機動戦士ガンダムDN   作:藤和木 士

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どうも、皆様。千葉の停電などのニュースを見ると、自分の地域でも以前停電になった時の不便さを思い出します、作者の藤和木 士です。

レイ「アシスタントのレイだよー」

ジャンヌ「アシスタントのジャンヌです」

今回はEPISODE58の投稿になります。

ジャンヌ「前回無事テロリストを退けてから基地の方へと向かったところですね」

レイ「元君どんどん強くなってきてるね!……それで、かつての英雄って誰のこと?」

(´・ω・`)それは、まぁ、作中で明らかにしていきますよ。その英雄が何を求めているのかも。
それでは早速本編へ。


EPISODE58 かつての英雄が所望する物1

 

 

「……学校が急遽休校になったから来たものの、ネアやグリューネさん、それにハジメのお友達まで来る必要ってあったんですか?」

 

 基地に来るなり、ジャンヌはそう口にした。軍人であるハジメやハジメのガンダムのパートナーであるジャンヌはまだしも、ネアやグリューネ、それにハジメの友人であるレヴ、リッド兄妹までもが基地の中へと入ってきていた。というのも学校で一度教室に集められてから担任の教師から下校となった際、ハジメが来たのだがその時レヴとリッドがハジメの後に付いて来ていた。何でもローレインから2人にも来てほしいとグランツ司令直々のお願いらしい。

 軍の高官から民間人を呼んできてほしいとは、一体どういうことなのだろう。しかしネアやグリューネも呼ばれていることから、何か特別な事情なのかもしれないとジャンヌは思っていた。グリューネも談話室のソファーに座り、両手を軽く広げて分からないとしつつも事情について予想する。

 

「それは私も分からないわぁ。けどただ事じゃないっていうのは分かるわねぇ」

 

「一体何をしようとしているのか……軍の人の考えは分かりませんね」

 

 ジャンヌが首を振って理解するのを諦めようとしたところで、部屋を出ていたローレインが再び訪れた。いつの間にかドラグディア軍の制服に着替えており、しっかりとした印象を持たせた。相変わらず男性用の制服ではあったが。

 これには彼女の友人であるレヴとリッドも気付いて指摘した。

 

「あれ、ローレイン服変えた?」

 

「それってドラグディア軍の制服よね?」

 

「あぁ。ちょっとこれから着なきゃいけない訳があってね。情報部とはいえ、俺も軍所属なわけではあるし」

 

 ローレインは制服の右肩の腕章を提示しながら答える。情報部といっても軍所属の情報部。そういった規範はあるということなのだろう。とはいえ、そうなるとハジメを制服に着替えさせなかったことも気になる。ジャンヌと同じように思ったのか、ハジメも着替えを打診する。

 

「あ……俺も着替えた方が良かったか?」

 

「いや、ハジメは大丈夫だと思う。着替えはあるにしても、一応ハジメには民間人組を安心させてもらいたかったからさ。それに俺の場合は、グランツ司令の補佐っていう仕事があるわけだから着替えなきゃいけないってだけだからな」

 

「そうか……それで、基地の方に来てほしいってのはどういうことなんだ?やっぱり、学校襲撃をしてきたやつらの件で……」

 

 ハジメの言葉に一斉に民間人組の視線が集まる。あの場でいたと確認できたのはハジメとジャンヌ、ネア、ローレインの4人。だが、既にあの時点でグリューネが学園の校舎に、レヴとリッドが学校に入る直前だったという。

 既に学園内に侵入していたというバロム派の残党。しかしジャンヌ達が接敵したのは、それとはまったく別のガンダムを討伐することを目的とした軍の脱走部隊だった。しかもその主犯は、丁度ハジメがガンダムで各地の戦争に無意識に介入していた時期の被害者の1人(一部濡れ衣な部分はあるらしいが)だという。主犯のシュナウダーはかつて父ガンドとも共闘したこともあるといい、胸中複雑な想いを抱いた。それでも彼らがただでさえ戦争になるかもしれない混乱の中で、今回の行動を起こした事は許されないことだ。

 ただし、ローレインが彼らを呼んだのは、その事だけではなかった。

 

「いや、それも少しは関係あるが、今回のメインはそうじゃない。どっちかっていうと、ガンダムと関わりがあるからこそ呼ばれたって感じだ」

 

「ガンダムと……?」

 

 ローレインの発言をリッドが復唱する。ガンダムとの関わり、そう言われてみれば、確かにここにいる者達は少なからずガンダム、もといハジメに深く関わった人物だ。命を救われた者、自身の願いを叶えてもらった者、そして暴走を止めた者……。今でこそパートナーだが、ジャンヌもまたガンダムに命を救われ、またある意味ではガンダムの危機を救った者であった。それが彼らの共通点でもあったのだ。

 しかし、それが何を意味するのかまでは分からなかった。つながりはあれど、呼ばれてどうするというのだろうか。ところがローレインはそれを説明する前に、ハジメとジャンヌの2人に自身への同行を願い出る。

 

「詳しく話したいところだが、今は時間がない。ハジメとジャンヌはそのままの服でいいから俺と一緒に総合ブリーフィングルームに来てくれないか?」

 

「総合ブリーフィングに?」

 

「普通のブリーフィングルームとは、何か違うんですか?」

 

 ローレインとハジメが口にした総合ブリーフィングルームという単語に、ジャンヌは疑問を投げる。ヴァイスインフィニットとの対決前、基地にいる時に一度作戦内容の確認の為にブリーフィングルームに行ったことがあった。広い部屋にホワイトボード、スクリーンがあり、会議室と言える設備が整った部屋だったのを覚えている。

 その部屋の名前は単にブリーフィングルームと入り口の札に書かれていたのだが、総合ブリーフィングルームとはまた違う名前だ。何か違いがあるのだろうかと思ったのだ。ジャンヌの質問をローレインが簡潔に答えた。

 

「簡単に言えば、戦争規模の作戦における指令伝達の場だ。普通のより部屋が広いのと、あと有事には司令部になるくらい設備が整っているんだ。ハジメは前に国境の遺跡奪還任務の時に使っただろ?」

 

「あぁ。てことは……」

 

 頷いたのち、言葉を濁らせるハジメ。ジャンヌにも分かっている。戦争規模の作戦、となれば思い当たるのは1つしかない。察しが早いことを感謝して、ローレインは残るメンバーに対し言う。

 

「そういうこった。じゃあみんなは呼びに来るまで待っててくれ」

 

「えぇ、そうさせてもらうわ♪」

 

「分かりました。お嬢様、ハジメさん。また後で」

 

 ネアの言葉を受けて、2人はローレインに続いて部屋を後にする。本当に戦争が始まる。詩竜の刻印が消えてから初めての戦争だ。けれど、その規模は非常に大きいという話らしい。最後の戦争とマキナスの代表が言っている以上、こちらもそれと同等の規模で当たることになるのは想像に難くない。戦争になるということはガンダムの力も必須になるということだ。

 ジャンヌは後ろを付いて行きながら考える。かつてハジメが言っていた、戦争を終わらせるという発言。それは今自分の手で終わらせることと同義となった。昔はくだらない戦争と思っていたが、いざ自分がその戦場に立つことになるとそれは責任重大となる。政府が粛清された以上、クリムゾン・ドラゴニアスが詩巫女を遠ざける理由はなくなった。だとすればそのパートナーに自分が選ばれるかもしれない。果たして何百年と遠ざけて来た機竜に、今まで詩巫女としての使命を遠ざけて来た自分が選ばれるのかどうかは微妙なところではあったが。

 そうこうしている内に、目的地に到着する。いくつかのブリーフィングルームを抜けた先にあった部屋は入り口もセキュリティ装置が多く見えていた。ローレインはそのうちの1つのモニターに顔を向ける。

 

「失礼します。情報部のローレイン・ナーグ、クロワ・ハジメ軍曹とジャンヌ・ファーフニル臨時伍長を連れてまいりました」

 

『ご苦労。今開ける』

 

 雑音をバックに男性の声が部屋への入室を了承した。モニターの映像が消えると共に、ドアのロックが外れ、部屋への扉が開かれる。ローレイン、ハジメの後に続いて、ジャンヌも中へ。

 部屋には既に多くのドラグディア軍人がいた。ほとんどが顔を合わせたこととない軍人ばかりで、部屋が以前の物よりもとても大きいことよりも注目してしまう。大体2、3倍以上の大きさの室内にはのべ100人前後軍人が刑事ドラマなどで見る長い机の前にそれぞれ座って並んでいた。それだけいれば知っている顔は少ないだろう。

 ローレインとハジメの後を歩きながら見渡すジャンヌ。層々たる顔ぶれ、これが父と同じようにこの国を護ってきた軍人たちなのだ。硬い表情に緊張感がのしかかってくる。なぜかじーっと見られている感覚もあって、直ぐに顔を前に戻して自分達の場所へと向かう。

 やがてついた自分達の席場所の近くに、見覚えのある顔が見つかる。ジャンヌは前にいるローレインやハジメよりも早く、その人物に声を掛けた。

 

「あ、アレクさん」

 

「よう、来たかハジメ。ジャンヌさんも今回はいきなり襲われて大変だったな」

 

 ハジメの所属する部隊の隊長、アレク・ケルツァート少佐。VRによるガンダム操作の訓練では、対戦相手としてお世話になったこともある、かつてのハジメの決闘相手だ。更にその奥にはその決闘で随分と世話になった鬼教官ことゼント・ガルギュール大佐も同席していた

 事件にはグリューネも少なからず巻き込まれていた。が、その口ぶりからどうやら巻き込まれたことは知っている様子。ローレインがグランツ司令の所に行くと言って離れ、2人が彼の隣に空いた2席に座ると、グリューネの様子を聞いてくる。

 

「こういうこと訊くのはあれだけど、グリューネは大丈夫だったか?一応部下の方に様子を見て来てもらって無事だってことは聞いていたんだが……」

 

「はい、グリューネさんの方は大丈夫みたいですよ。ただネアが私達と一緒に巻き込まれたので、もしグリューネさんと話すのでしたら、ネアの事も心配してあげるといいかもしれませんよ」

 

 軍人と言ってもやはり若い男性故か、恋人の無事をちゃんと確認したい気持ちが走って聞いてくる様子はどこかほほえましい。せっかくなので無事と共に敢えてネアも巻き込まれたことを伝え、グリューネへの橋渡しとしておく。アレクも少し不意を突かれたようにしつつも、笑って了解する。

 

「そうだな。ハジメもネアを護ってくれてありがとう」

 

「いえ、こちらこそ昨日は非常事態にも関わらず家に帰してくださってありがとうございます。あれから大変だったでしょうに」

 

「あぁ。今朝に至るまでバロム派の反抗作戦を潰していたからな。もっとも不意を突いて軍内部から勝手な行動をする輩がいたとはな……」

 

 ハジメの問いにやや表情を曇らせたアレク。顔こそ知らなくても、民間人に仲間が手を出したことは彼にもショックな様子だ。しかも自分の恋人に近いところでの犯行。もしグリューネが人質にされていたらと思うと、彼のショックはもっと大きいものだったかもしれない。

 色々と思うこともあったが、そこで考えは中断された。後ろの扉の開閉音が響くと共に、また聞き覚えのある声が響く。

 

「起立、敬礼!」

 

「ッ!」

 

 他の隊員が一斉に起立したのに合わせてジャンヌも慌てて立ち上がり、頭の横に手を当てる。案外急に言われると難しいものだ。ハジメのスムーズな動きに感心してしまう。そのままの状態で待機していると、後ろの方から軍総司令であるグランツを先頭に、三竜将であるリリー・バレナー准将、バァン・ウロヴォース少将、ローレイン、そして見慣れない薄いプリン色の髪を前方に2本伸ばした男性が入ってくる。

 彼らが前方に立って敬礼を返したところで、リリー准将が着席を言い渡す。

 

「着席。……では総司令」

 

 参加者の着席を確認すると、グランツは席に取り付けられたマイクに向かって挨拶もとい、今回の集まった内容に関して話し出す。

 

 

『では、これより昨夜のマキナス帝国軍の宣戦布告に対する、ドラグディア全軍による武力制圧作戦概要について説明を行う』

 

 

 

 

 グランツ司令の口から出たのは、やはりマキナスに対しての武力制圧作戦についての事だった。全軍による武力制圧。それはつまり戦争をするということを意味する。その作戦の内容を、参謀に当たる男性がグランツ司令からバトンを渡されマイクを手に持ち、説明を開始する。

 

『では改めまして、今回の武力制圧作戦における参謀を務めさせていただきます「ハッタン・フリード」大佐と申します。まず今回の目的はマキナス軍の迅速なる制圧。いかに両陣営に被害が出ないかを求められます』

 

 両軍の被害を最小限に留めての解決。それは現ドラグディア政府臨時大統領であるダン・クロス大統領の要望であるということが資料に書かれていた。資料には続けて予想される戦力対比が書いてある。ハッタンがその部分の説明に入る。

 

『我が軍が投入する最大戦力はニーベルング級40隻、ミドガルズ級80隻、そこに最新母艦トロイ級一番艦と「トロイ」2番艦「ダンドリアス」、我が同盟国「セントリル」、「ギルン」両政府にも既に協力を依頼し、戦力を整えております。見込みでは更に大型艦艇がそれぞれ5隻ずつ、中型艦艇が10隻ずつ配備される予定となります』

 

 スクリーンには艦隊戦力の総数と、その配置図が表示されている。同盟国セントリルとギルンはドラグディアと同じく竜人族が治める国家である。それぞれ国の北東部、南東部の海に浮かぶ島国であるが、戦力を十分保有した国であった。ただしドラグディア、マキナスとは違い、竜人族・機人族の仲の調和がとれている。というより実はマキナ・ドランディアの世界で竜人族・機人族で戦争が終わっていないのはこの竜人族・機人族発祥の地であるマキナス、ドラグディアと一部の立地する小国程度だったりする。他の国は象徴がない分、変なプライドもない為、簡単に収まったらしい。とはいえ、たまにいざこざは起こるらしい。

 スクリーンに映る同盟国の戦力はそれぞれ大陸の北部・南部に向けられており、近い部分に支援する様子だ。その方面にはドラグディア自体の戦力が少数となっており、中央付近に戦力の大多数が集中していた。資料ではそのドラグディア軍本隊の中に元達ケルツァート隊、リリー・バレナー准将の率いるナイツ・ヴィーナス隊が配置されていた。北方の部隊はバァンの率いる部隊が、南方はゼント・ガルギュールが率いる国境防衛基地所属のガルギュール隊を含めたドラグディア部隊が配備される構図だ。他にも多数、隊の名前を連ねていた。

 最終的に予備兵力を基地に残しつつ、全隊が作戦に参加する配置。総司令であるグランツも「トロイ」に乗艦する予定だ。続いてハッタンが予想される敵の総数をスクリーンに表示させた。その総数を見て、室内の空気が下がり軍人達の表情が強張った。元も総数に目を見開く。

 

『対してこれが、予想される敵配置図、およびその総数です。マキュラ級が約50隻、タイタン級が85隻。新造艦こそありませんが、同じく同盟国の「ドロス」、「アヴァル」からそれぞれ大型艦艇10隻ずつ、中型艦艇15隻が、こちらと同じような布陣で配備されると予想できます』

 

「本当に勝つ気でいるんだな、マキナスは」

 

「これじゃあMSの総数もかなりのもんだぞ……」

 

 あちこちから上がる、敗北濃厚と見る声。その不安は的中し、続いてMS部隊の総力図を表示された。

 

『続いて、MSの戦力についてですが、こちらは全軍合わせてMS3700機前後、対してあちらは4500機程度のMS数が存在するとされています』

 

「4000機だと!?勝てるわけないじゃないか!」

 

 勝てるわけがないという1人の声に反応し、各所からも多くの批判の声が殺到する。勝てる戦いで話をしろと暴言も出てきており、少し前まで民間人であった元達、特にジャンヌが怯えていた。暴言の大きさに涙目で元の腕にしがみついてくる。いきなりの事で慌てる元。

 

「ハジメ……怖いよ……っ!」

 

「お嬢様落ち着いて。このくらいなんともないですから……」

 

 何か少し年齢が退行してしまったのではないかと思えるほどに怯えていたジャンヌ。大丈夫だと言い聞かせるが、なにぶん周囲の声が大きい。寧ろその年齢退行は、いきなりこのようなところで大勢に囲まれたことへの恐怖感から来るものなのかもしれない。ここはハッタンか誰かに止めてもらうまで自分が落ち着かせるしか……そう思った時、声が飛び火した。

 

「それに、何だよこの面子。全戦力つってんのにこんな似合わねぇ学生カップルまで紛れ込んでてよぉ!」

 

「……あ゛?」

 

 男の挑発とも取れる言葉に、斜め後ろを振り向いて沸点が振り切れたような声を返した元。向いた先には軍服に赤い髪を鶏冠状にした男性。その表情は挑発的なものとなっており、威圧感は凄い。しかし内容が内容なだけあって、元の表情も腹に据えたものとなっていた。ジャンヌからは見えないものの、見たら泣き出してしまっただろう。

 今にも喧嘩に発展しそうな流れに、直接の上官であるアレクが制止する。同じく向こう側もその連れか知人であろう軍服姿の男性が止める。

 

「ハジメ落ち着け。今そんな事してる場合じゃない!」

 

「そうですよクックドゥー中佐!ガンダムのパイロット相手にそんな……」

 

「ほぉー、こいつガンダムのパイロットか!」

 

「それがどうしました?」

 

 ガンダムのパイロットという単語に反応した、鶏冠頭のクックドゥー中佐はいじり倒すように見てくる。元もそれがどうしたと控えめにだが挑発に乗る。まだ怒りを爆発させるタイミングではない。自制は出来ていた。

 既にハッタンから制止を掛けられるほどに切迫した状況。クックドゥー中佐が元の感情を逆撫でさせる。

 

「恋人もいなきゃ、ガンダムは戦えないってか?アッハッハ!」

 

「っ!テメェ……!」

 

「待てハジメ!冷静になれ、冷静に。そうだ、落ち着け」

 

 思わず食って掛かりそうになるものの、アレクの制止の声で何とかブチかますのを抑え込む。更にジャンヌの表情がわずかに見える。その表情に陰りと怯えがあるのを知り、拳をひっこめる。

 しかし未だにクックドゥー中佐が煽ってきていた。更に周囲の暴言に混ざっていた軍人もそれに合わせるかの如く元とジャンヌの事について落胆したような声が飛んでくる。好き放題言ってくれる、と元は苛立ちを募らせる。だがそこで彼らの言葉を一刀両断する声がハッタンやグランツ司令のいる前方ではなく、元の席の後方から飛んだ。

 

 

 

 

「下らん。文句はおろか他人ののろけ事に興味を持つくらいなら、お前らの方が出ていけ」

 

「あ゛ぁ!?」

 

 

 

 

 視線が一気に声の主へと注目する。元達の事に注意しつつも声の主は、確実に元達に向けていた暴言の主達を咎めていた。あまりに大雑把なだが、ピンポイントな制し方に元も視線を向ける。だが、そこで元も予想外の事態に陥る。

 声を発した男性。その男性は真新しい制服に袖を通す、アッシュブロンドの髪を横へと固めた髪型が特徴的だった。しかし、それらが特徴的なだけで元の動揺を誘ったりはしない。その人物が、元もよく知る男性の物だったからこその物だった。

 座っていたジャンヌも振り返って見えたその人物に言葉を失う。口をパクパクとさせて驚きを隠せずにいる。元はジャンヌの驚きを代弁する形で、その人物の名を呼んだ。

 

 

「ふぉ、フォーン様!?」

 

 

 フォーン・フリード。フリード家の跡取りの1人にして、ファーフニル家の執事である男だ。

 

 

NEXT EPISODE

 




今回もお読みいただきありがとうございます。

レイ「え、何でフォーンさんいるの!?」

ジャンヌ「フォーンさんといえばファーフニル家の執事の方のはず……それがまたどうして……」

既に察する方もいると思いますが、その詳細は次回以降明らかにします。それより投稿頻度落ちてきているんだよな……(´・ω・`)

ジャンヌ「あ、気づいていましたか?」

レイ「第3章じゃあ2話連続投稿多かったのにねー。どうしたの?」

簡単に言うと、プロットに出していた第4章の敵陣営MSの武装とかを考えてます(´・ω・`)大まかに考えてはいたんだけど、もっと細かく書かないとね……。それをずっと考えていると本編のスピードが遅れちゃうんですよ。

レイ「あー、大体理解」

ジャンヌ「クライマックスなのでちゃんと書いてくださいね?」

MSの量滅茶苦茶多いよ……( ;∀;)でも頑張る。では今回はここまで。

ジャンヌ「次回もよろしくお願いします」
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