機動戦士ガンダムDN   作:藤和木 士

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どうも皆様、藤和木 士です。引き続きEP64の公開となります。

ネイ「ワンクッション挟んで、またワンクッションとかあります?」

流石に(ヾノ・∀・`)ナイナイ

グリーフィア「じゃあ、戦闘開始ってわけね。はてさて、今回も無事にGチーム生き残れるかしらねぇ~?」

というわけで本編をどうぞ。


EPISODE64 聖戦の始まり2

 

 夕刻、東日本政府部隊が新四ツ田第一基地を出た。HOWの艦艇フェアリーやヴァルプルギス、オーヴェロン。自衛軍の「暁光」、大型空中戦艦「天照」。それらが大量に合計30の艦隊で三枝県方向へと目指して進軍する。

 東勢力の艦艇による最大望遠で既にゼロン側もその艦隊を展開しつつあった。MSの発進も見受けられる。東側勢力もMS部隊発進が命令される。

 

『司令部からのMS発進命令受諾。各員発進シークエンスを開始してください』

 

「いよいよか……っ」

 

『Gチーム出撃を開始する。新機体・新兵装の者もいる。既存機がカバーを頼む。行くぞ』

 

 先発する呉川小隊長、そしてクルツの発進に引き続いて宗司もカタパルトから発進する。

 

「相模宗司、エターナ・ファーフニル、ガンダムDNアーバレスト行きます」

 

 Gを体に受けつつ、艦から発進するDNアーバレスト。通常形態のウイングで飛行を開始する。

 遅れて入嶋のガンダムDNアルヴ、クルーシアのシクサスリッター、進のオースインパルス・ルフトと合流してから編隊飛行を取る。チームの半数が新機体、あるいは新兵装装備となったGチーム。普段なら装備の感触など聞くのだろうが、大作戦ということで聞きづらくもなる。もっともそうでない人もいたが。

 そのうちの二人、クルツ先輩と入嶋がそれぞれの機体について回線越しに触れる。

 

『いやはや、このソル・シャドウ望遠距離も段違いだぜ。成層圏の向こう側まで狙い撃てるかもなぁ!ソージ!』

 

「あの……今回クルツさんも前衛なんですか?」

 

『クルツの機体、前線でも活躍できるようにはなっているほどに機動力は挙げられているらしいが実際にテストしていないからな。それに前線に居た方がまだカバーしやすいだろう』

 

「はぁ……」

 

『うぐ……私の……アルヴ、く!重い癖に挙動が過敏すぎる、きゃあ!?』

 

『千恵里ちゃ……!』

 

 余裕な呉川とクルツと対照的に機体バランスを崩しまくる入嶋。落ちかける機体を素早く進が立て直させる。

 しっかりしろと緊張から来る叱咤を飛ばす進。

 

『大丈夫なのかよ、そんなので。練習したんじゃないのかよ』

 

『したけど、シミュレーターと実機じゃ癖が違うんだって!っと、なんとか落ち着いた……』

 

『……入嶋は下げるべきか。クルツ、クルス。二人で彼女の支援を』

 

『了解だぜ~』

 

『了解です』

 

 呉川小隊長の指示に返答するクルツとクルーシア。周囲確認をしているとあることに気づき、呉川小隊長に尋ねた。

 

「そう言えば元隊長達は」

 

『聞いていなかったのか。隊長達は艦から遅れてスタートダッシュで一気に前線に躍り出る。前線にいるのでは加速時に敵スナイパーに捉えられかねないとな』

 

「あぁ……そう言えばそんなこと言っていましたね」

 

 先日のブリーフィングでも言われていたのだが元隊長達はゼロンのエースから狙われる傾向にある。エースをエースで止めるというのは戦場の常であると参謀からも言われており、ヴァイスインフィニットから人質を素早く抑えるには邪魔な障害だと挙げられていた。

 にもかかわらず参謀らの提案した作戦は「シュバルトゼロを突貫させて素早くヴァイスインフィニットを引き摺り出す」というものだった。

 あまりにも無茶な作戦に深絵隊長や夢乃さんからは反対の声が上がっていた。しかし元隊長自身が「よくあること」と仲裁し結局作戦は見直しも含めるが概ね同じになるとされたのだ。

 その見直しについて決まった事を呉川小隊長が言及する。

 

『見直しはされたらしいが、それも俺達と母艦との距離の間隔位だ。まぁエラクスシステムを使ってしまえばあっという間に飛び越すだろうな』

 

『いくらツインジェネレーターシステムとはいえこの距離をエラクスでひとっとび……これ戦闘能力に影響出るんじゃ』

 

 エターナも不安を過らせている。自分達の機体と元隊長達の機体は似てはいてもその最大戦力は全く違う。オリジナルのツインジェネレーターシステムから生み出される粒子生成量はリミッターを設けて段階的に上げられる。それを駆使すれば機体性能は問題ないのかもしれない。

 だが動かすのは人間だ。元隊長もジャンヌ副隊長もDNLだが、それでもフィジカルはそう変わらないという。老化が大幅に停滞しているとしても肉体の強度が爆発的に上がっているわけでもない。果たしてそれが体力をわずかでも減らすだけに留まってもあのヴァイスインフィニットガンダムと呼ばれる存在に不利にならないのかどうか。

 その考えに呉川小隊長は分からないとする。

 

『分からん。だが言えるのはあの人の戦闘能力は俺達とかけ離れていること、そして支援に入ったところで互角に戦えるわけじゃないことだ』

 

「……」

 

 沈黙で返す。するとエターナから敵艦隊に動き有りとの知らせがチーム全員に伝えられる。

 

『!敵艦隊から高エネルギー反応。MSも射撃態勢!』

 

『こちらも攻撃態勢に入る。味方の弾幕に当たるなよ。砲撃戦開始!』

 

『呉川小隊長、後方より高エネルギー反応……この感じ、シュバルトゼロです!』

 

 クルーシアの言葉が飛ぶと同時に後方から凄まじい圧を感じ取る。それは一気に動き出し展開しているMS群の合間を抜けていく。

 気づいた時には既にシュバルトゼロクローザーが前方に姿を現していた。超加速状態で突っこんでいっている。機体の前方に光が灯る。砲撃が放たれた。

 一斉射撃による砲撃同士が空中で激突しいくつもの閃光となって散っていく。弾雨の雨を宗司達も掻い潜って前進を続けた。

 

「くっ、いつもより弾幕が激しい」

 

『各機密集しすぎるな。お互いの激突で隙を作るんじゃないぞ』

 

『へへっ問題ねぇ!千恵里ちゃんは気を付けろよッ』

 

『クルツ先輩も油断しないでくださいよっ!!』

 

 こうして戦端は開かれた。ある者にとっての戦争、聖戦、またある者にとっての因縁の対決の幕が切って落とされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 弾雨の中を蒼炎に染まったシュバルトゼロクローザーが駆け抜ける。先程の一斉砲撃で前面に展開した機体はある程度撃破したが、それでも弾の雨あられは全くと言っていいほど落ちていない。

 決戦の為に集めた戦力がどれほどかよく分かる。エラクスシステムで回避できてはいるが、突っこむのは愚策だろう。

 後方が追いつくまでは時間がある。本来なら撹乱しながら味方の到着を待つのがこの場面のセオリーだろう。だが今回は短期決戦で行かなければならない。

 被害は甚大になるかもしれない。それでも「あれ」の使用を決意する。ジャンヌにジャッジメントクローズモードの使用と共に告げる。

 

「ジャンヌ。エラクスを解除してジャッジメントクローズモードに一時的に移行する。戦術級DNF「スターフォールエリミネイション」を使う」

 

『っ!!それは……下手をしたら味方まで……いいえ、最悪ヴァイスインフィニットを!』

 

 撃墜しかねない。彼女の意見はもっともだ。しかし直感で分かる。あいつはまだずっと奥にいる。前線で奴の気迫を感じない。

 代わりにもっと別の者がこちらに来る感覚を覚えている。これはおそらく、真紅の流星の再現と蒼穹島の英雄だろう。

 その二人は真っ直ぐこちらを目指して左右方向から来ている。彼らとも対峙しなければならないやもしれないなら、ここで敵の攻勢を削ぐ必要があった。

 ジャンヌもきっとそれには気づいているだろう。故に俺は言い聞かせた。

 

「落とす気でやらなきゃ、奴は出てこない。俺達の負け以外にも味方が戦線崩壊しても作戦は失敗なんだ。俺達の我儘を通すならその覚悟を示す」

 

『―――っ、はいっ』

 

 躊躇いを振り切って苦しさを見せながらジャンヌが了解するのと同時に蒼炎を消したシュバルトゼロクローザーに黄金の輝きを纏わせる。

 

「ジャッジメントクローズモード、起動!!」

 

『ジャッジメントクローズモード、アクティブ』

 

 シュバルトゼロクローザー最強の形態が戦場へと姿を現す。途端に体への負担がより大きくなる。

 まだ戦闘開始からそんなに経ってないのもあって負荷は充分許容範囲内だった。素早くジャンヌが味方回線に向けて緊急通信で戦術級DNFの使用を通達する。

 

『味方全部隊へ通達!これよりシュバルトゼロクローザーは戦術級DNF「スターフォールエリミネイション」を発射します。発射圏内に入らない様にしながら支援をお願いします!』

 

『はぁ!?戦術級DNF!?』

 

 一気に回線がパニック状態になる。しかし了解を得られる時間はない。エリミネイターソードにエリミネイターソードビットを合体させて発射態勢を取る。

 

『敵機、こちらを狙っています!』

 

「エリミネイターソードビット、DNウォールッ!!」

 

 素早くもう片方のソードウイングシールドからビットを放出し、前面にDNウォールを作り出す。攻撃を防ぎながらDNFのチャージと着弾位置の調整に入る。

 後方では可能な限り支援しながら回避を続ける味方機体の姿が分かる。その時ウォールの側面付近ギリギリでこちらを攻撃する敵機が現れる。ハリヴァーの駆るシナンジュ・ゼロン・ハルと真藤一真の駆るタイプツーだ。

 もう来たのかと思いつつもその時は既に来た。DNFのチャージ完了を確認出来た。

 

『元っ!』

 

「行くぞ!」

 

 掛け声と共にDNF名がシステムに読み上げられる。

 

『Ready set GO!DNF「スターフォールエリミネイション」!!』

 

 正面に展開していたソードビットがDNウォールを解除する。同時に邪魔してくるシナンジュ・ゼロンとタイプツーを足止めする。それらに目も暮れることなく敵本隊へ向けたエリミネイターバスターソード・ライフルモードの開いた先端から、漆黒の球体が作り出される。

 暗黒と形容するにふさわしい球体は形成しきると先端から敵に向けて放たれる。

 それはかつてヴァイスインフィニットと二度目に激突した際咄嗟に繰り出したDNF「シャドウアウト・ディメンション」を発展させたもの。より強力な次元崩壊武装として昇華させた技だった。

 ヴァイスインフィニットのシャインライト・ディメンションと激突した際には超次元現象を共に引き起こした技。あの時は偶発的な超次元現象だったそれがこのスターフォールエリミネイションではその数十倍の威力を誇る。

 つまりは、こういうことだ。

 敵陣へと到達した漆黒の球体が破裂する。破裂と共に超次元現象の渦、さながらブラックホールが現れ、周囲に破壊の粒をまき散らしながら全てを飲み込んでいく。

 その影響は空中まで及ぶ。迎撃に回していたソードビットを回収、ジャッジメントクローズからアズールハルピュイアへとモードチェンジして一気に上空へと退避する。こちらを襲っていた二機も別方向の空へと逃げた。

 異常なまでの次元崩壊現象は続く。海の水をも巻き上げて辺りは天変地異と言う具合の状況で敵はパニック状態。味方からもそのあまりにもとんでもない光景に驚く者は多い。

 

『何あれ、ブラックホール!?』

 

『戦術級って……核みたいに危なくないんです!?』

 

『こんなもの……シュバルトゼロ一機が起こして……?』

 

 まさに星落とす殺戮者(スターフォールエリミネイション)。やがて超次元現象によるブラックホールは収まるが、大半は渦に飲み込まれ消えて残った空中艦も動力のオーバーヒートで浮力を失って海へと落下していく。

 戦線が瓦解した隙を狙ってクローザー・アズールハルピュイアモードで再度突撃を行う。直線状の敵機はまだ立て直している最中で抜けるのは容易い。そう思ったが追いついて来たハリヴァー達が阻みに来る。

 

『悪いが、ここから先は通さん、と言っておこうか魔王!』

 

『いたずらに無の境界を操る……お前達も俺と同じだろう?』

 

「っ!空っぽ野郎と祝福の救世主か!」

 

『味方部隊再度進撃開始です!』

 

 ジャンヌの報告を受けながら両者との相手を開始する。ファンネルと周辺空間凍結化で近づけさせない様にしつつ進撃を続ける。

 行く先の敵機はいずれも近づけばたちまちエレメントフリージアで凍る。ビーム射撃だけならまだ対処はやりやすい。とはいえ追ってきている両者に同じ手は通用しない。

 両者共にそれぞれの展開出来るフィールドで機体を包んでいる。先月の戦いでゼロンのゾルダー・ヴァッターマンが編み出した対処法をきちんと共有しているようだ。

 流石にエースとなればそういった戦術を取られるのは仕方がない。ならばこちらも相応に対応して見せる。ファンネルの弾幕を隠れ蓑にハリヴァーへと急襲する。

 

「てぇい!」

 

『ちぃ!』

 

 ビームサーベルによる斬りかかりは避けられるが、瞬時に反対の手のバスターライフルを狙い放つ。フィールドを直撃し機体を吹き飛ばす。

 その後ろを取る形で真藤一真のタイプツーがガンブレードランスで奇襲を掛ける。

 

『はぁっ!』

 

「んのやろっ!っ!?」

 

 ガンブレードランスとシールドが触れた瞬間意識の逆流を感じ取る。直後真藤の言葉が脳裏にも響く。

 

『何で殺し合う。平和を勝ち取る方法は一つだけじゃない。殺さない戦いだって、出来るのに!』

 

「お前達に、それが言えるのかッ」

 

 ふざけるなと武器の触れ合う箇所から生えだす結晶を右手に出現させたジェミニソードで斬りほどく。

 相変わらず、その考えには反吐が出る。大守と同じだ。平和の為に武力を使うなと言っておきながら自分達は武力を蓄え、あまつさえ戦闘も辞さない。そのほとんどは自衛ばかりだが、敵対勢力の殲滅にすら力を貸さない姿勢は自衛軍やHOWからも不評だった。それを今回何とか引っ張り出してきたのだ。進達の存在に感謝せざるを得ない。

 島に囚われている自己中心的な、自分達は例外と言うべき真藤のその考えに切っ先を向けて言い放つ。

 

「お前達はそれをしたのか?今やっているのは殺し合う戦いだろう。お前はそれを取った。ならそうじゃない戦い方も出来るなどというのは、妄言でしかない!」

 

『ぐっ!妄言じゃない!どれだけ傷つけあう戦いでも、痛みがあると言わなければ、痛みを痛いと言えなくなる世界になる』

 

「綺麗ごとで飾るな。俺達がやっていることは争い、平和の為に意思をぶつけ合う。傷つこうとも前へ進む。それが間違っているなどと言う、お前達の意見は的外れなんだよ!これもまた平和を勝ち取る方法だ。非戦を持ち上げるな!」

 

 主張と共に銃剣と銃槍がぶつかり合う。どれだけ平和を叫ぼうと、目の前の奴らはその平和を壊し続けた。取り込まれた、などと言っても結局従っているのなら同じ。

 それでも、と突撃と共に叫ぶ。

 

「それでも平和を望むなら、まずは自分達の行動を見返して見ろ!痛みを訴えているにもかかわらず、敵に痛みを与えている!」

 

『違う!痛みは悪じゃない。痛みを伝え合って分かり合う。理解するのは、お前達だッ』

 

 激突と同時に再び弾き合う。追撃の一撃を放とうと素早くバスターライフルを構える。ところがアラートに反応し中断せざるを得ない。

 肩のシールド、DNウォールで長大なビームサーベルを受け止める。アームユニットで攻撃してきたハリヴァーが意見に異議を唱えた。

 

『フン、綺麗事をと言っておきながら君のそれもまた綺麗事だな魔王』

 

「ハリヴァー……!」

 

 距離を取ったこちらへその間違いを語って見せるハリヴァー。

 

『痛みなど飲み込んでしまえばいい。それ以上の闇で。君達が考えなしに宗教を弾圧する様に』

 

「それは違うな、間違っている。俺達が戦っているのは痛みを忘れて勝手な解釈をし、矛盾を正さない者達。自分達の痛みだけを癒す者」

 

『矛盾している、それは平和でもある。一定の矛盾を受け入れないことは逆に悪だ。そう、我らの存在もまた、世界のあり方、必要悪なのだよ』

 

「何が必要悪だっ、貴様らは只の悪だっ」

 

 機体の手を上げるハリヴァー。一斉に周囲を囲む形になっていた敵MSが銃を向ける。絶体絶命。アズールハルピュイアでも無傷で避けられるかどうか。

 ハリヴァーの一声と共に攻撃が開始された。

 

『やれっ』

 

 放たれる弾丸。同時にこちらも仕掛けた。

 

「スカルキング!」

 

『鎧袖一極!スカルキング!』

 

 超重装甲形態、スカルキングへと移行するとエレメントボルテックスが機体全体へと迸る。更に掲げたランスからの電撃がビームを防ぎ、敵へと向けて跳ね返していく。

 攻撃を行った側が逆に撃墜される。悪夢のような光景を見せつけるこちらにハリヴァー達はまさに悪魔だと形容する。

 

『その力、もはやMSの域を超えている。悪魔は討伐する』

 

『悪いが話を聞かないなら俺達はあんたを倒す。俺達の痛みを否定されたくない』

 

「だったらやって見せろ。それもまた、そもそも他人の痛みの否定だ。自分達だけが今痛いと思うな!器や救世主と思い上がった奴が、勝手に決めんじゃねぇ!」

 

 逆に器や救世主とまくし立て排除に掛かる。目の前の敵に時間は掛けてられないのだ。邪魔する敵は全てこの手で投げ捨てる覚悟でアレスマグナとなって向かっていった。

 

 

NEXT EPISODE

 




EP64はここまでとなります。

ネイ「新型機の活躍に目を向けようとしていたら、いきなりぶっ飛んだ必殺技が飛びましたね……」

グリーフィア「星落とす殺戮者とかネーミングFG○かしら?」

ぶっちゃけそこは意識しました。やってみたさあったからね。まぁそれと同等の戦術級のDNFです。それを開戦からすぐに撃つことで、戦力の低下と敵の混乱、直線距離の短縮を行ったわけです。引き換えに彼らの機体のエネルギーや体力を少々失ってね。

ネイ「うわ、言い方」

グリーフィア「疲弊してばっかりだったら勝てる戦いも勝てないものねぇ。リソースを溜めて時には動かない。ゲームでも重要なんだけど」

今の元君はいかにして素早くレイア・スターライトを取り戻すかが最優先事項ですから、それ以外はほぼ度外視してますね。

ネイ「台詞も攻撃的、粗暴なものが普段より多く見えます。ゼロンと戦っているからかもしれませんけれど」

グリーフィア「オース勢力の引き出し……進君を利用しているのも大分ヤバい感じだし。まぁでも言ってることについては同意はあるかもね。特に真藤一との言葉」

ネイ「戦っているのに非戦を、ってところ?」

グリーフィア「ちょっと違うかな~。まぁ実際非戦を促しているのに戦ってるっていうのは違うだろって思うけど、でも相手が話し合いに応じないなら武力もやむなしってね。それよりかは痛みを理解するってところかなぁ。一応聞くけどHOWとかはゼロンとの話し合いはしたりしたの?」

一応はしてるよ。けれどそもそも誘拐して止めても邪魔すんなと発砲している連中(意訳)な状況が続いてる。そもそもゼロンは一枚岩じゃないところが見え隠れしてるよね。これが多分こういう齟齬、ややこしい状況、正しいことと間違ったことを言ってて状況把握を複雑にしてる。割とこういうの現実のカルトの根深い問題ですし、まぁ救いようがない。まるっきりこれと同じではないというか多分現実はもっとひどい。
と、そんな話は今どうでもいい。話を戻してゼロンとHOW、日本政府はずっと正しさの下にすれ違っている。まぁぶっちゃけこれまでを見ればゼロンとか結局は自分達が一番って思っているだけだから。

ネイ「すごい酷い評価ですね……」

グリーフィア「まぁ言わんとしたいことは分かるわね。狂った人間には話し合いは通じない、ってこと」

そういうことだ。さて、そんな彼らの戦いが今回からしばらく続いていきます。どんな胸糞発言が出るか、そして激情の声が飛び交うのかお楽しみに。

ネイ「楽しみにすべきものじゃないと思いますが……次回もよろしくお願いします」
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