機動戦士ガンダムDN   作:藤和木 士

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どうも、皆様。藤和木 士です。

ネイ「アシスタントのネイ・ランテイルです」

グリーフィア「アシスタントのグリーフィア・ダルクよぉ。先週は暴れたわねぇ、ガンダム君」

ネイ「そうだね、姉さん。今回はその後くらいですか、作者さん?」

そうですね。今回のEPISODE20は先週圧倒的な力を発揮したガンダムの暴走後のストーリーとなります。ってえぇい!文字の打ち間違いが激しい!(# ゚Д゚)

グリーフィア「ここ何回も打ち間違えているものねぇ。変換間違いもあるみたいだし?」

文字打つ側でしか分からないであろう苦労だよ、まったく(´・ω・`)ガンダムもしょっちゅう「ガンd舞う」とか打ちミスしてるし。さっきも打ちをうちにしてるし……

ネイ「急ぎ過ぎなんだと思いますよ?」

だろうね(´・ω・`)

グリーフィア「さて、今回はどうなることやらねぇ」

では本編です。どうぞ


EPISODE20 決闘宣言1

 

 

「申し訳ありませんでした」

 

「まぁまぁ、言ったのはこちらだったから。碌な説明をしなかったのはこちらも悪いと思っているよ」

 

 部屋に響く元の声。それに対し、落ち着いた様子で言葉を返す茶髪の男性。その男性は茶器に注がれたお茶を飲み、元の横で座り心地のよさそうな長椅子に座っていたジャンヌ達にも声を掛ける。

 

「ジャンヌさん達も、大丈夫だったかな」

 

「はい。おかげで助かりました」

 

「ありがとうございます、バァンさん!」

 

「バァン少将には、なんとお礼を言ったらいいか……」

 

 3人の乙女達は助手である整備士の女性が出したお茶に手を付けつつ、自分達の危機を救った男性、バァン・ウロヴォースにお礼を述べる。そう、あの状況で元達の下に駆け付けたのは彼だったのである。

 現在元達はバァンに連れられドラグディア軍の総司令部、総司令官グランツ・フリードの影響が大きい地区である「フリード・リヒ地区」の建物にて保護されていた。ここはバァンが管理する地区でもあり、彼は総司令官グランツの命を受け彼らを保護したという。

 元もソファーに座ると、お茶を出してくれた整備士の女性、ヴェールにガンダムの状況を訊いた。

 

「それでヴェールさん、ガンダムの状況はどうですか?」

 

「えぇ、とりあえずこの基地のしばらく使ってなかった第8格納庫で機体の状況を見ているわ。けど、あの状況だと改修した方が良いかもね」

 

 ヴェールは悩まし気に状況を伝える。現在ガンダムはスターターから出力用ハンガーに出し、修復作業中だった。ジェネレーターも停止し、しばらくは使えないとのことだ。だがこれまでの戦いのダメージや劣化した部分も含め、改修するという考えは当然だった。元もそれには積極性を見せる。

 

「そうですね。その時はおこがましいかもですが、改修の方お願いできますか?」

 

「もちろん!!なんたってガンダムの整備が出来るんだもの。整備士としては1か月の給料を全部それに変換しても構わないから!……あ、本当にそうなったら困るけどね?」

 

 冗談に笑いつつ、視線をバァンの方に戻す。まだ彼には状況の確認途中だった。元はバァン、そして彼の隣に座るもう1人の少女に話を確認する。

 

「それで、今回の件はそちらの方が知らせてくれたということですが……」

 

「っ……」

 

「……フフッ」

 

 元が視線をその少女に向けると、ネアが若干目を伏せる。その様子を少女は含み笑いで濃いオレンジ色の髪を流しつつ見つめる。ネアとどこか関係のありそうな彼女をバァンが紹介した。

 

「紹介がまだだったね。彼女はグリューネ・ロード。ドラグディア首都セント・ニーベリュング市市長、ヴァルト・ロード氏の娘。……そして、公にはなっていないが、ネア・ラインの異母姉だ」

 

「ネアさんの……姉」

 

「そうなの!?まさかうちの学園の、高等部の生徒会長と姉妹だったなんて……」

 

 元はそれを聞いて納得する。先程のネアの行動はそういった関係だったために、目を合わせづらいということだったのだろう。レイアがその事実に驚きの声を出すのも無理はない。

だが一方で、ジャンヌはネアの話について周知であることを元に伝える。

 

「一応わたくしも、ネアとグリューネが姉妹だっていうのは知っていたわ。そもそもネアは、本当は市長の今の妻の子で、うちに流れて来たっていうのがあるから……」

 

「………………」

 

 ジャンヌの説明に、ネアは黙って頷く。あまり触れられたくない話題のようだ。元はすぐに話を別の物に切り替える。

 

「……それで、今回の襲撃は一体何だったんですか。監視員から話は少し聞きましたが、一体なんでドラグディア軍がネアを……」

 

「それは、私が説明するわ。黒き救世主さん」

 

 ジャンヌ達がいるので敢えて監視員の名前は伏せて訊く。するとグリューネが疑問に答えた。救世主という言い方に何かしっくりと来ないものの、その話を聞くことにする。

 グリューネはまず始まりについて話し出す。

 

「そもそも今回の件は、ネアが誘拐事件に巻き込まれたってところから始まるわ。さっきも言った通り、ネアは私の妹。それは必然的にあの人、セント・ニーベリュング市市長の子どもでもある。彼のゴシップになるのは必然的だったわ」

 

 一瞬、自分の父親の事を皮肉るような言い方をするグリューネ。仲の冷え切り具合は目に見えて分かった。そのままグリューネは続ける。

 

「まぁ普通ならゴシップくらい慣れてる人だけど、今回だけは違った。ゴシップをネタに脅してきた相手が、敵国のマキナスだったんだから」

 

「マキナスって……!」

 

「マキナスの人がどうしてそんなことを知ってるの!?」

 

 話を聞いていたジャンヌとレイアが驚きの声を上げる。2人の言う通り、ドラグディアの機密に近いであろう情報をマキナスが手に入れることは「通常では」不可能だ。しかし元はその1つの可能性を口にする。

 

「……スパイ」

 

 諜報員を示すその単語。その言葉にジャンヌ達も反応する。敵国の情報などを漏らす彼らならば、いくらでも情報を手に入れることは可能だ。バァンも紅茶で喉を潤しながら指摘する。

 

「そう。もっと君達に分かりやすく言うなら、ポルン・ドンドを病院から脱走させた際の者が、そのスパイだろう。その人物がポルン・ドンドを脱走させ襲撃計画を立てた」

 

 バァンの言葉で事件が繋がる。ポルンが脱走できたのはそういうことだったのだ。しかし同時になぜそれがネアのせいになっているのかという疑問が浮かぶ。

 

「でも、だったらどうしてネアがその犯人にされるんですか?あの時、あの兵士の方はネアが犯人だと……」

 

 ジャンヌが疑問を投げかける。するとジャンヌの質問に対しドアを開けて入ってきた人物が答えた。

 

「軍の中も一枚岩じゃない。グランツ総司令に素直に従う者もいれば、腹に一物抱えた軍人もいる。ただ、今回の仕掛け人の1人とされるレドリック・ドラス准将はグランツ総司令派の軍人だがな」

 

「お父様っ!?」

 

 ドアを開けて入って来たのは、ジャンヌの父で元やネアの雇い主であるガンド・ファーフニルであった。更にガンドがドアを抑えてその後に続いて総司令であるグランツ、それにローレインもまた入ってくる。

 予想は出来たはずの突然の来訪に、元とネアは慌てて自分達の主に事態について謝罪する。

 

「ご当主、ご迷惑をおかけしています」

 

「この度は私のせいでお嬢様に多大な迷惑を……」

 

「いやいや、2人こそ大変だっただろうに。ネア、君も今はこの騒動の中心。巻き込まれてしまったのなら仕方のないことだ。今の状況で咎める気はない。元も万全の状態の機体でなかったとはいえ、よくやってくれた」

 

 2人に対し労いの言葉を掛けるガンド。次にガンドが声を掛けたのは、ジャンヌに対して、ではなく、事の中心の1人であるグリューネであった。グリューネに対し懐かしむように話をする。

 

「やれやれ、君の願いを聞き入れた時から、こうなることは決まっていたのかな。グリューネ君」

 

「その件は私も大変心苦しく思っています。でも、そうしてくれたおかげで今ネアと会えますから、ガンド様にはどれだけ感謝しても足りないくらいだと思っています」

 

「姉……グリューネさん……」

 

 深々と頭を下げ、感謝の気持ちを伝えるグリューネ。そんな姉の姿に、本音が出かけるのを止め、名前で呼び直すネア。ネアの気まずさには触れないうちにジャンヌが話を戻す。

 

「それで、どうしてネアがその犯人に?派閥がどうして関係するんですか?」

 

「そうだったな。……これはグリューネ君の情報を元に調査した結果だが、どうやらレドリック准将はヴァルト・ロード氏に協力しているらしい。そしてヴァルト氏は自身の隠し子、ネアを犯人に仕立て上げ彼に拘束させることで、彼女の存在を国の裏切り者としてメディアに大きく取り上げさせ、自分のゴシップをうやむやにする腹のようだ。ついでにレドリックはそれを手柄に次期総司令の座に近づくための足掛かりとする腹積もりらしい」

 

「そんな……!そんなの許されるわけない!」

 

 ガンドの発言にレイアが思わず声を張り上げる。ネアの親友とも言える彼女の気持ちは分からなくもない。だが、そういった対応はどの世界でも存在する。元は言う。

 

「許されはしないけど、そういう対応はどこでもやっている。人の注目っていうのは、それと関係しても、していなくても他の事柄を大きく取り上げることで簡単に逸れていく。俺の世界でも、そういったのはいくらでもあった。そしてそれに協力した人物に、口止め料として高い位に上げる。それが一番簡単な方法ですから」

 

「そんな……でもっ!うぅ……」

 

 現実を言われ、悔しそうにするレイア。ジャンヌからも軽蔑の視線が向けられるが弁明は無い。現実問題、それが前提となってしまっている。だが、無論それで元は納得するつもりがないことを2人に向けて伝える。

 

「でも、容認されていてもそれを許すかと言われればそうじゃない。指摘し続けることで変わっていくこともある。それより今はネアの無実を証明するための方法を考えるべきだと思います」

 

「ハジメ君……うん」

 

「…………っ」

 

 2人は態度こそ違うものの元の言葉に同意を示す。そうして話を戻す方向に持っていく。

 

「そうね。証拠に関しては私が録った音声とか、映像があるから問題ないわ。けど問題はあの人をどうやって法の裁きの下に引っ張り出すか、よ」

 

「今回ハジメ君と、レドリック准将の指揮下にいる彼と戦ったから余計に問題がこじれてしまったからね。しかも民間人もそれなりに多く近くにいたことから、市長としての仕事で先に2人を処罰する可能性もある」

 

 グリューネ、それにグランツの言葉が重くなる。バァン少将からは本来なら2人の戦闘が互角、もしくはハジメが敗れかけた時点で止めに入る予定だったらしい。やはりあの状態での戦闘停止は、こちらから何か言うには辛いところがあるようだ。

 無理もないな。暴走状態となった上にあっちの人間を1人半殺し。いくらあっちが吹っかけて来たようなものとはいえ見栄えが悪い。完全にこちらが加害者だろう。

 しかしそんな無理難題な状況でもグリューネは諦めていなかった。それを打開でき、かつ彼を追い詰めるための一手をその場にいた全員、そして元に対して協力を要請した。

 

 

「それでも方法はあります。ちょっと強引な方法ですけどね。そのためにもハジメさん、協力お願いできるかしら?」

 

 

 彼女の口から語られた、その打開策に元、そしてジャンヌを含めた少女3人は驚かされることとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日、ドラグディアの首都セント・ニーベリュング市の庁舎。その中の記者会見室に、市長ヴァルト・ロードとドラグディアの様々な放送局の人間たちが会見の準備をしていた。会見の内容は無論元とアレクの武力衝突の件だ。それに対し、ヴァルトは会見を行うと放送局などのメディア各社に通達。こうして会見の場に集まって来たのだ。

 時間となりヴァルトが会見の席で挨拶をする。

 

「皆様、突然このような場を開くことになってしまい申し訳ないと思っております。本日はつい先日このセント・ニーベリュング市郊外で起きましたドラグディア軍と民間人同士の武力衝突についての事です」

 

 市長の口から語られる事件。それを関係各社は事細かにメモに取る。シャッターが何度も切られる。

 

「本案件は国家反逆罪に類する罪を起こしたと目される人物の拘束を行おうとしたドラグディア軍を、民間人が武力もといモビルスーツで抵抗した案件です。民間人がMSによる反抗という類を見ない事態ですが、これは民間人というのが先日聖トゥインクル学園、そして国境付近で騒ぎを起こしたガンダムであることが挙げられます」

 

 淡々と語られていく事件の内容。それらは時に取材陣をざわつかせる。

 

「国を裏切った者にガンダムが手を貸すなどもってのほか。私は国家反逆罪を起こしたネア・ラインと、ガンダムの装依者黒和元両名の国外追放処理を政府に要請することをここに宣言する」

 

 ヴァルトの決断に取材陣の声が高まりシャッターの音がさらに激しく鳴り響く。一見して彼の決意ある英断に見える宣言。しかしこれには裏があった。

 あの日、自分の今の妻の本来の娘であるネアが誘拐事件に巻き込まれた日、ヴァルトも事件の詳細は知らされていた。いくら養子として出したとはいえ、自分の子どもが誘拐されたことはあまり世間に知られたくないことだ。すぐにヴァルトはメディア各所の知り合いに通達し、事件の詳細の秘匿を要請した。特に自分とネアとの親子関係については徹底的に潰していた。

 しかしその最中に掛かった一本の電話が彼を追い詰めた。電話主はマキナスのスパイを名乗った。その人物は2人の関係を知っており「バラされたくなければ協力しろ」と彼を脅した。完全に予想外だった。まさかマキナスに自分の事を知られているなどとは思っていなかったからだ。しかし同時に彼は考えた。マキナスの者にこの機にネアを始末してもらうことが出来たなら、彼は今後一切その問題について気にする必要がなくなる。失敗した場合は彼の失脚は免れないが、可能性は少ないだろう。そうしてヴァルトは悪魔の囁きに手を貸し、娘を売ったのだった。

 だがその結果は周知の通りだ。作戦は失敗、娘は無事で事件は終わりを迎えた。その時まではヴァルトも作戦は失敗したかと思っただけだ。だが直後秘匿回線で再びマキナスの者を名乗る人物から、ヴァルトに協力を要請された。内容は救世主ガンダムの引き渡し。マキナスは失敗した作戦を再び遂行しようとしていたのだ。最初はこれ以上の動きをして軍などに知られるようなことは避けたかった彼だったが、マキナス側は協力しなければマキナスに協力していたことなどをすべてバラすと脅しをかけた。流石の彼も話を聞いて焦りが生まれる。そんなことになってしまえば自分は終わりだ。それだけは阻止しなければとヴァルトはマキナスに戦争終結後の自分の身柄の保証と、救世主と共にネアの身柄も含めて引き渡すことを条件に再びその誘いに乗ったのだ。

 それからヴァルトは自身と面識のあり、かつ今の軍の態勢に不満を持っているというレドリック・ドラス准将と接触した。マキナスが絡んでいることも含め伝えて協力を依頼し、これまでの筋書きを描いた。本来ならこの時点で確保するつもりだったのだがガンダムの予想外の反撃で捕らえることは叶わなかった。しかしヴァルトはそれを反抗した口実として国へ要請する形を取ったのだ。要請を武力で跳ね除けた彼らに対する対応としてこれ以上ない最良の策だ。

 それらを聞いていたメディアの報道陣はどよめく。携帯で局へ自体を伝えられ、すぐに情報が拡散されていく。今頃は軍でも動きがあるはず。

 しかしその予想を超えた動きがここに舞い込む。

 

 

「――――それが、貴方の隠し子とまとめて救世主をマキナスに売り渡す策かしら?ヴァルト・ロード」

 

 

 ざわつく会場を制するような声が周囲を黙らせる衝撃の言葉を紡ぐ。その言葉に気づき報道陣がその声がした方向を向く。記者会見室の出入り口から発せられた声。そこにいたのはオレンジ髪を左右で長さの違うツインテールにした少女とドラグディアの軍服を纏う男性達、それに一般人とも思える風貌の青年と少女達だった。

 見知らぬ者達の乱入は先程の発言と共に報道陣を困惑させる。が、その者達を見てヴァルトが一番困惑を感じることとなる。なぜなら彼らは自分が今まさに国外追放を要請しようとしていた者達とその関係者、そして何よりその一番前で先程の発言を言った自らの娘だったのだから。

 

 

 

 

「ぐ、グリューネ!一体何を……」

 

 動揺から立ち直ったヴァルトは先程の発言についての真偽に関して聞き返す発言を飛ばす。しかしその発言はまだ動揺を隠しきれてはいない。そんな父親の無様な姿に追い打ちを掛けるように復唱、そして更なる事実を報道陣に向け公表する。

 

「だから言ったじゃない。貴方のその発言は私の妹と、ここにいる救世主ガンダムの装依者をまとめてマキナスへ売り渡す策だって。ガンダムや貴方の隠し子ネアを、貴方の代わりに身代わりにした挙句敵国マキナスへ売り渡すようなやつを私は許さない」

 

「なっ……!何を言っている!ふざけたことを言うのはやめろ、グリューネ!!それに何でお前がそいつらと……」

 

 事実に対し激高するヴァルト。報道陣もカメラと首を2人の間であっちこっちと振り続ける。

 さて、こうして動揺してくれるのはこっちとしても嬉しいわ。上手くいっているし、それに無様な貴方の姿を見られるから。だけど、もっと動揺してもらわなきゃ。

 グリューネは愉悦に浸りつつ、それを表に極力出さないようにして返答する。

 

「貴方にとっては理解できなくても、私にとっては冤罪を掛けられた彼らと行動する理由があるわ。証拠もあるんだから」

 

「くっ……えぇい、警備部隊、出てこい!!」

 

 それ以上の混乱を抑えるために、ヴァルトの一声で警備員として会場に配置されていたドラグディア軍の兵士達がヴァルトの周囲に終結する。その中にはネアを拘束しようと接触した兵士達もいた。もちろん、アレク・ケルツァートもいた。

 そして会見の席に座っていた、バァンと同じタイプの軍服を着た男性が前に出てグリューネ達を制する。

 

「これは一体どういうことですかな?バァン少将。国家反逆罪の容疑者を庇うような姿……君も同じ罪で捕まりたいですか?」

 

「それはこちらのセリフ、とでも言えばいいのかな。レドリック准将。君の方こそ軍の全体を通したものではない命令を遂行する方が問題と思うが?」

 

 バァンとにらみ合ったのは事件の関係者の1人、レドリック・ドラス准将だ。彼こそがアレクを差し向けた張本人だった。とはいえこの場でそれを話すわけがないだろう。なぜなら本人がその隣で構えているのだから。

 アレクもまた、こちらのとある人物に視線を合わせていた。クロワ・ハジメ。話にあった救世主ガンダムの使い手。先日激突した2人は互いにその顔をただただ見つめていた。先日の続きが始まりそうな予感である。

 しかし今日は残念ながらその日は訪れない。ハジメがガンダムを装依出来る状態ではないこと、そしてそのような状況を行うにはここでは狭すぎることが理由だ。グリューネは自らの前に立ち塞がる親衛隊を見て鼻を鳴らす。

 

「んふふっ。血気盛んね。けど残念ながら今はその時じゃないわ。だって戦う場所は他にあるんだから」

 

「グリューネ・ロード。このような状況の時点で、君らが異常であるのははっきりとしている。法廷の場で戦おうものでも関係は……」

 

 法廷の場でも勝てると意気込みを語るレドリックだが、グリューネはその鼻先を思い切り折るように話をぶった切る。

 

「あら、法廷は争う場であって戦う場所じゃないですよ、レドリック准将。もっとも、部下の成長の芽と同じように証拠をすりつぶそうとしている貴方には同じことでしょうけれど」

 

「貴様、発言を控えんか!!」

 

 馬鹿にされたレドリックが声を荒げる。いよいよ会場のボルテージも高まってきたところでグリューネは本題へと入る。

 

 

 

「えぇ、だからこれで一旦ふざけるのはやめますわ。……ヴァルト・ロード、貴方に代表者同士による、1対1の決闘……ナイトバトルを申し込みます。私が賭けるのは、私の妹ネアと、救世主ガンダムの装依者の無実の証明の場よ」

 

 

 グリューネの口から、事実上の宣戦布告がされたのであった。

 

 

NEXT EPISODE

 




今回もお読みいただきありがとうございます。

グリーフィア「いやぁ~……ネイモチーフが出るからどうかと思ったけれど……まさか私モチーフも出るとは思わなかったわぁ」

ネイ「というか、今作のアシスタントキャスティング、それ狙ってます?」

ごめんそれ途中で気づいたんだ。時期的には連載スタートする前なんだけど、あ、これキャスティング的にどうなんだ?って(´・ω・`)

グリーフィア「しかも関係的に、これ公式でも言及されている親問題含んでいるじゃない?公式に訴えられるわよぉ?」

嘘ぉ!?(;゚Д゚)

ネイ「二次創作なので訴えられることはないんじゃないです?実際ジャンヌお嬢様モチーフのジャンヌ・Fさんが出た時も作者さん自分でバトスピの外伝的なストーリーを~とか言ってましたから、言われるとしたら読者さんにどうこう言われるくらいで」

あ、まぁそれくらいかな?いやでも今回のストーリーはバトスピ公式側でのネイとグリーフィアの関係見て、書いてみたいと思ってたやつでもあるから。インスピレーションは受けてますよ~

グリーフィア「だからと言って、許すわけじゃないわぁ?」

え、許されないんです?(;´・ω・)

ネイ「非公式とはいえ、私達としてはあまり触れられたくない話題なので…」

(´・ω・`)あ、これマズイやつだ。とりあえず今回はここまで。

ネイ「次回のお話もよろしくお願いします。作者さん、お覚悟を」

(;゚Д゚)緊急離脱!詩姫総選挙投票に行ってき(ry
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