士「中編始めて参ります」
グリーフィア「紹介内容見たけど、これ3部で収まりそうにないと思うんだけど?」
士「あ、クローザーの紹介は次回の黒の館DNに回す予定です」
ネイ「それでも辛い気が……」
士「その時は何とかまとめると思う。それ言うなら早速紹介に行きますよー」
グリーフィア「やれやれ、それじゃあ、次はサーガガンダムとゼロンMS、シナンジュ・ゼロンとプロトゼロン紹介していくわよ~まずはサーガガンダムから~」
型式番号 FRX-9
サーガガンダム
機体解説
自衛軍がユグドラシルフレーム機を開発する為に試作したMS「フォリウムガンダム」を未緒の派閥のルウォ・エンタープライズが秘密裏に譲渡され、改修したMS。オーソドックスな白基調の白黒黄色のトリコロールカラー。パイロットは及川陽太。
素体は装甲が不完全なやせっぽちとも形容されるほどの弱々しい姿だが、追加装備を装備することで作戦に相応しい姿に変わる。装備は宇宙戦用のα装備、宇宙戦寄りの地上戦用のβ装備、そしてのちに搭乗する疑似ユグドラシルフレーム機装備のγ装備に分類される。これら装備はルウォ・エンタープライズが企画し、外部委託した開発部から作らせたものである。
未緒が神と形容するユグドラシルフレーム搭載の機体「アンネイムド」を捕獲するための機体ということで、神話と名付けられているが、その名前を名付けるだけあってアンネイムド対策はバッチリとなっており、同時に同じユグドラシルフレーム機のシュバルトゼロなどに対しても対策が取れているところからも完全にアンネイムドの周囲を抑える構成を取っている。
ただし機体性能としてはγ装備を除いていずれかの能力に特化しすぎており、苦手な距離が存在する。
コンセプトは「アナザーナラティブガンダム」。α装備が元々のA装備とあまり変わらないものの、βとγはアレンジを加える形で調整している。
【機能】
・DNフェイズカーボンGM
高級機に採用されるDN浸透装甲。装甲が少ない本機でも最低限の箇所に採用され、また増加される装備の装甲にも採用される。
・対DNL戦闘用プログラム「L-DLa」
アンネイムドシリーズに採用されているDNLと渡り合うための戦闘プログラム。本機にもまたアンネイムドやシュバルトゼロに対抗する為に搭載されている。
ところがこのシステムはカザノメカニクスの影の実力者神鳴一族が作り上げた秘密のシステムの一つで、本来何があってもアンネイムド以外に搭載することは不可能であるはずだった。ところが未緒は何らかのつてを利用し、本システムを再現し、作り上げて本機に搭載したのであった。
肝心要の性能も据え置きでユグドラルジャックが可能などアンネイムドと互角で、引けは取らない。ところがクローザーに対しては流石に性能差が開けられており、ユグドラルジャックすらもフレーム無しでは効果なしと言った具合。
原作においてはNT-Dを装備されていることを知らなかったヨナと違い、陽太はシステムを把握し、その力を用いて戦った。
・換装
本機専用のα、β、γ装備へと換装する。この機構の為に本機はバックパックもユニット化されている。
また腹部にはコアファイターも内蔵しており、可能な限りパイロットを優先した機構を備えている。
【武装】
・バルカン砲
本機唯一の基本装備。ビームサーベルすらもない素体状態ではMSの撃破は困難を極める。
<α装備>
宇宙戦にて使用する大型ユニット。大元にはかつて自衛軍のMS開発プランとして存在した宇宙拠点防衛用MSとラプラス事件の裏で活動したとあるMSのデータが流用されているという。
股間部にハイメガキャノンを装備した大型ブースターユニットを下半身に、ブースター後方から腕部方向へ抜けるように大型ウエポンアームを装備。加えてアーム根元には多連装武装コンテナを装備する。
宇宙空間で逃げ回るフェネクスに追従し、ウエポンアームユニットのユグドラルキャプチャーで捕縛するという動きを行うための機体で、MS相手にはそもそも推進力で追随を許さないという戦い方を展開する。
第3部第1章にて使用するがシュバルトゼロの不意打ちから徐々に崩されていってしまった。その後はフェネクスが地上に留まったことで出番は終わった。ちなみにブースターユニットにDNコンデンサー、腰背部ユニットにDNジェネレーターを追加で装備しているため、通常ジェネレーターである本機でもエネルギー不足に陥ることはない。
モデルは無論ナラティブガンダムA装備。その設計思想のモデルとなっている二機は試作三号機「デンドロビウム」とトリスタン「フェイルノート」がベースという裏設定。
【追加武装】
・ビームサーベル
通常サイズのビームサーベル発生端末を脚部ブースター内部に二本格納する。
・脚部ブースターユニット
脚部へとブーツを履くように装着するブースターユニット。本形態での加速を担う。よくある大型機のブースターと異なり、本体の可動域でAMBACとして機能が可能で膨大な推力を生み出す。
モデル元のブースターユニットとほぼ同等の性能。
・股間部ハイメガキャノン
フロントアーマー用の増加装甲と共に装備される大出力ビーム砲。ガンダムのDNウォールさえ突き破る性能を持っていた。
とはいえ本編中ではほとんど使われることはなかった。理由は非情になり切れなかった陽太の判断である。
原型機と同型の兵装。ちなみに、ハイメガキャノンのメガはメガ粒子意味するが、こちらのメガは大出力ビーム砲の意味を持つ。
・複合対ユグドラル兵装「ユグドラルキャプチャー・ウエポンアーム」
腰背部のジョイントで保持し、腕部で扱う特殊複合兵装。
通常の状態では先端部がビームサーベルを出力可能なビームランチャー、後部にミサイルポッド、分離式拡散ビーム放射装置を含んだウエポンポッドを備える。だがそれらは全て通常戦闘や目標を追い込むための兵装であり、本命は後部にスライドされていたクローパーツを先端に展開した状態「ユグドラルキャプチャークロー」。このユニットから発生するユグドラルキャプチャーとは、ユグドラルフレームなどを採用した機体の動きを止め、捕獲するための領域であり、フェネクスを抵抗なく捕らえたりシュバルトゼロなどの足止めに本機は用いる。開発経緯としてはアンネイムドの事件後何らかの状況でアンネイムドが再び暴走することを避けるためにカザノメカニクスが中心に開発を呼びかけた。本機の物はその開発に携わったいずれかから(おそらく、ライバル社の佐成エレクトロニクスから)流出または譲渡されたとみられる。
モデルはナラティブガンダムA装備の複合特殊兵装「サイコ・キャプチャー」。ウエポンポッドの一部にクレヴェナールの武装が一部参考にされている。
・ブースタータンク
腰部コネクタのアームユニットの接続部を覆うように取り付けられたフレームに接続された4本のブースタータンク。
実は自衛軍でも使われているサブフライトシステム「アメンボ」のプロペラントタンクが流用されており脚部ブースターユニットの大きさもあって判別は難しい。
<β装備>
地上にて使用するユニット。とはいえどちらかというとコロニー内での戦闘を目的としている。
これは本来未緒達がα装備でコロニー内に追い込んでから本装備を使用することを目的としていたからにある。フェネクスが人の多いところでは刻戻しを行わない、非殺傷を目的としていると気づいたため、それに当てはまる場所、コロニーにおびき寄せようとしていたのである。ところがその思惑を崩すようにシュバルトゼロがフェネクスを地球へと叩き落し、計画の修正を行う時間が足りず、一部仕様を変更しながらも本装備が運用されることとなる。
なおガンダム世界でコロニー内での戦闘が畜生を越えた犯罪者扱いされるのはこの世界でもあまり変わっていない。シュバルトゼロなどの国家直属の専用機にも火力制限が設けられてしまう。それを行おうとした未緒達はその畜生である。
装備紹介に戻るが、この仕様変更により本機は原型となったβ装備のバージョン1.5とでもいうべき状態である。しかしその特徴的なファンネル型ユニットを背負う点などは変わらない。
モデルはナラティブガンダムB装備。コンセプトは「B装備の地上装備版」。ファンネルは維持しつつも地上で有利な仕様へと変更され、コロニーで戦わない分ある程度高火力を求めるようになった。
【追加武装】
・有線式遠隔操作端末(別称インコム)(正式名称「ユグドラルキャプチャー・ファンネル」)
バックパックに四基、H字状に装備される有線式ファンネル。パイロットはインコムと呼んでいる。
インコムとはDNLでなくとも使用できる遠隔操作端末の名称である。この定義に当てはめると第1部のドラグーナ・ヴォロスのガンブースターも同種の兵装であるが、あちらはエネルギー供給のための有線式であり、別種の装備である。
そのままの状態だと放つビームも低く、有線であるために戦闘距離が短いという欠点も生まれている。しかし本領を発揮するのはアンカーユニットを排除したユグドラルキャプチャーモードであり、この状態ではファンネル自体が変形し、クロー型のユグドラルキャプチャー発生器へと変貌。L-DLaの影響下でユグドラルフレーム機へ猛烈なスピードで追従し、捕らえてキャプチャー領域へと閉じ込める。その状態では稼働時間が極端に短くなるものの、捕らえた後はキャプチャー領域発生時には物理的干渉が行われ、地面に落ちる為推力に関しては問題がなくなる。またキャプチャーモード移行後はアンカーユニットがパージされ、バックパックのもう一つの機能が目覚める。
本編中では二基がシュバルトゼロを、もう二基がブラウジーベンの動きを封じてしまった。が、領域を広域に展開しておらず、これは2機を撃墜することも念頭に入れたためと思われる。
モデルは無論ナラティブガンダムB装備の同名兵装。数が2倍になった程度だが、問題はバックパック排除後に新たな機能を設けた点にある。
・アドバンスドシールド
機体両腕部のアタッチメントに接続して使用する小型シールド。二枚装備する。
シールドの裏にはダブルビームライフルがそれぞれ内蔵されており、これで平時の射撃攻撃を行う。ライフルの銃口側同士で合体させることで大型シールドへと変貌。武器もライフル同士を合体させたことで扱うエネルギー量の増えたダブルビームキャノンへと強化される。
攻撃性能は高いが、防御性能は特にDNウォールなどがなく、高級機に関しては脆い防御兵装となっている。とはいえ改修前はビームライフルがミサイルランチャーだったため、攻撃性能に振った結果、こうなった。
モデルはナラティブガンダムB装備の小型シールド。合体機構などは同じだが武装の変更が行われた。これはコロニー内での戦闘を考慮する必要がなくなったためである。
・ビームサーベル
MSに標準的な兵装。腰部アタッチメント部のホルダーに二本装備する。
・アストロロジーバックパック
ユグドラシルキャプチャー・ファンネルを装備するバックパック名称は「占星術」の英語から。
通常時は前述した通りインコムモードのユグドラルキャプチャーを装備しているが、それらをパージした後、バックパックが展開し、マキナ・ドランディアでも使われていたビーム兵装「ヴァルスビー」と増加スラスター「タクティカルスラスター」を使用可能となる。
武装構成としてはガンダムF91のヴェスバー、タクティカルスラスターはガンダムアストレイ系列のタクティカルアームズのスラスターがベース。ちなみになぜ名称がこれなのかと言うと、単純に占いつながりである。
グリーフィア「以上がサーガガンダムの紹介……?になるわね?」
ネイ「γ装備は……また後で?」
士「後で紹介ですね。まだ出てないので」
グリーフィア「分かりにくくならなければいいんだけどねぇ」
ネイ「そうだね。それで機能としては、やっぱりアンネイムドの機能を一部有しているんですね」
士「L-DLaですね。とはいえこのシステム、大元のアンネイムドのものを再現している点も同じで、本来ならサイコミュジャックの機能も見せたかったところですが、劇中ではその機会はありませんでしたと」
ネイ「それにしてもちゃんとα装備の解説もあるんですね」
グリーフィア「そうねぇ。最初に出た時に出すかと思ってたんだけど、やっぱりまとめて紹介したかったって感じ?それとも第1章の時点だとネタバレ不味かった?」
士「両方だね。ま紹介するにもこっちでやった方が良かったし、それにフェネクスの紹介でも言っていたけど、まだアナザーガンダム達の設定も煮詰まってなかったから、紹介できなかったってことだ」
グリーフィア「なるほどねぇ」
ネイ「ではそろそろ次の紹介した方がいいですか?」
士「お願いします」
ネイ「それでは次はシナンジュ系統2機種の紹介です。どうぞ」
シナンジュ・ゼロン
ZAMD-06S
機体解説
ゼロンがハル・ハリヴァー専用に開発したMS。一時期におけるゼロンの象徴として君臨した。異名通りの赤い機体色が特徴的。差し色に銀色を採用している。頭部ブレードアンテナにモノアイの機体。型式番号は「ZERON ARMYS MOBILESUIT DIMENSION」の略。
本機の特性としてはアンネイムドシリーズと同じくユグドラルフレームの採用、思考による機体制御システムの搭載、そして異世界のガンダムを参考にしているという点である。本機のバックパックバーニアとビームライフルは何の因果かヴァイスインフィニットの物と酷似している。本機を初めて見た元とジャンヌが本機をヴァイスインフィニットの改造機と見間違えており、頭部がガンダムと違うにも関わらずこうなったことからも余程元達がヴァイスインフィニットに敏感になっていたかが読み取れる。
機体性能は高機動よりのパラメーターでアンネイムドシリーズより一段劣る。が、それをカバーしてラプラス事件ではアンネイムドユニコーン、バンシィ共に相手に取るほどの力と、拡張兵装で圧倒して見せた。この点はパイロットの実力であり、ジェミニアス1号機を撃破していることからもうかがえる。武装もシンプルなものが多いが、時期が3年前の虚無戦争を経ており、その為かその戦争で悪魔の活躍を見せたオースプロヴィデンスの武装を一部踏襲している。
コンセプトは「シナンジュにプロヴィデンスガンダム系列の特徴追加」。両者の共通点としてパイロットが「誰かをモチーフとして造られた存在」であり、また主人公の機体と兄弟機のような立ち位置にもある。案外似ているうえにDN本編での時期もそれなりに近いうえ、シナンジュの建造に時間が合ったため、虚無戦争にてプロヴィデンスのデータを盗用した設定を加えている。
【機能】
・DNフェイズカーボンGM
アンネイムドと同じガンダリウムメタル製のDNフェイズカーボン。なぜゼロンが、という疑問についてはこんな事情がある。ラプラス事件以前からゼロンは自衛軍の一部高官と関係があり、そのルートからゼロンにガンダリウムメタル製のDNフェイズカーボンが提供、それを用いた試作MSがこのシナンジュ・ゼロンであったという話である。
・ツインジェネレーターシステム
胸部に内蔵する高純度DN発生装置。粒子放出口はバックパックが兼ねる構造。
今となってはあまり特筆されるようなものではなくなってしまっているが、問題はその
完成度。観測データによれば蒼穹島製の物よりもシュバルトゼロのそれに近く、これがまたゼロンにヴァイスインフィニットがいることの裏付けに繋がっている。
・ユグドラルフレーム
ユグドラシルフレームの局所的採用版。本機の装備箇所は胸部ツインジェネレーター周辺フレームとなっている。
全身に装備しつつ外界に露出させるアンネイムドシリーズと比べるとあまりにユグドラルフレームの量が足りない様に見えるが、ハルは自身の有り余るDNLとしての能力を活かし、アンネイムド達とユグドラルフィールドでの張り合いが出来るだけの出力を引き出している。その力は光巴曰く「憎悪の光」でプレッシャーを相対する物に与える。
【武装】
・バルカン砲
ゼロン機に珍しい頭部バルカン砲。片側80発装備。
ハルはいずれの武装もけん制に使うため、本兵装への依存も高く、かつての事件では幾度も本兵装の活用で隙を作って反撃に転じたりしている。
・ビームライフル
長銃身を持つビームライフル。下部の可動部にグレネードランチャー、バズーカ、DNレールガン、そして試作のユグドラルキャプチャーネットを装備可能となっている。
この兵装はやはりヴァイスインフィニット、かつてシュバルトゼロも装備していたと言われる「MWBR」がベースとなっている。グレネードランチャーもそこから発展したものである様子。
とはいえバリエーションはシュバルトゼロが戦った時より増えているため、脅威度は増している。ハルはバズーカの付いたこのライフルで機動戦闘を繰り広げたこともその実力を補強している。
そしてユグドラルキャプチャーネットはユグドラルストーカー、ユグドラルキャプチャーフィールドの中間的兵装であり、ユグドラル反応を抑え込む電磁波を放つネットを発射する。本編作戦を意識して搭載されている。
モデルとなったシナンジュのビームライフルはヴァイスインフィニットのMWBRのモデルともなっており、こちらもシュバルトゼロガンダムRのウイングと同じように時を経て本家リメイクの機体に搭載されることとなった。
・ビームサーベル
袖部分に格納された基本の近接格闘戦兵装。出力も一般的な高級機と同等。装着したまま使用することも可能で、アンネイムドのビームトンファーと関連が見られる。
原型機と同じビームサーベルである。
・マルチ・ウエポン・カバーシールド
本機の左腕を突っ込むことで保持するシールド装備。防御に加え、前面にビームガン二門、ビームサーベル一基、ビームアックスを側面に二本備え、シールド内部にはビームライフル下部のパーツ各種を内蔵。更に思考制御される手首が装備され、装備時も武器が持てるようになっている。表面にはゼロンのマークがプリントされている。
搭載武器についてはまずビームガンとビームサーベルはシールド埋め込み式で即応性に優れている。ビームアックスは取り外し可能な兵装だが前方へスライドさせることでハサミのような使い方が出来る。ライフル追加パーツは前述した通り。
モデルはシナンジュのシールドだが、装着方法などをプロヴィデンスの複合防盾システムからアイデアを得ている。
・シナンジュ・ビット
機体サイドアーマー、バックパックスラスター内部側面に装着されるシナンジュ・ゼロンが運用する遠隔操作端末ユニット。サイドアーマーに二基ずつ計四基、バックパックに四基ずつを二セットの計八基の合計十二基を装備する。
板状のビットであり、シナンジュ・ゼロンの手数を増やす。だがハルはそれだけにとどまらず、ビームライフルの近くまで持ってきて同時発射、威力統合で大出力ビーム発射を行いもする。機能として有さないにも関わらずこの使い方を出来るのはそれだけDNL能力が高いことの裏返しでもある。
モデルはプロヴィデンスのドラグーンシステム。円錐状のドラグーンがないが、代わりにエクストリームガンダムTypeレオスⅡV.sのディバインバスターのような使い方がパイロットによってなされている。また板状の遠隔操作端末という表現から、原典のシナンジュのプロトタイプ、シナンジュスタインのベースとなったと言われるHi-νガンダムのファンネルも意識しているチョイスである。なおHi-νガンダムと言えばシュバルトゼロガンダムのRⅡまでの原型の一つであり、敵方の機能を再現したとも言える。
・ハイマニューバウイングスラスター
かつてヴァイスインフィニットが装備していた兵装と同種の兵装。ウイング内部に遠隔操作端末を格納する点も同じ。
機動力は当時のヴァイスインフィニットよりも当然良く、アンネイムドシリーズのデストロイドモード、エラクスほどではないものの、それらと対等に渡り合えるだけの物を持つ。
バックパック中央には武装接続部が存在し、シールドやライフルを固定可能。下部にはプロペラントタンクを備えており、活動時間も引き延ばしている。そしてハイマニューバモードも引き継いでおり、機体各部のスラスターも合わせて紅の流星が得意とするデブリや障害物を蹴っての機動戦闘が可能となっている。
ヴァイスインフィニットを経て遂にシナンジュのアナザー機体にデータが活かされることとなった。
型式番号 ZAMD-06P
シナンジュ・プロトゼロン
機体解説
・シナンジュ・ゼロンを開発する為にゼロンがプロトタイプとして開発したMS。意図的にHOW、自衛軍のMSに似た角ばった装甲にデュアルアイが光る、銀色と白の機体。頭頂部のブレードアンテナはない。
本機の役目としてはシナンジュ・ゼロンを使うハルが果たしてどこまで兵装を追加しても問題ないかを確かめるため。基本兵装はほぼそのままにアタッチメントで追加できるようにしている。加えてHOWと自衛軍のMSの弱点を洗い出すために敢えて敵方のMSを参考に特徴を盛り込んだ。
完成したシナンジュ・ゼロンと比べると、基本に忠実な兵装ばかりだが、逆にゼロンで削られた機構もあり、むしろ武装の使いやすさで言うならこちらの方が扱いやすい面を持つ。だが機動面や出力の出し方について、こちらの方が硬い面もあり、原石とでもいうべき機体となっている。
そんな本機を操るゾルダーだが、その粗野な性格とは裏腹に充分本機のポテンシャルを引き出していると言って良く、むしろファンネルがない分そのリソースを操縦に回していると他の者は見ている。しかしそのゾルダー曰く自身はそのファンネルを扱って更に強くなるとのことで、奥の手なる装備を用意させることも多いという。
コンセプトはそのまま「シナンジュ・ゼロンの原石」。基本的な性能などは準じる。だが同時に本機は「シナンジュスタインを純粋に再現したマシン」というコンセプトがある。この点はそれぞれの追加装備にて明らかとなる。
【機能】
シナンジュ・ゼロンとほぼ同じ機能を有する。
【武装】
・バルカン砲
・ビームライフル
・マルチ・ウエポン・カバーシールド
これらは形状が一部違うものの、機能としては同じため説明を割愛。
・ハイマニューバウイングスラスター
オリジナルと同じ兵装。だがファンネルユニットがなく、その分機体重量が軽くなったため機動力はこちらが上。
・ビームサーベル
格闘戦兵装。オリジナルと違う点としては格納部カバーが可動する点で、自動的に手元まで持ってこれるため、スムーズな格闘戦移行が出来る点。
ネイ「以上がシナンジュ・ゼロン、プロトゼロンの解説ですね」
グリーフィア「プロトゼロンはS・ゼロンと武装は共通しているってことから武装説明は大分端折ってるわねぇ」
士「まぁ文章減らせるだけはあるし、書くのも面倒くさかったから。その分違いがある点は書いてあるし」
グリーフィア「にしてもシナンジュにビットとは、思い切り原典機をブレイクするような設定ねぇ」
ネイ「一応ビットはネオジオングでも使っているんですけど、本体に装備っていうのは意外でしたね」
士「ちなみにこのビットのモデル、プロヴィデンスのドラグーンがベースって点はちゃんとオース編読んでいればその交わりから取ってきたってのが分かるようになっているからね」
グリーフィア「なるほど、狂真嵐のルートから流れたってわけねぇ」
ネイ「一応時系列的には合っているみたいですね。プロトゼロンもビットがないことにもつながりそうですし」
士「そういうこと。さて続きは後編ということで」
ネイ「今回は話数収まりそうですね」
グリーフィア「いつも3部までで収まってほしいわよね~」