機動戦士ガンダムDN   作:藤和木 士

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どうも、皆様。作者名変えてから4日目の藤和木 士です。未だにここ藤和木弘って打ちそうになります(´・ω・`)

ジャンヌ「まぁ、最初のうちは無理ないんじゃないんですか?こちらでは初めてですね。藤和木のアシスタント(話し相手役)のジャンヌ・ドラニエスです」

レイ「同じく、話し相手2のレイ・オーバだよっ!」

ちょ……(´・ω・`)話し相手役って……

ジャンヌ「だってそうじゃないですか。元々ここを少しでも埋めやすくってことで始めたんですし」

レイ「もう埋められると思うんだけどね、今の藤和木なら。というかここあんまり長くても意味ないと思うよ?」

(´・ω・`)まぁ、うん。でも癖が付いたって感じ。ではEPISODE1です。

ジャンヌ「悪癖ですね」

レイ「というか、話数とタイトルの形式変えたんだね」

いちいち考えるの面倒になってしまった(´・ω・`)すまない。ではどうぞ。


LEVEL1 異世界戦争編 第1章 竜と機械とガンダムと
EPISODE 1 出会い1 


 M.D.1428年。次元世界「マキナ・ドランディア」。この世界ではとある2つの種族による戦争が勃発していた。機械の力で制し、自らを機械の体に変えて暮らす「機人族」。そして竜の力を制し、巨大な竜を従える「竜人族」。彼らは互いに争い合い、1000年以上もの間、争いを続けていた。

 そもそも、彼らは元々同じ種族であったが、考え方の違いから2つに分裂し、戦争を始めたとされる。そして、彼らがその力を手に入れたのはとある1つの存在にあった。

 この星が2つの種族を抱える一端を記した書「機竜創世記」。そこに登場する「救世主ガンダム」と呼ばれるその存在は、彼の操る巨大な機械の竜と共に彼らの戦争を終わらせた。そして戦いが終わると、彼らの種族に自身が持つ竜と機械、それぞれの力を分け与えたのだという。その後、それぞれの種族が代表して自分達の国とそれにふさわしい「象徴」を誕生させた。

しかし、結局争いは収まらなかった。続いて両軍ともに救世主を模した新たな戦争の道具を誕生させたのだ。

機人族の生み出した機械の体と、竜人族の力で誕生させた、世界を構築するエネルギー「ディメンションノイズ」通称DNを生成する「DNジェネレーター」を搭載する機動兵器「モビルスーツ」。結局戦争は救世主によってもたらされた新たな力で更に激化していった、と言われる様になっていた。

 そして今日も、両国家の地続きの国境線で戦闘が勃発していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 戦場を光の矢と鋼の弾頭が埋め尽くす。その間隙を縫うように、バイザーを横にずらして赤く光る丸い2つ目を晒した、角ばった装甲を白く染め上げたモビルスーツが次々と突貫していく。それに対し、ライフルからビームを撃ち続けるモビルスーツ。こちらは黒いカラーリングに、各部が丸い装甲、そして頭部は口を開けた竜の頭部を模している。

 迎撃も抜けて接近戦を仕掛けてくる敵に、竜の頭部を持つモビルスーツは、その口を閉じる。否、口の部分と思われていた狙撃用カメラを収納し、上部の接近戦用のカメラに切り替えて迎え撃つ構えだ。ライフル射撃しつつ突撃する機体を避けると、竜頭のモビルスーツは腰部から棒状のデバイスを抜く。そのデバイスから光の剣――ビームサーベルが形成され、一閃する。赤い丸目のモビルスーツのライフルを持つ右腕を肘から両断し、蹴り飛ばす。

 蹴り飛ばされた赤い丸目のモビルスーツはそのまま退こうとするも、別の方向から僚機の放ったビームライフルの弾に貫かれる。スパークを散らせ、その機体は爆発を起こす。爆発の中に赤い粒子……DN(ディメンションノイズ)が溢れる。しかし、それを見届ける間もなく、竜頭の機体……ドラグディアの量産型モビルスーツ「ドラグーナ」は他の戦闘空域へと向かう。

 その中で、ドラグディア側の軍に一際ほかの機体と外観の違う機体があった。ドラグディア軍のとあるエース専用機「ドラグーナ・ガンドヴァル」。隊長機の「ドラグーナ・コマンド」をベースに近接戦・騎竜戦闘に重きを置いた機体である。その機体はドラゴンの背の上に立ち、回線で味方に指示を出していた。

 

「了解した。左翼部隊、持ちこたえろ、オレが行く」

 

 その声と共に乗っていた黒いドラゴンが咆哮を上げて展開する軍団の左方向に向けて飛翔する―――ように翼に装着されたブースターを吹かせる。

行く手をマキナス軍のモビルスーツ―――先程もドラグーナが撃破した敵の主力量産機体「マキナート」が4機、行く手を阻む。だがドラゴンは避けることなく加速する。と同時に肩に当たる部分に装着されたキャノン砲から砲撃が放たれる。両脇を抑え込むように放たれマキナートの集団は中央に集まる……否、集められる。そこを背部から取り出した大剣で通り過ぎる瞬間に一閃する。

 一瞬の接敵であったが、大剣で1機大破させ、その残骸でもう1機にも当て、爆発を起こさせる。抜かれた残り2機は後ろから攻撃するが、それらは他のドラグーナ達が迎撃に当たる。相手にしたい気持ちはあったが、先程味方部隊にああ言ってしまった以上、ガンドヴァルのパイロットはそちらを優先せざるを得なかった。もはや自分は多くの者達の命を預かっているのだから。

 前を見据えると、目標地点付近となる。レーダーで部隊の位置を確認すると、ドラゴンの方に語り掛ける。

 

「ジェンド、いくぞ」

 

「ゴゥゥゥン……」

 

 黒い鱗に覆われ、更にあちこちに機械のパーツを装着する愛竜……ヴァニッシュ・ドラゴンの「ジェンド」が返事の声を出すと、ガンドヴァルの装依者はその背から降りる。同時に機体のスラスターを機能させる。赤いDNが機体のバーニア部から吹き上がり、一直線に飛行する。

 その先には射撃を行いながらも後退するドラグーナと隊長機のドラグーナ・コマンドの部隊とそれを追うマキナート、マキナート・コマンダーの部隊があった。総数12機。おそらく分隊か、もしくは小隊が別れて追撃しているのだろう。すぐさま戦闘に加わる。

 まずはダブルビームライフルでの射撃で敵の注意を向ける。射撃に反応し、いくつかの機体がこちらを向きライフルを構える。しかしそれに構わず、ガンドヴァルは加速し、こちらを向かなかった機体の内、1機に狙いを絞る。その機体が反応する前にガンドヴァルは大型バスターソード「マキナ・ブレイカー」を抜き、そのまま斬りつける。マキナートは迎撃する間もなく、胸部付近にその大剣を押し付けられ、装甲に大きな斬撃跡を付けられる。身震いののち、動かなくなるがガンドヴァルはそのままの勢いで剣を振り回し、投げ飛ばす。その先には他のマキナートの姿があり、正面からその機体を受け止める形となる。

 その時になってようやくビームが放たれてくるが、そのまま「マキナ・ブレイカー」を腰溜めに構え、僚機を受け止めたマキナートを2機ごと貫く。2体分を容易く貫いた大剣の破壊力に、マキナート部隊の何機かが狼狽したように見せる。隊長機(コマンダー)だけはすぐに動けない様子のガンドヴァルにビームアサルトライフルを向けるもこれまで後退する様子だったドラグーナ部隊からの反撃で妨害される。狼狽したマキナートの内2機も友軍のドラグーナの射撃で無事撃墜される。

 その間に突き刺した機体から、足で蹴る形で大剣を引き抜くガンドヴァル。機体は剣が抜けたのち爆発を起こす。味方の部隊を追っていたマキナートの部隊は、今度は追われる立場となって他の部隊に追撃される様に後退していく。それを見送るように空中で静止していたガンドヴァルに、追われていたドラグーナの部隊のコマンドが接近して回線を開く。

 

『救援感謝します、ガンド中佐』

 

 コマンドのパイロットからの礼にドラグーナ・ガンドヴァルのパイロット「ガンド・ファーフニル」は短く応える。

 

「別にこれくらいはどうということはない。助けられた分良かっただけだ。後退して損傷機体を母艦に収容しろ。補給が必要ならその間は、オレと別の部隊で戦線は持たせる」

 

 ガンドが見ていた限り、コマンドは友軍のドラグーナ1機を抱えつつ後退していた。損傷した味方を庇いながらの迎撃・撤退でエネルギーはかなり消耗していると判断しての発言だ。言い当てられたかのようにコマンドのパイロットは驚きを示すもすぐに行動に移した。

 

『は、はい。了解しました。……聞いたな、全機、5番機を収容と同時に補給。収容は3番機と9番機で対応する。いいな』

 

『了解!』

 

 回線から隊長機からの命令に従う声が一斉に響く。次々と後方へと撤退する機体の後方を見つつ、隊長機が回線でこちらに一言入れる。

 

『申し訳ありません、中佐。一旦補給へ戻ります』

 

「了解した。気を付けろよ」

 

『ハッ!』

 

 ガンドからの返答に敬礼をして隊長機も撤退する。ちょうどジェンドもこちらに来てガンドもその背中に機体の足を乗せる。

 

「お前もご苦労さん」

 

「ガウゥゥゥン」

 

 愛竜の首を機体の腕でなでると、心地よさそうにする。とはいえ、今はまだ気が抜けない。ガンドは「マキナ・ブレイカー」を背部のソードラックにマウントし直すと、母艦にいる自身の参謀補佐に回線をつなぐ。

 

「こちらガンド、救援信号のあった部隊の救出完了。部隊は補給の為に後退した。近くの部隊は?」

 

 すると、通信画面に赤い髪の男性の姿が映る。彼はガンドの部隊の参謀補佐で、前線に出るタイプであるガンドを母艦「フリート・ガウル」から戦況を見て状況を知らせサポートしている人物だ。その赤髪の男性がそれにすぐさま返答する。

 

『了解です、中佐。近くにて敵部隊を追撃中のアシュガリア小隊が居るので、そちらに対応を要請します』

 

「頼む。その間はオレが抑えよう」

 

『承知しました。ご武運を』

 

 そう言って通信は切れる。その直後すぐに別のマキナート部隊が攻撃を仕掛けてきたのでジェンドが避ける。ガンドもガンドヴァルのライフルを構えるが、放つ前に別方向からのビームでマキナート部隊はそちらに注意を向ける。アシュガリア小隊の機体数機が飛来し、敵機体に攻撃を仕掛ける。

 敵マキナート部隊の隊長機「マキナート・コマンダー」がバックパックの飛行翼に搭載するレールガンを放ち、応戦する。だがこちらのコマンドのハイマニューバスタイルはそれを躱して接近。格闘戦で応戦しようとした隙をついて、バックステップから放ったミサイルで撃墜する。隊長機が墜とされたことで部隊に混乱が起き、その隙にドラグーナ・シュートスタイルの砲撃とフルチャージスタイルのランスによる突撃で殲滅を行う。

 この時代にフルチャージスタイルとは珍しいと思ったところで、アシュガリア小隊の1機から回線が開く。回線主はハイマニューバスタイルのコマンドのパイロットからだ。

 

『こちらアシュガリア小隊、リュノ少尉。中佐殿、こちらはシュナウダー大尉のアシュガリア小隊で引き受けますっ!』

 

 威勢よく宣言するリュノ少尉。扱いの難しいハイマニューバスタイルを難なく使いこなす姿から、いい腕前だと思われた。ガンドはすぐにそれに対し返答する。

 

「助かった、リュノ少尉。ではお言葉に甘えて、ここは貴官の所属する部隊に任せよう。私も元々の持ち場があるからな」

 

『!喜んで!!っと!』

 

 敵機からの攻撃に対応しつつ、返答するリュノ少尉。敵機のやけくそ気味の突撃射撃を避けた直後、その背後からビームライフルを撃ちこみ、爆散させる。

 その様子を見て笑みを見せたのち、ガンドはジェンドの手綱とも言える持ち手を握り、移動を開始する。だが、愛竜が加速を始めた、その時だった。

 

 

 

 

 異常なまでのアラート信号が通信回線から響く。それは回線が繋がった、周囲の味方機から発せられたものだ。音の大きさから背後、それもかなり高速で接近されたようなアラートの発し方である。どの機体かと確かめようとして後方を見た。そして、その眼ではっきりとそれを視認する。

 

「なっ……」

 

 それは先程まで会話をしていたアシュガリア小隊に所属する1機のドラグーナである。シュートスタイルのその機体は先程、散開するマキナート部隊を一掃するような活躍を見せていた機体だ。だが、その機体は胸部を蒼く光り輝くビームサーベルで、背後から貫かれていた。

 身悶えする自軍の機体。だがその機体に2本目の蒼いビームサーベルが突き刺され、同時に横へ動かし機体を引き裂く。機体は両断され、爆発を起こす。直後、リュノ少尉の声が反響する。

 

『ゴラド曹長!!』

 

 仲間の機体が突然やられたのだ。無理もない。だがしかし、その蒼いビームサーベルを見た時点で、ガンドが持ち場に戻る理由が消えたのは明らかだった。なぜなら彼がこの戦場に出た理由は、これにあったのだから。

 丁度、それを示すかのようにフリート・ガウルから参謀補佐の通信が入る。

 

『中佐!その付近に高出力MSの反応出現!識別パターン……ブラックフェニックス、奴です……!』

 

「……あぁ。みたいだな」

 

 参謀補佐の男性に、ガンドは落ち着いて言葉を返す。爆発の先で赤く光る2つの眼光。しかしマキナート系列の丸いカメラアイなどではない。それよりも角の付いた、人の目のような形だ。更に煙が薄くなるにつれてボディに走る赤いライン、そして機体の色がはっきりと視認できるようになっていく。

 間違いない、やつだ。ガンドは心の中で呟く。ここ数日、マキナスとの間で起こる戦争に突如乱入し、両軍を殲滅する謎のモビルスーツの出現が報告されていた。生存者はほぼおらず、映像も出現と同時に録画機能が使えなくなるという電波障害に陥るために、どんなMSかすらも把握出来ない状況であった。

 しかし、それは意外な形で目にすることとなった。ドラグディアの領地にあるとある村の付近で起きた両軍の戦闘にその機体が現れた際、偶然その姿がフィルムカメラで収められたのだ。しかもその村の人々は見たにも関わらず全員生存したという。そして、その生存者の発言からも、信じがたい言葉が出てきたのだ。

 それは先程の行動からは予想されない言葉。今の自分達にしてみれば、絶対に言うはずのない言葉だった。だが、目の前に現れたその機体を見て、その目撃者達の発言が嘘ではないことが証明される。

 そのMSを狩るために今回の戦闘の指揮を執ることとなったガンド。愛竜が「グルル……」と唸り声を上げ、戦闘態勢に入る。ガンドも息を飲んでガンドヴァルの手に「マキナ・ブレイカー」を右のソードホルダーから取り出し、両手で構える。そして蒼い高濃度ディメンションノイズを振りまく、頭部にV字のアンテナを持つ黒い機体の名を呟く。

 

 

 

 

 

 

「救世主…………ガンダム!!」

 

 

 

 

 

 

 この星……「マキナ・ドランディア」の醜い争いを1度止め、自分達の種族を、国を、象徴を、そしてモビルスーツが生まれる糧となった、星の救い主。救世主(ガンダム)

 まるでその言葉に応えるかのように、その眼光が赤く発光した。

 

 

NEXT EPISODE

 




今回もお読みいただき、ありがとうございます。今回久々にアシスタント形式で前・あと書き書いてます。

ジャンヌ「ファーフニル……別名ファフナー、抱擁するものですか」(某サイトを見て)

レイ「ちょっと前だとファフニールが知られてるね」

あれをちょっと前と言ってもよいのだろうか……。というか、ファフナーにはスルーなんだね(´・ω・`)

ジャンヌ「?」

あ、素ですか。……まぁ、いいや。今回登場したシュバルトゼロガンダムは元々「SSRと言う名のG」の第2部で仕様変更する予定だったシュバルトゼロガンダム・ゴッドクロスを、一部武装変更してこっちに流用しています。
変更点としてはウイングをHi-νの物に似た形状になっています。他にも変更していますが……そこらへんは後の話で描写するつもりです。

レイ「文字でしっかり表せるのかなぁ?」

(´・ω・`)正直言って今回のオリジナル機体のドラグーナとマキナートの頭部カメラの切換用機構すら説明できているか怪しい。

では今回はここまでで。

ジャンヌ「次回もよろしくお願いしますっ」
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