機動戦士ガンダムDN   作:藤和木 士

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どうも、皆様。蒼穹のファフナー全話配信に舞い上がっている藤和木 士です。あなたはそこにいますか?( ゚Д゚)

ジャンヌ「サラッと読者さんを同化するのやめてください。アシスタントのジャンヌです」

レイ「アシスタントのレイだよ♪。みんなで見てたけど、しょっぱなから中々えぐいことになってるね……」

こんなのまだ序の口(´ρ`)もっともっと重くなるから是非皆さんも見てくださいね(´ρ`)

ジャンヌ「それの呼びかけよりももっとこの作品読んでくださいと言うのが先なのでは?」

( ;∀;)さ、さてでは今回はEPISODE60の公開です。

レイ「流したね。けどフォーンさんいきなり決闘するって言っちゃってたけど、元君受けるのかなぁ……」

フォーン大佐からの要求を、元はどう受けるのか?それでは本編へ。


EPISODE60 かつての英雄が所望する物3

 

 

 決闘を申し込む。大佐となったフォーンからハジメに言われたのは、その言葉であった。突然の事でいったいなぜ、と言いたくなるジャンヌ。今ハジメと戦う理由がどこにあったというのか。しかも勝てば自分をフォーン自身と共に行動させるとまで言ってきた。自分を護ることが出来るのかなど、これまでの戦闘でそれは証明できたはずなのに。

 しかしフォーンは自分の考えを表に出した。

 

「これまでの戦闘で、何度も危機に陥っているお前ならなおさらだ。今日の戦闘だってそうだ。そこのローレイン女史が助太刀に入らなければ、お嬢様はやられていた」

 

「あっ……」

 

 今日の戦闘で逃げる最中、ジャンヌは危うく殺されそうになった。あの時は確かにローレインが割って入ってくれたから良かったものの、もし入らなければ間違いなくジャンヌは殺されていた。MSの銃弾で、身体を貫かれていただろう。

 その恐怖を今再認識し、身震いを感じる。今生きていることは当然の事ではなかった。割って入ってくれたからこその結果だ。元もそれを重く受け止め、だがしかし反論する。

 

「…………そんなに危機を続けているのを見せられては、任せられないと?」

 

「そうだ。そうとしか言っていない。これは彼女の家、ファーフニル家を護る執事としての言葉だ」

 

「よく言う。さっきクックドゥー中佐に下賤と言っておきながら、貴方も自己中心的な理由で今俺達に決闘を押し込んでいる」

 

 ハジメの言う通り、今はフォーンが家を護る執事として、部下であるハジメに言っているようなものだ。護れなかったとして責任を問われても、作戦への重要な要素を欠くような行いは例え大佐の彼でもあまりに横暴だ。

 それを分かっているのか、フォーンは認め、そのうえでハジメへと問いかけた。

 

「そうだ。これは自己中心的な申し出だ。……だが、お前はこの勝負、乗るのか、それとも反るのか?」

 

 明らかに挑発している。いくら身内でもこの行動にあまり良い気はしない。ここは自分が何とかしないと、とジャンヌは2人の会話に割って入ろうとする。が、それをハジメに制止される。

 なぜ、と思い顔を覗き込んだ時にその理由を知った。というより見てしまった。ハジメの表情がやや好戦的になっていたのを。あまりハジメが見せないこの表情を、ジャンヌは前にも見たことがあった。アレクとの決闘を宣言しに行ったとき、アレクに対して見せたことがあった。両者ともに装備が万全ではなかったことから、本当の決着を付けるべく決闘を望むべくして望み、行われた。その時のハジメも同じ表情をしていたのだ。

 ジャンヌの中で悪寒が生まれる。そしてその予想通りハジメは反応を返した。

 

「そうですね。こんなところで立ち止まるわけにはいきませんが、敢えてその勝負と言う名の挑発、乗らせていただきましょうか?」

 

「は、ハジメっ!?」

 

 やはりその挑発に乗ったハジメ。動揺もとい呆れが会議室からも出るが、そのどよめきはハッタン、そしてそのハッタンからバトンを受け取る形でグランツが1つの方向へと収束させる。

 

『……えー、このようになっていますが……総司令?』

 

『まぁフォーン・フリード大佐の復帰条件には、ハジメ軍曹との決闘も入っている。それに私もかつての英雄の力を信じていないわけではないが、それでも確かめたいと思うね。かつての英雄とガンダム、どちらが強いのかを……。ではこれより作戦のプランを細かく決めるべく、2人の決闘を開始する。フルダイブシミュレーションルームには、既に2人の機体のデータは送ってある。ヴェール技術大尉、状況は』

 

 ヴェールの名を呼ぶと、正面スクリーンが変わってフルダイブシミュレーションルームにいるヴェールの顔が表示される。画面に映ったヴェールは、グランツからの問いに答えた。

 

『はい、いつでもOKです。ただハジメ軍曹の機体の方は、ハンデが結構多めですね。Gワイバーンが構造とかの読み込みの関係上使えないのと、あとフルダイブがまだジャンヌちゃん……じゃなかった。ジャンヌ臨時伍長とのエンゲージシステムも再現できていないですね。けどエラクスシステムは充分使えます』

 

 聞く限りかなりガンダムに制限のある話と思える。だがそれは最大値で見た場合の話。他のドラグディア製MSは合体や機体システムと密接にリンクしたサブパイロットシステムを持ち合わせているわけではない。エラクスシステムだけはオーバースペックだが、それでもガンダムの特性は生かし切れる。

 と、自分の中で言い聞かせるジャンヌだが、不安は大きい。負けてしまうのではないかと思い、自らのパートナーであるハジメへ不安そうに語りかける。

 

「ハジメ、負けたりしないですよね?」

 

「それはどうか分かりません。自分はフォーン様のMSでの戦闘を見たことがないので……ただ、これまでの状況的に言えば、相応にあると言って間違いないでしょうから」

 

 やや頼りない発言をするハジメに不安が募る。しかしそこはジャンヌの従者でもあるハジメの事。そう言っても彼は心配させまいとジャンヌに約束する。

 

「でも、負ける気はありませんよ。例え家の上司でも、上官でも、これだけは譲れない」

 

「ハジメ……うん。お願い、フォーンに勝って」

 

 言葉を交わしてハジメはフォーンと共に、ローレインに連れられて総合ブリーフィングルームを出る。ジャンヌがその後を見つめる中、グランツがジャンヌ、それからアレクに言った。

 

『アレク少佐、ジャンヌ臨時伍長を連れて、君も戦いの結末をフルダイブシミュレーターの外から見て来てくれないか?』

 

「はぁ……自分が、でありますか?」

 

『そうだ。実は今回この対決を民間人にも見せるように手配してあってね。そこには君もよく知る人物が()()()()()()()()()()()()()らしい。彼らの案内を頼めるかい?』

 

 グランツが言った「民間人」というのが「彼女」の事を指しているのはまず間違いない。それを敢えて縁のあるアレクに話題を振ること、そして会議が始まる少し前の会話。それらを加味すればおのずとその予想にたどり着く。

 アレクもグランツが何を言いたいのかはすぐに分かったようで、若干むず痒そうな表情をしながらも、平静を装ってそれを承る。

 

「……了解です、総司令。ジャンヌ臨時伍長、行こう」

 

「はい」

 

 声に従い、ジャンヌもアレクの後に続いて部屋を出た。部屋を出て歩き始めたところで、ジャンヌが先程のグランツの発言に対する言葉をアレクに求める。

 

「心配を見透かされちゃいましたね」

 

「まったくだ……言葉は濁してくれていたからあれだけど、情けない」

 

 苦笑いで肩を落としたアレク。表情も失態を感じさせるものだ。しかしそこにはどこか緩んだものも感じられる。その理由は無論、「彼女」と顔を合わせられることにあるのだろう。無事を確認出来たとはいえ、まだ顔も合わせられていない。恋人ならなおさら会って無事を確認したいはずだ。

 気を使われてしまったことを恥じるアレクだったが、いつまでも恥じていても仕方がないと考えを切り替え、さっさとフルダイブシミュレータールームへと行くことを告げた。

 

「とにかく、部屋へ行こう。こっちだ」

 

「はい」

 

 2人で元達の後を追うようにルームへと足早に向かった。

 

 

 

 

「……ふぅん。つまり、ハジメさんとジャンヌの家のフォーンさんとでジャンヌをどっちが護るかってことを決めようってことなのね」

 

「そうだね。俺も聞いていなかったから、かなり驚いたけれど……レヴ君達も巻き込んでしまって申し訳ない」

 

「いや、いいですよ。俺としてはMSの戦闘見られるっていうのも勉強にはなりますし。だからと言って前線には出たくないですけど……」

 

「兄ぃ、MSに乗るか乗らないか。どっちかにしてくれる?」

 

 アレクの謝罪にレヴとリッドはそのように返答する。いきなり基地の人間に移動すると言われ、誘拐を警戒したもののそのようなことではないようで一安心したグリューネ。とはいっても、驚いていないわけでもない。

 フォーンが軍へと「復帰」したこと、そしてそのフォーンがハジメと1対1の決闘を申し込んだこと。何の因果か、2人はかつてグリューネが妹のネアを取り戻すべく、力を借りることを考えた2人でもあった。当初はかつての英雄「導きの英雄」と呼ばれていたフォーンの力を借りようとしていたグリューネ。ところがそれを一度だけ打診した際、フォーンに「今の自分にそのような力はない」と断られてしまったのだ。そんなわけはないと彼を奮起させようとしたものの、頑なに協力を断られて助力してもらうことは出来なかった。そんな中で現れたのがハジメのガンダムだったのだ。

 いわばフォーンの代わりであったハジメ。しかし今のハジメはその時のハジメよりも格段に強くなっている。それでも彼らの力がそれぞれどれほどのものか分かりかねた。それはハジメがジャンヌの力を借りずにどれほどの力を出せるのか、またフォーンの現在の力量と新型の性能がどれほどの力なのか。2つの不確定要素で生まれる差は無視できない。ネアが勝つのがどちらなのか予想を伺ってくる。

 

「ねぇ、姉さんはどっちが勝つと思う?」

 

「……正直、微妙ね。アレ君との決闘を想定して考えていた時とは状況が違うから。当時なら間違いなく私はフォーンさんの方がハジメ君を上回ると思っていたけど……ハジメさんの力は予想以上だったと今は思うわ」

 

「その言葉……地味にダメージ大きいなぁ……うぅっ」

 

 ハジメの力が予想以上だったという発言に、当時のハジメに負けたアレクが肩を落とす。恋人からの弱いという発言は遠回しでも堪えていた。なるべく率直な感想を述べようとしたあまりに、彼氏の心を傷つけてしまったことへの罪悪感からすぐにフォローの言葉を掛けた。

 

「大丈夫大丈夫。アレ君があの時手加減をしてくれていたからこそ今ネアがこうしている。強さとかじゃないわ。それにアレ君のMSと違って、ハジメさんのガンダムはヴァイスインフィニットガンダム戦のために改修されたからそもそも勝負にならないから、MSの改修があればアレ君ならすぐにまたハジメさんを追い越せるわ♪」

 

「グリューネぇ……ありがとう。そう言ってくれるだけで戦争を生き残れそうだ……」

 

 グリューネが掛けたフォローを甘えた子供の様に嬉しそうにするアレクの姿。これを一気に絶望に陥れたいと思うのは、ややサディスティックだろうか。それでも活気を取り戻したアレクに微笑み、その頭をなでる。

 しかしその様子を面白くないように見つめる者がいた。ジャンヌだ。恨めしい表情で2人のやり取りを見ており、その視線が2人とハジメがセッティングしてもらっているフルダイブシュミレーターの方を行き来している。リッドが気づいて遠慮がちに理由を聞いた。

 

「じゃ、ジャンヌさん!?……どうしたの、その顔……」

 

「……いーえ。何でもありませんよ?ただ……仲が良いことと思いましてね……」

 

 嫌味ととれる発言を口にするジャンヌの理由。それが何を示しているのか、推測するのは容易だ。ただしここまで露骨だと意地悪したくなるのも人の性。真っ向から杭を打ち込むが如く、ジャンヌに皮肉を返した。

 

「ごめんねー、イチャイチャしちゃって。ハジメ君が貴女のパートナーでいられるかどうかの瀬戸際だものねぇ。声かけられなくて寂しいんでしょう?」

 

「っ!そ、そこまでい……いえ、そんなこと……ないです…………っ」

 

 危うく本心が出かけたのを引っ込めて、好意を隠そうするファーフニル家の次女。先程は恨めしそうにしていながら、指摘されるとこの反応と言うのはあべこべではあるものの弄っていて面白い。初々しいというものだった。

 ジャンヌの反応が困る様を見て、ネアが助け舟を出そうと試みた。

 

「お嬢様……姉さん、あんまり弄ってあげないようにしようよ」

 

「えー?ネアったら、お姉ちゃんの楽しみを奪うっていうのー?悲しいわぁ」

 

「……お姉ちゃん」

 

 ネアもからかってみようとふざけて見せたグリューネだったが、ネアの注意を呼びかけるトーンの落ちた声に寒気を感じてしまう。からかうのもいい加減に、とでも飛んできそうなので、グリューネはすぐに謝罪する。

 

「ごめんごめん!……それで、決闘はまだ始まらないのかしら?」

 

 空気を変えようと話題を本来の目的に戻す。見るとまだガンダムの専任整備士のヴェールが、シミュレーターの技師とハジメ達のシミュレーター機材の前で話しこんでいる。準備は出来ていたという話だが、何か問題でもあったのか話していたが、ようやくそこで話が終わり、ハジメとフォーン、それぞれのシミュレーターポッドの扉が閉じられる。

 ヴェールがこちらに来て、息を大きく吐いて調整の終了を告げた。

 

「ようやく調整終わったー!これで戦闘始められる……」

 

「お疲れ様です、ヴェールさん。調整って何だったんですか?」

 

 先程の腹に座ったような声音から、もとのかしこまったものに戻ったネアの声。機嫌を戻してくれてよかったという気持ちを感じつつも、同じくヴェールの発言した調整という言葉が気になった。

 他の者達も同じことを思ったようで、リヴァイ兄妹がそれについて尋ねる。

 

「そういえばもうすぐハジメの決闘が始まるって聞いて来たけど、ちょっと時間が経ってますよね」

 

「調整が終わったから呼びに来たわけじゃなかったんです?」

 

 するとヴェールが謝罪と共にその原因についてを説明する。

 

「うん。これはハジメ軍曹のガンダムのOS、スタートからの指示でね。電脳空間の機体とシミュレーターの人体を繋ぐ、とある電気信号の感度を調整していたんだ。それも互いに」

 

「とある信号?どこのだ?」

 

 落ち込みから復帰したアレクが聞き返す。内容としてはシミュレーターの設定をいじっていたという内容だったが、その意図が分からないが故の反応だった。

 まだ自分の反応速度を上げるというのなら分からないでもない。しかしそれでは能力をいじっているため反則だろう。しかし、ヴェールが言ったのは電脳空間上の機体とシミュレーターに接続された人間の脳を繋ぐ電気信号の話。しかも両者共にそれを強化したのだという。

 一体どのような信号なのか。ヴェールも未だにその理由を飲みこめていない様子ながらもその箇所について明かす。

 

「はい。特に脳、それから耳の神経とのリンクを変則的に強くしてほしいってことで。けど調整してもあんまり意味ないと思うセッティングなんですよね……。みんなにも分かりやすく言うなら、野球で速いボールを投げたいのに反射速度を反映させてるようなイメージ?」

 

「え、それまるきり無駄じゃないですか?」

 

「そんなことして意味あるんですか?」

 

 リヴァイ兄妹がすぐにその変更に物申した。変えても意味がないなら、なぜそのような変更が必要なのだろうか。ジャンヌやアレクからの話によれば、ブリーフィングルームの隊長格達は、ハジメ達にあまり良い感情を持たない者が多いようだ。もしそれを聞けばふざけるなと声を大にしているかもしれなかった。

 グリューネも概ね2人と同じ感想を持つ。しかし、と考える。スタートとはかつての戦争をあのガンダムで戦い抜いたという英雄のなれの果てだ。その彼はガンダムのパイロットとして、ガンダム関連の知識が豊富だった。その彼がわざわざ変更する指示を出したのだ。何か意味がある、と思った方がいい。

 そんな中ふとジャンヌがとあることを思い出す。

 

「耳…………そう言えば、昨日スタートとハジメが妙な事を言っていました」

 

「妙な事、ですか?」

 

「ジャンヌちゃん、それ詳しく聞ける?出来れば簡潔に!」

 

 ジャンヌの発言にヴェールが食いつく。時間があまりないことを承知で彼女も聞きたいと思っているようだ。グリューネ達や周囲の手の空いていたスタッフも注目する中、ジャンヌは口を開く。

 

「分かりました。昨日ステルスMSと戦った時、場所も分からないのにハジメがその居場所を見抜いたんです」

 

「あの時か……確かにハジメはあの時正確にあのドラグーナ・ラプターのDNジェネレーターを貫いていたな」

 

「そういやそんな話聞いたな。俺の機体としてそいつを受け取った時に聞いた覚えがあるぜ」

 

 話に入ってくるローレイン。彼女も作業を手伝い、またその状況を逐一グランツへと伝えていたのだ。件のドラグーナ・ラプターを受け取った者として、話が気になったのかもしれない。

 ローレインも加わったところで、ジャンヌがその疑問の中心について話す。

 

「その直前で、スタートが訊いたんです。聞こえるのか、って」

 

「聞こえる?」

 

 レヴが訊き返しながら首を傾げる。他の者達も概ね同じ反応で一様に理解に悩む。回超えたとはどういうことなのか。一番可能性のある事をアレクが予想する。

 

「聞こえる……つまり、あいつはわずかな機体駆動音を聞き取ったということか?」

 

「いや、それはおかしいと思いますよ。俺もあの機体を駆って初めて知ったんですが、ステルスモードの時のジェネレーター駆動音は静かだし、機体の動いた時の音もなかなか聞き取り切れるものじゃない。第一、あの時は議員達の悲鳴やらなんやらで議場もそんなわずかな音を聞きわけられるわけないじゃないですか」

 

 しかしアレクの予想はすぐにローレインによって否定された。グリューネもテレビで見ていた限り、テレビクルーも実況している中でそれは流石に難しいと思える。可能性としてはあり得るが、それでは現実的ではない。

 それでも、ジャンヌは続けて更に疑問を生む発言を繰り出したのだ。

 

「そうじゃないみたいです。ハジメが返した限りじゃ、ノイズが響いてるらしくて、それで動きが見えるって言っていました」

 

「……???なんだそれ?ノイズが響いているって病気とかじゃないのか?」

 

「そうかもしれませんけど……でもそれだと、正確に機体を止めた時の説明がつきませんよ?」

 

 レヴの出した何かの病気という考えを、ネアが現実での出来事を出して否定する。病気にしたってそんな病気の実例は未だない。敵の動きが分かる病気など聞いたことがない。もっとも実例が少ない病気で、公表を控えているというのなら知らなくても仕方がないが。

 頭を悩ませるハジメとスタートの発言。しかし、今注目すべきはそこではない。スタッフから声が掛かる。

 

「ヴェールさん。そろそろ……」

 

「あ、はい。それじゃあ先に決闘を始めちゃおう。みんなもメインモニターとパイロットモニターを見てね」

 

『はい』

 

 ヴェールに従い、電脳空間を移すモニターを見る一同。何もない訓練場のような空間に、やがて2機のMSが姿を現す。1機はハジメの操るシュバルトゼロガンダム[Repair-Ⅱ Fafnir]。昨日の激戦を制したガンダムだ。対するはフォーンの駆る黒と青に白のラインが入ったMS。今までに見たことのない機体、新型のMSということが一目瞭然である。

 電脳空間で向き合う両者。戦いの合図を両者共に待っていた。観戦するグリューネ達の間にも、緊張が生まれた。

 

 

NEXT EPISODE

 




今回もお読みいただきありがとうございます。最近は設定の方もまとまって、話の執筆がぼちぼち進んでいます。

ジャンヌ「良かったですね、前みたいに失踪コースではなくて」

( ;∀;)もうやめよ?その話。割とまだそれ関連のトラウマで落ち込んでいるから。

レイ「まぁね。みんなには詳しく話してないけど、そのトラウマが旧作の打ち切り原因でもあるわけだし」

(´・ω・`)うむ。さて、次はいよいよ元対フォーンの電脳空間での決闘です。電脳空間での対決って旧作のシュバルトゼロガンダムでも出来たんだけどねぇ……やりたかった。

ジャンヌ「シュバルトゼロガンダムのモデルが流星の○ックマン3のブラック○ースにありますからね。やりたかったというのはあるでしょう」

レイ「けど実際の所どっちが上なんだろうね?これまでなら元君圧倒的だけど、昔の英雄見たいなこと言われてるし」

かつての英雄、その実力はいかに!?それでは今回はここまで。

ジャンヌ「次回もよろしくお願いします」
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