機動戦士ガンダムDN   作:藤和木 士

254 / 322
黒の館DN 双翼英雄譚編 第7回 後編

 

 

士「それでは後編に参りますよ~」

 

レイ「そういえばさ、ローズポートとかゼロンの艦艇の紹介っていいの?」

 

ジャンヌ「それやっておいた方がいいような気もしますが」

 

士「あぁ、ゼロン艦艇については次以降の紹介でやるつもり。で、ローズ・ポートはスポット参戦みたいなものな上、表向きは民間船だからね……紹介はしないっす」

 

レイ「ローズ・ポートェ」

 

ジャンヌ「うーん、民間船紹介省くのってどうなんです?」

 

士「全部紹介入れたいけどそれまでやると、手間だから。さて、それでは今回の紹介もよろしく」

 

レイ「じゃあまずはソルジガンとソルジスタ、どうぞっ!」

 

 

型式番号 FRGM-3

ソルジガン

 

機体解説

 自衛軍にて現在採用されている主力量産型MSの一種。開発元はカザノメカニクス石河本社。

 今まではHOWのモビルスーツばかりを採用していた自衛軍だが、それでは経済の循環に繋がらないと判断、またMS登場当初よりもMSの開発企業も増えてきたことから隊員達の好みに合った機体を採用するべく、数年前から他企業より主力量産MSの開発を委託するようになった。

 ソルジガンはHOWのソルシリーズをベースに開発された「ソルジムル」をベースに発展させた機体で、多種にわたる武装換装機構を失くした代わりに各部の高出力化、安定化を図った機体である。頭部はガンダムをベースにゴーグルカバーセンサーを採用し、内部のメインカメラを守る構成となっている。各部も平面と球面をほどほどの採用したシンプルなつくりで、内蔵武器も少ないが、それが却って追加で装備を行いやすい設計となっている。バックパックにDNジェネレーターを格納し、主力スラスターはコーン型のバーニアで上部に伸びたスラスターと共に飛行を行う。

 換装として増加装甲を装着可能。なお今現在採用されているのはD型と呼ばれる最新機種である。最新機種とはいえ、販売も行われており劇中では未緒派もどこからか入手している。

 結果としてソルジガンは扱いやすくて強い、ソルジアスよりも高評価を得られた機体となった。ところが一部はソルジアスの持つ特異性、特にDBの持つ圧倒的攻撃機能の有無や、ピーキーさを好んだり、あるいはソルジガンが素直すぎて敵の意表を突けないと言った不満を持ったりするパイロットも少なくなく、その為ソルジアスをそのまま継続的に使う者や、ソルジガンをベースに許可を得てHOWが手を加えた改修機「ソルジスタ」の開発が行われている。

 モデルはジェガン。直接のモデルはそのD型で増加装甲はスタークジェガンの事である。ソルジアスの武器も一部共通するものの、ジェガンの武器などが主となる。

 

【機能】

・ガンダリウムメタル・イージー

 通常のMSの装甲として採用されるようになった新素材「ガンダリウムメタル」の量産向け仕様。カザノメカニクスが開発した。

 ガンダリウムメタル自体は剛性・重量などMSの装甲として十分な効力を発揮する金属であり、HOW側でもその有用性を認めている。イージーはその費用を抑えつつ量産性に向いた製法で作られており、この点もまた自衛軍が量産MSの開発をカザノメカニクスに任せた理由でもある。

 ガンダリウム合金が元ネタだが、ジェガンにはガンダリウム合金は採用されていない。

 

・換装

 機体を覆う増加装甲「ストークアーマー」を装着した「ストークソルジガン」などに感想可能。

 

【武装】

・バルカンポッド

 頭部側面に装備されるバルカンポッド。インカムのような形となっている。

 

・ビームサーベル

 右腰に一本装備される基本的な格闘兵装。

 

・グレネード

 左腰に三つ装備される投擲用兵装。DN炸裂式を採用する。なおこの兵装は元をたどればあのガンファイターのグレネードに当たる。

 

・シールド

 左腕部に装備される実体シールド。側面に装甲破壊用の炸裂式対MSダガーが装備されている。

 防御性能としてはある程度のビームを防御できる耐ビームコーティングが施されている程度。そもそも本機の場合はバックパックなどのスラスターを用いた回避行動がメインとなるため、防御性能はあまり考慮されていない。

 ベースはジェガンのシールドだが、ダガーはフルメタルパニックシリーズの対戦車ダガーがモデル。

 

<ストークソルジガン>

 専用増加装甲「ストークアーマー」を装備した形態。射撃武器が多数装備された射撃戦仕様となっており、援護がメインとなる。とはいえ一部装甲はパージが可能で野戦換装としてデッドウェイトとなる装甲をパージし、スラスター部分のみで高機動戦を仕掛ける高機動形態が存在する。

 モデルはやはりスタークジェガン。しかし高機動形態を考慮した兵装が一部追加されており、自衛軍らしさをうかがわせる構成。

 

【追加武装】

・ビームサーベル

 左腕部の増加装甲に格納される格闘兵装。装着前とは違い、二本が装備される。

 

・グレネードランチャー

 右腕部の増加装甲に格納される実弾兵装。両腕部の兵装はそれぞれ互換があり、ビームサーベル四本かグレネードランチャー四発と言った仕様も可能。

 

・ハイパーバズーカ

 手で保持する実弾発射兵装。ビームライフルとの選択式で腰部に装備する。弾種は通常の炸裂式に加え、高速機対策の散弾やネット弾など揃えている。

 

・対艦ミサイル

 肩部ウエポンラックにそれぞれ三本ずつ、計六発を装備する。DNウォールの突破は不可能だが、当たればそれなりに威力が出る。更に空中で時限信管により爆発させれば大火球を生み出すため、動きを縛ることも可能。全弾発射後はラックごとパージできる。

 

・MS刀「ヒノワ」

 腰部に二本装備するMS刀。主に高機動形態時における主兵装である。

 普段は鞘自体がスラスターとして機能している。よってストークの状態でも邪魔になるということはない。そしてその肝心の切れ味は鉄程度なら真っ二つに出来るほど。とはいえ専用機ほどの威力はない。これは射撃兵装が効かないDNウォール搭載機に対する兵装で、高機動形態も実質その為にある。

 原型機に唯一ない兵装。新堂沙織が居合の名手でもあることから本兵装が設定された。

 

 

型式番号 FRGM-4

ソルジスタ

 

機体解説

 自衛軍に納品されたソルジガンは新兵にとっては扱いやすく、また整備員にとっても整備しやすい機体であった。ところがあまりにも平凡すぎる機体であったために一部のパイロットから不平を買うことになる。カザノメカニクス側でも対応しようとしたものの、一々対応しているのでは追いつかないと判断。そこで新堂沙織の提案で、MS開発の総本山であるHOWに改修を依頼する。

 依頼を受けた次元黎人は話を聞いてから依頼を受理しプランを構築。そこでかつて開発したソルジア・エースのようにベースとなる機体を選定することから始める。しかしかつてのエースのようにシュバルトゼロをベースにするのではハイスペックすぎて扱えないというジレンマが生まれる。そのため、黎人は「新堂沙織専用の本機体を作ってから、それをベースに調整する」案を閃く。

 そこで生まれた試作の本機は新堂沙織の協力の下数々の武装の調整を行われ、改修されて洗練されていく。最終的に完成したのが現在のバージョン4.3である。このバージョンでは近接格闘戦を重視したセッティングながら狙撃戦などのあらゆる戦闘分野にも転用可能な換装システムを搭載しており、その手間も可能な限り取り除いている。またこの時にカラーリングも当初はグレーだったが、現在は黒にオレンジのカメラアイとなっている(新堂機は肩の一部を黄色にペイントしている)。

 またソルジガンでは運用できないDBも使用可能なように調整された。

 本機は限られたパイロットにしか配備されていない。これは先述した少数生産の態勢以外にもそのスペックがかつてのシュバルトゼロガンダムRⅡに匹敵するかそれ以上のポテンシャルを秘めているため、そして本機の改修時にアンネイムドシリーズの技術を一部スピンオフしているため技術漏えいを恐れて容易に増加生産することが出来ないようになっていることに起因する。

 モデルは機動戦士ガンダムUCのジェスタ。コンセプトとしては「ジェスタ×アームスレイブ「M9シリーズ」」。新堂沙織、並びに戌村友直機は特にファルケの意匠を頭部側面に持たせている。ちなみに本編中にて原作のシェザール隊に当たるアンネイムドフェネクスを追撃していた部隊はソルジアスを使っていたが、現在ではソルジスタに乗り換えている設定である。

 

【機能】

 基本的にソルジガンと同じである。よって追加されるものだけを記述していく。

 

・マルチサポートAI

 機体の制御をサポートするAIを搭載する。パイロットの癖に合わせて成長するAIであり、パイロットによって話し方などが異なる。

 このシステム構築にはアンネイムドのL-DLa、そして解析されたシュバルトゼロのAI「スタート」がベースとなっている。なぜこれを搭載する意味がとも思われるが、理由は至極単純にパイロットの負担を減らすためである。DBの制御なども行えるため、突発的なDBの発案でもちゃんと制御できる点は評価できる。

 モデルとしてはやはりフルメタルパニックのM9のAIから。

 

・DNウォール

 機体背面のから伸びるアームに接続されるシールドから展開する防御兵装。技術革新により、発生器が一つでも十分な防御性能を発揮でき、また消費エネルギーも少なくなっている。

 

・ビームシールド

 左腕部に籠手として装備されている装甲から展開する防御兵装。ソルジアスの物の発展形で、他機と違う点として腕部を覆って打撃に使用することが可能(その際本体には極薄DNウォールが発生して守る)。

 使い方のモデルとしてはガンダムビルドファイターズのウイングガンダムフェニーチェのビームシールド。

 

 

【武装】

・バルカンポッド

 頭部左に接続されたインカム状のバルカン砲。

 

・ビームライフル

 ソルジガンの物よりも大型のビームライフル。カートリッジ方式で右腕部に予備カートリッジが三本装備される。

 ビームは通常の弾丸に加え、連弾も発射可能。この機構はシュバルトゼロのビームライフル・ゼロから活かされた機構である。またアンネイムドからの技術吸収によりDBを利用したカートリッジ内エネルギーを全使用する大出力射撃も行う。

 モデルとなったジェスタのビームライフルと同等の機能を持つが、大出力射撃に関してはオリジナル。アンネイムドのモチーフであるユニコーンのビームマグナムの攻撃を機能化した。

 

・ビームサーベル

 右肩側面に装備される格闘兵装。一本だけの装備である。近接戦闘戦を行うというのにどういうことかと思われるかもしれないが、理由は本機の主兵装がビームサーベルではないからである。

 

・フレキシブルシールド

 バックパック左側面から伸びるアームによって支えられたシールド。DNウォール発生機構と武装として上部にビームソード発生端末と下部にビームバルカン、そして側面にミサイルランチャー4門を備える。

 本兵装の特徴は防御の要であるシールドを腕と一緒に動かさずに済む点にある。シュバルトゼロも肩部にシールドを位置する形だが、そちらは肩に直接アームが付いて保持する形なので近接格闘戦にてやや癖のある構成。対してこちらの場合腕と一緒に動かす形を取らずに済むため腕に掛かる重心と負担が少ない。可動域も十分あり、ビームバルカンの使用にも問題ない。

 モデルはジェスタのシールド。そこに近接戦闘用の装備と、原型機と同じミサイルは数を増やして搭載する構成。

 

・グレネード

・両腰に三発ずつ装備される実弾兵装。ロックを外し敵へ向けて射出することで使用する、短距離ミサイル的な扱いの武器。

 

・MS刀「オオテンタ」

 左腰、というより、左ふくらはぎ横に装備されたMSとの戦闘を考慮した刀。かの天下五剣の名を冠する特注品で、新堂沙織機と戌村友直機専用兵装。

 これまでのMS刀の技術を応用して作り上げられた一品でDNウォールを軽々と切り裂き、更にはビームシールドやDNフェイズカーボンすらも両断することが可能。DNを全く使わずにここまでの切れ味を生み出すのは至難の業であり、その事もあって本兵装の製造は天才鍛冶師「天王寺 蘊奥(うんのう)」が手作業で一人だけで鋳造まで行っている。

 モデルはアストレイレッドフレームのガーベラストレート。鍛冶師の名前も登場人物「蘊・奥」より取られている。

 

・エリミネイターエッジ

 オオテンタを装備しない通常機体達が両ふくらはぎに懸架・装備するチェーンソー刃を備えたナイフ。

 系列的にはエリミネイターブレードの発展型である。オオテンタが瞬間の一閃に特化したのに対して、こちらは継続した連撃による削り取りで確実にダメージを蓄積させていく。

 ただし形状的にはアサルトナイフというよりククリナイフといった形で、慣れていない人間にとっては使いづらい。その為、本装備装着部は汎用アタッチメントとなっており、他の機体の兵装を装備する者も多い。

 武装モデルはファルケのクリムゾンエッジ。

 

・展伸式ヒートランス

 バックパック右側面に装備される長槍。穂の部分が赤熱化する兵装。穂の部分の後部にはスラスターが内蔵されており、突撃時の助けになる。

 性質としてはDNウォールを貫く機能を持ち合わせる。当初はビームガンかバルカン砲を併設する予定だったが、武器構造の強度を優先して装備していない。

 モデルはフルメタルパニックのファルケのプラモデル版追加装備「HEATランス」

 

 

<ソルジスタ・カノン>

 ソルジスタに外装ユニット「カノンパーツ」を各部に装着、バックパック一部を換装した仕様。

 砲撃戦仕様であり、長距離から支援する部隊長、砲撃兵向けの装備形態となっている。ただしそのパーツにはいずれもスラスター機構を搭載しておらず、砲撃戦に徹することを求められる機体となっている。とはいえ装備は全て爆砕ボルトでパージが可能で、元々のソルジスタで継続戦闘を行えるのも魅力の一つ。

 モデルはジェスタの装備の一つ、「ジェスタ・キャノン」。

 

【追加武装】

・ビームキャノン

 バックパックに装備する高出力ビーム砲。右肩側から伸びる。

 性能としては基本的なものとなっている。だが基本に忠実だからこそ腕利きのパイロットが操縦する本機では硬い性能を誇る。

 

・四連マルチガンバスター

 バックパックに装備するマルチランチャー。左肩側から伸びる。

 徹甲弾、焼夷弾などと言った多様な弾丸を発射可能。

 

・グレネード・ミサイルランチャー

 脚部増加装甲に一体配置されるグレネード投射装置。腰部に装備するグレネードと同型で、それらを増設した形となっている。そのため威力も同等。とはいえ本機の砲撃能力を高めていることには違いない。

 

・肩部増設ミサイルランチャー

 肩部の増加装甲の蓋を開くことで露出するミサイルランチャー。純粋なミサイルであり、グレネードよりも誘導性が強い。

 モデルは漫画版ブルーディスティニー一号機のフルアームド装備の肩部兵装からビームサーベルを除いたもの。ちなみにこれはシュバルトゼロガンダムリペア[ハイブリット]にもモデルとして採用されている。

 

・腕部アーマーシールド

 左腕部に装着されるアーマー一体型の小型シールド。装甲内にはマシンガンが格納されており、近接防御を担当する。

 原型機の左腕部アーマーにシールドとマシンガンの機能を付与した。

 

 

レイ「以上がソルジガン、ソルジスタの紹介になるよー」

 

ジャンヌ「追加装甲装備、ちゃんとあるんですね」

 

士「装着しているような描写はないけど、こういった機体もいるよってことで」

 

レイ「けどこの機体達、名前は同じソルなのに大元はHOW製じゃないんだね」

 

ジャンヌ「ソルジスタはHOWが改修を主導していらっしゃるみたいですが」

 

士「まぁいい意味では独占を防いでるってことよ。HOWばっかり優遇するのも良くない。いろんなところのMSの活躍がなくっちゃね」

 

レイ「なるほどー」

 

ジャンヌ「まぁバックの人は同じですけど、それでもHOW贔屓にはなっていないってことですね」

 

士「なるべくはね。さて、次の紹介行ってみよう」

 

ジャンヌ「次はそのHOWの艦船、ヴァルプルギスの同型艦オーヴェロンとヴァルプルギスへの追加装備「DNブースター」です、どうぞ」

 

 

オーヴェロン

HS-G01-2

全長275メートル

最大搭載MS 31機+α

 

 

解説

・既にクローズで運用されている専用MS母艦「ヴァルプルギス」の2番艦として設計・開発された空中艦。こちらはSABER部隊にて運用される。艦長は黒鉄 来春(くろがね らいは)

 違いとしてはカラーリング程度。しかし先に運用されていたヴァルプルギスのデータから最適化が果たされており、またエラクスシステムも不完全ながら稼働が可能となっている。もちろん先行して稼働していたヴァルプルギスも第3章時点で改修が行われ、エラクスの不安定稼働が可能となった。

 無論これで完成というわけではなく、今後も様々な同型艦等のデータを収集し改修していく予定。開発者の一人である黎人としては大規模な艦隊戦のデータが収集してほしいと本音を漏らしている。

 ちなみに艦内の戦力割り当てとしては基本的にチームA、Bが右コンテナ、チームE、Rが左コンテナ、そして深絵が直接指揮するチームSが中央ブロックとなっている。SABERは通常配置がCROZEよりも少ない為、ペイロードにだいぶ余裕を持つ構成。

 劇中では第3章よりSABERの艦として登場する。ヴァルプルギスが黒と白、水色の配色なのに対し、こちらは水色、白に赤の指し色が入る。

 

【機能】

 エラクスシステムが不安定ながらも稼働出来る以外は以前のヴァルプルギスと同じ。

 

【武装】

 ヴァルプルギスと同じ。

 

 

DNブースター

 

 

機体解説

 ガンダムDN、特に2号機「アルヴ」は後継の量産機体へと技術を繋いでいく色が濃い機体である。が、それもあって1号機との性能差は、パイロットが力を付けていくほどに開いていく結果に嫌でもなっていくことになる。

 もっともその差が大きいのが動力源。ツインジェネレーターシステムか否かの問題は、少なからず本機の最大出力の劣化が認められた。そこで本機専用の出力、武装面を補う追加兵装の導入が行われることとなった。それがこの支援機DNブースターである。

 ブースター、と言っているが、これはアルヴにとってのブースター以外にも本マシンを格納するヴァルプルギス級にとってのブースターでもあることを意味している。ヴァルプルギス級の後部推進器の側面に装着する形で接続、格納する。その際にはヴァルプルギス級の追加ブースター、砲として機能する。これを2基接続する。

 肝心のガンダムDNでの運用はバックパックを外しての「合体」。これもまたエディットバックパックシステムの延長線にあり、同じシステム機とのドッキングが可能となっている。合体後の名称は「DNアーマー」合体部は可動フレームとなっており、ある程度姿勢を変えられる。合体時には変形し、上部キャノンパーツ、側面ウエポンアーム、そして脚部接続部兼ブースター兼レッグユニットという扱い。可動フレームを用いることで、機体そのものを再度もとの形に近い形へ変形させ、大型MAもかくやの巡航形態へと変形する。

 系列的にはかつてシュバルトゼロガンダム・リペアが機竜大戦にて使用したLBCAのモビルブースター「ヘッジホッグ」を参考に製作。あちらと違ってDNジェネレーターを内蔵することで合体した機体の出力に加算して性能を高める仕様で、量産機向けとなっている。

 問題となるのは製造コストで、可能な限り低予算で収めているものの、それでも量産型MS5機ほどのコストが製造だけで掛かり、整備、メンテナンス、予備兵装でも加算されていく。もっともその点は本兵装を格納できる艦が限られている、かつその部隊が限りなくエース部隊に近い点で補われている(ある程度の予算使用が認められている)。

 一応アーバレストにも装備可能であるものの、アーバレストはそのままの仕様で特化していることもあり装備は前提とされていない。主な使用者は千恵里とGチーム隊長の呉川鈴児になると思われる。

 モデルは機動戦士ガンダム00のGNアームズ。名称もGNアーマーをもじっている。コンセプトとしては「GNアームズ×デルフィニウム」であり、デルフィニウムは元を辿ればガンダムシリーズの大型追加兵装の本家とも呼べる「デンドロビウム」のスピンオフ的な装備である。なお本家と比べて全高6メートルほどとかなりダウンサイジングしているため、強化ブースターと言うよりは姿勢制御用ブースター兼予備砲塔増加の方が近い。

 

【機能】

・DNウォール

 機体各部の放出口からDNを放出し、機体を覆う膜とする。防御性能は元々の機体以上を誇る。

 

・変形

 背部と接続する可動フレームと脚部ユニットとで合体する機体を固定し、機体を覆うようにユニットを覆っていくことで巡航形態へと移行する。

 変形機構に関してはデルフィニウムを踏襲している。

 

 

【武装】

・メガビームマシンキャノン

 上部に備わったビームキャノン。本機の主兵装となる重火器である。合体時には機体の肩上部へと位置する。

 シュバルトゼロガンダムに装備されていたビームマシンキャノンのマイナーチェンジ仕様で、大型化したことであちらと同等の威力を誇る。

 とはいえ発射時には相当の反動があり、発射時にはしばらく硬直することもあってビームマシンキャノンほどの汎用性はない。

 モデルはGNアームズのビームキャノン。

 

・ウエポンアーム[ソード]

 側面に装備される大型ウエポンアームの一つ、大型の剣を備えた近接戦仕様となっている。

 機体の腕に合わせて振られる仕様で、MAの装甲すらも叩き斬れるシロモノ。また側面はシールドとしても使え、ビームガンも内蔵していることから突き刺してから射撃という攻撃も可能。

 ヘッジホッグのキャノン・アームがベースとなっている。

 モデルはGNアームズType-Eの大型GNソード。

 

・ウエポンアーム[ガン]

 側面に装備される大型ウエポンアームの一つ。折りたたみ式の大型ビームライフルとドライバ・フィールド発生器を兼ねたミサイルコンテナを右側と左側にそれぞれ装備する。

 右の大型ビームライフルはメガビームマシンキャノンと合わせて本機の火力を底上げする。左のミサイルコンテナは実体弾による攻撃が有効な敵への攻撃以外にも、DNウォールで対処不能な実体剣、ユグドラル攻撃に対しての防御手段としてのドライバ・フィールドを備えており、この手の大型機の欠点を補う装備となっている。ただしドライバ・フィールドは発生器が外側に近くなっているため、不意を突かれると破壊されやすいという欠点を併せ持つ。

 モデルはGNアームズType-Dの二連装大型ビームライフルとミサイルコンテナ、デルフィニウムの各腕部装備。

 

・ブーストブーツ

 MS側の脚部を接続するレッグユニット。非合体時の着地脚・としても活用される。ユニット先端部にはクローユニットも備わっており、格闘戦を想定している。

 変形時には脚部接続部からパーツをスライド可動させて機体の下面を覆うように固定される。

 モデルはGNアームズの下部パーツ群だが、変形機構に関してはデルフィニウムの変形をイメージ(変形機構は全く違うものの)。

 

 

ジャンヌ「以上がオーヴェロンとDNブースターの紹介です」

 

レイ「って言ってもオーヴェロンはほぼこんな感じだよーって紹介で、ヴァルプルギスとほぼ同じって位だよねぇ」

 

士「まぁ実際同型艦だとまた同じ説明を繰り返すのは億劫だろうから。というわけでメインはDNブースターの方だ」

 

レイ「プトレマイオスタイプをベースにした艦ならやっぱり追加装備はそうなるよねっ。けど今回は変形までしちゃうとか」

 

士「変形機構はデルフィニウムから参考にもしているんだけど、キュリオスのDNアームズが出来るとかいう話を漫画で見たってのが元ネタですね」

 

ジャンヌ「原作じゃ一切情報ないので、多分ビルドシリーズですか?」

 

士「多分、名人のアメイジングあたりかな。けど内側に収める機体まで変形機構であるってわけじゃなかったから、今回はこれらのニコイチというわけ」

 

レイ「あぁ、DNは可変機じゃないもんね。ならデルフィニウム方式が一番かぁ」

 

ジャンヌ「と言っても本来はGNアーマー方式が基本形態なわけですが、でもこの世界では元さんが第1部で使ったブースターがモデルとなっているんですね」

 

士「ヘッジホッグブースターとかどれだよ!という方は機動戦士ガンダムDNLEVEL1第4章を見ようね」

 

レイ「大胆すぎる宣伝だぁ」

 

ジャンヌ「実際登場しているので、活躍がどんなのだったか振り返るのは悪くないかもしれませんね。あの時のMS技術も大分現在に生かされてきているようですし」

 

士「今後もその時の技術が再びスピンオフされていくこともあるからね。過去のお話も見てくれると喜びます。拙さは心に来ますが。というわけで今回の黒の館DNはここまでです」

 

レイ「次回は何部構成になるかな~?」

 

ジャンヌ「あんまり喜ぶのもあれですよ……」

 

レイ「貶してるんだよ(真顔)」

 

士「善処しまーす」

 

ジャンヌ「やる気が感じられないです」

 




黒の館DN双翼英雄譚編第7回はここまでとなります。

まだまだ紹介を多分に残す結果となりました。クローザーは完全に次の黒の館DNでの紹介となります。まだまだ機能を隠し持っているので、それもあってです。

次の黒の館DNでは、果たして3部に収まるのか。心配ですがこれを書いている時点でもうすぐ第3章の終わりが見えてきているのでその内報告できるかと思われます。

次回からはいよいよフェネクスの事件にまつわる話や、自衛軍の強力な助っ人の登場、そして混乱からの第3章決戦まで向かいます。次回よろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。