鹿にしているが、実際のところは友直に追いつかれまいと、幼少期の出来事から常に前を走ることを意識している。MS所持法も会得しており、友直と同じく自衛軍でアルバイト兼修行している。
前章終了後宗司達と顔合わせをする。その際宗司の事を気になる友直をからかい、制裁を受けている。本編中ではスケジュールが合わず言及されるのみとなっている。が、その後HOWの作戦に援軍として友直と共に登場した。
モデルとしては恨み来、恋、恨み恋の「申々町 千恵」。
ルウォ・エンタープライズに所属する傭兵。25歳。茶髪の男性。身長172cm。
第1章の宇宙にてフェネクスを捕獲しようとしていた自衛軍の前に現れた人物。第3章では学校帰りの宗司達の前に現れ、HOWが自衛軍やゼロンと同じ、くだらない理想を追求する無駄な組織であること、そしてフェネクス、梨亜は渡さないと言った。
フェネクス争奪戦に置いてサーガガンダムを駆ってHOW、そしてゼロンと対峙する。腕は立つものの、元達が強化人間風情と呼ぶゾルダーと互角かそれ以下の実力で、宗司達でも相手には出来るとのこと。ところが要所要所でDNLの片鱗とも呼べる実力は見せている模様。
元達の調べではかつてのHOW、MSオーダーズ時代の大戦闘だった「東響掃討戦」で被災した子供らしく、彼を含めた幼馴染の両親達が敵MSとの戦闘の瓦礫で埋もれて死亡したという。その後は里親に引き取られ、東響都で暮らしていた。元々自衛軍に所属していたようだが、2年前に抜けている。丁度アンネイムドの事件「ラプラス事件」と前後する位置で、そのタイミングで未緒のルウォ・エンタープライズに合流したと思われる。予言の子どもの一人で、未緒ともその時からの知人。
モデルは無論ガンダムNTのヨナ・バシュタ。第3章における主人公とも呼べる人物の一人としている。なおあちらよりも更にトゲトゲした性格、口調を意識している。
本世界の日本において老舗の部類に入る岐敷県に所在を置く現民生MS・プログラム開発大手の一つルウォ・エンタープライズの特別顧問として腕を振るう女性。占いによって自企業に益を齎す。
そんな彼女だが異様なまでにアンネイムドフェネクスに執着している。彼女自身はフェネクスを神の如き力と称し、人類の進化の為に、フェネクスを破壊しようとする元達の妨害を試みている。そんな彼女は陽太を始めとする私兵を雇って独自の捕獲作戦を執る。
元達HOWも既にルウォ・エンタープライズが背後に付いているであろうことは辿りついていた。しかし動いた時には既に彼女達は社を離れた後であり、彼女達は石河県の未緒に味方するカザノメカニクス一部上層部が保有する施設に潜伏。HOWの捕獲作戦に乗じて乱入してきた。
陽太ともう一人と合わせて予言の子供達の1人であり、フェネクスの情報は彼経由で自衛軍からもたらされたと思われたが、実際は未緒がアンネイムド事件を調べたのちに彼に知らせて引き入れた模様。彼を2年前に自分の笠下の私兵集団に加え、支援し続けた。
モデルはガンダムNTのミシェル・ルオ。ルウォ・エンタープライズとは無論ルオ商会がベースであるが、街を束ねる大企業だったのに対し、こちらはエンタープライズの名の通りソフトウェアメインのMS開発企業となっている。なおサーガガンダムに関しては未緒を懇意にする自衛軍の一部高官から供給された物を自会社でカスタマイズしたものを使っている。この辺りは原典にてナラティブガンダムの装備を外部から揃えた事象を意識している。
カザノメカニクスのMS開発部主任を務める男性。かのアンネイムドのハードウェア開発担当。
アンネイムドの関わった当時の事件2件に関わった生き証人であり、ラプラス事件では事態解決のために自衛軍と共に各地を回った。
本章においては2年前と同じくアンネイムドに関わるHOWに、ライバル会社ながらサポートとしてアンネイムドの開発資料の公開、対フェネクス用兵装「ユグドラルストーカー」の開発・供与を行い、捕獲を支援する。
モデルはガンダムUCのアーロン・テルジェフ。こちらでもユグドラルフレームが光ることは分かっていても何で光るのか、光が変わる理由について分かっていない。
ハル・ハリヴァー
ゼロンのエースパイロットの一人、真紅の流星と呼ばれる男のクローン、強化人間として生まれた男性。生きている当人が同組織に居る為か、はたまた真紅の流星のかつての趣向の再現の為か見分けの為に目元を覆う仮面をかぶっている。
クローン精製技術に関してはギルボード・デュランザメスが担当し、記憶なども引き継ぎ、本物と見た目は謙遜ないほどの出来栄えとのこと。
落ち着いた物腰の男性で、忠実にゼロンの目指す理想を推し進める。が、敵対者には容赦せず、交渉決裂時には躊躇いなく撃墜に掛かる非情さを持ち合わせる。しかしそんな彼も何やら考えがあるようで、それはクローン元である紅の流星にも明かしていない独自の思想がある模様。
2年前にシュバルトゼロ・ジェミニアスの一号機を輸送中に奪取を目論むも抵抗に遭い破壊・自爆にまで追い込んでいる。そこから続くラプラス事件では解き放たれたアンネイムドユニコーンを巡った抗争に、自らの機体が共鳴したことで興味を抱き参戦。そこでシュバルトゼロRⅡだった元とも対峙し、自らの機体で圧倒したものの、撃破には至らず、そのままユニコーンのパイロットと死闘を繰り広げて機体が大破し、撤退する。その際覚醒した領域に至ったパイロットを見て、空しいなと言い残していた。
今回の事件においてはとある新人パイロットのゼロン勢力外における初実戦の研修を兼ね、2年前のリベンジ、そしてまだ見ぬ3番目の兄弟フェネクスを確保する指令を受けて元や宗司達の前に立ち塞がる。
モデルは機動戦士ガンダムUCの赤い彗星の再来、フル・フロンタル。こちらは既に原作時間に当たる部分から経過しているためか正体が各勢力に知られている。オリジナルと同じ時間軸に居るのはスパロボの設定を意識したもの。
ゾルダー・ヴァッターマン
ゼロンの真紅の流星部隊に属する強化人間。ハル・ハリヴァーとは別の隊の小隊長を務める男性。片目が義眼で、髪は色素の抜けた白とアンバランスな配色の赤いメッシュのモヒカン風。ハルと比べるとやや言動が粗野で、砕けた話し方をする。
実は彼もまた真紅の流星の再現、クローンの強化人間であり、彼はその失敗作。オリジナル程精神が安定しなかったため制御困難とされたが、それでも技能は高くまたDNL能力を有することからパイロットとして採用された。その為本人は完成型であるハルを嫌っている。
実力は高いものの、元曰くハルよりは相手は楽、とされてしまっている。本人は魔王たるガンダムとの戦いを所望していたが、オースインパルスの妨害で近づけなかった。復活後のシュバルトゼロクローザーとの相手をするも、簡単に一蹴されてしまいますます彼は激情し、撤退した。
モデルはガンダムNTのゾルタン・アッカネン。キャラが濃すぎる為概ねそのままだが、むしろ薄くなっている気がしないでもない。このあたりに関しては後半盛り返していきたいところ。
新堂沙織(L3)
性別 女
身長 163cm
髪色 黒
出身地 日本 東響都 新祷区
年齢 36
誕生日 4月12日
血液型 B
好きなもの 刀剣鑑賞、剣道、みたらし団子、芯のある人間
嫌いなもの 湿気(刀がさびる為)、肝試し、ぬれせんべい、芯のない人間
愛称 自衛軍最強のMS剣士、自衛軍第1MS部隊「極舞」隊長
自衛軍の将校となった最強のMS剣士。現在は大佐の地位にある。
MS隊「極」は今や自衛軍のMS部隊として主力「極舞」となっており、彼女はその指揮官として後方で任に当たるようになった。かつてのラプラス事件でも活躍し、輪舞の鈴に協力して事件解決に尽力した。
無論HOWとの関係も続いており、元とはお互いの立場の関係上よく関わる。居合の名人であり、刹那の一撃はガンダムすらも圧倒するほど。最近は弟子として遠縁の親戚にあたる友直と智夜をパイロット、護衛人として鍛えている。
本編ではシュバルトゼロ・ジェミニアスの新装備クローズフェニックスの運搬護衛を行う。
人物モデルは変わらず、マブラヴシリーズの篁唯依。
レイ「以上が人物紹介ってことだね」
ジャンヌ「この人物紹介ってレギュラーキャラは細かに年齢とか分けて書いてますよね」
士「そうだね。その方が後々登場させたときも分かりやすいし、キャラ登場の指針にもなるし」
ジャンヌ「ではそれを踏まえて、戌村友直さんレギュラーなんです?」
士「そのつもりです」
レイ「おおっ、自衛軍側もレギュラーキャラってわけなんだ!」
ジャンヌ「んー……今回で出向するってことなんでしょうか?」
士「それはどうかなー」
レイ「まぁその時はその時ってことだね。そして予言の子供達、ハル・ハリヴァー達は元ネタは分かっていたけど、まさか舞島さんもユニコーンのキャラモチーフだったなんてね」
士「どうやって漢字に名前を落とし込もうかめっちゃ悩んだわ(;´・ω・)変なところでこだわるの良くないんだけどね」
ジャンヌ「それと名前が出ないからか、あの傭兵隊長や秘書、それから騎士官と呼ばれた人も紹介無いんですね」
士「そうだね。まだ紹介には至らないってことだね」
レイ「至らない……」
ジャンヌ「また意味深な」
士「ま、それは今触れることじゃないよ。というわけでMS紹介、前編ではまず重要どころの機体の紹介からしようかな」
ジャンヌ「ということはフェネクスですか。それでは参ります」
型式番号 FRX-0[γ]
アンネイムド[フェネクス]
機体解説
・
3年前に行われた同じアンネイムドシリーズとの合同性能評価試験において暴走し、以来地球周囲の宇宙空間を飛び回っていた。その際自衛軍が何度も捕獲を試みたものの、いずれも失敗に終わった。
これだけの性能を誇るのは無理もなく、理由はアンネイムドシリーズが「シュバルトゼロの再現」を目的とした機体であるため。動力源にはツインジェネレーターシステムを搭載し、試作型のユグドラシルフレームを搭載。そして機体制御戦闘用プログラムにあのDIENDのベースとなったシステム「L-DLa」と呼ばれるシステムを搭載しているため、戦闘能力が高すぎる為、捕獲に至っていないのである。
もっともそれ以外にも通常の推進にユグドラルフィールドの推進を用いていること、そしてなにより疲れ・負荷を知らない機動運動が原因で、パイロットが生きているのか怪しい状態であることもあって確保に至ってない。
なお本機は装甲を解放してガンダムとなった形態も存在する。が、失踪後は一度もその「デストロイドモード」になったことはない。
その存在はおぼろげながら第2部4章時点で語られており、第3部においても自衛軍の捕獲部隊が動いていた。ゼロンとは別の組織が捕獲に乱入したりもしたが、シュバルトゼロが追走劇の末に地球へと叩き落す。その後は重力の影響もあってか地球を飛び回っていたが、第3章にて石河県の佐弩島に滞在中の所をHOWに補足、新兵器のユグドラルストーカーで捕獲されることとなった。
ちなみにこれまでの話でそのまま重力圏を抜ければいいのでは、と思われるが実はアンネイムドシリーズはデストロイドモードにならないと大気圏を突破できるほどの推力は持たない。そのデストロイドモードも本機はなぜか暴走後逃走中は使用せず、ユニコーンドモードで驚異的な飛行速度で逃げていたためデストロイドモードが故障していると元達は予想している。
コンセプトは「アナザーフェネクス」とするために「本来の仕様でフリーになる腕部への追加武装を多分に追加したフェネクス」「兵器としての道に囚われたフェネクス」「アーマードアーマーで押さえつけられないアンネイムド」を根底にデザインした。なお腕部の兵装はいずれもユグドラルフレーム製の為、原型機のサイコ・フィールドによる攻撃は阻害しない構成としている。なおこの腕部兵装群は初登場時に言及されていないが、これは設定そのものをしていなかったため。一応最初から搭載されていた体となっている。
【機能】
・DNフェイズカーボンGM
もはや当たり前となったエース機採用の装甲部材の発展形。GMはガンダリウムメタルの略。
ガンダリウムメタルとは自衛軍のMSに採用され始めている装甲で、軽いながらも実弾や衝撃への耐性が高い装甲。DNフェイズカーボンの原材料の一つとしても最適であり、本機はそれを体現している装甲を利用している。
モデルはもちろんガンダリウム合金。
・ツインジェネレーターシステム
機体胸部に内蔵する高純度DN発生器。出力はシュバルトゼロガンダムの物よりやや低め。しかし機体そのものの性能が高い為、それでもシュバルトゼロガンダムと同等の性能を引き出せる。むしろ低い為に扱いやすさではこちらが上でもある。
L-DLa起動時には開いた胸部ダクト風装甲から活性化したツインジェネレーターの膨大な高純度DNが大量に放出される。これは出力の増大に伴い溢れ出すDNを逃がす目的もある。
・ユグドラシルフレーム
機体フレーム全てをユグドラルフレームで構成する仕様。本機はシュバルトゼロのそれと違って装甲下にフレームを内包する形となっている。これはユグドラシルフレーム機であることを隠匿するための物であり、後述するL-DLaにてその力を解放する。デストロイドモード時には蒼く発光する。
本機の放つユグドラルフィールドは触れた物の時を戻す機能を有する。これは同じユグドラル兵装、あるいはドライバ・フィールドなどの特殊力場でなければ防御不可で、DNウォールすらも貫通していく。
・対DNL戦闘用プログラム「L-DLa」
本機最大の目玉と言っていい戦闘用プログラム。L-DLaとは「Leader-Destroyer Link accelerator」。直訳は「統率者を破壊する者、つながりを加速する物」。
DNLの感応音を感知して稼働する。端的に言えばDNLが感じ取った敵意の音を感じ取り、機体がパイロットに伝達させる、あるいは自動的に攻撃・迎撃態勢に入るというもの。DNLが持つアドバンテージのその上を取る動きが可能となる。その為に使用時にはジェネレーターなど機体各部出力制限を取り払うデストロイドモードへと切り替わる。この時ユグドラシルフレームの思念拡張が行われて疑似的なDNL能力獲得、あるいはDNL能力の拡張がなされる。
これが量産化されれば敵にDNLがいても対処可能、万が一シュバルトゼロが暴走しても対処が可能なはずだったが、途中でシステムには適性者がいることが判明。もし適性者でない人間が搭乗した場合はL-DLaがパイロットから制御権を奪い暴走するため危険なシロモノと言うことで量産化は見送り、更に合同性能評価試験とラプラス計画において適性者でも何らかの要因で機体がこちらの制御を離れることが判明し、少数生産すらも禁止されることとなった。本機の例こそその初事例であり、暴走後はパイロットとの交信が途絶えてしまった。
とはいえそれを悪用する例が起きており、それこそ第2部4章から登場したディスティニーライダーの運用するDIENDシステムはこのL-DLaをベースに開発されている。DNLを仮想敵としている点が共通する。
モデルは無論NT-D。DIENDシステムのネタベースとなったHADES、EXAMとは開発順が逆であり、本システムが大元のオリジナルとなっている。
・デストロイドモード
本機の最大稼働を行うために装甲を展開し、ガンダムの姿を現すアンネイムド共通の形態。L-DLa発動時にしか起動しない。
本形態移行時は自動的にユグドラルフィールドが展開し、変形を阻害する攻撃を無効化する。性能としてはシュバルトゼロRⅡ時のエラクスと同等以上の出力とスピードを誇る。だが特筆すべきユグドラシルフレームを発生源としたユグドラルフィールドの運用である。このモード時にはユグドラルジャックと呼ばれる能力により敵のDNLコントロールする兵装のコントロールを奪う機能を有する。
これによりシュバルトゼロが劣勢に立たされるわけなのだが、それ以外にも出力が最大状態なため機動するだけでも並みのDNLでは感知できない程スピードで移動するため、無敵を体現している。
ただしモード発動時はL-DLaの闘争本能が強く働いている時でもあり、パイロットが強い意志でそれを拒まないとたちまち殺戮マシーンとして暴走してしまう。現在のフェネクスはそのシステムによる乗っ取りではないかと多くの技術者が予測しているが、元とジャンヌといったDNLは最初こそそうでも今はそうではない別の要因、パイロットが喰われたとしている。
モデルはデストロイモード。機能などもほぼ同等のものに置き換わっている。
【武装】
本機は三年の間無補給状態である。そのため本来の仕様から欠けた武装がいくつかある。よって今回は現時点で残っている武装を紹介することとなる。
・バルカン砲
頭部に内蔵されたバルカン砲。5発に1発、軌道修正用の閃光弾が備わっている。弾数はおよそ120発。アンネイムドシリーズ共通の兵装。現時点でこれを使った描写はないものの、暴走当時に使った記録がないためそのまま残っているものと推測している。
・ビームサーベル
アンネイムドシリーズ共通の兵装。バックパックと腕部サーベルホルダーに合わせて4本装備する。
本機の場合後述する[ヴァリアントランス]が主力兵装を務める為かあまり使われない。
・ホルダーガン
ビームサーベルを格納する腕部兵装。前面部分が低出力ビームガンとして使用可能。もっともこちらも[ヴァリアントランス]との兼ね合いで使われることは少ない。
・タクティカルアーマー[ディフェンスエクスプロード・フェニックス]
背部の専用アームに二枚、翼のように装備したタクティカルアーマーDEの改良型。略称TADEF。フェネクスは分離させてファンネルとして用いる。
違いとしてはビームキャノンと逆側にブレードとして使用可能なテールユニットが装備されている。これは単なる打突ではタクティカルアーマーの接続部が痛みかねないこと、そしてDNウォールの突破を目的としたためであり、テールユニットへのDN伝達で十分な切断能力を見せる。
攻撃性能が高い兵装だが、それは裏を返せばDNを伝達させなければ殺傷能力がないということであり、フェネクスはその特性を生かしてパイロットを殺さずに迎撃することも出来る。
装着状態では非常に高い機動性を本機に与えているのだが、本機は更にユグドラルフィールドによる加速力を得ており、そのスピードは想定スペックを越える。
モデルはフェネクス版アームドアーマーDE。
・タクティカルアーマー[ヴァリアントランス]
機体下腕部に装備される増加装甲兼専用武器群の一つ、なのだが本兵装は他とはやや出自が異なる。
理由は本兵装が純粋なカザノメカニクス製ではないため、自衛軍が独自に作り上げたタクティカルアーマーなのである。手首を覆う方式のこのタクティカルアーマーのコンセプトとはずばり「ユグドラルフレームの共振効果の最大限活用」。展開されるランスパーツにはもちろんユグドラルフレームを採用。フィールドの活用においてもっとも重要視されると言われる「手」を丸ごと覆うことで展開した武装にその性質を付与させ、攻撃に強い影響力を及ぼさせることを狙っている。
その狙いは正しく作用し、合同性能評価試験においてまるでドライバ・フィールドのようにビームを曲げて撃ち、ビームサーベルを形成した。
逃走中の本機はこの兵装を使うことなくユグドラルフィールドを用いた攻撃を行っているため、無用の長物に近くなってしまっている。
本兵装のルーツはかつてロートケーニギンが使用したヴァッペン・シルトの改良型、クリムゾンゼロが使用したオルトヌング・シルトであり、そちらからシールド機能を取っ払い、攻撃に特化させた仕様となる。もっともユグドラルフィールドの恩恵を受けられるため、総合的な防御力はこちらが上である。
モデルはバンシィ用のアームドアーマーBSとVN。二つの機能を併せ持たせ、更にRX-0と似た色合いの機体が3機いる蒼穹のファフナーのザルヴァートルモデルの主兵装「ルガーランス」を掛け合わせた形となっている。有体に言ってしまうとマークアレスの腕部武器がベース。
ジャンヌ「以上がアンネイムド[フェネクス]の紹介ですね」
レイ「概ね、原作と同じって感じだね。違うのは腕部大型装備のヴァリアントランスかな」
士「そんなところですね。こうなったのには理由があるわけなんですが」
レイ「何か書いてあるよね。登場当初は設定してなかったとか」
士「そうそれ」
ジャンヌ「それは……間抜けという他ないんですが」
レイ「ジャンヌちゃん毒舌だねぇ」
士「まだあの時アナザー系の設定どうしようか考えていた段階なんですわ……。武装ちょっと変えるのか、そのままなのか。今回の場合は描写していなくても大丈夫な装備追加にしたわけなんですが」
ジャンヌ「まぁでもそれもあって原典機同士で色々似てるってうわさのザ○ヴァートル系列機、タイプシリーズの特徴を盛り込めたってわけですね」
士「展開時はザ○ンのランス二刀流みたいな感じになるね」
レイ「既視感はそれかぁ」
士「さて、そのフェネクスですが、捕獲されたから万々歳、ってわけでもないんですよ」
ジャンヌ「未緒派もまだ企んでいるわけですからね」
レイ「何か企んできそう、っていうか人物紹介の方でも触れてるからね」
士「あえてここで紹介しておきました。それでは次に続きます」