今回解説内容は1話でまとまる長さとなっております。紹介を後に回したゼロンのシャアのMSと、世界を破滅へと導こうとした禁断のシュバルトゼロの紹介となります。
それではどうぞ。
士「さぁ黒の館DN、第11回となります」
レイ「はわわ……まさかこんなことになるなんて、第10回の時にも驚いたけど、訳が分からないよ」
ジャンヌ「途中スタートがどっちのスタートのことなのか分からなくなってきてゲシュタルト崩壊しましたね。でも本当にこんな形でスタートが出てくるだなんて」
士「ぶっちゃけここで裏のスタート、もとい現状は真スタートの覚醒はなかったんですよね、もとのシナリオだと。ただこの先の展開変えていく間にクロブの方でオーヴェロン参戦PV見てたらこういうシナリオ変更になってました(´-ω-`)」
レイ「あれが原因か!」
ジャンヌ「まぁ……調べてみると大分そちらから台詞引用していらっしゃるような様子でしたからね。カトンボを馬竜と変えてのは驚きましたが」
士「そこら辺は第5章末に書く予定の用語設定資料集の方に入れておきます。さて、今回の紹介はまず後回しにしていたシャア・アライバルの機体からお願いします」
レイ「そう言えば言ってたね。じゃあ、シャア・アライバルの機体、ゼロ・サザビー紹介!どうぞ!」
型式番号 ZAMD-04L
ゼロ・サザビー
機体解説
・ゼロンの英雄的エースパイロット「シャア・アライバル」が駆るDNL専用MS。建造は2033年である。赤いカラーリングにガンダムタイプに似た頭部を持つが、カメラはモノアイを採用している。
元々シャア・アライバルは自衛軍のMSパイロットであり、彼が元々使用していたソルジアⅡカスタム通称「アケシキ」を基本素体として各部装甲等を最新式にアップデート、ユグドラルフレーム・ツインジェネレーターシステムなども採用し、性能はカラーガンダムに匹敵する。
武装は基本的なライフル、サーベルに加えキャノンバインダーとそれに格納されたファンネルユニットという高機動系機体の装備から腹部ハイメガキャノン砲といった重火力機ご用達の兵装まで揃えており、上手く使えばシュバルトゼロ並みの戦果を挙げられる。
そしてパイロットであるシャア・アライバルはそれらを十全に使いこなせる実力を持つ。機体性能と合わせて、HOWの最高戦力の一つであるカラーガンダム2機を相手にしてもなお逃がさないという恐ろしい実力を発揮する。
一応言っておくと本機がこの性能を実現できたのはヴァイスインフィニットがあればこそであり、本機もまたヴァイスインフィニットの技術を再現した機体かつヴァイスインフィニット再生のための技術検証機であることを明記しておく。シナンジュ・ゼロンは本機をベースに作られた機体であるが、パイロットの腕を合わせると本機はそれすらも凌駕する。
モデルは無論、シャア・アズナブルの最後の機体サザビー。そこに歴代搭乗機体の一つ百式を大元のベースとし、コンセプトを「百式および零式をベースにサザビーの要素を再現していく」ことに設定している。そもそもソルジアⅡは百式がベースの一つであり、そこから本機のベースとして選ばれた裏事情がある。
【機能】
・DNフェイズカーボン
ヴァイスインフィニットから提供された技術。本機では赤いパーソナルカラーを再現し、異名通りの真紅の流星を実現している。GMでない分こちらの方が洗練され、高速機動中でも安定して防御力を得られる。
・ツインジェネレーターシステム
ヴァイスインフィニットから提供された技術。本機が細身ながら高出力兵装を使える理由の一つ。
完成度はシナンジュ・ゼロンの物より低いが、丁寧なオーバーホールにより今日まで互角以上のスペックを発揮できている理由の一つとなっている。
・ユグドラルフレーム
機体内部に埋め込まれたDNL感応波対応フレーム。本機ではコクピット周辺以外にも機体の脆い腕部や脚部にも強化部材として内蔵し、機体の強度を上げている。
シナンジュ・ゼロンでは憎悪のプレッシャーを発する媒介となっているが、本機は純粋に機体性能を引き上げるのに使っており、単純な力としては非常に高い結果を示す。もちろんユグドラルフィールドも発生させて介入することも出来る。
元々はサザビーがユグドラルフレームに当たるサイコフレームを搭載したのが先だが、本機では他機のフレームを内蔵するようになった。
・流星システム
本機に搭載されたリミッター解除機構。言うなればゼロン版エラクスシステムである。
ジェネレーターに過負荷を掛ける点は同様で、過負荷を掛ける媒体がツインジェネレーターに設置されたクリスタル「アクシズクリスタル」で発動する。アクシズクリスタルはかつてディスティニーライダーにて検証されたアーダー・ゲルを基に開発したシロモノで、暴走性を克服し、いつでも解除が可能なクリスタルとして固形化させた。
解除する場合はDNジェネレーターから引き離して隔離する方式を取る。システム使用中はクリスタルの影響でDNが紅い流星のように尾を引く。なお粒子が紅くなっているが、それでもちゃんと高純度DNである。
元となったのは赤い彗星の異名。エクストリームバーサスシリーズのシャアザクの通常の三倍がモデル。クリスタルの名称はもちろんアクシズから。
【武装】
・バルカン砲
頭部に設置された実弾砲。
・ビームショットライフル
右腕で保持される大型ビームライフル。エネルギーパック方式で、予備弾倉はスカート裏に格納する。不使用時には腰背部に装備される。
やや大型のビームライフルだが、本機は軽々と扱う。通常のビームに加え、拡散弾、徹甲弾級のビーム弾も発射が可能。
モデルはサザビーの同名装備。
・ビームサーベル
基本的な格闘兵装。腰背部のソケットに保持されて装備する。ソルジアⅡカスタム時代からの継続武器となっている。
・腹部ハイメガキャノン
腹部と胸部の間に設置された高出力ビーム砲。ジェネレーター直結式の装備。
本機の火力の中でも1,2を争う威力の武器。正面方向にしか撃てないがそれでも十分。背部のメガ・ビーム・バズーカⅡと直結させることでバズーカのエネルギーを増幅させて撃つモードが存在する。
モデルはサザビーの腹部メガ粒子砲。
・シールド
左腕部に装備するシールド。機体のサイズに対してやや大きめとなっている。表面にはゼロンの紋章が描かれる。
高性能機にしては珍しく防御に関して特別な機能を持たない。代わりにスラスターを内蔵して回避行動に寄与する。加えてシールド裏にはミサイル4発、ビームトマホーク1本を装備する。
モデルはサザビーのシールド。武装も概ね同じ。スラスターのみ付け加えられている。
・ビームトマホーク
シールド裏と腰背部スカート裏に装備する近接格闘兵装。計三本を装備する。
トマホークの名の通り、斧として使える他、ビーム刃を伸ばしてビームサーベル、そのままでもヒートホークとして使用でき、なおかつ投げて投擲武器、あるいはビームコンフューズと呼ばれる対ファンネル戦術が取れるなど性能は高い。
モデルは原型機の同名兵装。
・フルバインダーバックパック
本機のバックパック。プロペラントタンクとメガ・ビーム・バズーカⅡ付きのバックパックに、側面から伸びたアームで多目的ブースターバインダーを接続する形。
ブースターバインダーとメガ・ビーム・バズーカⅡのブースターが使え、想像する以上に機動性に寄与する。バインダー自体には先端部にビームキャノン、後部カバー内部にファンネルユニットを計6基備え、射角によってはメガ・ビーム・バズーカⅡも使えると攻撃性能も隙を見せない。
モデルは大元にガンダムビルドダイバーズリライズのガンダムアドバンスドテルティウムのヒュージブースターをベースに、メガ・ビーム・バズーカⅡの位置は百式の改造機であるガンダムビルドファイターズトライの百万式、バインダーの武装構成は百式のベース機に設定された零式弐型とそもそもの原型機サザビーの武装を配置した構成となっている。
・メガ・ビーム・バズーカⅡ
背部に追加ブースターとして装備される大型ビームバズーカ砲。メガ・ビーム・バズーカの発展形兵装。
現行のサイズよりも小型化しているが、威力はそれと同等となっている。ブースターとしての機能も簡略化してより高出力となった。
運用も手にもっての射撃であるバズーカモードとアームを展開してのバーストモード、そのバーストモードから胸部のハイメガキャノンとドッキングさせて撃つハイパーバーストモードが追加され、本機を万能機たらしめる要因となっている。
モデルは百式のメガ・バズーカ・ランチャー。百万式のメガライドランチャーに近い。ビームランチャーとの合体形態はドーベン・ウルフのビームランチャーもモデルとしている。
レイ「以上がシャア・アライバルの機体、ゼロ・サザビーってことで」
ジャンヌ「なんでしょう、サザビーの武装ちゃんと再現しているのに名前だけのような気がします」
士「まぁ武装はほぼ持ってきているんですが、こちらでは大型機にならなかったイフを辿っています。そもそももとの機体がかつてHOWでも採用されたソルジアⅡのカスタム機をベースにしているので」
ジャンヌ「ソルジアⅡ……ってそんなに画期的な機体でしたっけ?」
士「というより外見ベースがそもそも百式だったんですね。それに癖を取り除いたおかげで割とカスタムしやすい構成になっていたという設定をここで入れています」
レイ「まぁ裏事情って言っちゃってるけどね。でもちゃんとその性能はバケモノだったね。カラーガンダム2機を止めるって……」
士「もしかすると暴走状態のシュバルトゼロと互角の戦い繰り広げていた可能性は高いです。とはいえリスクも考えてゼロン側は出さなかった訳ですが」
レイ「それはありそう。でも出てたら出てたで元君、シュバルトゼロを奪ってた可能性もあるよね」
ジャンヌ「それを考えるとやはり宗司さんと千恵里さん、勇人さんは本当に頑張ってくれたと言わざるを得ませんね。もちろん最後を決めた深絵さんと進さんも、他の方々もですが」
士「ちなみに宗司君のあれは劇中でスタートが力を貸していたとみられていますが、実際のところスタートが力を貸していたのはあくまで機体制御系とDNLコントロールユニット。精度を上げてドライバ・フィールドの形成や、回避の支援を行っていただけで大元は宗司君達の実力によるところが大きいです」
レイ「おおー!」
ジャンヌ「つまり、今後それだけの力を、彼らが発揮できると?」
士「宗司君だけじゃない、千恵里も進も次章からはその戦果を認められて新型機が配備される展開です。もっとも喜ぶわけではないんですが」
ジャンヌ「えぇ……」
レイ「確かに、進君も協力してくれたとはいえってところがあるし、何より元君が……ショック受けてそう」
士「そんなところも気になってくるわけですが、続いてはその元の機体の新たな姿の紹介です」
レイ「いよいよ来たな~暴走形態!」
士「まぁ単純に暴走形態ではないんですがね。とりあえず紹介して頂けたら」
ジャンヌ「ええと……うわ、これ名前長いですね。では紹介しますのは「シュバルトゼロクローザー・クリムゾンフェイズ、またはクリムゾンフェースです、どうぞ」
型式番号 DNGX-XX000-SZGU+DNMX-XX000-APⅡ×CF
シュバルトゼロクローザー・クリムゾンフェイズ シュバルトゼロクローザー・クリムゾンフェース
機体解説
・シュバルトゼロクローザー背面にドラグディアの象徴「クリムゾン・ファフニール」が合体した「合神形態」と呼ばれる姿。
元々象徴はガンダムのサポートを行っていたと言われてはいたのだが、クリムゾン・ファフニールはサイズが小さく、象徴が機体パーツを形成、分割し、装着させるこの合神形態はないと思われていた。ところが実際は違い、確かにその合神形態は存在していた。
真実はそもそもクリムゾン・ファフニールそのものがシュバルトゼロと合体することを考えられていたのである。合体方法はシンプルで、クローズフェニックスと同様に背部に合体する。だがその際に両機体の間で変容を起こし、無理矢理ドッキングユニットを形成して合体させる。そして頭部ユニットをシュバルトゼロガンダムの頭部を「かみ砕く」ように装着し、システム系統に割り込んで合体にエラーが起きないようにして完了する。この際邪魔になるであろうエリミネイターソードはクリムゾン・ファフニールの頭部があった部分へと接続される。
名称が二つあるのはこのかみ砕く合体に関係があり、この合体時にモニターが割れるようなエフェクトが起こった時、それは搭乗者保護や戦闘不能時に自立稼働する必要のために機体操作系に介入し、発動する第一形態クリムゾンフェイズと呼ばれる所謂「暴走形態」となる。段階を意味するその名称では、災害の如くクリムゾン・ファフニールの闘争本能とシュバルトゼロのAIスタートのかつての記憶が封印された領域「OVER-ON(オーバー・オン、またはオーヴェロン)」が刺激され、暴れ狂うのだ。反対に第2形態クリムゾンフェースは制御された状態で、搭乗者の意志でその力を振るう。
実際はシュバルトゼロガンダム単体。あるいはGワイバーンと合体する事を想定されていたが、このように無理矢理合体することも運用にあることから、それらを見越してクリムゾン・ドラゴニアスが設計したとみられる。この想定があったためクローズフェニックスとも変容を起こして合体が可能だった。加えてクリムゾン・ファフニールの動力はツインジェネレーターシステムであり、何と本機は類を見ない「ツインジェネレーターシステムのダブルジェネレーター仕様」というとんでもない仕様でもある。とはいえ現状その豊富な出力を扱う方法がない為、現状ではエネルギーを持て余すということしかないが、暴走状態ではそれが却ってエネルギー切れがないという絶望を突きつける。
武装に関してはクリムゾン・ファフニールが持つ武器を新たに使用可能になった程度だが、それらも威力強化や性能向上が見られる。両モードでの大きな違いとして、頭部がフェイズ時にはかみ砕いた状態でそのままなのに対し、フェース時は頭部上部にある棘パーツが分離して側面へと移動し、ファフニール家先祖とされる初代ファフニール卿の飾りにそっくりな姿となる。これもまたおそらくドラゴニアスの遊び心と思われる。加えてクリムゾン・ファフニールの腕部がシュバルトゼロの腕部に合体していればフェイズ、脇部分に待機していればフェースなど外見的違いも案外多い。
合神形態の戦闘能力は絶大であり、本来なら如何なるMSでも寄せ付けない。エラクスシステムでも止められないと言われていた。ところがフェイズ時は暴走状態にあった事、何よりおそらくマキナ・ドランディアの1400年前にはなかったであろうドライバ・フィールドの特性やツールバスターの特性を把握しきれなかったこと、そして何よりOVER-ONの人格の慢心でシュバルトゼロから剥がされ、暴走を停止させた。フェースは現状未登場だがここで言及しておく。
コンセプトは「仮面ライダーの暴走フォーム要素を取り入れたシュバルトゼロ」。フェイズが暴走、フェースが暴走克服形態と言える。が、もっと言ってしまうと本形態はパイロットにして主人公黒和元の外見イメージモデルである「マシロ・オークス」が運用したMS「オーヴェロン」の機構が盛り込まれたものとなっており、OVER-ONもシロッコの残留思念と言えるバイオセンサー“0”ver-ONが基。次章ではこれがスタートの古の記憶として元とスタートを苦しめることとなる。
ちなみにカラーリングはクリムゾン・ファフニールの赤が加わるのだが、その際の姿はまるで血を掛けられたかのよう、血染めのシュバルトゼロといった外見となる。ある意味罪を自覚している元の姿そのものと言えるか。
【追加機能】
・エヴォリュート・アップ
物質変容・進化機構を攻撃に使用することが可能となった。作中では圧倒的に届かないであろうローゼンシシャをテールユニットで貫いた点が該当する。
・ツインジェネレーターシステム
クリムゾン・ファフニールも搭載する高純度DN生成量乗化システム。ツインジェネレーターシステムのダブルジェネレーターは今までに類のないもので、本機にエネルギー枯渇という概念はないとされている。
・OVER-ON
本機で新たに収められているわけではないが一応こちらで紹介する。
シュバルトゼロのAIにして元英雄「スタート」が失っていたマキナ・ドランディアの建国当時の記憶がブラックボックスとして具現化したもの。読みは「オーバー・オン」もしくは「オーヴェロン」。
独立したAIとなっているがスタートの失った部分、所謂機竜創世記時代の裏側の経験が大半を占め、形成した疑似人格はかつてのエンドのような自身の力に絶対な自信を持つ尊大な性格となっている。
この領域が今になって出てきた理由として合体したクリムゾン・ファフニールの頭部の噛み付きが何らかの刺激をした結果と思われる。暴走形態の本来の凶暴な様子を抑え込むほどに冷静な言葉でしゃべるこの人格の姿は極めて異常で、戦闘能力もそれに合わせて補強されている。よってこの機能は本来のクリムゾンフェイズでは想定されていないものとなっている。
しかし言ってしまえばこの人格こそスタートの本来の力とでもいうべきもので、隠された歴史と合わせてスタート本来の力を借りられると思われる。
モデルは機動戦士ガンダムヴァルプルギスの「シロッコの残留思念」。
【追加武装】
・スレイヴ・ドラゴニックヘッド
頭部ユニット。クリムゾン・ファフニールの頭部そのままがシュバルトゼロの頭部に噛みついて形成する。
側面にビームバルカン砲が追加されるほか、口部に当たる部分にビームを収束させて放つ「バスターシャウト」が可能となっている。なお頭部にはファフニールの思考ユニットが存在するが、胴体本体にも主機は存在し、何ならシュバルトゼロ側のプログラムにデータのみ逃げるというやり方も存在する。
・スレイヴ・ファングクロー
手甲部分、あるいは胸部側面の脇部に装備されるクリムゾン・ファフニールの腕部。一種の遠隔操作兵装である。
強靭な爪はDNフェイズカーボン製のMSの装甲すら容易く貫ける。また指先にはビーム発射口があり、バルカン、もしくはビームサーベル形成が可能。
フェース時には第三、第四の手として扱える。一方でフェイズ時には腕部の強制操作のための端末と化しており、敵味方問わず対象を切り裂く呪いの装備となる。
また本兵装はGワイバーンのそれと違って手に直接合体する方式ではないため、通常の手も使用可能で武器の使用を可能としている。
モデルとしてはエヴァンゲリオン新劇場版Qにて初登場したエヴァンゲリオン第13号機の第3,4の腕。もっとも形状は全く似ていない。
・レッグスラスター
クリムゾン・ファフニールの脚部が変形・変容して形成される脚部兼後方スラスター。
フェイズ時とフェース時で使い方が違う。フェイズ時は脚部の強制操作の為に膝から下の脚部を覆う増加装甲となり、コントロールする。その際脚部はドラゴンの爪を持ったものとなり、蹴りや踏みつけに威力を発揮する。対してフェース時には分離せずに本体の部分に戻っている。この状態では増速ブースターとして機能し、加速に役立てる。この加速に用いられているのはビーム砲であり、前方に向けるか、後方の敵を撃ち抜くビーム砲としても使用が可能。
・ノイズウイング「クリムゾンウイング」
クリムゾン・ファフニールのウイングをそのままウイングとして運用する。が、本機構も特筆すべき点がある。
本機が放出している蒼い粒子はDNであってDNではない。正しくは高純度DNを超高圧縮させて物体とも気体とも取れる状態にしたもの「クリムゾンDN」であり、本来触れれば簡単に物を切り裂いたりする代物である。
が、このウイングの発生部はそれを任意で無害化・有害化する機構を持っており、また自由に形を調整することで防壁と言った物理的物質として運用することが可能となっている。L1にて元達が騎乗している際はこの機能を利用している。またもしこの機構が破壊される場合には強制的に放出が止まり、非常用のジェット推進、あるいは電動フロートシステムに切り替わるので最低限安全は確保されている。
L3第4章では古のスタートがここから羽の弾丸として放出し、攻撃に転用している。
フェイズでは破壊のため、フェースでは護るために用いられると思われる。
モデルは流星のロックマン3のクリムゾンドラゴンのウイング。
・テールストライカー
尾部のユニット。合体時はテールスタビライザーとして機能する。
基本的には機体のAMBACや加速方向変更に用いられるが、名称の通り攻撃も想定された兵装で、射撃に加えエヴォリュート・アップの併用でロングレンジを貫く槍のような使い道が出来る。
Gワイバーンのテイルバスターと同系統の兵装である。
・エクスターナル・メガビームランチャー
OVER-ON活性化時に呼び出した長距離砲撃用兵装。エクスターナルは「外部、外からの」の意味。
転送して装備していることからマルチ・スペースシステムで呼び出しているようなのだが、本兵装はHOW製ではないことが明らかになっている。のちの調べでこれはマルチ・スペースシステムを土台にクリムゾン・ファフニールから別の空間にアクセスして呼び出していたことが判明し、おそらくこれがマキナ・ドランディアの1400年前シュバルトゼロが装備していたオリジナル兵装であるとみられる。
性能としてはビームランチャーの使用がメインとなるが、ブースターとバーニアが各所に設けられていて遠隔での大型ビットとしての使用も可能。またビームサーベルの発振が砲口から可能で、その大きさから大型ビームランサーとしての使用が求められる。
非常に威力の高い兵装なのだが、シュバルトゼロのデータによるとこれでも劇中では最大出力のための要求値が現行のシュバルトゼロの平均出力より高すぎるとされており、オリジナルのシュバルトゼロはこれよりも更に高い出力を持っていたと推測できる。
劇中ではDNFハイパーメガビームサーベル「ジオ・メガセイバー」を発生させた。その全長は撤退している敵の旗艦アークまで余裕で届くほどの長さを誇っており、もしこれが振り下ろされていたらヴァイスインフィニット諸共ジャンヌを殺してしまっていた可能性が高い。なお持ち手はかなり大きく、両手持ちがほぼ必須か、あるいは本形態時のスレイヴ・ファングクローで持つのが基本となる。
モデルはオーヴェロンと合体するメッサーラ・グラシュテインのメガ・ビーム・ランチャー。あちらと違い素で遠隔操作が可能な機能へと昇華している。
・エクスターナル・シュツルム・ブースター
初登場時には装着していない、分割可能なシールドブースターユニット。第5章にて登場予定。
頂点部にメガビームキャノン、底部側には可変式ビッグアーム、その内部に連装ビームマシンキャノンが装備されている。元々はアタッチメントに接続する形で装備される増速機兼シールドだが、あらゆる場面・武装と組み合わせられるように上下で分割し、別のシールドと接合して機能を追加したうえで使用可能と拡張性が高い。本世代のシュバルトゼロにおいてはどちらもシールド裏にそれぞれ裏向きで接合し、本来の機能を維持したまま運用を行っている。
これらユニットは同じ名前を冠するエクスターナル・メガビームランチャーと合わせて騎乗型支援機「エクスターナル・グラシュテイン」と呼ばれる機体を構成する。その際の動力源はエクスターナル・メガビームランチャー本体の超高圧縮コンデンサータンクとシールド側の分割タンクで補い、また騎乗するMSからも供給される。
Gワイバーン、クリムゾン・ファフニール(クリムゾン・ドラゴニアス)、そしてこのエクスターナル・グラシュテインは全てかつてスタートの頃のシュバルトゼロの拡張兵装であり、これらをすべて使いこなした際の合体した姿は気になるところであるが、今現状では再現は不可能(Gワイバーンが既にクローズフェニックスとなっている)。しかしその想定から現状のシュバルトゼロの最大装備は可能となっている。
これらもモデルはメッサーラ・グラシュテインとそのブースターユニットがモデル。
ジャンヌ「以上が紹介、になるわけなんですが……また長い」
士「それは許して(;´Д`)まぁ初期はエクスターナル系列の武装なかったんですよ」
レイ「まぁなんとなく分かるよ。明らかオーヴェロン周りの説明が付け足された部分なんだろうし。でも無理矢理ねじ込んでよかったの?」
士「そもそも元君とヴァルプルギス関連は組み合わせようとはしていたんです。が、PVで衝動が抑えられなくなって大幅に搭載装備前倒しになったって感じです。なので設定上は組み合わせても展開は修正可能ってわけ」
ジャンヌ「まぁわざわざ元さんの姿のモチーフをマシロさん使っているので、この作品の傾向としては明らか何かありそうというのは想定できたわけですか」
レイ「でもまさかスタートが、パプテマス・シロッコに近いところがあったなんてね」
士「それに関しては劇中でも言っているけど裏面が出てきているので。理性で抑え込むところが駄々漏れになっているイメージです」
レイ「うわっ、タガが外れているんだ……」
ジャンヌ「なんか、他人事と思えないです……じゃなくて、つまり本来のスタートはこれまでの表と今回の裏、それらを合わせたものと」
士「そういうことです。で、まぁこの機体の解説になるわけですが、本来は純粋な強化形態です。暴走形態もパイロットがあくまでも気絶したり戦闘続行不能になったりした時に発動する保護機能でしかない」
レイ「みたいだけど、それがどうしてこんな」
士「鍵は創世記時代と何が違うかです」
ジャンヌ「何が、違う?創世記のシュバルトゼロと……」
レイ「うーん……なんだろ。ジェミニアスって存在そのもの?クローザーとか」
士「それらは現代改修というハードウェアの問題ですね。問題はソフトウェア、ずばりスタートというAIそのものです」
レイ「あー!確かに、元々はスタートがシュバルトゼロのパイロットだもんね」
ジャンヌ「元英雄、その存在が機体側のコンピューターに残っていた。それははたから見れば確かにバグだったわけですか。しかも表面上は善の方しか出ておらず、裏は頭部に噛みつくことで刺激されて出現すると」
士「そういうわけです。劇中でもこのメカニズムはエンドの口から語られていますね。機体と一体化しているから、頭部を噛めば頭が痛みを感じる、それで刺激されるというわけです」
レイ「てことは今後ずっとこれに悩まされるってわけ!?」
士「解決しなかったらね」
ジャンヌ「……どうするんでしょう。ジャンヌ・Fさんもいない中、ヴァイスインフィニットと戦うならもうこのモードしかないような気がしますが」
士「ライダーの暴走フォームも、使わなければ勝てないというジレンマの下使われる傾向にありますからね。果たしてこれをどう克服するのかあるいは向き合っていくのかが第5章の命運を分けると言っていいでしょう」
レイ「うわーやっぱそう言う~」
ジャンヌ「元さん、大分前から余裕がありませんでしたが、今回ので大分精神的にも肉体的にもダメージを負ったはずですし……不安しかないです」
士「まぁそこらへんはこの最後の予告で分かるかもね」
レイ「予告今回もあるんだ!」
ジャンヌ「まさかこれからずっと……?」
士「流石にずっとはない、と思いたい。それではどうぞ」
多くの犠牲者を払って、現実へと戻された神殺しの魔王。しかし、その心は完全に砕けつつあった。
「もう、放っておいてくれ。俺に、出来る事なんて、ない」
同様に、CROZE部隊の三人のパイロットも作戦で受けたショックが徐々に心を蝕んでいく。
「やっぱり、ダメなのか。俺があいつを助け出す、っていうのは」
「あいつしか姉様は助けられないのよ!それなのに、あいつはっ」
「元隊長があんなんじゃ、私も、私自身をどうにか出来るとは思えないよ……」
「千恵里、ちゃん……」
「助けたっていうのに、意味ないじゃんか!こんなんじゃ、死んだ月子も、残された芽衣も、報われない、っ!」
「お兄ちゃん……」
彼らに配備された新型機にも向き合えない程に弱まっていくパイロット達。そんな彼らを心配しながらも、大人であるHOWの上官達はどうにかゼロンと交渉を続けていく。
HOWの司令次元黎人も応援を引き連れて愛智の地へと降り立つ。そこには、かつて次元覇院と戦い、除隊して平和な生活を送っていたはずのあの女性もまた家族と共に訪れる。
「そんなのでだらしないんじゃないですか、深絵さん、ゆめのん」
「!かほちー……どうしてここに」
組織を抜けた女性はかつての仲間として、そして先輩としてアドバイスし、やがて兄と妹として向き合う。
「何やってんのよ!元にぃ!」
「俺に、俺には、誰も救えないんだよ!どうせ!」
すれ違ってしまった兄妹の想いがぶつかり、抑え続けてきた慕情が綴られる。
「お願い、私と、このまま一緒に……」
返答した男の覚悟は、再び気高き志を胸にした復讐鬼と相対する。
「俺は勝つさ。魔王を今度こそ討伐し、HOWや日本政府を殲滅する!」
「俺に護るモノはない。だから、取り返す」
激化する戦闘、窮地に再びあの力が舞い降りる。
『貴様……人質を殺すつもりか』
「覚悟が無きゃ、もう戦えない」
『よせ、元!その力は!』
『Standby OK?』
「覚悟するさ」
次章、機動戦士ガンダムDN LEVEL3 双翼英雄譚編 第5章
「やはり私がいなければ、時代も世界も変わらんよ」
「
「絶望の運命を、ゼロに巻き戻してみせろよ、シュバルトゼロ!いや、ガンダム!」
士「以上が予告でした」
レイ「華穂ちゃん再登場!」
ジャンヌ「どうか、彼に未来を……」
士「次章をお楽しみに。それでは!」
と、今回で第4章終了となります。ここまでご覧いただきありがとうございます。
次章では再びヴァイスインフィニットガンダムとの対決をご覧いただくこととなるでしょう。
暴走するシュバルトゼロを自ら望む元。それしか勝てないと手にした力は、果たして届くのか?何を考えてその力に手を伸ばしたのか。それらに加え、懐かしのあのキャラとの会話も織り交ぜて、再び黒和元が立ち上がり、起死回生を狙っていく様をご覧いただけましたらと思います。
もちろん、L3主人公である宗司や千恵里達の活躍も新たな機体と共に描いて行こうと思っております。
それでは第5章でもよろしくお願いいたします。